type Uの地図機能をフリーソフトでアップグレード!

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以前コメント欄で山猫庵さんからオススメいただいた「山登りなどをするヒトに人気のあるソフト」ということで「カシミール3D」というフリーソフトを教わったんですが、これが結構VAIO type Uで使えてしまうことが判明。


ほんのちょっとですが、使ってみた感想までいかないものの、とっかかりの部分などを。。。





えーと、手っ取り早く説明してしまうと、上記のカシミール3Dというフリーソフトをtype Uにインストールして、プロアトラス2006と同様の機能を別のソフトで実現してしまおう、的な話です。



カシミール3Dというのは本当にフリーソフトで、お金は全然かかりません。ただ、この「カシミール3D」というのは地図ソフトだけで、地図データがついて来ません。別途地図データを用意する必要があります。


それと、GPSなんですが、これも対応機種が決まっている上、COMポートが10までしかなく、純正だとCOMポート40番を使うtype Uでは使えないじゃん、とか思っていたんですが、kunkokuさんの話でエキスプレスモードを使わずカスタムモードを使えば別のポートを指定できることがわかりました。



いったん、Bluetooth の接続を切って、改めてGPSユニットの接続をしようとしたところ、COMポートの6番、7番、40番が使用可能とのこと。ここでは6番を設定してみて、これでGPS機能が使えるなら「カシミール3D」を使う第一条件クリアってとこですね。



で、テストしてみたら、つながっちゃいました。


これでプロアトラス2006の縛りもなくなるので、他のbluetooth搭載VAIOでもGPSを使える可能性が広がってしまったかも。


ここでGPSが使えるようになったら、あとは地図データだけですね。


本体ソフトウェアがフリーソフトなので、地図データがこれまた高いんじゃないの?って気がするところですが、価格を見てみるとこれも安いんですよ。なんだ、こんな安いんだったら買ってもいいや、と思いつつ、よぉく調べてみると「国土地理院」の1:25000の地図データが無料で使えることが判明。



プラグインソフトを入れるだけで、無料で全国の地図が使えると。。。プロアトラスでは地域によって50万分の1とかの縮尺になってしまい、使いづらいと思った方もいらっしゃるでしょうけど、これなら2万5千分の1の地図が無料で使えてしまいます!!


ということで手順としては。。。


1. まずは「カシミール3Dのおまかせパック」をインストール。


2. 続いて「地図画像プラグインソフト」をインストール。


これで準備は完了です。



説明にしたがって、ファイルから地図を国土地理院のオンライン地図を選ぶと、ご覧の通り、フリーソフトの組み合わせだけで、日本全土のナビゲーションが可能になります。



フリーソフトのチカラは偉大だなぁ。。。と思いつつ、これ、どういう仕組みになっているのかというと、地図データをオンラインでインターネット経由でスクロールさせるたびにデータを読みに行っている様子。



スクロールさせると、こんな感じでちょっとずつ地図が表示されていきます。


オンラインでないと使えないのか?というと、そうでもなくて、このあとの実験で判明するのですが、一度表示した地図は、再度読み込みにはいきません。一度全国をスクロール表示させると、type UのHDDの中に全国地図がため込まれるという仕組みみたいです。



なお、縮尺はどんな感じなのかというと、プロアトラス2006みたいにベクトルデータではないので、あまり綺麗ではありません。これが最高に広角側にふった表示モード。



こんな感じでズームしていくこともできます。



最高にズームするとこんな感じなのですが、ビットマップの画をただ拡大しているだけみたいな使い方になります。



ただ、山ノボラーとしては嬉しいことに、こうして高尾山を見ると、登山道と思われるルートが記載されていたりするし、等高線がこれでもか!って感じでぎっしり書き込まれていて、さらに標高もあちこちに記載されていたりします。


確かに、これの方がプロアトラス2006よりも見栄えは悪いかもしれませんが、断然実用的です。


しびれました。



ちなみにGPS機能の方も、帰宅途中に試してみましたが、こうしてGPSの軌跡を残すことも可能。


これなら登山記録にももってこいです。



だったら、プロアトラス2006と同時起動できれば、ナビ用に「カシミール3D」、写真アルバム作成用に「プロアトラス2006」なんて同時での利用が出来ないかな? と、実験してみるのですが。。。



残念ながらGPS機能はひとつのソフトウェアが占有してしまうみたいで、同時に二つのソフトウェアでGPSのデータを利用することはできないみたいです。



ということで、今後、行く可能性の高そうなところを一生懸命、地図でスクロールさせてデータをtype Uの中に貯めていきます。


この上の写真は沖縄の水納島(みんなじま)と瀬底島です。私の一番好きな、のんびりした沖縄の場所です。



それと、これも行っておかないと。。。7月下旬にアタック予定の富士山です。プロアトラス2006には剣が峰とか詳しい富士山の地形はまったく載っていなかったので、これで助かります。


他にも「カシミール3D」を使うと、3Dマップや、標高差を示した山岳路のマップ作成とかができるようで、プラグインソフトによって、かなりの可能性を秘めていることがわかりました。


これはコレで使えてしまうんですよね。


 


type Sや、type TのBluetooth機能を使いこなすのにもこれらのソフト、良いかもしれません! もうちょっと研究を重ねてみたいと思います。


 


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