スペックはどう選ぶ?!4K対応&VAIO史上最高のパフォーマンスを誇る「VAIO S15」総まとめレビュー!
新型ノートPC「VAIO S15」2019年モデルに関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機レビューのほか、スペックのシミュレーションなどを行なっています。
1.3分でわかる「VAIO S15」2019年モデルの進化ポイント
4.「VAIO S15」で4K UHD BDソフトのHDR出力に挑戦!?
5.スペックはどう選ぶ?!「VAIO S15」オーナーメードレポート
■3分でわかる「VAIO S15」2019年モデルの進化ポイント
新型のVAIO S15ではデザインが一新され、VAIO PCのメインストリームラインとして人気の高い「S Line」のVAIO S11/S13/SX14と統一したフラットアルミパームレストボディになっています。
剛性が向上しているほか、ディスプレイを開くとキーボードが持ち上がり、タイピングしやすい角度が付くチルトアップヒンジ構造を採用し、よりスマートなモデルへ変化を遂げました。
■デスクトップ級ノートパソコン
VAIO S15は15.6型ワイド サイズのモニターを搭載したノートPCです。新たに第8世代インテル Core プロセッサー Hプロセッサーラインが採用され、ノートPCの多くで採用されている省電力優先のUプロセッサーラインCore i7と比較して、パフォーマンス優先のHプロセッサーライン Core i7では、CPU性能が2倍以上に向上しています。
一般的なノートPCとのパフォーマンスを比較したのが上記の表です。同じ第8世代でもそのパフォーマンスの差がお分かりいただけると思います。
先代のVAIO S15(2017年モデル)もデスクトップPCと同じ標準電圧版のHプロセッサーを搭載しており、デジタル一眼“α”のRAW現像や、4K動画編集など重たい作業もぐいぐいこなしてくれるので、当店でも大活躍となっていた一台でしたが、それと比較してもこれほどの差。
これは実機が来たら4K書き出しがどのくらい早くなるのか是非試してみたくなるところです。
また、Core i7は6コア/12スレッド駆動に進化しており、Adobe Photoshop Lightroomなど、マルチコアに最適化されているアプリケーションでは、より大きなパフォーマンスを発揮します。
その性能は、文字通りデスクトップPC級。動画編集や写真整理など、負荷の大きい作業だけでなく、ExcelやPowerPointでのビジネス文書作成など、ふだん使いでも大きな違いを感じられると思います。
■高速×大容量、ストレージの特性を引きだすデュアルドライブ構成対応
メモリーは大容量32GBが搭載でき、動画や画像編集、多数のアプリケーションを同時に使用しながらの作業が快適に行えます。広帯域・低レイテンシーなDDR4メモリーを採用したことで、レスポンスも高速化しています。
さらに大容量なHDD、高速なSSDのほか、HDDにフラッシュメモリーを組み込むことで速度と容量を両立させた「1TB Hybrid HDD」を選択可能。SSDは一般的なSATA SSDのほか、より高速な「第三世代 ハイスピードSSD」を選択できます。
高速なストレージの搭載は、ファイルコピーやアプリケーション起動など、日常的な作業の高速化につながります。
■さらに見やすく美しくなった15.6型大画面ディスプレイ
広視野角が見やすい高品位15.6型ディスプレイ搭載。さらに、ディスプレイベゼルを従来モデルの半分以下にスリム化。画面周りがすっきりしたことで、動画や写真などのコンテンツにより没入しやすくなりました。
新たに4K解像度(3840×2160ドット)パネルも選択可能(標準的な製品はフルHD解像度=1920×1080ドット表示)になっており、写真や動画の表示・編集などといったクリエイティブな用途にもおすすめです。
4KディスプレイはVAIO SX14で初めて選択できるようになりました。ソニーストアでSX14の展示モデルの画面を接写して撮影し、さらにトリミングして切り抜いた4Kディスプレイの画面が上記の画像です。
同じ壁紙をVAIO S13のフルHDディスプレイで表示しているものを撮影したものがこちらです。
