マグニファイヤー『FDA-M1AM』店員の声
新発売でもなんでもないんですが、αアクセサリーでまたひとつ、試し買いをしてみました。今回買ったのはマグニファイヤーの「FDA-M1AM」です。
ファインダーの視野中心部を約2.3倍に拡大することができるというマグニファイヤーというアクセサリーなんですが、これ、実物を見たことがありません。どんな働きをするものなのか検証目的で購入です。
パッケージから出てきたのは説明書、紙類の他にやたら小さなケースに入ったマグニファイヤーでした。
製品写真でみると、ちょっとお決めのものに見えたんですが、実物はすごく小さいものでした。
コインと比較してみてもこんなサイズ。親指くらいの大きさもありません。なるほど、これをファインダーのところにはめて使うわけですね。
で、早速、つけてみたところがこちら。カメラはα700です。かなり手前に飛び出します。
ファインターのところに目立つ感じでsony、αの文字がありますが、なるほど、こうしてちょっと目立つようにしておかないと、いつもの感覚で接眼しようとしたら事故になりそうです。(^_^;) 装着状態をわかりやすくするためにこんなところにロゴが入っているのかもしれません。
で、ちょうつがいが見えますが、期待通りでこのマグニファイヤーは上に跳ね上げることができます。
カメラ側に視度調節がついていて、それを使う事は可能。それとは別にマグニファイヤーの方にも視度調節がついているんですが、これは絶対に必要だと思いました。マグニファイヤーを使うと像のサイズが本当に大きくなって、ピント合わせもかなりシビアになります。
そのシビアなピント合わせのために、まずはファインダーのピントを合わせないと、というわけです。うん、これは威力がありそう。
ということで接眼部にサイバーショットをそのままつけて撮影したのが↑こちら。
まずはノーマルファインダーです。私の机から50mm単焦点レンズでテーブル向こうのマウスを狙っています。周りに黒味がいっぱいありますが、気にしないでください。ファインダーをのぞいているときはこのファインダー枠に集中しますので、本当はもっと像は大きく見えるんです。
ですが、ここでは比率を正確に出すためにサイバーショットのズーム率を上げずに撮っているだけの話です。
で、こちらがマグニファイヤー「FDA-M1AM」を使ったところ。これを使うとファインダー像は大きくけられます。というか、見えるのはファインダー中央部の面積にして1/4くらいのもの。その代わり、中央のエリアがかなり拡大されてマウスがこんなに大きく見えます。
フォーカスエリアを「ワイド」にすると思わぬところにピントが行ってしまって、なにがなんだかわからなくなるので、マグニファイヤーを使うときは「中央に固定」を使う必要があるようです。
しかし、これ、像がかなり大きくなっているのがわかりますか? 数値上は2.3倍ということになっていますが、感覚的には3倍位に大きくなっているような気が。
よぉし、これで野鳥撮影の時のピンぼけ写真とはおさらばできそうです。
あとは、このマグニファイヤー「FDA-M1AM」の機能ですが、おもしろいモノが搭載されています。普通にマグニファイヤーを跳ね上げると、こうして上に行くんですが。。。
横に回転させることもできます。跳ね上げるのではなくてはね回すとでもいうんでしょうか。
で、なんのためにコレが出来るようになっているかと言えば。。。
こうやってフラッシュなどを装着しているときに同時使用が可能な様になっているんでしょう。あまりフラッシュと併用する人とかっていなさそうですが、シビアにフォーカスを見るのにはこれは便利ですからね。
ということで、画角をみるとか、見やすくするためのものではなくて、センター部分のフォーカスが合っているかどうかをチェックするためだけのアクセサリーです。
普通にはオススメできないんですが、SAL500F80を使っての超望遠撮影できっちりピントを合わせる必要がある野鳥撮影などで生きてくるアクセサリーです。夏休みのために購入しました。これと、レフレックスレンズのSAL500F80、あと三脚、レリーズがあれば、超望遠野郎としてどこにでも行けそう。
あと1週間ですが、早く夏休みがこないかなぁ。
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なお、普通にファインダー像をもうちょっと大きくしたいんだけど。。。と言う方にはこちらの普通のマグニファイングアイピースをオススメします。これならケラレもなく、普通にファインダー像を大きくできますよ。
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