Windows 8 タッチパネル対応『VAIO Tシリーズ 13型』レビューレポート

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発売からだいぶ日が経ってしまいましたが、Windows 8搭載VAIOのタッチパネル搭載モデル、59,800円~で購入できるVAIO Tシリーズ13型モデルの紹介です。

Windows 8搭載モデルなら、やはり一番人気の「VAIO Duo 11」が欲しいところなんですが、納期がもう年内ギリギリになっているのと、価格をシミュレーションしてみるとやや高くなるので、同じモバイルノートのVAIO Tシリーズだったらどうかな? と言う視点でタッチパネルモデルで2番目に小型軽量なTシリーズの様子をお伝えしたいと思います。

 

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もう12月に入ってから新製品レポートをするのも遅すぎるくらいなんですが(>_<)今回は本当にすみません。引越期間に全部やれることだったもので。。。

さて、VAIO Tシリーズ13型モデルですが、すでに開梱して使い始めてから3週間くらい経っています。11月にあった「ソニーフェア in 青山」というイベントの時に、オーダー用のPCとして「VAIO Duo 11」を用意していたんですが、もしもなにかトラブルがあったとき、どうもオーダーがしにくいとかいう時、バッテリー切れになってしまったときなどに利用できるよう、予備機として持って行っていたんです。

その後も私のWindows 8習熟練習マシンとして、自宅と会社の行き来を何度かしているんですが、これもなかなか使い心地が良いんです。VAIO Duo 11との違いなどを中心に紹介していきます。

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まずは、なんで今シーズン、VAIO Duo 11を当店では一押しにしてきたのか、という話にかかってきますが、これが決定的に違います。液晶画面の位置。写真左がVAIO Tシリーズをはじめとする一般的なノートブックPCのスタイルです。写真右がサーフスライダー方式を採用しているVAIO Duo 11の形です。

これを見ればわかりますが、タッチパネルを利用するWindows 8 OSの場合、この形で画面をタッチするんです。支点がPC本体の中央に来ているVAIO Duo 11の場合は画面をタッチしても揺れないんです。

VAIO Tシリーズでは底面のフットプリントの一番奥にある液晶パネルをタッチするわけで、これだけ不安定な形のところをタップするため画面が揺れるし、本体が軽いとフラフラと不安定にもなります。それがないところが「VAIO Duo 11」の大きなアドバンテージなわけで、見るからにこれは大ヒットの要因のひとつという感じがします。

で、そんな特殊なスタイルのVAIO Duo 11ですが、それと比べてVAIO Tシリーズのメリットってなにかないのかといえば、あります。

これが一番大きなVAIO Tシリーズのメリットになると思うんですが、キーボードピッチです。

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写真で見ていただくとわかりやすいと思うんですが、サーフスライダースタイルを採用するため、VAIO Duo 11はどうしてもキーボードの面積が狭くなります。縦方向に短く実際に使ってみるとサブノート的なちょっと指の間を詰めてキー入力するようなイメージになります。

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タイルが並んでいるスタート画面では、基本的にタッチパネルでの操作がメインになり、あまりキー入力はしない、というようなイメージですが、メールアプリなどで返信をするとか、あとはskypeでのチャット、twitterアプリなどではキー入力する機会が頻繁にあります。

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文字入力が比較的に機会として多くある、という方でしたらVAIO Duo 11ではなく、VAIO Tシリーズで選んでおいた方が良いかも。

VAIOを使い慣れている方でしたら「VAIO」キーや「ASSIST」キーなども普通に配置されているので安心してお使いになれると思います。

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さて、VAIO Tシリーズにタッチパネルが登場したのはこの秋モデルが初になります。2012年夏モデルでVAIO Tシリーズが登場していましたが、そのときにはまだタッチパネルモデルは存在していませんでした。

タッチパネル選択をすると上記の様に液晶画面が全域ガラスパネルになりベゼルがなくなります。

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タッチパネルは今のところVAIOオーナーメード項目の選択パーツになっており、+10,000円のアップグレードパーツに設定されてます。VAIO Tシリーズ13型モデルはベースモデル価格がキャンペーンで59,800円~になっていますが、タッチパネルモデルにすることが前提ですと69,800円~となります。

