サイバーショット『DSC-WX7』の値下げとその後の話
今年2月に発売になったサイバーショット「DSC-WX7」が今日付で29,800円→27,800円の値下げになりました。
発売から3ヶ月での値下げ、ちょっと早い気がするんですが、震災以降、景況感がかなり悪くなっているので、その余波が来ているんですかねぇ。
で、それとは別に発売と同時に使わせてもらっているサイバーショット「DSC-WX7」ですが、実はあまり当店blogでは紹介をしていませんが、かなり活躍しています。利用を始めてから3ヶ月、どんなシーンで使っているのかを紹介してみたいと思います。
サイバーショット「DSC-WX7」は光学5倍ズームのCMOS搭載カメラ。シリーズの中では高性能モデルと言うよりはベーシックなところでサイズ感の小ささを訴えているモデルになります。
TVCMで北川景子さんが持っているのもこのモデルで、おそらく今シーズンの主力モデルになるカメラです。当初は妻に使わせるつもりでいたんですが、これがかなり小型で軽いもので、今ではすっかり私のバックアップのためのサブカメラに定着。
通勤時に持ち歩くのもこのカメラが一番多いんです。
で、数ある活躍シーンで一番役に立ったのがこのときです。
震災前の2月27日の話になりますが、東京ゲートブリッジに最後の橋桁が設置されるということで、夜明け前にハンディカムとデジタル一眼“α”を持って行ってきました。今思えばすごいですよね。一番寒い時期に夜明け前にずーっと屋外で撮影をするだなんて。。。
で、このときに大失敗をしてしまって、なにを失敗したってデジタル一眼“α”なんですが前日にクリーニングモードでセンサーの掃除をしてから電源を切るのを忘れてしまい、現地についたら電池がまったくない状態に。
いつもは予備の電池を持ち歩くのに、こういうときに限って予備電池も持って行っていなかったんです。あーあ、これで写真は一切無しでハンディカムでの定点観測動画撮影だけだ、と、思っていたんですが、サイバーショットDSC-WX7のおかげで写真が残せるようになったのと。。。
若洲海浜公園には自転車で行っていたんですが、その自転車にムービー撮影用のスタンドをつけていたんです。そこにサイバーショットDSC-WX7を装着すると。。。
ご覧の通り、サイバーショットでも動画の定点撮影ができるようになるんです。
おかげで2カメ体制にできました。引きの映像はサイバーショットで撮影しておいて、その間にハンディカムの方のズームを使ってゲートブリッジの細部を望遠撮影。
定点撮影ってとにかく暇なので自分でなにかやれることを探しまくるんですが、このときのサイバーショットの存在はありがたかったなぁ。それで撮影してきたのがこちらのムービーになります。
よく見ると同時進行で2台のカメラで撮影しているのがおわかりになると思います。その片方はサイバーショット「DSC-WX7」で撮ったものになるんです。
こんなに小さなカメラなのに、ハイビジョンハンディカムと同じAVCHD動画の撮影ができるんですからねぇ。すごいカメラです。
それ以外では予定外の行動で、デジタル一眼“α”を持っていなくて、写真撮影をサイバーショットだけでしたときもあります。
今年の当店blog新企画ということで「TOKYO 36景」というのを行っています。本当は全部の写真をデジタル一眼“α”で撮るつもりでいたんですが、このときはαがなくてサイバーショットしか持ち歩いていなかったんです。下見のつもりでいたんですが、その写りを見たらしっかり、きちんと撮れているもので、そのまま「TOKYO 36景」シリーズに採用!
そのとき撮ってきた写真がこちら。
おまけにパノラマスイングも撮れます。
※クリックすると別ウインドウでパノラマ写真をご覧いただけます。
CMOSセンサーを搭載した最初のモデルがDSC-WX1だったと思うんですが、あのときはまだ色乗りがちょっと不自然なところがあって、全体に淡い色調の写真になってしまっていたんですが、それも今は感じられません。
☆当店blog 11.4.15「TOKYO 36景に挑戦 その2【千鳥ヶ淵】」
そして3番目のおすすめポイントが「背景ぼかし」です。
これは被写体をサイバーショットが判断して、フォーカスを合わせた写真とフォーカスをわざとずらしてぼけのある写真を撮って、その2枚をその場で合成して、背景を大げさにぼかしたデジタル一眼カメラ風の写真を撮る、という技術。
DSC-WX7 F8.0 1/80秒 -0.7EV プログラムオート
これが普通に撮影した写真です。これを背景ぼかしにして撮影すると。。。
DSC-WX7 F8.0 1/80秒 -0.7EV 背景ぼかし
違いがわかりますか? 被写界深度を浅くしてより背景がぼけた写真に仕上がっています。この精度が今年のサイバーショットは抜群にあがっていて、今までのモデルから大きく進化した感じがあります。
発売前に私が一番大騒ぎしていた静止画3D撮影なんですけど、逆にそれはあまり使わないというか、近接撮影のときはほかに3Dで撮れるカメラがないので重宝するんですが、普通に撮影すると3Dスイングパノラマや、物理的に2つのレンズを使うブロギー3Dや3Dハンディカムにはかないません。
3D撮
影に関してもこの「DSC-WX7」はサブカメラ的な存在なのかも。
そんなわけで最強のサブカメラが今日は27,800円に値下がりしました。 旅行に行っていざカメラを使おうとしたらバッテリーが切れてた。。。なんて時にこのカメラがその窮地を救い出してくれます。普段使い+サブカメラとしての利用におすすめです。
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