Xperia Aで使うワイヤレスオーディオレシーバー『DRC-BTN40』レビューレポート

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初月度で64万台の出荷台数を記録したというドコモの「Xperia A」。大ヒットですね。今回は私も時代の波に乗れた感があって、楽しく毎日使わせてもらっています。

と、同時にXperia Aに搭載されるNFC機能。昨年発売されたスマートフォンから搭載されていて、私も今回の乗り換えで初めてNFC機能を搭載したスマートフォンを使うようになったんですが、慣れてしまうとあれなんですね。NFC機能が搭載された機器を買い集めたくなってきてしまうんです。

今までNFC対応製品とか出てきてもそれほど興味もなく、ふーん、NFCがついてるんだ、くらいにしか思っていなかったんですが、今はNFC中心に製品を見るようになってきてしまいました。

そんな中で今回購入したのは比較的買いやすい製品。NFC対応のワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BTN40」です。

 

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さて、私はちょっとした問題を抱えて通勤をしています。

ソニーのプレミアムヘッドホン「MDR-1R」シリーズの中でBluetooth機能を搭載した「MDR-1RBT」を今は通勤時のヘッドホンに使っています。

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☆当店blog 12.10.24「ワイヤレスヘッドホン『MDR-1RBT』開梱レポート」
☆当店blog 12.10.20「『MDR-1R』シリーズの当店オーダーレポート」

☆当店blog 12.10.19「プレミアムヘッドホン『MDR-1シリーズ』が先行予約販売開始」
☆当店blog 12.8.31「『MDR-1』シリーズ ショールーム展示レポート」
☆当店blog 12.8.30「『MDR-1』シリーズが日本でも発表!」
☆当店blog 12.8.30「ソニー・ヨーロッパにて『MDR-1R』発表」

 

やや大きなオーバーヘッドタイプのヘッドホンですが、“α”アクセサリーとして登場したスリングバッグ「LCS-SB1」を通勤バッグにしているので、大きなカメラをバッグに入れてなければインナーケースにヘッドホンを入れてしまうので持ち運びに苦労することもありません。

音もBluetoothヘッドホンの中では最上級のもので、デジタルアンプ「S-Master」を唯一搭載している搭載しているモデル。まったく音質に不満はないどころか、これ以外のヘッドホンはもう使えなくなってきてしまっています。

しかし、この時期になって問題が出てきた、というのはわかりますよね。

オーバーヘッドホンなので、やっぱり暑いんですよ。

特に熱がこもりやすいとかいうことはなく長時間使っても快適でいられるヘッドホンなんですが、やっぱり夏ですしね。あと、週末におでかけして使うレンズなどを持ち帰るときはバッグがいっぱいになってしまうため、ヘッドホンを会社に置いていくこともしばしば。

と、いうわけで、ポケットにくしゃくしゃ、っと入れられるヘッドホンを用意したいんですが、もう無線に慣れきってしまったもので有線ヘッドホンを使いたくありません。で、さらにNFCコレクターになりつつあり、NFC対応機器を手元で増やしたい、となるとほぼ一択で、これになってしまいます。

それがNFC対応のワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BTN40」になります。

ヘッドホンがセットになった「DRC-BTN40K」というモデルもあるんですが、価格の違いは1,000円ほど。

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付属するヘッドホンは「MDR-EX100SP」相当のものの様で販売価格1,480円のモデルが一緒になっています。でも、そういう価格帯のヘッドホンはさすがに使わないかなぁ。。。どうせ、手持ちのインナーイヤーヘッドホンを使うので、レシーバー単体で購入をすることにしました。

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こちらがワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BTN40」です。本体と一緒に入っているのはマイクロUSBケーブルだけです。

NFC製品がどうこうではなく、最近のモバイルガジェットはどれもこれもマイクロUSB端子で充電をするので、ケーブルが共通化できて助かるんですが、同梱のマイクロUSBケーブルの数もかなり貯まるようになってきました。

使い方は簡単。NFC対応製品ではないものと接続するときは普通のBluetooth機器としてペアリングして使います。電源を5秒くらい長押しするとペアリングモードに入るので、それで接続したい危機からペアリング操作をします。

NFC対応製品だともっと楽。その手順の一部始終をご案内します。

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まずはマイクロUSBケーブルを使って充電します。空のところから満タン充電で約2.5時間。これで使用時間は約8時間(連続通話)になるそうです。

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充電池が満タンになったら、レシーバーのボディの脇にあるNFCのスライドスイッチをONにします。最初からONになっていましたが、一応確認。

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そして、レシーバーの電源は切れたままで良いので、使用中のスマートフォンにNFCマークがくっつくようにピッ!と、くっつけます。

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これで画面に出ているペアリングの設定を「はい」でタップすれば、初期設定が終了です。これだけで、もうレシーバーが使えるようになりました。スマートフォンの音はレシーバーから流れてきます。

これで、もう一度NFCをタッチすれば今度は接続が切れます。

あとはこれの繰り返し、タッチすればレシーバーの電源が切れていても通信接続するし、もう一度タッチすれば接続終了。

これがNFCなんです。

 

昨年、丸いワイヤレススピーカーの「SRS-BTV5」が爆発ヒットしていましたが、今なら気持ちがわかるなぁ。。。

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当時はCEATEC JAPANでもドコモブースでNFCの訴求を始めたばかり。NFC機能搭載のスマートフォンが登場したばかりで、NFCで何かつなぎたいんですけど、まだ対応製品があまりなかったわけです。