4Kブラビアの説明をするみたいな話になりますが、解像度4倍の4Kディスプレイとハイビジョンディスプレイの差はこれだけあります。見え方にかなりの違いがあるのがあるのがお分かりになると思います。
■利用頻度の高いインターフェイスをフル装備
インターフェイスは4K出力対応のHDMI端子、VGA端子(アナログRGB出力端子)、有線LAN端子、SDメモリーカードスロットなどのほか、高速なUSB 3.1(10Gbps)端子を遙かに上回る、40Gbpsという圧倒的な情報量をやりとりできる最新インターフェイスThunderbolt 3端子(USB Type-C端子と共通)を搭載。
デスクトップPC用グラフィックカードをノートPCでも使用可能にする外付けGPU BOXや、高精細ディスプレイへの複数画面同時出力、Thunderbolt 3 接続対応のSSDによる超高速外付けストレージなど、ワンランク上の機能拡張が行えます。
■トリプルディスプレイ出力に対応
HDMI端子/VGA端子(アナログRGB出力端子)と、USB Type-C™端の同時出力が可能なため、内蔵ディスプレイを含めて3画面同時出力が可能です。※HDMI出力とVGA出力は排他利用になっています。端子も片方を挿すと片方は使えなくなるように配置されています。
■Ultra HD BD対応のブルーレイディスクドライブを搭載可能
最新規格Ultra HDブルーレイ(Ultra HD BD)の再生に対応したBDドライブは、映画などの4K映像の再生が可能。従来のブルーレイに収録されたハイビジョン映像と比較して、4倍の解像度の映像が楽しめます。
なお、4K HDRでの再生を行うには、DisplayPort 1.2以降、4K対応、HDR/HDR10およびHDCP2.2対応ディスプレイを、USB Type-C端子に接続する必要があります。ということはブラビアにこのVAIO S15を繋げば4K HDRも楽しめるということですね!
■セキュリティーとユーザビリティを両立する指紋センサー
センサーに指先を置くだけで瞬時にログインできる、Windows Hello対応の指紋認証機能も選択できます。当店でも違うモデルのVAIOでこの指紋認証を利用していますが、面倒なパスワード入力がいらないので、使ってみるととても便利です。
■使いやすい2ボタンタッチパッド&テンキー付きキーボード
デスクトップPC向けキーボードと同じ、キーピッチ約19mmのフルサイズキーボードを搭載。意外と利用頻度の高いテンキーも用意されているので、表計算ソフトなどでの数値入力も快適に行えます。
ホームポジション中央に配置されたタッチパッドは意図しない左右ボタンの押し間違えを防ぐ、クリックボタン付き。Windows 10ジェスチャーにも対応しており、スクロールやズームイン/ズームアウト、ページ送り/戻り等の操作もタッチパッド上で快適に行えます。
■「VAIO S15」開梱レビュー
こちらがパッケージから取り出したVAIO S15です。ソニーストアのオーナーメードモデルは購入時に自由にプロセッサーやメモリー、ストレージを選べますが、店頭展示モデルはCore i7 8750Hプロセッサーに、32GBメモリー、第3世代ハイスピードSSD 512GBと、ハイブリッドHDD 1TBという仕様になっています。
今回のVAIO S15はストレージを2つ搭載できるのも特徴です。起動ドライブとデータドライブに分けて、4K動画編集や写真のRAW現像が終わったらせっせとSSDからHDDへデータを移動して、1TBのハイブリッドHDDの容量がいっぱいになってきたら外付けの4TBくらいの外付けHDDにデータを逃がして、また編集を続ける、という使い方ができます。
写真左が新型のVAIO S15で、写真右が従来モデルのVAIO S15になります。ディスプレイサイズは同じ15.6型(ソニー時代より15.5型という表記でしたがサイズ的には15.6型でした)ディスプレイですが狭額縁になっているのと本体デザインがスリムデザインになり見かけはやや小さくなっています。
外観もVAIO PCのメインストリームラインとして人気の高い「S Line」のVAIO S11/S13/SX14と統一したフラットアルミパームレストボディになっています。
ACアダプターは既報の通り、大型化しています。写真左が新型VAIO S15のもので写真右が2017年モデルのVAIO S15のACアダプターです。新型が19.5V/4.62Aで、従来モデルは19.5V/3.3Aになっています。
