日本初公開のHDヘッドマウントディスプレイを見てきました
今日からソニービルショールームで展示の始まったHDヘッドマウントディスプレイを今日の朝一番で見に行ってきました。CESで参考出品されていたあれです。
2月27日までのすごく短いイベントなんですが、そのイベントレポートです。
久々にやってきた銀座のソニービルショールーム。そういえば来週は東京マラソン2011が開催されるんでしたね。のぼりがあちこちで見られて雰囲気が盛り上がっています。いいなぁ、コースになっているとこういう飾り付けがあるのか。。。うちのビルの前もコースになっていればいいのに。(ちょっとずれちゃっているんです。)
さて、目指すは8Fの会場「オーパス」なんですが、せっかくなのでショールームを下から全部見ていきましょう。
1Fから2Fにかけてのイベントスペースでは現在「女子力TIPS」なる展示が行われています。どんなものかというと。。。
これは私も感心してしまったんですが、女子目線で見たときのソニー製品の利用の仕方をコーナー展示しているというもの。女子会とかで集まるんだけどちょっとマンネリなのとお金もかかって。。。というときにウォークマンを使って自宅でカラオケにしちゃいません!?というような提案。
ウォークマンの歌詞表示機能、カラオケモードを使ってさらにブラビアに表示しちゃえばカラオケ代がかからないし好きな曲がなんでも歌えるじゃん!というすごい提案。
エクササイズもYoutubeでせっかくビデオを見つけても、パソコンでは画面に出して見るだけ。これをブラビアで見ればエクササイズビデオになるじゃない!という提案。
突拍子もなさすぎるんですが、アイデアとか使いこなしってこういうものですよね。
ダイエットを始めると気になる食品のカロリー表示。私も気持ちはわかります。で、ソニーのカーナビ「NV-U35」を自転車で使えばカロリー表示ができるじゃない!っていうこれまた私の気がつかないところを訴求するパネル。
すごいなぁ、もしかしてこれってバレンタイン需要でPLAZAにやってきている女性のお客様を狙い撃ちしているような展示なんでしょうか?
面白い展示に心打たれてしまいました。なんか女の子の方が今の世の中楽しそうに見えるなぁ。
☆ソニービル イベント案内「ソニーの女子力向上TIPS集」のご案内はこちらから
さて、いつものことですが前置きが長くなってすみません。本題です。
オーパスというのは200インチの大スクリーンがある部屋と、その入り口部分に分かれているんですが、その入り口部分のスペースでヘッドマウントディスプレイの体験会を行っていました。
用意されているのは2台のみ。それを並んで試聴させてもらうという感じです。
このヘッドマウントディスプレイですが、頭に装着するようなものはなく今のところは手で持って支える形になります。あくまでコンセプト展示というか、これは製品化されるモデルではなく、有機ELを使った3D立体視ができるヘッドマウントディスプレイです。その技術をみてください、というものです。
これをみてまさか「手で持って支えるのはしんどい」とか言う人はいないと思いますが、そういう展示です。
で、あとで持って見てわかるんですがこれが以外とずっしりします。1kgもないと思いますが見かけよりはどっしりした重さ。これを仮に頭にかける仕組みを取ったら「すごく重い」とかいう感想ばかりになりそう。
私が行ったときは二人の方しか見ていなかったんですが、そのお二人がずーっと試聴しているので、結構待たされました。(^_^;) というか、自分でも見てみてわかったんですが、初めての3Dヘッドマウントディスプレイということで、確かにずーっと見ていたくなってしまうんです。
オープン直後に入ったものでわかりませんが、これ、絶対に夕方以降、長蛇の列になると思います。
さて、ようやく私の順番がまわってきました。これが3Dヘッドマウントディスプレイです。ディスプレイと一緒にサラウンドヘッドホンも装着されています。
これを両手で持って自分の目に当てるということをします。
視度調整機能などはなくメガネを使う人はそのままでのぞいてください、ということになっています。あいにく私はメガネを忘れてきてしまって(>_<)メガネを試すことができませんでした。軽度の近視なのでメガネ無しでも見ることはできるんですが、もったいない。
