SXRDレビュー【コントラスト編】

LINEで送る
Pocket

 


SXRDパネル採用の「ブラビアA2500シリーズ」のレビューレポート第2弾です。今日は「コントラスト」の比較をしてみたいと思います。




ところで、上の写真を見て気づかれました? テレビの場所を入れ替えました。左にあるのが新型のA2500で、右にあるのがE1000です。特に理由はないんですが、A2500をメインに説明するときはこの方が私の立ち位置的に楽なのと、これから画像を並べて比較するのに、こっちの方が都合が良さそうなので、今日から左がSXRD、右が液晶3LCDリアプロです。


で「コントラスト」って何かというと、簡単にいってしまうと明暗の差って感じ。音で言うところのダイナミックレンジみたいなものになると思います。


詳しい説明というかイメージはメーカーさんページの図とか見るとわかりやすいと思います。



今回はSXRDの高コントラストなところをblog上で体験していただこうと思うんですが、こういうときにプラズマテレビとか液晶テレビとかを用意しておけると、イメージがわきやすいんですけど、このE1000も充分高コントラストなんですよ。


ブラビアEシリーズが発表になったときも従来比で4倍のコントラスト比をかせいだ、とかって話になっていて、コントラスト比の数値こそ発表されていなかったモノの、当然液晶BRAVIAよりも高コントラストってことになっています。


そのもともとコントラスト比の高い、E1000と並べて展示していても、余裕でA2500のコントラスト比はわかります。


上の写真、当店のBRAVIAデモンストレーションは、もう定番の「スターウォーズ エピソード2」のオープニングシーンでやることに決めちゃったんですが、この最初の最初。「A long time ago in a ….」が表示される、おなじみの画面。


まずはここでSXRDリアプロのトンデモないところがわかります。


 


A2500の方が、黒が黒いんですよ。


もう、真っ黒!


 


え? 上の写真ではわからない?


 


そ、そうですかぁ。


 


わかりました。


 


では、ちょっと増感して、写真を明るくしてみましょうか。


 


これならわかると思います。


 


いきますよ。


 


それ!!


 



 


ん?


 


なんですって?


 


これでもわかりませんか?


 


うん、確かにそうですね。


人間の目って良くできていて、明るさに対して順応性が高くて、明るいモノも暗いモノも意識せずにしっかり見ることができるんです。


それに対してデジタルカメラはα100をもってしても、明るさに対して非常にシビアで人間の目にはかなわないんですよね。


 


よし、では、わかりました。


 


やりましょう。


 


まず、部屋を暗くします。


 


で、人間の目とは見た感じがかなり変わってしまいますが、あくまでもイメージでってことで、シャッター速度も思い切りいじります。


全部、この通りに見えますってことではなくて、店員佐藤のイメージでの説明ってことにしてください。


 


さらにもっと見やすいように、今回のエントリーでは、ここから画像サイズをいつもの倍にしてしまいます。


 


いきますよ。


 


これ、やるとSo-net blogの容量をまたたくさん消費してしまうんですよねぇ。。。


 


ま、いっか。


 


では、


 


これでどうでしょう!


 



 


あ、これだとわからないですね?


 


これは普通に明るい文字の部分に合わせて撮影した写真です。


 


これで、シャッタースピードをうんと遅くして、イメージってことで次の写真をみてみてください。


 


いきますよ。


 


私の感じでは、部屋を真っ暗にすると、これくらいのイメージになります。


 


いや、ちょっと大げさ過ぎるかな?


 


でも、このblogをご覧になるPCモニタによっても差がでるしなぁ。。。


 


なので、その辺りの本当の「差」っていうのは実機を見ていただかないと、わからないんですが。。。


 


あ、私の話はもういいですね。


 


では、


 


いきます。


 


これです。


 



 


私のPCモニタで確認したところでは、大体これくらいのブラックの差が出ます。しかもこんな風に真っ暗にしなくても、明るい環境で、この差を感じられます。


本当です。


今回はわかりやすくするために、部屋を真っ暗にしますし、思い切りシャッター速度もいじって、私が実際に部屋で見ている状態で、どれくらいの差が感じられるモノなのかというイメージになっていることをご了承くださいね。


昨日のエントリーとは違って、今回は私の写真演出がかなり入っていますから。


 


ということを、しつこいくらい説明させていただきましたが、左右の画面に別々の画像処理とかはしていません。今回は全部1枚撮りで同じ画面で撮っていますから、そういう、本当の意味でのインチキはしていません。


αに搭載されている「Dレンジオプティマイザー」も「切」で撮影していますから。


 


では、続いての感動シーン。スターウォーズ エピソード2の「ジャーン!」っていうとこですね。多分、ここが一番SXRDの威力が出るところ。


これがなかなか上手く撮影できなくて、なんか天体写真を撮るかのようにいろいろシャッター速度を変えて撮影を試してみたんですが、なんとか感じがつかめる写真が撮れたと思います。


昨日いらしたお客様にも一番受けがよかったので、なんとか上手く撮りたかったんですけどね。


 


では、その感動のシーン。行きますよ。


 


blogでは音が出せないので、すみませんが音は自分でつけてくださいね。


 


口でスターウォーズのテーマの最初のとこを口ずさんでくださいね。


 


行きますよ。


 


どうぞ!