プロセッサーが第8世代のものになりかなりパワフルになっているのですが、それに合わせて必要な電力容量も増えているため、こうして大型のACアダプターが必要になります。アダプターとVAIOを接続するジャックは2017年モデルも2019年モデルも同じ形になっているのですが、共用はしないでください、とのことです。
(大は小を兼ねるので保証はありませんが、新型のものを従来型のモデルに使うことは可能だと思いますが逆はできませんのでご注意を)
SSD 512GBとハイブリッドHDD 1TBのデュアルストレージ仕様にしていますが、初期状態で空き領域は「438GB/475GB」と「931GB/931GB」になっていました。
ディスプレイのテキスト拡大率は「250%」が推奨値になっています。100%表示にしても、なんとか文字や読み取れるサイズではあるのですがソフトウェアの各種ボタン表示が小さくなりすぎて操作性が極端に悪くなります。個人的には150%~200%くらいで使うのがオススメです。
プリインストールソフトですが、VAIO(株)製になってからはプレインストールソフトがほとんどなにも入っていません。マイクロソフトが用意しているゲームアプリのアイコンがいくつか入っているくらいなので、これを右クリックして「アンインストール」すると、ほぼ素のWindows 10になります。
今はSSD搭載で購入される方が多いですが、やはりSSD起動になるとハードウェアの進化もあわせて爆速でOSが立ち上がります。ちょっと大げさですがスマートフォンやタブレットを使っているみたいなスピードでWindowsが扱えます。
いままではCore i7とCore i5プロセッサーの違いを体感で見分けることができるか?と言われたら体感ではわからないんですよね、最近の高速化されたプロセッサーでは、という話をしていましたが、新型VAIO S15のCore i7搭載機は猛烈に反応が速く、違いがはっきりと分かります。
そこでシネベンチを使ったCPUとグラフィック性能のベンチマークテストもしてみました。
第8世代の超低電圧プロセッサーのパフォーマンスはかなりのものでデスクトップ用のHプロセッサーを搭載しているVAIO S15とほぼ同じくらいのベンチマーク結果を見せてくれていたのですが、新型の6コア 12スレッドのHプロセッサー「Core i7-8750H」は2017年モデルのCore i7プロセッサーのほぼ倍近いスコアを叩き出しています。
これだけ差があると体感上でも違いを感じられるようになるんですね。これだと4K動画編集のレンダリングも爆速で行えそうです。
ワードやエクセルなどを使うために、従来だとマイクロソフト Officeを購入してプリインストールさせたりしていたのですが、最近は「Office Online」というブラウザ上でなら無料で使えるオフィス機能が用意されています。
クラウドにあるOneDriveにファイルを置いておけば、無料でオフィスソフトが使えるので、昨年あたりから当店の展示機にはOfficeはインストールせずにOffice Onlineを使っています。
最大の欠点はインターネットにつながったオンライン状態でないと使えないことになるのですが、VAIO S15の様に持ち歩くことのないホームノートPCであれば、こうした選択もありかもしれません。
RAW現像ソフトの「Capture One」もテキスト225%表示でご覧の様なレイアウトでの表示ができます。16:9のワイドディスプレイなのでブラウザ表示を右に持っていくと、プレビュー画面がちょうど3:2画角で上下いっぱいの表示になります。
4Kディスプレイだとフォーカスの合い具合が一発で見分けられます。フォーカスが甘い写真だとすぐにそれが見分けられるので写真選別がスピードアップします。
当店のPCにはPlayMemories Homeの他にMusic CenterやImaging Edgeなどもインストールしてあります。これで当店の4K動画編集環境は完成。CドライブのSSDに素材を読み込ませて編集をして作品が完成したらDドライブにどんどん収納していく、という使い方をしたいと思います。
■Thunderbolt 3を使った外部GPUのパワー