なお、こうした普通のスタイルのノートブックPCでもタッチパネルは必要ですか?と、聞かれたら、私の場合は「思い切り必要です」と答えてしまいます。

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一度もタッチパネル搭載のWindows 8マシンを使っていないのであれば、わかりませんが、一度慣れてしまうと、もうだめなんです。

画面にボタンが出てくると、もう私の場合は条件反射で画面を触ろうとしてしまい、それはVAIO Duo 11や、タッチパネル搭載のVAIO Tシリーズ 13型モデルをいじっているときだけではないんです。自宅のVAIO Fシリーズや、VAIO Pシリーズを操作しているときでも手がついつい出てしまいます。

ほんの1ヶ月くらい前までは画面を触ることなんて、まずなかったんですが、慣れは恐ろしいですね。

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Windows 8搭載モデル向けに、今年の夏モデルからVAIOではこうした広いタッチパッドを採用するようになっていたんですが、これよりもやはりタッチパネルです。

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位置が微妙な操作の時などはタッチパッドも使うし、マウスも使ったりするんですが、それでもおおざっぱな操作の時には画面に手を伸ばしてしまうのがWindows 8です。

こうして、タッチパネル、タッチパッド、マウスの3つの操作ができるというのも便利と言えば便利。Windows 7からWindows 8への過渡期に関してはこういう操作ができる方が楽なのは間違いありません。

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あと、他にVAIO Duo 11にアドバンテージがあるとしたらゲームをするときかも。最初に入っているマインスイーパ、ソリティア、TapTiles、WORDAMENTは、どれもタッチ画面を前提に用意されたゲームの様で、細かい操作は必要なく、指で遊べる様になっています。

VAIO Duo 11の場合はゲームを始めたらすぐにタブレットスタイルに切り替えてしまい、膝の上でのんびりと遊べるんですが。。。

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VAIO Tシリーズの場合はタブレットスタイルにはならないので、どうしてもこうしたノートPCスタイルでのゲームプレイになります。

今まで、このスタイルでマインスイーパとかソリティアをして時間をつぶしてきたのに、なんかタブレットスタイルで一度遊んでしまうと、どうもこれではやる気になれません。(^_^;)

ゲームをしない人には関係がありませんが、これもアドバンテージのひとつかも!?

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あと、これはVAIO Tシリーズのメリット。メモリー増設ができないVAIO Duo 11に対して、VAIO Tシリーズはバッテリー交換、メモリー増設などが自分の手でできます。

底面にあるバッテリーをコインで外して、その下に出てくる小さなプラスネジを外すとメモリー増設スロットなどが出て来ます。

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VAIO Tシリーズ13型もDDR3L SO-DIMM PC3L-12800を利用しています。店頭展示機は4GBメモリー搭載モデルになっており、メモリースロットはひとつ空いています。

自分で4GBメモリーの増設モジュールを買ってくれば、それでフル増設にすることができます。

 【メモリー】選択
選択項目 アップグレード価格
8GB(4GB×2) +9,000円
6GB(4GB+2GB) +6,000円
4GB(4GB×1) +3,000円
2GB(2GB×1) +0円

わかりやすい価格体系になっています。

自己責任でのメモリー増設になりますが、4GB選択をしておいて、あとから自分で4GB増設にすれば、多少安上がりにすることができます。

ちなみに増設メモリーのアップグレード価格ですが、VAIO Duo 11と全く同じ価格設定になっていました。

 

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あとは、気になる話でいくと。。VAIO Tシリーズにカラーバリエーションがあれば。。。という声はお客様からたまにうかがうのですが、天板などのこの素材感はVAIO Tシリーズの特長でもあるし、このモデルにカラーバリエーションが登場する日はくるのかなぁ。。

