新しくなった『VAIO Care』の紹介
VAIOはハードウェアスペックだけが魅力なのではなくて、ソニーのオリジナルアプリの搭載も非常に大きな武器になっています。画像統合ソフト「PMB」や、テレビ録画の「Giga Pocket Digital」、音楽写真動画の再生ソフト「Media Gallery」などがありますが、サポートソフトの「VAIO Care」も非常に魅力的なソフトウェアです。
Windows 7登場の時にVAIOに搭載され今回のモデルチェンジで3世代目になるんですが、Windows PCをサポートしてくれる「VAIO Care」の最新版をさわりだけになりますが紹介してみたいと思います。
VAIOホームページの案内で、なんとなく頭ではできることが理解できているんですが、実際のところはどうなのか、というのがさわってみないとわからないもので、短時間ですが使ってきました。
使わせてもらってきたのは銀座ソニービルショールームに展示されてている15.5型のVAIO SEシリーズです。
まず、プログラムの起動はWindowsボタンから「VAIO Care」を探してクリック。
従来はWindowが開いていましたが、新VAIO Careでは画面の右枠にくっついた形で表示されます。検索窓の下には「VAIOの状態」というボタンがあるので、これをクリック。
これが従来の「ワンクリックケア」という、VAIOの状態を調べる健康診断機能に変わるボタン。クリックすると数分かけてディスクやバッテリーの状態、ソフトウェアの状態などを一通りすべてチェックを行います。
チェックした結果はアイコンで表示されるようになりました。これによるとお知らせ、パフォーマンスでは問題はないものの、セキュリティーで2項目のお知らせ、そして本体設定にはなにか問題がある項目を含む3つの問題があるようです。
「本体設定」のアイコンをクリックすると「ユーザーアカウント制御の設定」が向こうになっているようで、これが問題だったようです。その他、パックアップファイル、リカバリーメディア作成をしていないところにびっくりマークが入っていて注意喚起をしていました。
右隣には「詳細を見る」と一緒に問題のある箇所にだけ「この問題を修復」というものがあります。
なるほど、私から見てもわかりやすく項目が並んでいます。デバイスマネージャーにエラーがある場合もここで表示が出るみたいなので、PC初心者向けの機能だけとういわけではないんです。
さらにパフォーマンス項目も開いてみると、こちらにはディスクのデフラグ、レジストリーのデフラグ、バッテリー、ハードディスクの状態などがモニターされています。
PCの動作が急に重く感じられるようになった、とかはここを見ると原因がわかります。
2つの注意項目が表示されている「セキュリティ」ではWindows Updateでアップデートされていないプログラムがあるというのと、VAIO Updateの確認ができないというメッセージが出ていました。
VAIO Updateは仕方がないというか、このモデルがまだ出荷を初めていないので、専用ページをまだソニーさんの方で用意していないんです。アクセスのしようがないのでこれは仕方なくエラーが出ます。
たまにお客様のサポートで調子が悪いというWindows PCを見ることがあるんですが、そう言う場合、たいていこれらのWindows UpdateやVAIO Updateを全くしていない、ということが多いんです。なので、サポートをしたついでにプログラムのアップデートの重要性を話して、やり方をお教えするんですが、こうして、それらの作業が一元管理できて、とにかく「VAIO Care」を開いてもらうことだけ理解していただければ、これらのアクセスもできそう。
昔から人にモノを教えるときは「やり方そのもの」を教えるのではなく、そこまでたどり着く方法を教えるものなんだよ、と、教わるんですが「VAIO Care」の場合、まさにそういうことで、VAIO Careの開き方、使い方だけ覚えてもらえれば、あとは日本語を読んで使ってもらうだけなんです。
本来はコントロールパネルのあちこちにあり、場合によっては管理ツールフォルダなどの中を探してきて利用するプログラムもあるんですが、単なるランチャーソフトではなく機能を利用するところまで案内する様になっているところがすごいなぁ。
さらに下段の方には「VAIOのソフトウェア」ということで、VAIOに搭載されているアプリケーションのアンインストール/インストール項目まで発見。これって、以前はリカバリーツールの中にあってしかも3階層目とかちょっと深いところまで行かなくては行けなかったところが、新VAIO Careになるといきなりトップから3階層目くらいのところに出てきてしまいました。
これでVAIOのオリジナルアプリケーションも不要なモノは削除、不具合のあるモノはソフトウェア単体でのリカバリーが手軽にできるようになります。
なるほど、いいですねぇ。
搭載されるのは2011年秋モデル以降のVAIOでEシリーズ、Yシリーズ以外のモデルのみとなるそうです。従来機種へのアップデート提供は今回、ないそうです。(残念)
今回のVAIO SEシリーズですが。4台並んで展示されていました。ベンチシート風の展示台でここで座ってゆっくりと機能を試させてもらうことができたんですが、なるほどなぁ、こういう展示っていいなぁ。うちでもまねができないかなぁ。
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