VAIO Tシリーズの開梱&比較レポート
今日はモバイルノート「VAIO Tシリーズ」の開梱レポートを掲載したいと思います。
VAIO Xシリーズの登場のおかげで影がますます薄くなってしまった感もありますが、Atom搭載のVAIO Xでもあれだけ軽い動作を見せてくれています。Windows 7を搭載したVAIO Tシリーズってもしかしてすごい軽い動作になっているかも?なんて気になるところもあるので、それを簡単に試してみたいと思います。
ところで、これは今日の当店のVAIO展示台の様子。ちょこんと置いてあるのはVAIO Jと、VAIO Xだけで、あとはみんなソニーフェスタにおでかけしてしまいました。この状態は来週の水曜日まで続く予定ですので、もうちょっと賑やかしに展示をしなくてはなぁ。。。というのと、ソニーフェスタ会場でお買い物をしていただくのに、FeliCaポート搭載PCが必要になるので、VAIO Tシリーズをセットアップする必要があるんです。
せっかくなので、比較をしながら開梱してみましょう。
まずは取り出した、VAIO Tシリーズ(左)とVAIO Xシリーズ(右)です。
同じ11.1型ワイド液晶搭載モデルなので、こうして上から見てみるとほぼ同じような大きさに見えます。
しかし、横から見てみると。。。うわ、すごい差です。VAIO Tシリーズが最薄部23.5mm(最厚保部30.7mm)と、VAIO Xの13.7mmの比較になるんですが感覚的には2倍くらいの差に見えます。
もっとも、これでTシリーズにはブルーレイディスクドライブが内蔵されているんですから、中身は全然違っています。
さて、そのXシリーズと簡単に性能比較もしてみたいんですが、その前に。。。
実はまだ、ソニースタイルさんにお願いして、先代のWindows Vista搭載VAIO type Tをお借りしているんです。
プロセッサーがSU9300(1.40GHz)で、Windows 7搭載のVAIO TのSU9400(1.60GHz)と比較してちょっとパワーダウンするんですが、せっかくですので比較してみます。
あまり実用的なテストではありませんが、一斉のせ、で、再起動をかけてOSがダウン、その後起動してガジェットが表示されるまでの時間を比較してみます。すでにWindows Vista搭載モデルの方は初期化してしまっていますので、Windows 7機もまだアップデートもかけない初期状態。完全ノーマル状態での対決です。
3回計測しての平均が。。。
・Windows Vista搭載「VGN-TT91」(1.40GHz 4GBメモリー)・・・約2分10秒
・Windows 7搭載「VGN-TT93」(1.60GHz 8GBメモリー)・・・約1分13秒
すごい違いです。プロセッサーの0.2GHz以上の差。なにが違うって、シャットダウンの時間がWindows 7の方が圧倒的に速いみたいです。単なる再起動の時間なのでこれがそのまま体感上の速度になるのかというと、そうではありませんが、なるほど、Windows 7の起動時間ってこんなに速いモノなんですね。
さて、続いては同じWindows 7同士の比較で、VAIO TシリーズとVAIO Xシリーズを比較してみましょう。
画面サイズが同じでボディサイズもかなり似ているんですが、こうして並べて比較するとキーボードの奥行きがかなり違っているのがわかります。横方向のキーピッチではXシリーズも17mm確保していますので、打ちやすい印象がありますが、縦方向がかなり詰まっています。
キータッチを比べてみると、あ、打ちやすいのはTシリーズなんですね。
Xシリーズではパームレスト部分にバッテリーを入れる必要があるため、スタミナ性能を確保するのに、こういうデザインになっていることが予想されます。よく見るとタッチパッドもホームポジジョンに対してしっかりセンターを出してくれているのがTシリーズ。Xシリーズはホームポジションよりやや右にシフトしているのがわかります。
こういう微妙なところで差があるんです。
そして、ちょっと気になる起動時間比較ですが。。。
・Atom Z550(2.0GHz)搭載VAIO Xシリーズ・・・1分31秒
・Core 2 Duo SU9400(1.60GHz)搭載VAIO Tシリーズ・・・54秒
VAIO Tシリーズが先ほどよりも速いタイムになっていますが、今回はアップデートパッチをすべてあてて、セキュリティソフトもマカフィーではなく、MSセキュリティエッセンシャルに入れ替えているのが影響しているかも。
さらにスピードが速くなって、1分かからないで再起動ができるようになりました。
というか、Atom Z550搭載のVAIO Xも再起動が速いですね。Windows Vista搭載のtype Tよりも2割以上スピードアップしているんです。
なるほど、Windows 7の起動時間って速いんだなぁ。。。
さて、そんなわけでセットアップが終わったばかりのVAIO Tシリーズですが、ちょっとやってみたいことがありました。それが、これ。ブルーレイディスクソフトの「天使と悪魔」なんですが、これをBD再生対応のVAIO Tシリーズで再生してみたかった。
というのも。。。
この「天使と悪魔」にはインターネットを介して新機能を提供してくれる「BD-Live」ソフトになっていて「シネチャット」という映画ソフトを観ながらチャットを楽しむ機能が搭載されているんです。
チャットをするのにソフトウェアキーボードではなぁ。。。ということで、普通の家庭用BDプレーヤー、PS3ではあまりやる気になれないんですが、VAIOなら話は別。最初からキーボードがついているんだし、これはやってみなくては!と、いうことで実験。
チュートリアルがあったのでこれで操作方法をみるんですが、ふむふむ、まずは自分のIDを作る必要があるそうです。メールアドレスの入力などもありましたが、メール認証などは行わないので、なんでもOKみたいです。
IDを作ったら特典映像のメニューから「シネチャット」を選択。これ
であとは自分がホストになって友達のIDを入れて部屋に呼び込んでチャットをするというスタイル。もしくは友達にホストになってもらって、そこに入れてもらってチャットをする、ということになるとのこと。
なんだ、知らない人と映画の話をチャットでするわけではないようです。
ま、仕方がないので自分でチャットルームを作って、自分一人でチャットをしながら映画を観てみます。寂しいんですが、他に一緒にこの時間に「天使と悪魔」を観ながらシネチャット機能を試してくれる人はいませんから。
で、ここで問題発覚。なんと、日本語入力ができません。説明書によると外部機器で日本語入力ができると、日本語表示ができるとのことなんですが、全角入力に切り替わらないので、これではアウト。
うーん、もう一歩ですねぇ。
でも、こんなインタラクティブな機能を試しつつもブルーレイ再生のコマ落ちはまったくないし、パワフルに動いてくれています。
そういえば、MSセキュリティエッセンシャルですが、昨日までAtom搭載のVAIO Wシリーズ、Pシリーズ、Xシリーズのセッティングばかりしていたんです。どのモデルも初期スキャンに10分くらいの時間がかかっていたんですが、Tシリーズは4分半で終了。
処理能力はやはりXシリーズなどとは段違い。なんていうか、クルマで言うところのターボ付きみたいな感覚で使えるんですよ。パワーもあるけどトルクも違うよ、みたいな。
ここ1ヶ月くらいVAIO Xシリーズばかり使っていたので、あらためてTシリーズを使ってみるとものすごいパワフルに感じます。
VAIO Tシリーズですが、先週は12月中旬納期まで遅くなっていましたが、今週はやや持ち直して、現在12月上旬納期になりました。
パワーのあるモバイルノート、ブルーレイディスク再生をするためのモバイルノートをお求めの方は是非!
★ソニースタイル「VAIO Tシリーズ」のご案内はこちらから