新型VAIO S15の目玉機能としてThunderbolt 3 ポートを搭載し、グラフィックボードを内蔵したGPU BoxをUSB type Cに接続する事でVAIO S15のグラフィック性能をアップさせることができます。
デモで見させてもらったGPU BoxはGIGABYTE製のAORUS RTX 2070 ゲーミングボックスです。こちらでPCソフトの「エースコンバット7」のプレイなどを見せてもらいました。
ちなみにGPU Boxについてですが、これはデスクトップPC用のグラフィックボードをノートPCで使える様にするための製品で、基本は電源を搭載したGPU Boxのケースを購入して、それに自分でグラフィックボードを挿して作り上げる、というものなんだそうです。
価格はグラフィックボードの性能によるのですが、大体の目安が10万円くらいになるとのこと。
上記のGIGABYTE製のGPU Boxは製品として用意されている物で、やはり10万円ちょっとで販売されています。中を見ると半分は電源部分で、グラフィックボードを挟んで反対側には巨大なファンが設置されていました。
VAIO S15との接続はUSB type Cケーブル1本でつながるのみ。
デバイスマネージャーを開くとディスプレイアダプターとして「NVIDIA GeForce RTX 2070」が見られます。VAIO(株)の方で測定したところ3Dベンチで最高3.9倍のパフォーマンスをたたき出すとのこと。
CINEBENCHを使ったベンチマークをGPU Boxのありとなしで測定した結果がこちらです。フレームレートで実に2倍近いパフォーマンスを出していることがわかります。(テスト環境は4Kディスプレイではなく2K HDディスプレイ搭載のモデルでした)
そういえば、以前、店頭で「アートディンク A列車で行こう9 」のゲームソフトをお持ち込みくださったお客様がいらして、一緒にVAIOから4Kブラビアに表示させて4Kでゲーム映像を表示して遊んだ事があるんですが、かなりカクカクした表示になっていました。だいぶ昔の話なんですがVAIO S15+GPU Boxでプレイしたらグリグリ動くのかもしれませんね。
■「VAIO S15」で4K UHD BDソフトのHDR出力に挑戦!?
当店で展示するVAIO S15は当然Blu-ray対応ドライブの搭載を選択しています。プロセッサーやグラフィックチップなどはすでに4K UHD BDソフト対応のものになっているので、BDドライブを搭載するだけで4K UHD BDソフトの再生に対応します。
4K UHD BD再生のためのソフトウェアもプリインストールされています。4K UHD BDソフトの再生対応をしているのはパッケージ版ではPowerDVD「17」からとなっているのですが、バンドル版では4K UHD BDソフトの再生に対応。
早速、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の4K UHD BD版をドライブに入れて再生を試してみました。すると、搭載しているディスプレイがハイダイナミック(HDR)に対応をしていないため通常のダイナミックレンジ(SDR)で再生しますか?というメッセージが表示されます。
あまりよくわかっていないのですが、ちょっと前のWindows 10のソフトウェアアップデートで「Windows HD Color」という機能が搭載されていてHDRビデオのストリーミングに対応しているとかいったような項目を観たことがあります。
ディスプレイがHDRに対応していなくてもOSレベルでHDR→SDR変換をしてくれる機能があるのかな?と思ったのですが、どうやら、こうしたパッケージソフトのHDR再生には対応されていないようです。
結論からいうと何をやっても内蔵ディスプレイで4K UHD BSソフトの映像をHDR出力することは出来ませんでした。
ですが、さすが4K解像度のディスプレイです。映画「ボヘミアン・ラプソディ」を再生してみると、おなじみのLIVE AIDでのライブシーンが4K解像度で目に入ってきます。
これでもか、というほどの人を隅々まで確認することが出来ます。HDRではなくSDRでの再生になるのですが15.6型ディスプレイにこれだけの凝縮感がある映像を観るとやはり迫力ありますね。
色域などはsRGBでほぼ100%に近いカバー率になっているそうですし、4K UHD BDプレーヤーとしては充分でしょう。
