プロアトラスSV3の新機能紹介

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昨日より発売になった地図ソフトの「プロアトラスSV3 for VAIO」を私もblogエントリー直後にインストールして、昨夜、使ってみました。

簡単にSV2→SV3の新機能をご紹介します。


ちなみに、インストールしたのは32GBフラッシュ+160GB HDDのモンスターTZです。起動ドライブがたったの32GBで初期状態のダイエットで空きが15GBまで増やせたんですが、今は空きが9GB弱。

ダウンロード中に表示された「771MB」というファイルサイズはとても怖くて起動ドライブにインストールすることができないんですけど、でも、せっかくのフラッシュドライブ搭載マシンだし、ソフトウェア起動は速くしたいし。。。

ということで、プロアトラスSV3のインストール時にプログラム本体はCドライブ、地図データ+検索データは160GBのDドライブと分けてインストールすることにしました。

Cドライブでは38.3MB(ディスク上のサイズは41.9MB)で、Dドライブには1GB!という容量でインストールできました。(^_^)v

なお、SV2が入っているとSV3は上書きインストールをすることができず、一旦SV2を削除してからのインストールになりますので、ご注意を。

では、SV2からSV3になって進化した点をちょっと試してみましょう。(発売キャンペーン発表のblogエントリーの際にコメント欄でたまねぎさんからリクエストいただいてましたからね。)

 

詳しくは、ソフトメーカーさんのホームページで解説されているので、そちらをご覧になった方がわかりやすいんですが、その1として白地図の作成が可能になっています。

プロアトラスSV2を使ったことがない人にはわかりにくいかもしれませんが、プロアトラスの地図データはすべてレイヤー的な発想で表示データをいろいろ選択することができます。が、今までは色分けされてしまっていて、いかにも地図ってベース(区ごとにパステルカラーで色分け)があって、その上に地名や境界線、鉄道、道の表示を載っけてつくるって感じだったんですが、その地図ベースのところで白地図の作成ができるようになっています。

できそうでできなかった、この白い地図の表示ができるようになると、プロアトラスの使い方ってちょっと変わってくるかも!!

これは県ごとに境界線を入れて、さらに県名を表示させたところ。こういう地図ができるようになると、各種資料に流用する地図として使えます。ルート案内とかの地図をつくるのも、これだとかなりわかりやすくできそうです。

これは東京都の区分分けをしているところ。私は試していませんが、メーカーページによるとCSVデータの貼り付けもできるようになっているとかで、こうした白地図モードの用意も、そうした資料作成のための機能を強化した、ということになるみたいです。

あとは、この白地図をベースに必要なデータをなんでもレイヤー状態で重ねることができるので、こうした都内の鉄道マップとかも、表示データを自分で選択するだけで簡単に作成することができます。なるほど、やるなぁ。

ちなみに、これは昨年の秋に店員コトー君とチャレンジした「四国八十八カ所 サイバーショットスタミナレビュー」の時の道中を記録したデータ。

こうしたルート情報を自分で記入することも出来るため、オリジナルマップを作るのにはかなり強力になっているみたいです。なんか嬉しいなぁ。。。私の旅レビュー記事作成のためにあるような機能ですよ。

 

それと、もうひとつ。地図の切り出し機能があるんですが、従来は「iPod用」という切り出ししかなくて、まったく使ったことがなかったんですが、簡易切り出し機能にQVGA(320×240)や、VGA、XGAなどのモードが増えて、さらにユーザー設定ということで、自由な解像度で地図データを切り出すことができるようになっています。

480×270ドットと指定をすればPSP用の静止画サイズに切り出すこともできます。画面キャプチャーとかをしなくても、ここから簡単に地図を画像データにすることができるので、これも機能を知っていれば、かなり使える機能になりそうです。

ね、地図データの流用をできるように、ずいぶん使いやすくなっているイメージがしてきます。

 

あとは、あまりたくさんのデータを私は詰め込んでいないので、利用はしませんが、現在地からの最寄り検索で「Myフォルダ」という自分で入力したデータの検索ができるようになったそうです。

従来だと、最寄り検索で駅とか施設、ガソリンスタンドなど、プロアトラスさんが用意したデータでないと最寄り検索ができなかったのが、自分の入力データから検索できるようになるなら、例えば、営業マンがお得意様の住所を全部「Myフォルダ」に入力することで、お得意様検索とかができるようになるわけです。

 

あとは、これもちょっと嬉しい機能だったりするんですが、ルート検索の際にタクシー代の計算をしてくれるようになりました。検索時に徒歩ルートとかクルマ、自転車とかを選んで道案内をしてもらえるんですけど、従来の距離と時間、ガソリン使用量の他にタクシー料金が表示されるようになります。

これは先日の私のサバイバルウォークの時のルートをクルマの場合でルート検索したところですが、ふむふむ、タクシーだと5,540円、深夜割り増しだと7,140円という目安になるそうです。うーん、なんかスゴイ金額です。とても深夜のタクシー帰りとかはできそうもありません。(T_T)

 

ということで、ビジネスに強くなった! それがSV3の特長みたいですね。

 

 

さて、そんなところで、後はプロアトラスSV2の時に使っていた
地域別の詳細データとか機能追加データをSV3にインストールしようとしたんですが。。。

うえ!? な、なんと、SV2の時に購入した詳細地図データとかってSV3では、使えないんだそうです! し、しまった!! 今まで使っていたSV2のデータって全部無駄になってしまうんですか!?

