4Kメディアプレーヤー『FMP-X7』を店頭再設置しました
先週末から自宅へ持ち帰ってひとりだけで楽しませてもらっていた4K試験放送の「Channel 4K」ですが、今朝、お店にまた持ってきました。午前中に再度設置をして、今日からまた当店店頭の49型ブラビアX8500Bで4K映像をご覧になれます。
試験放送ということで、今のところはまだ同じ番組を繰り返して放送をしているだけの「Channel 4K」ですが、それでも私の目には新鮮な映像ばかり。
なんせ、今まで4K動画と言えばメーカーさんからお借りしている非売品の専用HDDプレーヤーによる4～5分のデモ映像しかなかったんです。たくさん用意していただいていて20本くらいの動画はあるものの、どれも本当にプロモーション映像なのでストーリーがないものばかりだったんです。
それが普通にコンサートがあったり野球があったりゴルフがあったり旅番組があったり、通常のハイビジョン番組が4K放送になったらどうなるのか、を、体験させてくれる番組がこんなに長時間のコンテンツで多数用意されているんです。
今までスーパーの試食コーナーで一口だけしか食べられなかったものが、やっとお皿いっぱいに食べられた満足感、っていうんですかね。
なんか嬉しくて、今日ご来店になったお客様の7割くらいの方にお見せしてしまいました。皆さん、4Kの試験放送を見たことはないと言う方ばかりなので、お見せするのも楽しー。全部観ると膨大な量になるので、旅番組で観られたHD画質と4K画質の切り替えとか、能の番組などで見る広色域の今までのテレビでは見たことのない様な色、などをデモしています。
これは総務省のスーパーハイビジョンのロードマップ。現在の2014年の段階では、4Kに関心をもつ視聴者が4K映像を体験できる環境整備をはかる、ということになってます。
本格的なテレビの普及を図るタイミングは東京オリンピックのある2020年となっているそうです。
ということは、普及期まではまだ6年もあるのか。
BSデジタル放送が始まったのは2000年12月、地上デジタル放送は2003年12月からでハイビジョンのときはたった3年で普及期に入っていったと思うんですが、4Kはもうちょっとペースが遅いのかも。
ま、アナログからデジタル放送に切り替わったときと違って、今回はハイビジョンが全部4Kに切り替わるわけではないですからね。まだ地上波放送についてはロードマップも出ていませんし、試験放送の予定もありません。BS、CS放送を中心とした高画質放送という位置づけなので、なんだろうなぁ、サラウンド放送みたいな感じで、それこそ映像と音楽にこだわりのある方向けのテレビ、放送ってことになるわけです。
しかし、スカパーでの本放送は来年3月からで4つのチャンネルがスタートするそうです。来年の3月からはそうした高画質マニア向けの放送が始まることになります。料金や番組内容はこれから徐々に明らかになっていくわけですが、楽しみ、楽しみ。
考えようによってはそれまでの4ヶ月ちょっとは無料で4Kの試験放送が楽しめるわけで、すごくお得な気もしてきました。（Channel 4Kはスカパーの契約無しで、完全無料で視聴ができます。）
そして、こちらも今日から展示。土曜日に神楽坂にある田中寺（デンチュウジと読みます）で開催されたクラシックコンサート「秋の夜に ～愁いと情熱」の4K映像も編集＆レンダリングが終わって店頭で上映をはじめました。
記録係をさせてもらった形で私が4Kハンディカム「FDR-AX100」を持ち込み、コンサートの全編を4K収録させてもらった映像になります。2時間ちょっとのコンサートを編集して1時間15分にまとめています。
レンダリングに40時間もかかってしまったので3連休はずーっとVAIOが全開で映像処理をしてくれていました。昨日自宅VAIOで完成して今日から店頭上映ができるようになりました。
武田麻里江さん、南部やすかさん、南部れいなさんの演奏を当店の4Kブラビア＆サラウンドシステムでご覧いただけます。
私にとってはプロを相手にした究極の学芸会撮影だったんですが、とんでもなくクオリティの高い映像を撮影させてもらえました。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、お声がけくださいませ。
コンサートの様子は、Youtubeへのアップロードが終わったところでレポートしたいと思います。
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