VAIO S15の仕様の細かいところを読むと、HDMIからの出力ではHDR映像の出力はできないとなっています。実際に4Kブラビアに接続してUHD BDソフトの再生をするのですが、ご覧の通り、4K映像の出力は可能ですが画質モードを除いてもHDRマークは表示されていません。HDMI出力でも4K SDRまでの出力となります。
ブラビアでの全画面表示を解いてWindows表示にしようとすると、上記写真のようなメッセージが表示されるので、ソフトウェア上ではHDR/10bitで再生してハードウェアでSDR変換をしているのかもしれません。
4Kブラビアへの出力はHDMI端子の他にUSB type Cのディスプレイ出力を使う方法もあります。
この場合も仕様表には『Ultra HDブルーレイを4K/HDRで視聴するためには、本機のUSB Type-CコネクタからDisplayPort1.3以降・4K・HDR/HDR10及びHDCP2.2対応の機器に接続してください。』という表示があります。
4KプラビアのHDMI入力端子にUSB type C→HDMI変換ケーブルを使って接続して試してみたのですが、この場合もHDR出力はできませんでした。
ちょっと淡い期待をしていたのですが、どうやらUSB type C→DisplayPort1.3でないと出力ができないようです。詳しい制限内容がわからず、どこが原因なのかわかりませんが、VAIO S15での4K HDR再生は難しいようです。
最新版のPowerDVD 19を使えば、もしかしてHDR出力ができるのでは?ということで無料試用版をダウンロードしてみましたが、無料版では機能としてUHD BDソフトの再生機能は搭載していませんでした。
そこで、製品版のPowerDVD 19を購入。最新版のPowerDVD 19では8K対応になっているのとグラフィックボード各種に対応、さらにプログラム本体が64bit版にネイティブ対応しているとのこと。4K HDR再生対応目的で購入しましたが、いろいろメリットが多そうです。
ということで、製品版の「PowerDVD 19」でUHD BDソフトを再生してみるのですが、やはり内蔵ディスプレイではHDR再生はできません。
しかしSDR映像をHDR変換して再生出来る「TrueTheater」という機能が搭載されているので、そちらに期待をしてみましたが。。。
設定画面を開くと、UHD BDソフトの再生映像にはこれらのHDR変換機能は使えないそうです。
HDMI経由とUSB type C経由で4Kブラビアに表示しても同様にHDR出力をすることは出来ませんでした。これで撃沈です。
ただ、Power DVD14でWindow表示したときに「HDR/10bitモードでの再生を停止しますか?」というメッセージは表示されませんでした。ソフトウェアの内部的には違った方法で再生をしているみたいです。
ということで、VAIO S15からの4K HDR出力については、これ以上、試す方法が思いつかないので現時点ではできませんでした。なんとかHDR再生をしたかったのですが残念。
ただ、PowerDVD 19の再生機能がなかなかユニークで、YouTube動画をご覧の様なタイル表示で作品を見せてくれる機能がついています。
検索窓に「HDR」という言葉を入れるとYouTubeに投稿されているHDR動画をずらっと並べてくれます。スターウォーズの最新作エピソード9の予告編も4K HDRで用意されてました。
再生して見るとYouTube動画についてはHDRらしい映像を見せてくれます。TrueTheater機能も使えます。YouTubeの4K HDR映像再生をするのには「PowerDVD 19」は良いかもしれません。(YouTubeの再生機能はプリインストールのPowerDVD14にはついていないようですのでご注意ください。)
■スペックはどう選ぶ?!「VAIO S15」オーナーメードレポート
VAIO S15では搭載メモリーが32GBまで増設できます。OSが32ビットだった時代には3GBの壁がありましたが、ついにその10倍サイズのメモリーが搭載できるようになりましたね。
