東京ウォーカー【羽田空港を徒歩で脱出!?】

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先日、水曜日に秋のスペシャルロケ第1弾を行ってまいりました。で、今日、金曜日発行のメルマガでその一部始終をお届けしようと思っていたのですが、すみません、その他の用事で全然メルマガ作成に手をつけられそうもありません。


って、ことで、急遽、その旅の様子だけでもblogでレポートさせてもらっちゃおう!ってことで、このエントリーを作ってしまいました。


今回の旅のテーマは「羽田空港から歩いて空港島を出られるか!?」です。


旅のナビゲーションはおなじみハンディPC「VAIO type U」と、旅の記録はデジタル一眼「α100」と、新発売の「GPS-CS1K」です。GPSユニットキットでどんな遊びができるものか「イマドキの最新写真遠足事情」をレポートです!


ちなみに、今回は超長文エントリーです。画像は60点ほどあります。気合いを入れて「続きを読む」をクリックしてください。モバイル環境でご覧になっている方はご注意ください。




さて、ことの始まりは北海道のローカル番組「水曜どうでしょう」だったんですが「東京ウォーカー」というタイトルで羽田空港から東京の有名スポットまで歩いて行くっていう企画をやっていたんですが、番組がはじまってすぐに問題が発覚。


 


そう。羽田空港から歩いて外に出るのは不可能だっていうんですよ。


え!? でも、今年の春ドラマでやっていた「アテンション・プリーズ」では上戸彩ちゃんが、走って羽田空港の研修棟に行くシーンとかあったし、なんか行けそうな気がしますよね!?



ということで、ルート検索をしてみたところ、なんか行けてしまいそうなルートを「VAIO type U」がはじき出してくれました。


インターネットで検索してみたところ「教えてGoo」でも、同様の質問事項があったんですが、いける、という答えと、いけそうもない、なんて答えもあり、ちょっとあやふや。真偽のほどがわかりません。


ならば、試してみましょう。


「type U」にプリインストールされた「プロアトラスSV2 for VAIO」によると、道中は約5.22kmで、時間にして約1時間18分。


羽田空港の大脱出作戦のスタートです。


構想一ヶ月、実行一日の「GPS-CS1K」ロケです。


 9:05


まずは羽田空港なんですが、いつもよりも1時間以上早く家を出て、8時半には空港に到着。せっかく空港まで来たんですから。。。


 9:00


望遠レンズの「SAL75300」とかも持ってきました。これで飛行機の望遠撮影遊びです。



望遠ズームレンズ(75-300mm F4.5-5.6)「SAL75300」販売価格37,800円


1時間くらい遊んでから(この時に撮影した写真は近日中にSo-net Photoに掲載したいと思います。ふふふ、これでしばらくネタに困りません。)、いざ、出発です。


 9:42


今回の「羽田空港、徒歩で脱出の旅」ですが、スタートは空港1Fの到着ロビー出口。各地への高速バスの出発ロビーを南側に突き抜けていきます。


最終的に会社まで歩くので、本当は北側に向かった方が近いはずなんですが、来るときに高速バスで羽田空港まで来ており、様子をみたところ、トンネルの中には非常用の歩道があるもののトンネルの出口、入り口にはあきらかに歩道がありませんでした。


なので、ここは「type U」を信じて南へ向かいます。


 9:43


到着ロビーを突き抜けると、ご覧の様にバリケードがあるんですが、これはクルマが入ってこないようにするため。どこにも「立ち入り禁止」とか「関係者のみ」という看板はありません。


言い出すのが遅くなりましたが、今回の旅の基本ルールは「道路交通法の遵守」です。歩いてはいけないところは歩きませんし、入ってはいけないところには入りません。迷惑はかけないようにします。


 9:46


で、道沿いにしばらく歩くと、国際線ターミナルに到着。ここまでは無料の巡回バスも出ているので、わざわざ歩く必要もなかったんですが、気分です。気分。


 9:51


国際線のリムジンバス乗り場を突き抜けていきます。


 9:54


さぁ、ここからが「VAIO type U」の出番ですよ。なんか表示位置がずれていますが、気にせず、ナビゲーション通り行ってみましょう。


※プロアトラス2006からSV2にバージョンアップした後、設定が元に戻ってしまっていて測地系を「Tokyo97」から「WGP84」に変更するのを忘れていました。これが原因てわけでもないんですが、後ほど、困ったことになります。


 9:55


国際線ターミナルをさらに南に向かうと、ご覧の通り最初のトンネルが見えてきます。


 9:58


「空港南トンネル」です。ここが最初の第一の難関。ここが交通ルールを守って徒歩でくぐることができるのか!?


