α55+SAL18250で撮る紅葉の平林寺

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先月いっぱいでα55本体のソニーストアのキャンペーンも一段落してしまいました。なので、今回からはα55本体の紹介というよりはαレンズの紹介という形で休日の写真日記をしていきたいなぁ、と思ってます。

11/3の文化の日は、お手軽に近所の「平林寺」というところまでちょっと早い紅葉狩りに行ってきたんですが、その時に使った高倍率ズームレンズ「SAL18250」の作例作りに挑戦してきましたので、今回は「SAL18250」のレンズ紹介レポートです。

 

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平林寺は埼玉県の新座市にあります。場所的に行くと関越道の練馬ICと所沢ICのちょうど真ん中あたりで近くに電車も通っていないところ。バスで行くようなところなんですが、我が家から行くとちょうど良い道があるんです。

道というか用水路跡になるんですが、野火止用水というのがお寺さんの裏を通っていて、跡地がずーっと、志木の駅近くまで通っています。

隣の駅の朝霞台には朝霞浄水場という東京都の浄水場もあってその水道道路もあるし、この和光、朝霞、志木、新座という地域は実は水の町だったりします。

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ということで、この野火止用水の跡地を通って直線的に平林寺へ向かいます。サイクリングロードのように1本の道として完備されているものではなく、クルマの通れない遊歩道的になっていて、一部途切れていたりもするんですが、大きな坂もなく信号もなくほぼサイクリングロード的な道。

今回もナブユー「NV-U35」を使ってナビゲートをしてもらうんですが。。。なるほど、サイクリングモードではこういう遊歩道も優先してくれないようです。一般の道、一般の道へと誘うんですが、これはNV-U35の検索ルートのロジックというよりは、ゼンリンさんの地図データの方にそういう属性がないから?ということなのかなぁ。

ま、この道の存在を知っていれば、ナビをしてもらう必要もないわけですが。(^_^;)

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さて、その野火止用水を上流に向かって走っていくとちょっとショッキングなところに出会いました。旧川越街道を越えるとフタのしまった野火止用水ではなく、本物の野火止用水の脇を走行することができたのに、なんと、その用水路を整備してフタをしてしまうそうです。

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あららら。写真左のところが本当の用水路だったのに、完全に埋め立てられてしまったようです。うわー、これは残念。

この工事によって新川越街道まで用水路サイクリングロードが延びたことになるんですけど、これで江戸時代からの風景というか名残がまた一つなくなってしまいました。

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川越街道、国道254号線を越えると、また用水路が復活。ま、確かに用水路としてちゃんと整備されているのはここからですし、気を取り直して、また平林寺を目指します。

平林寺の近くまで行くと、埼玉と東京の県境とは思えないような農村の風景になります。用水路沿いには茶畑と柿の木があって、まさに住宅街と農地の境目みたいになります。

ここで休憩がてらリュックからα55+SAL18250を取り出して1枚シャッターを切っておきます。

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α55+SAL18250 F10 1/125秒 焦点距離18mm

昨日は午前中、雲一つない秋晴れの日でした。なんでも11月3日の文化の日は晴天率が80%にもなるそうです。妻が美容院の予約さえ入れていなければ、どこかに遠出したかったのになぁ。

と、野火止用水と空の写真を18mm(27mm相当)の広角側いっぱいで撮影したら。。。

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α55+SAL18250 F6.3 1/400秒 焦点距離250mm

続いては250mm(375mm相当)の望遠いっぱいでほぼ同じ場所からなんですが、こんな柿のドアップ写真が撮れます。ハンディカムで言うところの13.8倍ズーム。

こういう高倍率のズームレンズってハンディカムでは当たり前なんですが、デジタル一眼レフのレンズでは珍しくて、付属のキットレンズなんて18-55mmなので3倍ズーム程度にしかならないんです。ハンディカム的な撮影ができるのがこの高倍率ズームレンズ「SAL18250」の便利なところ。