そこで疑問に思うのがそんなに搭載メモリーって必要か?というところ。Windows 10になってからOSを起動させているだけで3GBほどのメモリーを使ってしまっているので、何をするのにも8GBは必須! 動画編集やRAW現像をするなら16GB搭載を推奨、というのを店頭ではご案内しています。
気になるのは自分のPCのメモリー使用量だと思いますが、実はその目安をタスクマネージャーで確認することができます。
タスクマネージャーは、Windowsのツールバー(一番下にあるバー)で右クリックすると呼び出せます。ここでパフォーマンスタブを開いてメモリーを選択すると、動作している状態のPCのメモリーの使用状況がわかります。ここに「コミット済み」という表示があるのですが、これが現在、必要なメモリー量になります。
日常的に使用している仕事用のVAIO Zですが、搭載メモリーは8GBなんです。この記事を書いているところで3つのブラウザとメールソフト、フォトショップ、PlayMemoris Homeと他にもTwitterクライアントなども同時に使っているのですが、この状態でメモリーは12.9GB必要なんだそうです。
そう、じつは自分の作業用PCはメモリーが足りていないんです。その場合もPCはクラッシュしないようにストレージをメモリー代わりに使うのですが、そのためにストレージに作ってあるスワップファイルのサイズが22.9GBとなっています。スワップファイルを使い始めるとアクセススピードが格段に落ちるためPCのパフォーマンスがかなり下がるんです。確かに文字入力の際にやや遅れて表示があったり変換が遅かったりします。(T_T)
搭載メモリーを16GBに増設すれば、またスムーズに動作をするのでメモリー増設をしたいところなんですが、VAIO Zは後からのメモリー増設ができません。このまま使うしかないわけです。
従来モデルのVAIO S15ではメンテナンスフラップが用意されていたので、こういう場合に自分でメモリー増設をすることが出来たのですが、実は新型VAIO S15はこうしたメンテナンスフラップが全てなくなっています。VAIO S15本体の底面を全部バリバリと剥がしてしまえば改造はできるかもしれませんが、こうした内部パーツの載せ替えはメーカーさんの保証対象外になります。
そのため新型VAIO S15のメモリー増設は最初に決めておく必要があります。現在使っているPCの作業が一番重たい状態を作り出して、そのときに必要なメモリー量であるコミット済みメモリのサイズを見てみて、これが16GBに近い様であれば32GBメモリーを選択した方が良いかもしれませんね。
ストレージ選択は従来モデル同様、デュアルストレージ仕様になっています。SSDのためのM.2ドライブとHDDのための2.5インチドライブの2つのストレージを用意しており2つとも搭載することも出来るしSSDのみ、HDDのみという仕様にもできます。
内蔵メモリー同様、こちらのストレージも新型VAIO S15では交換ができないので購入時に選択する必要があります。
もっとも一般的な使い方は起動ディスクになるCドライブのSSDにOSとソフトウェアをインストールし、HDDを使うDドライブをデータ保管場所として利用する、という使い方です。
動画編集やRAW現像マシンとして使う様であれば、写真や動画のデータを最初に取り込むところはCドライブにしておき、そのまま編集作業を全てCドライブで行います。作品編集が完了したら、完成した作品ファイルと必要な素材をDドライブに移動して、また編集領域になるCドライブの容量を空けておく、という流れで使います。
一般的な利用方法で写真や音楽データの保存をするためにPCを使う、という方も、Windows の設定でデータの保存場所をすべてDドライブにしておくことで快適に使うことができます。
保存先の変更はWindowsの設定画面から「システム」>「ストレージ」>「その他のストレージの設定」>「新しいコンテンツの保存先を変更する」から保存先の指定をDドライブしてしまえばOKです。
これで自動で取り込まれる音楽データや写真、ビデオデータがDドライブのHDDに設定されます。「アクセスは高速だけど高価で小容量」なSSDと「アクセスは遅いけど安価で大容量」なHDDのいいとこ取りが行えます。
外付けHDDにデータを逃がす&バックアップをするというのも手ですが、いちいちHDDをUSB接続するのも取り回しが面倒ですからね。1TBのHDDがあると1年に一度くらいの外付けHDDバックアップで済みます。撮影するデータ量にもよりますが、あとからの増設ができないのでストレージも予算の許す限り搭載したいところですね。
