ソニーが『認証型コンセント』を開発
ソニー(株)の報道資料によると、電力を利用者や機器ごとに管理する「認証型コンセント」を開発したとのことです。
難しそうな話になりそうですが、報道資料を読んでみると内容は簡単なもの。コンセントにFelicaポートを装備して、電力を供給するコンセントと、電力を受けるプラグで認証をとるというもの。
コレによりなにが出来るかというと、たとえばですが、コンセントが常時電力を供給するのではなく、認証されたプラグが刺さったときだけ電力を供給するので、なにか異物を挿したときに感電しないですむ、事故を防ぐことができる。だったり。。。
共用部分にあるコンセントにあらかじめ認証をとった機器しか電力供給しなければ、たとえばビルの掃除にはコンセントを使えるけど、第3者が勝手にコンセントを使おうとするとそれは利用ができなくできる。とか。。。
空港やホテルなどで自分の手持ちの機器に充電をする際、認証をとった機器に課金して充電ができるとか。。。
なるほど、認証が取れるといろんな応用が効く様になるんですね。将来的には家電製品全部に装備が必要になりますが、それにより安全性や便利さが高められると。
普及には時間がかかりそうですが、こんな技術も近い将来、普通に使われる様になるのかも。ちょっと前まではこういうのを聞いても遠い未来の話の様にしか思えなかったんですが、東日本震災をきっかけに電力についての考え方が大きく変わりつつあり、それを思うとすごく実現性の高い技術に思えます。
☆ソニー報道資料「電力を利用者や機器ごとに管理、利用する提案「認証型コンセント」を開発 ~非接触ICカード技術と新開発「電力線重畳通信技術」により実現~」