関東と甲信越と中国・四国の地域データ、それと機能追加データ、あと衛星写真データ東京の5,250円分を買い直しになるのか!? うわぁ、それは痛いですねぇ。かなり。

でも、この白地図作成の魅力にはちょっとかないません。とりあえず、関東地方の詳細地図データだけ、ここで追加購入です。(こんなことなら事前予約キャンペーンで、クーポンをたくさん買っておくべきでした。)

 

ちなみに、その地域詳細データを購入することでどれくらいの違いが出てくるのか、試してみましょう。これはプロアトラス本体についている東京駅の一番詳細な地図画面です。「1万詳細」というモードなんですが、これが一番細かい地図。場所によって収録されている地図の表示モードは変わってしまうので、全国すべての地域でこの縮尺の表示ができるわけではないので、ご注意下さい。

で、こちらが関東の地域詳細データを追加した場合の最も細かい地図で「5千都心」となります。東京駅のホームまでわかってしまいます。(^_^)v

ちなみにプロアトラスSV3本体の地図データだけで1GBというファイル容量でしたが、関東詳細データを追加インストールしたところで1.30GBという表示になっています。300MB分の追加地図が入っているイメージです。

で、威力を発揮するのは実はこういう都市部ではなく、ちょっと離れたところ。

 

これは私の大好きな高尾山の周辺地図ですが、プロアトラスSV2本体のみで一番詳細な地図を表示して拡大してもこんな感じにしかなりません。真ん中の高尾山口から左の方に見える「馬山」(本当は陣馬山)まで、大まかな県境しか見えませんが、ここは歩いて6~7時間もかかる山道。楽しいドラマがこの中にぎゅっとつまっているんですよ!

それが関東詳細地図を追加インストールすると、標高線も含めて、ここまで詳細な地図表示ができるようになります。はっきり言って、山歩き地図としてはプロアトラス本体だけでは使い物にならないんですが、追加データを入れることで、充分、山歩きナビに使えるようになります。

せめて自分の近隣の詳細地図だけは追加購入したいですね。(一地域でたった1,050円です。)

 

あと、他にも新機能がないかなぁ。。。とか思ってあちこち探していたんですが、SV2にもあった機能で使っていなかったものを多数発見。マピオンとかYahoo!地図情報に位置データを飛ばす機能とかついているのは、私も知りませんでした。

インターネットに接続している状態で、プロアトラスSV3で示した場所を、このようにクリック一つでYahoo!地図情報に飛ばして、データ入力をすることができます。

待ち合わせの場所とかをメールで連絡するのにも便利です。

で。。。So-netさんにも「BuzzMAP」という第2世代の地図サービスはやっているし、ソニーさんでも「Petamap」という第3世代の地図サービスがあるんでけど、こちらは非対応ですか?(^_^;) 株式会社クレオさん、モバイルVAIOには標準搭載に近い形のプロアトラスSV3 for VAIOです。是非、ソニーの地図サービスも使えるようにしてくださいよ。

 

ということで、プロアトラスSV3の新機能を中心に紹介をしてみました。

そういえばtype Uに付いている機能としてのプロアトラスのレビューとかはしたことがありますが、プロアトラスSV2のレビューレポートってしたことがなかったですね。プロアトラスの全機能を紹介するとまた長くなるので、これはまた、別の機会にメルマガでレポートしてみたいと思います!

とりあえず、今回のblogエントリーがSV2ユーザーさんでSV3に乗り換えるかどうか、お悩みの方の参考になれば幸いです。

 


★ソニースタイル「プロアトラスSV3 for VAIO」のご案内はこちらから
地図ソフトプロアトラスSV3の本体ソフトです。プロアトラスを利用するのに必ず必要になります。ダウンロード価格は3,990円です。

★ソニースタイル「プロアトラス地図データパッケージ~関東」はこちらから
今回ご紹介した詳細地図データです。このデータ単体では使えませんのでご注意下さい。

★ソニースタイル「プロアトラス機能拡張データパッケージ for VAIO」
標高データが追加されます。ジオラマはあまり役にたちませんが、ルート検索をしたデータに高低差を表示するグラフが作れるのはちょっと便利。

 

★ソニースタイル ソフトウェアダウンロード「家庭・実用」コーナーはこちらから

 

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