かなり話が長くなってきてしまいました。ここでソニーストアサイトで販売される新型VAIO S15のオーナーメード内容をご案内していきたいと思います。
ベースモデルは119,800円~となっています。先代のVAIO S15(2017年モデル)が89,800円~(現在はキャンペーンにより74,800円~)に設定されていますので、かなりの価格差に見えますが新型VAIO S15(2019年モデル)はプロセッサーの設定が最低スペックでもCore i5からとなっています。2017年モデルのCore i5搭載モデルの最安設定が99,800円~となるので、同程度のスペックで比較すると+20,000円ほどとなっています。この価格差が最新のマザーボードや新デザインの本体代というところでしょうか。
一番の目玉である4Kディスプレイを搭載するためにはCore i7プロセッサーと8GBメモリーの搭載が条件となります。4Kディスプレイ搭載のVAIO S15の最低スペックでは181,800円~となります。
当店ではデジタル一眼カメラ”α”や、サイバーショット、アクションカムなどで撮影した4K動画の編集用のPCとして「VAIO S15」シリーズを店頭で猛プッシュしてきましたが、その際によく言われていたのが「ディスプレイが4Kだったらなぁ」という一言。私も本当にそれは思っていたのですが、これで4Kディスプレイでの編集が出来るし、市販の4K UHD BDソフトの再生も出来るし、4K時代のPCにいよいよ乗り換えられる感があります。
181,800円スタートで、どれくらいの価格になるものか試してみたいと思います。
パーソナル使用であればOSは Windows 10 Home Editionで良いかと思います。ボディカラーはシルバーとブラックの2色から選択ができます。
ソニーストアさんにうかがうと圧倒的に人気があるのはブラックカラーなんだそうですが、個人的には指紋跡が目立つブラックよりはシルバーボディの方が好きなんです。店頭展示していると拭き取りの手間も省けます。今回の店頭展示機種もシルバーカラーにさせていただきました。
4Kディスプレイ搭載のため、Core i7搭載とメモリー8GB搭載になります。これだと本当に4K表示のための最低限スペックになるので16GBメモリーに増設して205,800円。今後を考えると32GBメモリーにしておくというのもアリで、価格差は+32,000円です。
このPCは壊れるまで使うぜ!ということであれば、もしかして10年くらい使うことになる可能性もあるので、それだったら32GB搭載しちゃいますかね。
デュアルストレージのSSDとHDDですが、2017年モデルであれば、最低HDDだけ搭載のモデルにしておいて、あとからSSDを追加搭載。。。とかしてPC乗り換えの初期費用節約が出来たのですが、今回は最初に一発で購入する必要があります。とにかく快適な操作を優先して第三世代ハイスピードSSDの256GBを選びたいところ。
動画編集をするなら512GBにしておくと、編集素材をある程度貯めておけます。256GBだと撮ってきたらすぐに編集してSSDの容量を空けないといけないことにかなり追われる感じです。512GBだと、かなり楽ができる印象。1TBあれば余裕なんですがここの価格差はかなりでかいですね。256GBから見ると+85,000円です。
予算があれば行きたいところですが。。。購入コストを抑えるときの一番の項目がここのSSD選択になります。
DドライブのHDD選択は1TBのHDDとハイブリッドHDDで悩むところ。データドライブにするなら頻繁にアクセスすることはないのでハイブリッドHDDにする必要もないのですが、1TB HDDとの差額はたったの2,000円しかないんですよね。データドライブへのアクセスが多そうな場合はハイブリッドHDDの1TBにしておくのもありかも。
光学ドライブはDVDスーパーマルチか、4K UHD BD対応ドライブの選択です。4K UHD BDソフトの再生をVAIOで出来るってすごーい! 店頭展示モデルのVAIO S15がやってきたらすぐにUHD BDソフトの再生を試してみます! ミニマムサイズの4KシアターがVAIO S15の1台だけで完成です!