 9:57


国際線ターミナルからだと、こんな階段が用意されているので、簡単に下の道路の歩道までは行けます。


 9:58


で、そのまま歩道がトンネルの中にも続いていて、どこにも歩行者通行止めとかは書いていません。行っちゃえ、行っちゃえ!!


 9:59


ということで、ここがトンネルの中。全然普通に歩けます。この上は東滑走路と西滑走路の橋渡しになっていて、上を飛行機が通るトンネル。うわぁ、なんかスゴいとこ歩いているんですよねぇ。今。


 10:02


で、このトンネルはあっという間に通過。それほど幅もありませんから、楽勝です。


 10:09


で、そのまま直進して、どこかを次は右折します。右折して、今回の最大の難所と思われる「羽田空港トンネル」を目指すわけです。


 10:19


「VAIO type U」のナビゲーション機能を頼りつつ、目的の右折地点まで行くわけですが。。。


(今回は本当に他に地図を持ってきていないので、VAIO type Uだけが頼り。GPSの軌跡記録はGPS-CS1Kに任せて、今回はこまめに電源を切って、バッテリー重視作戦です。)


 10:21


おわ!! これは右折できません。そっか、さっきの南トンネルのところで一度上に上がってトンネルをまたいで、道路の向こう側に渡っておかないといけなかったみたいですね。


しかも、なんかtype Uの表示位置がおかしくて、ピッタリこなかったんですが、ここで原因が判明。うう、こういう大事なロケの前に、ちゃんと普段から使っておかないと。。。こういうのは。


 10:25


仕方なく、今来た道を戻ります。


15分進んで、15分戻ってきました。30分のタイムロスです。


 10:27


戻ってきたら南トンネルをまたぐわけですが、どうやらこの近くにキャビンアテンダントさんの事務所があるみたいですね。すれ違う女性の方がいかにもキャビンアテンドさんって感じの綺麗な人ばかりです。


 10:29


そんなわけでトンネルをまたいだら、また先ほどと同じように下の道路に降りて歩道を歩こうとするわけですが。。。ええ!? 歩道がない!!


結局、やはり普通に徒歩では羽田空港から出ることはできないんでしょうか!?


 10:30


というと、そうではなくて、この上のところに道があったので、今度はそっちから攻めてみます。ガードレールはありませんが、この白線は歩道ですよね? 歩行者立ち入り禁止の札もありませんので、歩いてみましょう。


 10:32


ドンドン、歩いて行くと、超先の方にまたまたトンネルが見えてきましたよぉ。が、その前にまたまた問題発覚。


 10:32


ここまで歩道があったのに、ここで歩道がちょん切られています。ウソでしょう!? じゃあ、ここまで一体、何のための歩道だったわけ!? ここで車道を歩くわけにはいきませんし、ついに万事休すか!?


 10:32


ここで道が途切れているのはたった10mくらい。目の前にはまた続きの歩道があるんですよ。


 10:32


って、よくみると右方向から歩道が延びてきているので、ここは柵を乗り越えて、この小さな公園みたいな敷地に入ってしまえば、問題ないのでは!?


ということで、ここを乗り越えて3mほど、草むらを進んで、また歩道に復帰しました。


いいんです! 交通ルールを別にこれで破ったわけではありません。


って、本当は道沿いの上の道を歩かずに、航空会社さんの研修棟と思われる区画を歩いて通り過ぎればこの歩道に出てきたんでしょう。すでに30分のタイムロスをしていますので、ここはそのまま確認せずに次に進みます。


 10:33


さて、復帰した歩道。いよいよ、本日最大のメインイベントゾーンに近づいてきました。


 10:35


 さぁ!さぁ!さぁ!来ましたよ、今回の最大の難関。


 10:35


「羽田空港トンネル」です。このトンネルは西滑走路の下をすすむトンネルで、地図を見ても一番長い距離があるトンネル。ここが通れないなら、やはり羽田空港は徒歩での脱出はできないってあきらめがつきます。


一応、このトンネルの入り口までは来られたんです。あとは何とか歩道の用意を。。。と、思ったら!!


