日本テレビにて4月よりレターボックス実験

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2011年7月の地上デジタル放送完全移行に向けて、今年の7月より、アナログ放送がすべてレターボックス放送に切り替わるのはご存じでしょうか? 以前、あくまで予定です、と聞いてはいたんですが、それがついに間近に迫ってきました。

で、その2011年7月に向けての2011年7月レターボックス化のさらにその前に、レターボックス放送の試験をこの4月に日本テレビさんで行うそうです。

 

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プレスリリースによると実験を行うのは4月5日(月)で、この日は朝から晩まで全部レターボックス放送を行うとのこと。また、3月26日に開幕する巨人戦の中継では一足早くレターボックス放送に切り替えるようで16:9ならではの演出が盛り込まれるそうです。

そういえば、地上デジタル放送がスタートしたときも日本テレビさんはいち早く東京ドーム中継全戦を5.1chサラウンドにした実績があります。当時は球場によって違うサラウンドの様子を楽しく拝見させてもらっていました。局によってもサラウンドの音場の作り方は違っていて、野球放送が楽しみだったのを思い出します。

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ちなみにレターボックスになるのはアナログ放送の方です。デジタル放送をすでに受信している人は大きな違いはないはず。

現在のアナログ放送では「サイドカット」と言う、ハイビジョン映像の左右を切り落とす方法で4:3画面を作っています。テレビ局ではこの4:3画面での制作を念頭に置いているため、スーパーテロップなどをこの4:3画角に配置。なのでハイビジョン放送を見ると、なんで画面の隅に文字を置かないのかな?とかいうことが起こるんですが、それはサイドカットの4:3映像での制作があるためなんです。画面のはじまでいっぱいに利用しないのはそういう理由のため。

4月5日の放送ではアナログ放送をレターボックス化することで、16:9映像を前提とした番組制作になります。

いよいよ、アナログ放送ではなくデジタル放送へシフトした放送の実験が行われるんですよ。

そのあたりの事情がわかっている人は4月5日(月)は日本テレビにチャンネルを合わせるはずなので、異常に視聴率があがったりするんでしょうか!?

アナログ放送のみならず、デジタル放送でも16:9画角でのスーパーテロップの出方がどんなものになるのか、楽しみです。

 

☆日本テレビ プレスリリース「2011年7月地上デジタル完全移行に向けて」

 

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