そんな中でも一番わかりやすくて使えそうなものが「SRS-BTV5」だったんでしょうね。当時、私もNFC搭載のスマートフォンを買っていたらいちころだったと思います。

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ワイヤレススピーカーと機能はほぼ一緒でヘッドホン版になるというのがワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BTN40」になるわけです。こちらも使用シーンはいっぱいありますよ。

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まずは最初に試したのがこちらでした。私のスポーツ用ヘッドホンとの組み合わせ。まだ実際にジョギングには使っていませんが、これなら腕に巻いたXperia Aとコードで接続することなくヘッドホン利用が可能。

音楽を聞くだけではなく「runtastic」アプリを使った走行距離、時間のアナウンスにも利用ができます。

ちなみにレシーバーは軽いですよ。たった20gだけです。見た目に重そうに見えるかもしれませんが中身はスッカスカに感じられます。相当スペースがありそうなので、もうちょっと小さくしてくれても良いのに。。。とか、思ってしまうくらい。

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これを買ったのは先週末だったんですが、週があけてからはいろいろなヘッドホンで試しています。

モニターヘッドホン「MDR-EX600」なども使ってみるんですが、これはヘッドホンの方がオーバースペック気味。音声はBluetoothで飛ばしているので、さすがにアンプからの直接出力をされた高音質というものではないと思います。

クセはないんですが、これだとちょっと聞こえすぎてしまうというか。。。

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個人的にベストに思えたのがこちら。型がひとつ古いんですがバランスド・アーマチュアヘッドホンの「XBA-3」です。私が手持ちのヘッドホンで試した中ではこれがベストに思えます。

バランスド・アーマチュアヘッドホンは密閉性が高くノイズキャンセリング機能を必要としないほど外界の音をシャットダウンしてくれます。これが地下鉄通勤にはもってこい!なのと、それとこのヘッドホンって音がはっきりくっきりするじゃないですか?

ワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BTN40」の音がややもっさりした感じというかちょっと輪郭の甘い音になるように思えて、それを打消してくれる感じに聞こえます。

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もともと、Bluetoothのインナーイヤータイプのヘッドホンとしては「XBA-BT75」の購入を検討していたんですけど、こっちって、バランスド・アーマチュアのユニットが一つしか入っていないんです。上位のモデルと聞き比べるとやはり音の幅がちょっと。。。という声を聞いていたので、うーん、どうしよう、という感じで迷っていたんです。

しかも、このXBA-BT75にはさすがにNFC機能も搭載されていません。そこで「DRC-BTN40」と、BAユニットを3発、4発搭載したレシーバーと組み合わせたら、理想的かな?とは思って居たんですが、まさにベストマッチ。

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BAユニット4発搭載のモデルでの試聴はしていませんが、この歯切れの良さはきっといいバランスで聴かせてくれると思います。

 

そして、せっかくBluetoothレシーバーがやってきたので、ここで試してみたいことがひとつあります。

それがこれ。

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現時点でソニーBluetoothヘッドホンの最高峰モデルになるMDR-1RBTとのアンプ対決です。MDR-1RBTとどっちが音が良いか、とかいう話ではなく、MDR-1RBTの搭載しているデジタルアンプS-Masterの効果がBluetooth経由でもどれくらい音質がアップしているのかわかりませんでした。

MDR-1RBTには有線の入力端子も搭載されており、ここに「DRC-BTN40」から出力されている音を入力。これと、MDR-1RBT自身でBluetooth受信した音を聞き比べるわけですが。。。なるほど、この差はすごいですね。

もう、なにもかもがMDR-1RBTの内蔵デジタルアンプの方が上でがっかりしてしまうんですが、バランス的には「XBA」シリーズのBAヘッドホンを使うことでちょうど良くなる感じがします。

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「DRC-BTN40」はスマートフォンだけではなく、VAIOとの接続ももちろん可能。NFC搭載のVAIO Duo 11ともタッチをすれば、それだけで画面に接続許可のメッセージが表示されるので、それをタップするだけで、面倒なペアリング操作は必要がありません。

こんなちょっとしたユニットのおかげで、なんでもかんでも無線でタッチするだけで使えるようにな
っていくわけです。

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ということで、まだNFC対応のスマートフォンを使っていない方は「ふーん。そうなんだ。」という話にしか聞こえないかもしれませんが、今後発売されるスマートフォンはほぼすべてNFC対応になってくるでしょうし、もしかするとサイバーショット、ウォークマンなどにも対応が広がってくるかもしれません。

今から買うならNFC対応になっている製品かどうか、気にされた方がよいと思いますよ。

なお、「DRC-BTN40」ですが、発売は2012年10月10日でした。発売からだいぶ経ってからの商品紹介になっていまいました。定番製品は大体1年に1度のモデルチェンジをするので、あと半年待つと新製品が出ている可能性もあります。

ですが、このモデルのカラーラインナップもそのタイミングで変更になってしまうことがあります。お気に入りの色があるようでしたら今のうちです。

特にブラックとホワイト、ピンクは定番カラーですが、この色のブルーはなくなりそうな気配がしますね。Xperia本体をミントカラーで選択したこともあり、私はこのブルーが気に入って購入したというのもあります。なんか、今年はブルーカラーのものが見の周りに増えそうです。

 

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