 10:35


あ、ありました! ちゃんと広い歩道が!! しかもガードレールがあるだけでなく、歩道と車道には1mくらいの高さの段差もあります。これなら安心してすすめそうです。


 10:37


距離にすると約700m弱ほどあるみたいですね。灯りもしっかりついているので写真では暗そうに見えますが、全然問題ありません。よぉし、このトンネルだけくぐれれば、もう空港脱出は時間の問題ですね。


 10:44


ちなみに、このトンネル。一般道です。首都高速でもなんでもありません。高速道路ではないんですが、ほとんど作りが高速道路だからなのか、来るクルマがどれもスゴイスピードで走っています。


一般道だとしたら制限速度は60km。ここでねずみ取りとかしたら、ほとんど全部のクルマがつかまりそうなんですけど。。。今日はお巡りさんの姿はないようですね。


 10:46


はい、そして出てきました。トンネルの出口に到着です。トンネルは5分くらいで通過できましたかね?


 10:48


さぁ、あとはこの道路をドンドン歩道に沿って進むだけです。なんか、もう空港島を出るのは確実って感じになってきましたよ。


 10:52


トンネルを出てから、しばらく緩やかな上り坂になっていましたが、登り切れば、ほらほら、また空港の様子がちょっと見えます。


 10:53


右隣をみると、地下からモノレールのレールも立ち上がってきました。しばらくモノレールと併走して歩きます。


 10:55


で、ここで振り返ると西滑走路はもうすぐ近くというか目の前。今日は東滑走路を離陸用に、西滑走路を着陸用に運用しているみたいで(風向き、その他で日によって、時間によって使い分けるみたいです。)、着陸シーンが目の前。


思い切り寄れるように300mmのズームレンズを用意して、撮影しようと思ったら、なんとそこに通りがかってきたのが、ANAのポケモンジェットです。わーい、なんか縁起物を観られたような気分ですね。


 10:56


はい、モノレールも走っていますが、道路の方にも案内看板とか出てくるようになってきました。首都高の案内が出ているということは、やはりこの道は一般道なんです。


皆さん、スピードが明らかに出し過ぎですよぉ。


 11:01


歩道を反対側に渡ると多摩川の出口の部分というか、もしかしたらこの辺りは海の一部なのかな? いろんな船が行き交っています。


 11:08


うん、なんか水鳥もいますよ。300mmの望遠レンズで狙っていると。。。


 11:08


あ、今、なんかの拍子に動いた! で、後からこうして写真を見てみたら、のどのところが何かふくらんでいます。


 11:08


これはその次のシーン。のどのふくらみがなくなっていますので、きっと、魚を飲み込んだ一瞬だったみたいですね。


 11:15


などと、のどかに河川敷を歩いていると、なにやら建造物が。なになに?国際ターミナル駅建設工事? こんなところに駅ができるんですか?


 11:15


って、振り返ってみると空港敷地内にはたくさんの建設重機があります。一番奥にある国際線ターミナルがどうやら、かなり手前の方に引っ越してくるんですねぇ。


確かに老朽化しているというか、ビッグバードとかいってターミナル1もターミナル2もすっかり新しく生まれ変わっているのに、国際ターミナルだけは昔のまんまですからね。


いつ頃完成するんでしょう? 一番近いところに来ますね。


 11:17


で、まだまだモノレールに沿った道は続きます。まだまだまだまだ続きます。


ちなみに、羽田空港トンネルをくぐってから徒歩なり、自転車なりで通っている人とは一度もすれ違っていません。やはり空港から歩いて出るってのは常識化されていないんですね。


 11:22


と、思ったら、自転車の方と一人だけすれ違いました。この先ずーっと言っても、先ほどの建設現場と羽田空港トンネルしかありませんので、きっと彼女は通勤を自転車でしているんでしょう。


まるで上戸彩ちゃんみたいです。かっちょいいなぁ。


 11:28


と、しばらく歩いたところで、ようやく町並みが見えてきました。きっとあれがゴールの天空橋です。


 11:30


今回、完全にナビゲーションマシンとして使っている「VAIO type U」ですが、ここでチェックしてみると、おお!やはりもうゴール間近。液晶輝度を10段階中3まで落としてスタミナ体制にしているので、この強い日差しの下では画面が見られないんですが、こうして日陰を探してはチェックしてきました。