Wズームレンズの場合は18-55mmと55-200mmのレンズ2本がついてきますが、この場合、ワイド側と望遠側で、使い分けるときにいちいちレンズ交換をしないといけなくなります。18-250mmならば、これ1本でワイドも望遠もすぐに撮影ができるので「レンズ交換が面倒だからいいや」ということでのシャッターチャンスを失う機会もなくなります。

いろいろな取材、写真日記のためにαを使おうとしている私の場合、このレンズはとにかく便利に思えて09年の1月に入手。以来、旅撮影の主力として使っています。

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平林寺に着いたところで入り口を1枚パチリ。これもワイド側いっぱいで撮影すれば27mm相当の広い画角での撮影が可能。

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ここで大ニュースですが、平林寺の入園料が300円から500円に値上げされていました。代わりにお札が1枚もらえただけのものが、ガイドペーパー付きにグレードアップしています。ガイドペーパーにはオススメの周遊コースの案内、それとこれは季節によって変わるんだと思いますが、もみじの分布案内があったり、なかなか。

そうか、このガイドペーパーが200円か。。。初めての人にはより親切なものになりそうです。

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さて、境内の中の散策を始めるんですがまだ紅葉しているところは全体の10%程度。不思議なモノで同じもみじでも場所によって色づいていたりまだだったり。高いところから今は紅葉しているみたいです。

で、ここからもSAL18250の高倍率ズームが威力を発揮します。

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α55+SAL18250 F6.3 1/400秒 焦点距離250mm

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α55+SAL18250 F6.3 1/400秒 焦点距離250mm

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α55+SAL18250 F6.3 1/1000秒 焦点距離250mm

より高級なレンズをお使いの方から見るとボケに輪郭があってうるさく見えたり、DTレンズなのでワイド側絞り開放だと周辺光量が落ちて見えたり、シャープさがイマイチとか思うかもしれませんが、それはSAL70300Gとかのブランドレンズと比べた場合の話。

それはそうです。フルサイズ対応の望遠だけのズームレンズに写りでかなうわけがありません。Gレンズと比較して写りがどうこう言う以前に、このレンズは1本で広角からこれだけの望遠まで全部カバーすることが可能。

私の様にド素人が初めてデジタル一眼レフカメラを持って、まずはなにか作品チックな写真を撮ってみたい、どんな状況にも対応できるようなレンズが欲しい、ということであれば、このレンズの右に出るモノはそうそうないのではないかと。

綺麗なもみじの葉っぱを見つけては、ズームリングをグリグリ回しながら、キレイにボケが見える背景になるようにちょっとずつ場所を移動してパチッ、パチッとシャッターを切っていく、そんな時にシャッターを切る機会を増やしてくれるレンズだと思います。

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ちなみに電子ビューファインダーを装備している「α55」は本当に便利。撮影する前からビューファインダー越しに、あ、これは全部黒くつぶれるな、で、空は白く飛ぶな、というのが大体わかります。

これが光学ファインダーだと自分の目ですべてのコントラストが見えてしまうため、撮影するまで確認ができないんですが、電子ビューファインダーの場合はファインダー越しにセンサーの限界がわかります。

で、こういうときに使うのが「オートHDR」でしょう。オートHDRを使えば。。。

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α55+SAL18250 F9.0 1/80秒 焦点距離18mm オートHDR使用

こんな感じでなんの調整もなく、空が青くなって逆光になっているはずの木々も色がしっかりと出てきてくれます。

紅葉狩りには最適なカメラじゃないですか? ソニーのα55って。

α55を持っているなら、この時期は毎週、紅葉狩りに行かないと損!