 



♪ジャーン、ジャジャジャ、ジャジャジャジャ・・・


 


うーん、やっぱり、ちょっとリサイズしているので、イマイチですね。(^_^;)


そりゃそうなんですよ。このシーン、明らかに星の数が違うんですが、片方のA2500の画面だけで1920×1080ドットで200万画素あるんです。500×200ドットのリサイズ画面で2つのハイビジョン画面を映すこと自体に無理があるんですって。


ですが、星の見え方の差はこんな感じ。


もちろん、コントラストの差だけではなくて、メッシュ感のなさや、フルHDの威力も相まっているんですが、片方が3等級までの星しか表示できないのに、A2500では8等級くらいまでの星が全部見えているんじゃないの!?的な感じになっています。


埼玉で見る星空と、富士山の8合目で見上げた星空の差くらいあるかもしれません。


 


要は暗いところと明るいところの差の表現がかなり出来るので、こういうシーンではもう、SXRDの威力が炸裂しまくるんですね。



ちなみに、暗いシーンだけが得意ってわけでもありません。これは中盤くらいにある、やたら明るいシーンですが、これを見比べてもA2500の方が断然明るくなります。


申し遅れましたが、これ、両方とも「カスタム」モードを使っていて、A2500の方だけ色を合わせるために色温度を「低1」にちょっと変更しています。それと、また後日説明しようと思っていますが、アドバンスドアイリスを「弱」にしています。(A2500にはオートモードがついていて、可変してしまうので、E1000と同じところに固定しているわけです。)


それで、これだけの差。


リアプロの心臓部とも言える光源ランプをA2500では120W(E1000は100W)にパワーアップしていることもあって、明るいシーンもかなり明るく表現できるわけです。


ただ、画面を明るくするなら光源をこうしてパワーアップさせてしまえばいいわけですが、SXRDパネルを使っていることで暗いところも同時に表現することが可能。


その差がわかるのがこんなシーンです。



先ほども申し上げた通り、コントラストがありすぎて、デジカメでは追い切れないため、これを明るいところに合わせるためシャッタースピードを早くする、人間の目でいうところの明るいところをみた時は次の様な感じになります。



惑星の陽に当たっているところの表現が明らかに左のSXRDの方が階調が豊かになっているのがわかります。


次に暗いところに焦点を合わせて、シャッター速度を遅くして撮影すると、次の様になります。



わかりますか? 星の数がどっさり増えているのが!!


こうして明るいところも暗いところも同時に表現できてしまうところがコントラストの高さっていうか、SXRDのスゴイところな訳です。


なんか、えらそうに解説していますが、私自身、こんなにコントラストがある映像を見るのは初めてなもので、もう、到着初日から大騒ぎになってしまうわけですよ。


宇宙船のエンジン光が明るく見える向こうに、キラキラとした星がたくさんちりばめられている様は、映画館でも見たことがありません。まさにこれはプラネタリウムと映画館が合体したような感覚。


マジメに思うんですが、映画館で見るよりも、SXRDリアプロの方が画質は上に見えますって!!


 


カタログ数値によると、5000:1を実現していて、アドバンスト・アイリスを最弱にすると最大10000:1を可能にしているとか。(上の写真は「弱」です。)


ちなみに最新型の液晶BRAVIAでもコントラスト比は1500:1とかなので、もうこういう点では比較にならないほどの高コントラストってことになります。SXRDは。


 


で、まぁ、こんなスターウォーズばかりしょっちゅう見るわけではありません。普通にテレビを観ていてどんなところで差が出るのって話になりますが、ここではわかりやすく暗部の表現にスポットを当てて、いろんなシーンを見てみましょう。


暗部の表現と言えば、これしかありません。



「バットマン・ビギンズ」です。


このバットマンシリーズは全部どれもそうなんですが、元々黒い服着ている上に、乗る車も、飛行機もどれも全部黒。さらに舞台になっているゴッサムシティが、これまた暗い街で、さらに時間帯が大体夜という、とにかく黒づくめの映画。


私も覚えがあるんですが、これ、普通のテレビとかで見るとむかつくんですよ。なぜって、黒いところが多すぎて、そこがつぶれていると、何が映っているんだかわからなくて、イライラしてくるんです。


では、そんなバットマンの最新作ビギンズから、ちょっとわかりやすいシーンをピックアップしてみます。



このシーン。初代バットモービルが夜の街を爆走するんですが、このシーン、どういう風に見え方に違いが出るか、シャッター速度を遅くして、疑似体験していただきます。



ちょっと遅くしてみました。背景のビルの描写とかにちょっと差があったりしますが、まだちょっとわかりにくいですね。



これでおわかりになるでしょうか? タイヤパターンがSXRDだとちゃんと描写されているんです。E1000だと完全に真っ黒になっていますが、ここがしっかり画面に出ています。