はっきり言って、これがなければ今回の羽田空港脱出作戦は成功していなかったことでしょう。


 11:32


最後のトンネルをくぐると、こんな風に鳥居があります。


 11:33


これが目指してきた天空橋の様です。


 11:33


違った、弁天橋でした。まぁいいや、これを渡ってしまえば、無事「羽田空港から歩いて脱出」したことになります。さぁ、空港島から出ますよ。


 11:34


ゴール!! スタートが9:42で、ゴールが11:34です。途中、道を間違えて30分ほどロスしていますので、大体1時間半弱で歩いてきた計算ですね。


さらに正確に記すと、途中で望遠レンズに付け替えて飛行機を撮ってみたり、水鳥を撮ってみたり、VAIO type U のホールド機能がうまく働かず、設定をいじり回したりしているので、さっさと歩けば1時間くらい。


うん、なんかウォーキングにはちょうど良い感じですね。


 


で、これをGPS-CS1Kに記録してきているわけですが、どんな感じになっているのかというと。。。



今回掲載した写真を選抜して、それをα付属の「Picture Motion Browser」のマップビューで開くと、ちょっと時間がかかるんですが、こんな地図が表示されます。今回、私が歩いてきた軌跡っていうよりも、写真を撮影した場所が全部、アイコンで表示されており、このオレンジ色のマークをクリックすると吹き出し風に写真が表示されます。


で、左には一列、表示されている写真の一覧がサムネール表示されていて、ここに時間が記されているわけです。


ね! 旅の記録をつけるのにはなんか良い感じじゃないですか!?


 


地図はインターネット経由でゼンリンの地図データで表示されるほか、googleから航空写真での表示を行うことも可能。googleの航空写真で見ると、これがまた写真の中に写真って感じで、リアル度が満点! こりゃスゴイや!


ってのと、コレ見て気がついたんですが、トンネルの中で撮影した写真も大体の場所が表示されています。


GPSユニットキットは衛星からの電波を受信して自分の場所を記録するアイテムなので、トンネルの中ではやはり、まず記録を取ることが出来ないはずなんですが、マップビュー側で足りないデータの部分は前後の記録位置から適当な場所を割り当ててくれているのかもしれません。


なお、GPS-CS1Kから取り込んだGPSのログデータですが、これ、フリーソフトの「カシミール3D」というソフトと「NMEA/IPSファイル取りこみ」のプラグインソフトを使うことで、取り込んでいる軌跡データを表示させることができます。


それがこれ。



GPSの軌跡を線でつなげているだけなので、途中、トンネルの中などでログが途切れたところに関しては途切れる前と後の線をただ、直線でつないでいるだけということがわかります。


なので、先ほどのトンネルの中の写真とかは、この直線部分を等速度で移動したと考えて、それで場所を割り出してサムネールを打っているんでしょうね。写真の整理的に考えると、トンネルの出口と入り口にアイコンが集中配置されるよりは全然良いと思います。


ね! これ「GPS-CS1K」って使えるでしょ!!(詳しい使い勝手に関しては次号の当店メルマガで解説したいと思います。)


 


で、この旅はまだまだ続きます


大体想像はつくと思うのですが、せっかく羽田空港から脱出することができたんです。


行ってみましょうよ、麹町にある自分の会社まで歩きで!!


さて、ここまで羽田空港脱出だけで2時間かかっています。麹町までははるか彼方の道のり。だって間には大井競馬場はあるし、ソニーの聖地品川もあるし、六本木、赤坂のさらに向こうです。


ぶっちゃけた話、このロケ、お尻があるんです。16時に約束があって、それまでに会社に戻らないといけません。果たして、無事、会社に着くのか!?


また、その道中に、自前の愛機デジタル一眼「α100」で、どんな東京の景色を切り取ったのか!?


続きはこちらのエントリーで!


 


★ソニースタイル「VAIO type U」のご案内はこちらから


★ ソニースタイル「GPS-CS1K」のご案内はこちらから


※新製品を紹介しておいて、大変恐縮なんですが、大人気商品のためこの製品は現時点でソニースタイルでは予約すら受け付けられない状況となっております。普通のオプション製品とは性格が違いますので、在庫を置いている販売店もほとんどないと思います。ですので購入に際しては、ソニースタイルで販売を再開するまでもう少々お待ちください。


販売再開時には、この当店blog「C-TECバックルーム2」でも出来る限り早くご案内するように努力いただいますので、是非、当店blogをブックマークしていただくか、RSSリーダーにご登録くださいませ。


 


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