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こちら、国歌にもある「さざれ石」です。石に石がくっついちゃう現象で相当な時間がかかるものだそうですが、それが展示されているんです。

ただ、光線の状態が最悪で、コントラストがありすぎて普通に撮影すると上写真の様になるところが。。。

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オートHDRにすると、こうして見た目に近い状態の写真にしてくれます。

なんでもかんでも記録したい、私の様な旅写真のお伴にはα55+SAL18250がやはり最強かも。

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境内には川越城主だった松平家の古いお墓もあります。相当な年月が経っているモノばかりで、ここも荘厳な雰囲気。

ここでもオートHDRを使うと。。。

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ちゃんと青い空、そしてお墓に刻まれた文字までしっかりと見えるようになります。芸術性もそうですが、こうして記録性も高めてくれるα55のオートHDR機能に満足、満足。

シャッターボタン手前の「D-RANGE」というボタンに機能が割り当てられているのもGOODで、この機能を頻繁に利用する人にはボタン配列も最高なんです。

 

で、ここ平林寺は野鳥観察にも良いところで、境内のあちこちで野鳥の声が聞こえます。いつもは聞き慣れない「ギーギー」という可愛い声がするので、その声を追って木の下まで歩いていき、そこで撮ったのがこちらの写真。 

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α55+SAL18250 F6.3 1/320秒 焦点距離250mm

声の主は「ヤマガラ」さんでした。へぇ~、こんな変わった声を出すんですね。SAL18250で野鳥を撮影するときはフォーカスエリアを中央重点に切り換えるのがコツです。これで野鳥をフレームの真ん中に捕らえて、あとは連写でバッシバシと撮りまくります。もちろん、高速連写優先モードで秒10コマでバンバン撮ります。

上の写真はその時の撮ったオリジナルの画角です。

で、それを横1600ドットで等倍で切り出したのが下の写真です。(クリックすると横1600ドットサイズで見られます。)

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α55+SAL18250 F6.3 1/320秒 焦点距離250mm 実寸にトリミング

やや、フォーカスが甘い感じに見えるかもしれませんが、これがこのレンズを私が使ったときの限界くらいです。これよりももっとシャープに写るのが望遠ズームレンズ。

やはり広角から望遠まで全部をカバーしようとすると画質に無理が出ます。これよりももっとクリアでシャープに写るレンズは高額レンズにいっぱいあるんですけど、それでも、ここまで大きくトリミングできるだけで十分かな。

こうして野鳥がやってくる瞬間なんて本当に一瞬なので、レンズ交換無しにすぐに野鳥撮影に移れるのがやはり魅力。そうなんです。2009年から「野鳥撮影をするぞ!」って宣言してあちこち遊びに行っていますが、どんな時でも野鳥が狙えるようにしてくれたのが、この高倍率ズームレンズ「SAL18250」なんです。

今回は静止画だけの撮影にしか使っていませんが、これがα55の場合、手ぶれ補正付きの動画撮影
カメラにもなるわけです。そういう時にはさらにこの高倍率ズームの恩恵があるんだろうなぁ。(今回も撮ってくれば良かったのに、すっかりヤマガラ見つけて興奮してAVCHD撮影のことを忘れていました。(T_T) )

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そんな野鳥の森の足下を見れば、なにかの芽がいっぱい出てきています。もう季節は秋なのにこれから何が伸びてくるんでしょう? α55で撮影した場所をすべて記録してあるので、また次に来たときにこの場所がどうなっているのか気にしてみたいと思います。

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平林寺の秋はこれからが本番! なんですが、最初に案内したとおり入場料が500円に値上げになっているのと。。。それと、カメラファンにはとても残念だと思いますが11~12月の紅葉期間中は三脚を使った撮影が禁止されました。

はい、確かにマナーの悪いカメラマンさんが多くて、三脚で場所を占有する方を見受けます。そうするとこうして「ご遠慮ください」というルールが出てきてしまうんですよね。三脚を使っての紅葉撮影はできませんので、カメラだけをお持ちの上、お越しくださいませ。

 

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★ソニースタイル 高倍率ズームレンズ「SAL18250」のご案内はこちらから
 

☆当店blog 10.10.24「SAL18250で撮る自衛隊観閲式」 

 

 

そうそう、それと、このアイテムを試してきました。

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オプションのマグニファイングアイピースです。ファインダー像が1.15倍になるというアクセサリーでα55のアイカップと交換して装着します。

