シアタースタンドシステム「RHT-G1000」の話
さて、ソニースタイルさんの「30DAYS AV Enjoy PROJECT」がスタートしてから1週間。あまりにリアプロのBRAVIA Eシリーズの衝撃が大きくて、その話ばっかりになってしまっていましたが、今日はシアタースタンドシステム「RHT-G1000」の話にしたいと思います。
昨年秋のソニーディーラーコンベンション、A&Vフェスタ等でさんざん見学しまくってきており、このフロントスピーカーだけでサラウンドを表現する「S-Force PRO」のバーチャルサラウンドの威力は自分的には証明済みなんですが、やはり、こういう目に見えない「音」の話になると、どうも懐疑的になってしまうんですよね。
ズバリ、イベントの時はなにかしら仕掛けがあったり、プロの手によって、サラウンドがバッチリわかりやすくセッティングされていたりするんじゃないか?みたいな。。。
なので、これも自宅で実際に音を出してみると、あのイベント会場で耳にしたような、嘘みたいなバーチャルサラウンド効果を味わえるのか、楽しみにしていたんですが、その結果は。。。
ズバリ、効果が高くもあり、低くもあります。っていうのはですね、今はもうなんとなく結論が出ているので、言えるんですが、このDVD「宇宙戦争」を見ている時はスンゴイ効果があったんですよ。
見ての通り50型BRAVIAとセッティングすると横幅もぴったり揃い、左右にスピーカーが飛び出ることもなく、なんかの見本みたいなすっきり設置になるんですが、これを実際に音を出してみると、この本体幅以上に左右の音の広がりを感じるし、シーンによっては背面からの音もビュンビュンします。
従来のバーチャルサラウンドだと、聴く側もこれは「バーチャルサラウンドなんだ!」って、思いこんであげて、それでサラウンドを楽しむ感じだったんですが、このモデルはそういうの無しに、強制的にバーチャルサラウンドにしてくれている感じ。
本当にリア側にスピーカーを置く、リアルサラウンドにはどうしてもかなわない部分があるものの、複雑なセッティングやレベル調整無しにこれだけサラウンドが楽しめるなら、文句はありません。
っていうか、そのリアルサラウンドにかなわない部分って何だろうなぁ。というのが今回の疑問の出発点だったりします。
で、変わって、今度はDVDの映画「アイランド」で試聴。この時は部分、部分でサラウンドを感じるモノの、全体としては「宇宙戦争」ほどのサラウンド感がありません。
ソフトによってサラウンドの効果もマチマチだからなぁ、とは思いつつも、このアイランドに関しても、アクションシーンはバリバリにあるので、どうも効果が薄いなぁ。。と思わずにはいられないんです。
で、その答えのヒントはこの2枚の写真にあったりしました。単純な話なんですが、これで個人的には全部解決です。
何が違うかって言うと、宇宙戦争を見ているのは昼間、アイランドは夜なんです。
何!? 昼と夜でフロントサラウンドの効果が変わるのか!?っていうとそうではなくて、音量が変わるんです。
昼間だったらご近所さんに遠慮なく、ちょっと大きめの音量で楽しんでしまうんですけど、夜になるとそういうわけにもいかず、ちょっと音量を絞るんですよね。
つまり、フロントサラウンドの「S-Force PRO」なんですが、フロントスピーカーだけでリア側の音声も表現するのに、非常に微妙な音の出し方をしているんでしょうね。それがボリュームを絞りすぎると聞こえなくなってしまい、ある程度、ボリュームを大きくする必要があることに気がついたってわけです。
なので、リアルサラウンドにかなわない点っていうのも、この部分みたいで、小さな音とかでも何の手も加えず、リアから音が出せるリアルサラウンドと、ある程度音量が必要になるフロントサラウンドの差ってのが、この「リアル5.1にかなわない部分」と自分で思えているのかも。。。
大音量で鳴らしまくっていたイベント会場のフロントサラウンド効果の絶大さもこれで自分で説明がついた気がします。
なので、日曜日に楽しんだ「バッドボーイズ 2バッド」は、このあたりの経験から夜にもかかわらず?ちょっとボリュームは解放気味。AACだと、ちょっとサラウンド効果が弱まるって話も聞いていたんですが、そんなことはなく、ど派手なアクションシーンのサラウンドを堪能しまくってしまったってわけです。
ちなみに「バッドボーイズ 2バッド」って、私は初めて観たんですが、予想以上に面白かったですねぇ。もっと早く観たかった。アクションシーンとか、あんなスゴいことになっているとは思わなかったのと、一番嬉しかったのが、出てくるわ、出てくるわのソニー製品。
上はおそらくサイバーショットのDSC-P10あたりでしょうね。
利用されるホームムービーも、当たり前の様にハンディカムばっかりだし、
この電気屋さんのシーンもロゴは読み取れないし、日本では販売されていないモデルばかりなんですが、きっとソニー製のディスプレイなんでしょうね。
ヘッドホンもソニー製だし、こういうところにも満足してしまいました。今回はデジタルWOWOWで録画したものを観ましたが、DVD買ってこようかなぁ。あ、それよりもまだ買ったことがないからPSPで観るためのUMDで買ってみようかな!
さて、ソニースタイルさんにセッティングしていってもらっただけの「RHT-G1000」なんですが、今週末はいろいろ音のセッティングもいじってみたいですねぇ。
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かつぽん
2006年3月14日 @ PM 6:07
>なんかの見本みたいなすっきり設置
飲んでいたお茶が鼻に回りましたw 巧いなぁ。
メルマガでもいつも感心するのですが、ホント文才ありますよねぇ。。。
こういう表現が良いんでしょうかね?ご教授いただきたいぐらい。
店員佐藤
2006年3月14日 @ PM 7:43
♪かつぽんさん、こんばんわ。
うう、そ、そういわれてしまうと、何の見本なのか
自分でも気になってきてしまいます。(^_^;)
でも、この一体感はさすがです。
一瞬デザイン家具みたいに見えてしまうのは
私だけなんですかねぇ!?
K
2006年3月14日 @ PM 10:26
おじゃまします
ヴァーチャルサラウンド、なるほど〜!確かにある程度の音量は必要そうですね。確かに5.1chだとリアが小さな音でも鳴っていると何となくサラウンド感は保てていると思いますが、フロントだけだとそこがネックになってしまいそうですね。とても参考になりました。
店員佐藤
2006年3月15日 @ AM 9:04
♪Kさん、こんにちは。
あらら「バーチャル」→「ヴァーチャル」ですかね。(^_^;)
そうそう、私もフロントサラウンドの「S-Force PRO」の
利点はなんて言ってもリア配線無し、セッティング調整無しの
簡単さ、シンプルさなんですが、トレードオフで音量を
ちょっと大きめにする必要がある、ってのがわかった感じです。
小さな音量でもサラウンドを楽しみたい、ってことなら
リアスピーカーが必要になる、ってのがこれからの
トレンドかもしれません。