『GPS-CS3K』vs『GPS-CS1K』の速攻比較レビュー
今日はニュースが盛りだくさんで、なかなか時間がとれなかったんですが、ちょっとずつ、新型GPSユニット「GPS-CS3K」のレビューを進めていました。
で、ちゃんとした製品レポートはまた後日、製品版で行うとして、ここではGPS-CS1Kユーザー向けの比較レポートで紹介してみたいと思います。
なお、最初にお断りいたしますが、今回のGPS-CS3Kはデモンストレーション用のサンプル機です。あちこち、製品版とは仕様が異なります。どこが違うのか指摘した説明まで受けているんですが、細かいところであちこち違う点があります。
また、いつものことなんですが取扱説明書がありません。なので、私自身が使い方をわからなくて使いこなせていない部分がかなりあります。そのアタリの話をすべて含んでいただいた上で、ご覧ください。
最初の操作中に誤ってデモモードに入れてしまい、そこから2時間、デモモードから抜け出ることができなかったりもしています。(^_^;) そんなこともあって、本当に今回は使いこなせていませんので。。。
さて、皆さん、気になるのはGPS-CS1Kとの大きさ比較だと思います。昨日もTakaさんとか、売り切れ前になんとかオーダーしたい!と、店頭にお越しいただいたりしていて、実機をご覧になったときもまず最初に気にしていたのが先代のGPS-CS1Kとの大きさ比較でしたので。
写真で見たとおりなんですが、おにぎり型から一転、こうして平型になってくれたので、機器自体は写真でみるよりも小さく感じるみたいです。薄くなっているところも嬉しいですね。
GPSアンテナの面がこうしてボディ上部にあるんですが、斜め上方向を向いてくれているおかげで縦にしても横にしても受信ができるところが嬉しい。。。自動車で利用する方も多いと思うんですが、ちょっと工夫して滑り止めするなり固定すればダッシュボードにこの状態で固定できます。
ちなみに、GPS-CS1Kの時はストラップをつけて室内ミラーにぶら下げたりして私は使っていました。
こちらが背面のフタ。この試作機よりもフタは開けやすくなると聞いています。またストラップ用のフックも見えますが、ここもパーツ変更になるようです。あとメモリースロットの上の部分に白い空白がありますが、ここに製品シールも貼られるそうです。
とにかく、これはサンプル機ですので、あとで製品版実機と違うじゃん!というのが多々あると思いますので、ご了承ください。
これが付属するキャリングカバーなんですが。。。これも仕様変更になるそうです。あくまで参考程度にしてください。聞いている話だともうちょっと大きなものになるとのことです。
このビニール素材ももしかしたら変更になるのかな? ドット模様が入っています。これだとGPS-CS1KSPについてきたカバーよりも傷が目立たなくなります。
これはキャリングカバーの背面です。上からスポッと入れてベルクロでフタをするスタイルになります。
ベルト通しとストラップフックもあります。これでカメラバッグのショルダーにつけるもよし、フックにネックストラップをつけて首からぶら下げるもよしです。
本体にもフックがあるのでここにネックストラップをつけることもできるんですが。。。これ、ストラップを通すのは至難の業です。どうしてもそのままではつけられなかったので、インチキしてネジを外して私は装着しました。
製品版ではどのようなスタイルになっているのかわかりませんが、ここを使う人はあまりいないかな?