使ってみての感想ですが、確かに液晶テレビの画面をインチアップしたような感覚で大きなファインダー像を見ることができます。ですが、やはり周辺部を見るのがやや難しくなります。私の様に野鳥撮影が目的としてあるなら中央部の解像感はかなりあがるのでオススメなんですが、全体のフレーミングをするのがやや難しくなります。風景撮影には向きません。

それとファインダーとLCDの切り替えが手動になります。マグニファイングアイピースを装着すると常にファインダーをのぞいているもの、とカメラが判断するので、プレビュー画像を確認するために背面液晶を使うのにもイチイチボタンを押して切り替えをする必要があります。これが慣れないと結構不便。

ただ、こういうものって使っているウチに体が操作を覚えるので手動切り替えはそれほど面倒ではなくなるかなぁ。で、プレビュー画面を液晶でみるクセを身につけてしまえば、こっちのものにはなると思います。

α55と望遠レンズを使うならこれは揃えておきたいアクセサリーだと思います。

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★ソニーストア マグニファイングアイピース「FDA-ME1AM」のご案内はこちらから
 

☆当店blog 10.10.26「α55で使うマグニファイングアイピース『FDA-ME1AM』」  
☆当店blog 09.6.25「マグニファイングアイピース『FDA-ME1AM』開梱レポート!」

 

 

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★ソニースタイル 新型デジタル一眼「α55&α33」の案内はこちらから

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☆当店ホームページ デジタル一眼「α55&α33」ファーストインプレッション
 
※ソニースタイルさんでの数十分の体験時間でのレポートです。本体の概要案内が中心です。

☆当店blog 10.8.26「スピード一眼『α55』ファーストインプレッション Part2」 
※実機をお借りして数時間の試用ができた時のレポートです。EVF機ならではの不明点をレポートしています。

☆当店blog 10.8.31「スピード一眼『α55』ファーストインプレッション Part3」 
※あまりたいしたレポートはしていませんが、お客様からのご質問事項などを検証しました。

☆当店blog 10.10.10「SAL16105と行く秋の上高地写真散策」 
☆当店blog 10.10.3「α55、NEX-5と行く首都高川崎線一般開放デー」 
☆当店blog 10.10.2「最初のはじめてレンズにおすすめ『SAL50F18』で吉川ハイキング」 
☆当店blog 10.9.23「スピード一眼『α55』で撮るインディジャパン2010」 
☆当店blog 10.9.16「α55ってSDカードとメモリースティックとどっちが良いですか?」 
☆当店blog 10.9.12「羽田D滑走路へ行ってきました」 
☆当店blog 10.9.11「α55のAVCHD動画撮影に初挑戦」
 

☆当店blog 10.9.16「α55用レンズフード『ALC-SH108』開梱レポート」 
☆当店blog 10.9.16「α55向けアクセサリーキット『ACC-AMFW』開梱レポート」 
☆当店blog 10.9.10「液晶保護セミハードシート『PCK-LM1AM』開梱レポート」 
☆当店blog 10.9.10「デジタル一眼『SLT-A55VY』の開梱レポート」 

☆当店blog 10.9.16「当店経由のαご購入特典プレゼントのお知らせ」 
☆当店blog 10.9.7「α55発売日直前の販売店裏情報」 
☆当店blog 10.9.6「新型デジタル一眼『α55』の受け入れ準備はOKですか?」 
 
☆当店blog 10.9.5「『α55』『NEX-VG10』の特別体験会 Vol.3」 
☆当店blog 10.9.4「『α55』『NEX-VG10』の特別体験会 Vol.2」 
☆当店blog 10.9.3「『α55』『NEX-VG10』の特別体験会」 
☆当店blog 10.9.3「デジタル一眼『α55/α33』のカタログレポート」 
☆当店blog 10.9.3「α55の購入特典「αスタートブック&DVD」が完売」 
☆当店blog 10.9.2「デジタル一眼『α55』が予約受注を再開しました」 
☆当店blog 10.8.25「α55のオーダーレポートとαニューカタログの話」 
☆当店blog 10.8.24「デジタル一眼『α55』を買いました」 
☆当店blog 10.8.24「透過ミラー採用新型デジタル一眼『α55/α33』発表」

 

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