カールじいさんの空飛ぶ家
今日から公開のピクサー映画「カールじいさんの空飛ぶ家」を見に行ってきました。
当然、3D上映です。ちょっと高い2,000円の鑑賞券をインターネット予約で5日前に買っておきました。夏に初めて3D長編映画「ボルト」を見て以来、予告編でカールじいさんを知って、この日が来るのを楽しみにしていました。
時間になって入場しようとしたら、前回の「ボルト」の時とは違う点がひとつだけありました。
なにかというと、メガネです。
前回もらった「REAL D」のメガネが左。右にあるのが今回のメガネです。REAL Dは偏光フィルターだけで左右の目に違う映像を見せる技術で、メガネを非常に安く作ることができるため持ち帰ることもできます。(それなので、今回はまた使おうと思って持ってきました。)
対して今回の赤いメガネですがこれは貸し出し用になっているXpanDというメガネ。左右で交互にシャッターを使って見える映像を違うものにする方式。
方式の違いについての詳細はセイコーさんのサイトでわかりやすく紹介されています。
眉間のところに小さな窓がありますが、これが赤外線センサーになっていて、ここで画面から同期信号をもらうみたい。なのでメガネがずり落ちたときにメガネを持ち上げる動作をすると、そのたびに同期が崩れます。
で、このメガネ、電池も内蔵しているし仕組み的に重くてよくずり落ちるんです。前回と同じ映画館に来たのに方式が違っちゃっているってありなんでしょうか?
期せずして違う方式の3D映像を見ることができるようになったわけですが、私の記憶の中にあるREAL Dの映像と比べると、画質的には特に差はなし。画面の明るさについては圧倒的にREAL Dの方が明るくて、XpanDの方が半分くらいの明るさになっているかも。(XpanDの映像はかなり暗く感じます。)
不思議なのは本編映像は映画らしく24コマのぱたぱた映像なんですが、最後のエンディングロールのところだけブラビアのモーションフローみたいに非常にスムーズなスクロールになっている点。なにか3D用に特殊な処理をしているみたいです。なにをしているんだろう?
で、これが一番致命的なんですが、XpanDはレンタル式で見終わったら返さないといけないんです。たまたまかもしれませんが、私の借りたメガネと妻の借りたメガネがともにあまり綺麗な状態のものではなくて非常に見にくかったです。これはだいぶ気分を萎えさせます。
XpanD方式ですが良いところ無しです。なんでREAL Dから変えてしまったんでしょう。というか、今後もこの映画館、XpanD方式を取るなら別の映画館に行かなくは。。。もしくはメガネクリーナーを自分で用意して出かける必要有りです。噂には聞いていましたが、レンタル式のメガネの扱いがこんなにひどいとは。。。
映画の内容はメガネとは関係なく、また感動して帰ってきました。前回の「ボルト」はディズニー映画。「カールじいさん」はピクサー映画になっていて、何が違うかというとやはりストーリーなんですかねぇ。(それとキャラクター販売のしかた。)
TVCMでは頑固じいさんが、旅をする物語みたいになっていますが、映画をみると想像していたストーリーとは全く違っていて、どこも頑固ではなく自分の未来をそこに見ている気さえしました。
立体映像による没入感の高さもあって、今回も引き込まれて帰ってきました。
ドルビーデジタルによるサラウンド上映が始まったときも映画館に足を運ぶ機会が増えて、その後、リビングにサラウンド環境ができると、映画館より自宅の方が快適に映画が観られる。なんて思っていたのが、3D上映のおかげで、また映画館に足を運ぶ理由が増えてしまった気がします。
まだ自宅で3D映像を観たい、3D映像を観るためにテレビを買い換えたい!とまでは思いませんけど、来年夏の「トイ・ストーリー3D」はまた必ず3D上映館で観てみたいと思います。
できればREAL Dの上映館で。(シネプレックスではなくワーナーに行けばREAL Dということが判明。次はワーナーに行きます。)
カールじいさんの空飛ぶ家 カールじいさん ビニールフィギュア
- 出版社/メーカー: ホットトイズ
- メディア: おもちゃ&ホビー