ブロワーを使ってαを掃除しよう!
今日も店員塩見君にαレッスンです。撮り方の説明もしなくちゃいけないんですが、その前にお手入れ方法を教えています。動画にて案内してみました。
動画の中で案内していた「ブロワー」というのはこれ。近所のカメラ屋さんに行くと600円前後で売っていると思います。エアスプレーとかでもいいのかな?とか素人考えで思ってしまうんですが、スプレーは厳禁だそうです。スプレーの場合、中に水蒸気などが入っている可能性もあり、それがCCDやCMOSセンサーにつくのはダメージになるみたいですので。
それと、動画ではちょっと見にくい、画面に出てしまうゴミの件なんですが、ま、こういう風に富士山を撮影したとします。α350などの液晶モニターでも気をつけて見てみるとわかるんですが、富士山の山頂にちょっと暗い影が見えるんです。
わかりやすく拡大して、ちょっと色を濃くしたのが↑こちら。ちょうど富士山の山頂に薄暗い楕円形が見えると思います。
これが見えたら、センサーのゴミを疑った方がよいんです。方法は動画の中でも案内しているとおりで、絞り優先モード(ダイヤルでAと書いてあるところ)にして、レンズの絞りを一番絞った状態(Fの数値が一番大きくなるところ。)にします。
さらにフォーカスを無限遠と言って、一番遠いところにフォーカスを合わせて、それから真っ青な空一面とかを撮影します。
これがその一番絞って、無限遠で撮影した状態。先ほどの富士山と同じところに、今度はくっきりとゴミが見えます。
はい、これがCCDセンサー、CMOSセンサーについてしまったゴミになります。
ソニーのデジタル一眼「α」は手ブレ補正機能を搭載しており、電源を入り切りするたびにこの手ブレ補正ユニットがブルブルブルと細かくふるえて、このゴミなどをふるい落とす「アンチダスト機能」を搭載しており、これら、ゴミの付着を予防してくれているんですが、万全ではないんです。
何度か、電源の入り切りをしてみて、それでゴミが落とせなかった場合にブロワーを使って掃除をすることになります。
メニュー画面から設定項目を呼び出して、α700でもα350でも、一番右にある設定項目でクリーニングモードというのがあるので、これを実行させてからレンズを取り外してブロアーを吹いてください。
ここで、あまり強くやってしまうと、飛んだゴミが今度はファインダーの中などに入ってしまう可能性があるので、優しく吹いてあげるのがコツ。またカメラボディの中にノズルを入れるようなことも避けて、レンズアダプターの外から、ややCCDセンサーからは離れている状態でシュッシュと吹いてあげましょう。
お出かけする前に、ちょっとチェックしておくと安心です。私は昨年の「ダイヤモンド富士」撮影の時にこれを怠ってしまい、撮ってきた写真全部にゴミが載っている状態になってしまい、泣いたことがあります。(T_T)
デジタル一眼レフ「α」の初級者店員が初心者店員に贈る、お手入れ豆講座でした。
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