Sony Design & Master Craft Lombardia

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昨日19日16時より東京・銀座のソニービル8F コミュニケーションゾーン「OPUS(オーパス)」にて一般公開の始まった「Sony Design & Master Craft Lombardia」へ行ってきました。





「Sony Design & Master Craft Lombardia」は07年4月に「ミラノ・サローネ」で展示されたデザイン・プロトタイプの日本展示。ソニーデザインの最先端というか、イタリア・ロンバルディア州の職人とコラボレーションしてAV機能をもったデザイン家具のプロトタイプを作成し、それを見せてくれるというイベントの様。


ホームページを見て、うーん、なんだそれ?と、思っていたんですが、一度足を運んでみたら、なるほど!こういうことか!! という展示イベントでした。


1時間くらいお邪魔してきたんですが、その様子をちょっとだけレポートです。



ちなみに、ソニービルの8Fは今まではソミドホールとかいうイベントスペースになっていて、過去にはソニーフェスタの開催も含めて、いろんな催し物がありました。それが今年から「OPUS(オーパス)」という名前でリニューアルしており、OPUSになってから足を運ぶのは私は今回初めてです。


常設展示の時の様子とかはわからないんですが、今回のイベント中の中身はこんな感じ。



ちょっとした通路を通り抜けて、中に足を踏み入れると、うう、ここはどこだ!?的な感じに。今までの新製品展示イベントとは趣が全然違っていて、美術品の展示会場みたいになっています。(というか、プロトタイプとはいえ、美術品そのものなんですが。)



各種展示物については、このようにインフォメーションがあり、どういうコンセプトで、どんなプロダクトなのかが説明されています。これは「纏(MATOI)」ということで、モバイルPCをイタリアの多彩な素材を使ってデザインしたもの、ということになっています。



写真で見ると、一見、普通の薄型PCに見えますが、これ本体の素材が革で出来ています。パームレストも革でできており、これはデザインだけでなく、なんか触り心地も良さそう!!(展示物は触ってはいけません。)


キーボード部分も本当に機能するのかどうかは別にして、フラットな作りになっていて、画面を見るとちゃんとWindows Vistaのタスクバーが出ています。


なんか、これって、いつ商品化されてもおかしくないというか、本当にこれがVAIOブランドで出てきたら速攻で買っちゃうかも!と思えんばかり。プロトタイプとはいえ、ぐっときますねぇ。QUALIAブランドがまだあったときに、QUALIAブランドでパソコンが出るなら505エクストリームみたいなモデルになるんだろうなぁ、と思っていましたが、もしかして、こういう方向性のモノがあったりしたのかも。。。


 



こちらはリビングを模した展示になっていて、007カジノ・ロワイヤルのプロモーション映像が流れているんですが。。。



「座」と「月」ということで、ちゃんとイメージを持った展示になっています。



良く見たらチェアの足下にあるテーブルがプロジェクターになっていて、単なるデザイン家具ではなく、AV機能を持たせている、というものになっています。なるほど、こういう展示イベントなんですね。(って、今頃気づきました。)


 



こちらも何気ないフロアライトスタンドに見えますが。。。



良く見ると、ライトスタンドの中にウォークマンS205らしきものが仕込まれており、天面のライト部分にもスピーカーが仕込まれていて、これひとつで音楽再生機能が搭載されたライトスタンドということになっています。


これでPCにも接続できたりすると、なんか究極のクレードルって感じになりそう!! 安くはないでしょうけど、こういう将来像があると、ちょっとワクワクします。



こちらは実用性はかなり低そうですが、フローティング液晶テレビのガラス部分にデザインを施した展示。


オープンした直後に入場した私たちですが、関係者さんも多数いらしていたようで、ちょっとだけ内輪話とかも聞こえてきます。このパネルがイタリアから送られてきて、最初に開梱したときに「うわ!割れている!」って顔が真っ青になったとか。。。(^_^;)


展示物ですが、このガラス部分の色が変化して、それに合わせて液晶画面の映像も変化していきます。こうなるとAV製品っていうよりは、美術品です。


 



で、ここがセンターゾーン。部屋の外側をグルッと回ってきましたが、このカーテンでうっすらと仕切られた真ん中のところには各種スピーカーが展示されています。



「凜(RIN)」と銘打たれた、この大理石の柱に設置されたスピーカー。管の中に1本のワイヤーが通っていて、これが弦楽器とかを鳴らすとワイヤーから音が出ている様な錯覚に陥ります。なるほど、デザインが持たせる音のイメージ感ってあるものなんですね。



こちらはスタンド状、それとぶら下げ型のサラウンドスピーカーになるのかな? やはりアクリルの管が使われているのですが、そこが共鳴管になっているそうで、音の性格もチューニングされているようです。



これも特徴的ですね。額縁の向こうに大型プロジェクターの映像が見えますが、この額縁自体がスピーカーになっています。


スポットライトがこれらの展示を時計回りに照らし、ライトが当たっている展示品が音を鳴らす仕組みになっています。



これもスピーカー。単なる棚に見えますが2.1chスピーカーになっていて、棚自体から音がでてきます。



で、15分に一度、この4つの展示品がアンサンブル演奏をしてくれます。4つの楽器が別々に各展示品に振り分けられていて、楽団の真ん中で音を聴いているちょっと不思議な感覚。センターにベンチがあるのでここで是非、このアンサンブル演奏を楽しんでみないと!!



ということで、本当は昨日のうちに、このblogエントリーを書きたかったんですが、気分がよくなってしまって、そのまま飲みに行って、こんな時間のエントリーになってしまいました。(^_^;)


かなり気分転換になったし、こういう展示は滅多に見られないし、というか見るだけでなく、これら音が出る展示物の場合は実物を見ないとイメージが伝わらないと思います。


展示は7/27(金)までと期間が短いので、是非、機会がありましたらご覧になってみてください。入場無料ですのでどなたでも入ることができます。


 


★ Sony Design & Master Craft Lombardiaのご案内はこちらから


 

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