それよりは、これ、発売時期はずっと早いはずなのにBluetoothマウスの「VGP-BMS11」がすごいベストマッチングします。

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素材もアルミ素材になっているし、これはタッチパネルである、ないに関わらず、VAIO Tシリーズをお使いになるなら是非一緒に使っていただきたいアクセサリーです。

 

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以上、カンタンではありましたがVAIO Tシリーズ13型モデルの実機レポートでした。

VAIOオーナーメードモデルの詳細もちょっと見てみましょう。

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本日時点で納期が1月12日になってしまい、プロセッサーのアップグレードをすると12月30日お届け目安になるVAIO Duo 11に対して、VAIO Tシリーズ13型モデルはまだ納期にもゆとりがあり、今日時点で12月18日お届け目安になっています。2週間かからずに納品されます。

価格もVAIO Duo 11が94,800円~なのに対して、VAIO Tシリーズ13型モデルは59,800円~と3.5万円も安く設定されています。VAIO Tシリーズをタッチパネル仕様にアップグレードしても69,800円~と、まだまだ安いんです。

プロセッサーの価格も比べてみましょう。

 【プロセッサー】選択
選択項目 VAIO Duo 11 VAIO Tシリーズ13型
Core i7-3667U
(2GHz)
+30,000円
(10,000円オトク)
Core i7-3517U
(1.90GHz)
 +20,000円
(10,000円オトク)
+15,000円
(17,000円オトク)
Core i5-3317U
(1.70GHz)
+4,000円
(11,000円オトク)
+10,000円
(6,000円オトク)
Core i3-3217U
(1.80GHz)
+0円 +0円

おもしろいですね。同じプロセッサーを選択できるんですが、モデルによってこうしてアップグレード価格が違っているんです。

比較してみて私もはじめて気づいたんですが、VAIO TシリーズではCore i5プロセッサーがやや割高に設定されています。キャンペーンの盛り方が大きく違っていて、VAIO Tシリーズを買うならCore i7-3517Uがオトクということがわかります。

 

 【ストレージ】選択
選択項目 VAIO Duo 11 VAIO Tシリーズ13型
SSD 512GB
(512GB×1)
+55,000円
(20,000円オトク)
SSD 256GB
(256GB×1)
+25,000円
(5,000円オトク)
+25,000円
(10,000円オトク)
SSD 128GB
(256GB×1)
+5,000円 +10,000円
(5,000円オトク)
HDD 500GB
(+SSD 32GB)
+4,000円
(6,000円オトク)
SSD 64GB
(64GB×1)
+0円
HDD 320GB
(+SSD 32GB)
+0円

 

ストレージのアップグレードはVAIO Tシリーズの方がいろいろ選べるようになっています。512GBのSSDが選択できるし、HDDとSSDを両方搭載したハイブリッドHDDシステムにすることも可能。速度を優先しないで容量を優先してあえてHDD 320GB+SSD 32GB仕様にすることも可能。

VAIO Duo 11でSSDを64GBのままで使う事はちょっと考えられませんが、VAIO Tシリーズなら320GBのHDD仕様であれば、容量的に不足して使いにくいということにはならずに済みます。

 

ということで、タッチパネル+Core i7-3517U+4GBメモリー+320GBハイブリッドHDDという仕様でオーダーをすると、これが87,800円でオーダーができるんです。

どうやって計算してもVAIO Duo 11の場合はへんにこだわってしまって(メモリー増設は後からできない、SSDのみの選択で容量的に256GBを選択せざるを得ない、など。)価格を15万円以下に押さえ込むのが至難の業なんですが、VAIO Tシリーズだったら交換がきかないタッチパネルとCore i7だけ選んでおけば、あとからどうにかなる、という初期投資の少ない形でのWindows 8搭載VAIO購入ができるわけです。

ちょっと条件を自分で考えないといけませんが、感覚的にはVAIO Duo 11の半額くらいで買える様なイメージです。

 

納期も速いし、まずはタッチパネルのWindows 8を使ってみたい!という事でしたら、VAIO Tシリーズ13型モデルもオススメです! 

 

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