一応、これがストラップを装着した状態。ハンドストラップをつける人はあまりいないでしょうね。ということで、これがストラップ系の報告でした。
ここからはちょっとだけ実践編です。なんせ今日は大雨だったのであんまり表に出たくありませんでした。事務所の入り口でコールドスタートから衛星を捕捉するまでの時間をまずは計測。一斉のせ!でGPS-CS3KとGPS-CS1Kの電源をいれたんですが、GPS-CS3Kは38秒で信号を見つけて、自分の位置の記録を始めました。
ビルの入り口でしかも大通りに面しているモノのあまり空は見えていない場所でこれ。
比較対象のGPS-CS1Kでは4分近くかかって衛星を捕捉していましたので、スピードは6倍! かなり感度が上がっているみたいですね。
一度衛星を捕捉すると正しい時間の表示ができます。これは私の電波時計と並べたところですが、みてください。時間がぴったり一緒なんです。いや、ぴったりは言い過ぎかな。0.2秒くらいずれているんですが、どっちが正解なのかはわからないレベルです。
カメラの時計あわせのために、この電波時計を私は購入しているんですが、これで普通の腕時計にできます。GPS-CS3Kでカメラの時間あわせをすれば、それが一番正解ですからね。
ここで約20秒時間がずれていたα700の時間を補正しました。
そのα700と、GPS-CS3K、GPS-CS1Kを持って四谷の街をちょっとだけ散歩。15分ほどかけてお店の周りをぐるっと一周してきました。
きっとGPS-CS3Kの感度はかなりあがっているだろう!ということで傘をさした上に、裏道を歩く歩く。ちょっとやり過ぎてしまって、あとで精度がだめだめになってしまったんですが、ま、こういう状況での測定なので大目にみてください。
メモリースティックですが、メモリースロットのガイドに合わせてこのように挿します。スロットのサイズがSDに合わせてあるもので、こうしてちょっと左に寄せて挿す必要があります。カチッという感触もなくスッと滑らせる感じ。
メニューボタンから「GPS」「Matching」「Tools」の
3項目を呼び出せるので、Matichigに合わせて「ENTER」ボタンを押します。
これで先ほど撮影してきたα700の撮影画像に位置情報をどんどんつけてくれます。このときは60枚の写真を撮っていて、位置情報を加えられるのは10枚程度だったんですが、その60枚の写真を読み込んで情報付加するのにかかった時間は2分39秒でした。
撮影した写真の画像サイズにもよるんでしょうけど、20枚で1分程度という見込みになりそうです。
位置情報の付加は本体だけではなく、従来通り、PCにつないで位置情報をとりこみ、Picture Motion Browserで写真にデータをヒモづけることも可能。
移動した軌跡をみるには、やはりPCとの接続が必須になります。
そうそう、このUSB接続ですが、電源供給だけすることとかできますか?例えば車で長距離の移動記録を取るときに、シガーライターソケットから電源をとって5VをGPS-CS3Kに流してあげて、記録をとり続けると言う使い方など。。。という質問があったんですが、それはできませんでした。USB端子はあくまでPCとの接続用。電池がなくても内蔵メモリからデータが吸い出せるようにするためのバスパワー供給はしますが、それで内蔵電池を充電したり、GPS駆動させたりすることはできません。
こういうのは仕様なので、おそらく製品版でもできないことだと思います。
ということで、では、その記録してきたGPS-CS3KとGPS-CS1Kの移動記録を見比べてみましょう。
まずはこれ、赤がGPS-CS3Kで、青がGPS-CS1Kです。なるほど、ビル街ということもあり、ちょっと選んだルートが厳しすぎました。(^_^;) でも実際に歩いてきた私に言わせると、新宿通を歩いたところだけがあちこちに飛んでしまっていて、裏道を歩いているところはGPS-CS3Kがかなり正確にルートを記録してくれていることがわかります。
というか、裏道ルートに関してはGPS-CS3Kはほぼ正確に記録してますよ。
あの大雨の中、傘をさしているその下にあったにしては相当優秀。
この地図に私が実際に歩いたルートを手書きでくわえてみると。。。
はい、こんなルートを歩いていたんです。(緑色が実際に歩いたルート。)
なるほど、新宿通りの大通り沿いに歩いたときはビルの反射波を拾ってしまっているんですね。裏道の方がかえって精度が高いというのは驚きです。
ということで、評価用サンプル機を使っての簡単な比較レポートでした。製品版が届きましたら、ちゃんとしたレポートをしたいと思います。
今日は一日、GPS-CS3Kをウォッチしていたんですが、販売が再開することはなかったようです。予約待ちユーザーさんからのオーダーもないみたいなんですが。。。次の受注は来月になるのかなぁ。。。まだ予約されていない方は予約ができるうちにどうぞ。
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