カメラで撮影すると最初の写真で見たとおり、黒すぎて両方とも同じに見えますが、人間の目で見ていると、こんなうっすらとしたタイヤパターンが見えるんですよ。


この差がデカイ!って言っても、これも実物を見ないと、本当の違いはわからないんですけどね。。。



これもバットモービルのシーンで恐縮なんですが、普通に撮影したシーンだとこんな感じ。見ての通り、左のA2500の方が明るい光源に感じますよね。向こうから当てられているサーチライトの明るさが全然SXRDの方が上です。



こちらは思い切りシャッター速度を遅くした写真。上下の帯を見てもらうと、右のE1000ではちょっと灰色になっているというか、浮き上がってきてしまっているんですが、左のSXRDは周りの闇にしっかりとけ込んでいます。しっかり黒が出ていると同時に、この黒さのゆとりからなのか、ここでもタイヤパターンがしっかり描写されています。


明るいところと、暗いところの描写がこれだけ同時に良いわけですよ。


写真で見て、これだけの違いが出るので、動画で見ると、この差はもっと大きく感じるはずです。


 


え? もっと見たい?


お客さん好きですねぇ~。(^_^;)


じゃ、これが最後です。


もっとも暗部の再現がスゴいところを一発。



なんのシーンだからわからないと思うんですが、これはパトカーに追跡されているバットモービルがライトを全部消灯して闇に消えるってシーン。


パトライトが、やはり左のSXRDの方が派手ですよね。明るく光っているんです。A2500の方が。それに加えて、色が違うのもわかります?


これはライブカラークリエーションの差ってことになるんですが、それはまた次の機会に。。。


では、このシーンを思い切りシャッター速度を遅くして、写真だけ明るくしてみましょう。



はい、バットモービルが見えてきました。本当はここは演出上、バットモービルがスッと消えて見えなくなるのが正解なんですよね。


なので、こうして見えなくて黒色に沈んでいる方が本来なら良いところ何ですが。



SXRDだと、これが見えちゃうんですよ。


以前、自宅のWEGAでこの映画を観たときは「おわ! バットモービルが消えた!」とか思っていたんですけど、今回、改めてSXRDで観てみると、ちゃんと消えないで見えちゃうんです。ほらほら、ここにいる!みたいに。


(って、ちょっと大げさすぎですね(^_^;) 実際にはこういうトコロはくっきり見えるわけもなく、逆にくっきり見えたりしたらまったく別の映像になってしまいますので。。。でも、うっすらとこういう部分が見えると、これでイライラした感じはなくなります。)


 



その他、映画だけでなく、普通の番組でもこういうコントラストの高さによる暗部表現でよりリアルに見えます。


コンサートの映像とか観て、その前後に本当のライブ会場に行くと、なんか違和感を感じません? テレビで観るとスゴく綺麗なんだけど、実際はもっとステージが手作りな感じに見えたり私はします。


が、上の写真を見ての通り、暗部の描写ができると、ステージの裏のライトの骨組みとかも見えてきて、より現実に近いものが感じられるんですよねぇ。(この写真は暗部を見せるためにオーバー気味に撮影しています。明るいところもしっかり描写されているので、白飛びしているわけではありません。)



こういう自然の風景なども左下の部分、E1000では暗いだけなんですが、A2500では岩の影の部分まで見えるんですよ。明暗が大きいシーンほど、SXRDのコントラストは威力を発揮しまくります。


明後日のソニーディーラーコンベンションに足を運ばれる方もいらっしゃると思います。バットマン・ビギンズとか、スターウォーズはまさかデモ映像で流れているとは思えませんが、こんなシーンに注目してご覧になってみてはいかがですかね?


 


で、もう、ハイビジョンテレビはSXRDしかない!って思えましたら、是非、当店経由でソニースタイルさんへのご注文をお願いいたします!!


10月になったらスタメンの方にはおなじみのAV15%OFFクーポンの配布もあるでしょうし、ハイビジョン応援キャンペーンで30,000円分のクーポンバックもあるし、通信販売のソニースタイルですが、BRAVIAに関しては配送設置サービスも無料でついてきます。


15%OFFクーポンがあれば、かなりお得に「BRAVIA A2500シリーズ」が購入できますよ!!


 


★ソニースタイル「ブラビア A2500シリーズ」のご案内はこちらから


 



さて、今日はこの後、これをセッティングしてみたいと思います。あまり目立ったニュースにはなっていませんが、この新型BRAVIAのA2500シリーズには、優れた録画機能がついているんですよ。


ふふふ、コレさえあれば、新型スゴ録「D900」の「おかえり転送機能」はいらないかもしれません。ふふふ。。。


 

LINEで送る
Pocket