眉間のところにあるダイヤルは目の間隔を調整するためのもので、普通の方は3のままでよいとのことです。確かに試してみたんですが4でも2でもダメで、調整幅がかなり大きいのかも。子供の時に2とかを使うんだろうなぁ。
で、肝心の画質なんですが、いやぁ、これはすごい。
見られるのはグランツーリスモ5のデモ映像、元気ロケッツの3Dミュージックビデオ、バイオハザードの予告編という内容でした。(すみません、次の人がいたのであまり長時間見られませんでした。全部ではないと思います。)
感触としては割と近い距離で200インチくらいのサイズのスクリーンを見ているような感覚。有機ELなので液
晶の様なバックライト感がなく黒いところは真っ黒で枠の外と同じ暗闇というのはまさにプロジェクター感覚です。ドット感もまったくなく解像度は1280×720なんだそうですが、しっかりハイビジョンの画質で映像が楽しめます。
立体感も十分感じられるし、これ、前々から私は言っていますが、3Dテレビを買って3Dメガネをかけるよりも、こうやって3D対応のヘッドマウントディスプレイを使った方が合理的じゃないですか。いよいよ実現するというか、画質的にはもう十分、実用レベルですよ。これ、すぐに欲しい~。
画質についてのコメントですが、私はあまりボキャブラリーがないため、評価はそんなものになってしまうんですけど、これは一見の価値がありすぎです。
見終わると任意でアンケートに答えることになります。画面サイズはどれくらいに見えますか?というのがあり、私が答えたのは小中規模の映画館のスクリーン並と答えてきました。
そして、これがいくらだったら購入するか、ですが、うーん今時点であれば10万円までなら出すかなぁ。早いところ発売しないとテレビ自体の低価格化が進んでいるので価値が下がってしまう気がします。年末までに出て欲しいなぁ。。。なんせ、これとPS3があれば3Dでグランツーリスモが楽しめるし、3Dソフトがなんでも楽しめるようになります。
で、実は衝撃を受けたのはこれだけではありませんでした。
同時に開催されている「元気ロケッツ」の3Dミュージックビデオの上映会をOPUSで行っていて、それを3Dプロジェクターでみるということができます。
ソニーさんからいただいた3Dのデモディスクに元気ロケッツのミュージックビデオが入っていて、これの完成度が無茶苦茶すごいんです。ウチの店頭でデモ映像を楽しまれたお客様は大抵、この電気ロケッツで「すげー!」って驚いてくれるんですが、これ、桁違いの出来なんですよ。
デモディスクではワンコーラスしか楽しめないんですが、ここでは初めてフルコーラスを楽しむことができました。1番もすごかったけど、2番はまた別の展開になっていたのか。。。これは飽きませんね。現時点で最高の3Dコンテンツじゃないですか?
音楽に疎くて曲名も知らなかったんですが「make.believe」という曲だったとは。
“make.believe” 3D Music Clips e.p. [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: SMR(SME)(D)
- メディア: Blu-ray
帰ってきてから速攻でamazonさんにオーダーしたのは言うまでもありません。現時点で価格は2,000円ちょっと。これはお買い得です。
3Dブラビアをお持ちの方は、このディスク、絶対に買った方がよいですって。
ちなみに、このオーパスのスクリーンが200インチです。こっちを先に見ておくとサイズ感がわかりやすいかも。この200インチスクリーンを最前列よりもちょっと前くらいで見ている映像が3Dヘッドマウントディスプレイのサイズ感に近いという風に感じました。
ということで、簡単ではありますが、日本初公開の3Dヘッドマウントディスプレイの公開イベントのレポートでした。ヘッドマウントディスプレイのこと自体を上手くお伝えすることができないんですが、こういうのは実機を触ってみないとすべては伝わらないと思います。
展示マシンが2台しかないこと、それと一人一人の視聴時間がおそらく長くなると思いますのでこれから長蛇の列になると思います。なにか列に並んでいるときに時間をつぶせるモノを持って行った方が良いかもしれません。
展示期間は2月27日(日)までと、極端に短いので、このチャンスをお見逃しなく!
☆ソニービルOPUS イベント情報「日本初公開 3D対応HDヘッドマウントディスプレイ体験」