ソニーストアならではの長期保証サービスですが、つい先日までは他にサポートメニューがいろいろ用意されていて、故障時の代替え機貸し出しなどのオプションもあったのですが、現在はそれらのサービス受付が終了しており、シンプルに3年ワイドをつけるかどうかになっています。
VAIOの修理は高額になりがちなので、3年ワイドは必須! My Sony 会員の方で3年ワイド無料クーポンをお持ちの方はクーポンの使いどころです。クーポンをお持ちでない方も当店店頭からオーダーしていただければ3,000円オフの5,000円でワイド保証をつけることができます。
ワイド保証にしておけば誤ってキーボードに水をかけてしまったときも、持ち歩いているときに落下破損させたときも無料で修理ができます。ソニーストアならではのサービスです。
ということで、PCの3大要素、プロセッサー、メモリー、ストレージの選択を予算に合わせてしていくわけですが、4KディスプレイとUHD BD再生対応ドライブの搭載を前提として選んでみたのがこちらです。
Core i7+16GBメモリ+SSD256GB+HDD1TBで245,800円です。現時点でVEGAS Proなどを使って4K動画編集をするのであれば、これだけのスペックがあれば充分。SSDが256GBだと、ちょっとせわしないかもしれませんが、数本の作品を同時進行で編集することはできると思います。
Core i7+32GBメモリ+SSD512GB+HDD1TBにすると312,800円になります。将来性を見越すとこれくらいにはしたいところです。なんせ、メモリーもストレージもあとから増設ができないですからね。これだったら5年くらいは、陳腐化せずに使い続けられるかな、といったところ。
フルスイングのSSD 1TB搭載をすると362,800円になります。価格的ダメージが1TBのSSDはでかいのですが、これだったらCドライブの運用がかなり楽になるでしょうねー。ゆとりがあるなら選びたいところです。
これに加えてMicrosoft Officeなどを付け足していくのですが、Officeも今やオンライン前提であれば無料で使える様になっています。
☆マイクロソフト「Office Online」公式ホームページはこちらから
自宅に置きっぱなしで使う様であればオフライン状態になることもないと思います。メインでの業務に使うのでは無く、たまに仕事を持ち帰って閲覧中心で使うOfficeということであればOffice Onlineで利用するのも手かもしれません。
これで安くなった分をVAIO S15のハードウェアスペックに振り当てるというのはいかがでしょうか?
■必見!VAIO S15をお得に購入する方法!
新型「VAIO S15」発売を記念し、VAIO株式会社主催のアンケートに答えると、ソニーストアでVAIO S15を購入の際に利用可能な5%OFFクーポンがプレゼントされます。
このキャンペーンは5月24日までとなりますので、新型VAIO S15をご検討中の方はぜひ忘れずにご利用下さいませ!
※VAIO S15(2017年モデル)はキャンペーン対象外となります
☆ソニーストア 「新VAIO S15発売記念キャンペーン」のご案内はこちらから
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
パーソナルコンピューター VAIO S15 VJS1531 |
ソニーストア価格: 119,800円~+税 |
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発売日 | 2019年4月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:8,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ VAIO S15発売記念 5%OFFキャンペーン(~5/24) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
パーソナルコンピューター VAIO S15 VJS1531 |
ソニーストア価格: 181,800円~+税 |
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発売日 | 2019年4月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:8,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ VAIO S15発売記念 5%OFFキャンペーン(~5/24) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |