『Transfer jet』をBDレコーダー、PS3で使ってみました

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近接無線通信の「Transfer jet」ですが、リクエストに応えて、BDレコーダーでの接続を昨夜、自宅で試してきました。

 

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「Transfer jet」は2月4日から出荷が始まった「置くだけで無線データ転送」を行う新しい通信規格。第1号製品として、Transfer jetステーションと、Transfer jet搭載メモリースティックが発売され、これに対応サイバーショット「DSC-TX7」を用意すれば利用ができます。

先日、初体験レポートをお伝えしたとおりでPCでのセッティングは超簡単。

USBメモリーと同じ様に認識されるので、特にドライバーや専用ソフトのインストールも必要なく、USB端子にメモリーカードアダプターをつけて、メモリーカードを入れる代わりにサイバーショットをステーションに載せるだけ、という動作をします。

そんなに簡単に使えるならソニーのブルーレイディスクレコーダーでも利用できますか?ということで、おそらく出来そうなんですが、やってみないとなんとも、ということで実験です。

冒頭の写真が我が家のBDレコーダー「BDZ-X90」の姿なんですが、たまたま超短いUSBケーブルしか用意がなかったので、PS3のゲームソフトで高さを稼いでセッティングしています。USB端子にTransfer jetステーションを接続。サイバーショットを載せます。

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そして、BDレコーダーのリモコンを使ってメニュー呼び出し。十字キーでフォトの欄までスクロールして、ここでUSB機器を選択します。

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これであとはサイバーショットの中のTransfer Jetメモリースティックの中をのぞけるようになっているので、もうあとはUSB接続をした機器と同じ状態で操作ができます。

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このとき、中には写真が1枚しか入っていなかったんですが、これを選択すれば。。。

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はい、先ほど、帰り道に撮ってきた四谷見附の交差点の写真が40型ブラビアに大写しになっています。

 

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ものは試し。せっかくですのでPS3でも実験をしてみます。我が家の2世代目80GB内蔵モデルの前面端子にUSBが2つありますので、ここに接続。あとはサイバーショットを載せます。

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PS3の場合は同じUSB接続でも2つのメモリーが見えます。一つはメモリースティック、もうひとつは内蔵メモリーの様です。ここでは上のアイコンのメモリーが画像を収納したメモリースティックの中になっていました。

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デジタルカメラ画像のところで○ボタンを押して決定すれば。。。

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はい、この通り、今度はPS3からの映像で観ることができました。実際に試していませんが、ブラビアの内蔵USB端子でも外部メモリー扱いで観ることはおそらくできることでしょう。

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ということで、おそらくですが「Transfer jet」は外部メモリーとして動くように設定されているみたいで、接続しての認証だとかなんだとかは特になく、つなげば使えちゃう、というものになっているみたいです。

他にサイバーショットとUSB接続で利用できるモノというと、デジタルフォトフレームがあるんですが、それも確かに転送に使うのなら便利そうです。

 

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あと、ついでなので転送速度を試してみました。雲取山で撮影してきた236カット、1.9GBのDSC-TX7の動画・静止画データを最新モデルの「VAIO Sシリーズ」に転送。手動計測でそれぞれ1回だけの計測なので、あくまで目安にしていただきたいのですが。。。 

 HGスロットからのメモリースティック取り込み  1分10秒
 サイバーショットのUSB接続での取り込み  2分36秒
 Transfer jetからの取り込み  5分45秒
 ノーマルMSスロットからの取り込み(VAIO Z利用)  7分46秒

ということで、実はTransfe jetでの取り込みってそんなに速くないんです。HGスロットというのはメモリースティックの高速転送規格で、昨年発売のVAIO type Pから順次搭載されはじめた規格です。この春モデルチェンジした新型VAIOもHGスロットを装備していて、メモリースティックPRO-HGを使っているときはこれがもっとも速い転送になります。

サイバーショットのUSB接続も意外と高速で、さらにその倍の時間がかかるのがTransfer jetになります。

7分もかかっているのはVAIO Zで、このモデルのメモリースロットはHG対応ではなく、ノーマルメモリースティックスロットになるので比較用に測ってみました。約2GBのデータになるので、こんなモノで済んでいますが、これが8GBのデータサイズになったりすると、この約4倍の時間がかかります。ノーマルMSスロットからだと約30分かかる計算に。。。

なので、Transfer jetですが、8GBメモリースティックをめいっぱい撮影してきたときは5分程度で済むHGスロットからの読み込みの方がおすすめ。Transfer jetを使うのはデータ量が少ないときにちょこちょこ転送するのに向いているということになりそうです。

 

今週から実戦配備でちょっと撮っては記事を書いて、というのに使っていますが、メモリーカードをいちいち差し替えないで済むというのは便利ですよ。

今週末にはTransfer jet搭載のVAIO Fシリーズが自宅に届く予定。内蔵Transfer jet用のドライバーも早速更新されているみたいですので、VAIOでも使い勝手を調べてみたいと思います。

 

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