MSVR-A10とBRAVIAのプチレビュー

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ところで、ブラビアA2500シリーズのご紹介レビューが途中で止まってしまってましたが、これからチョコチョコと再開していきたいと思います。

で、今回は「MSVR-A10」との「ちょっと良い関係」を紹介してみたいと思います。

MSVR-A10」というのは、メモリスティックビデオレコーダーです。チューナーなどは搭載していなくて、外部入力端子からもらった映像をPSPで視聴可能なAVCフォーマットに変換してメモリースティックPRO Duoに記録してくれる製品。

価格はソニースタイル販売価格で24,800円というお手頃価格ながら、この「MSVR-A10」は、なんとデジタル放送のコピーワンス信号にも対応をしています。

ハイビジョン・スゴ録や、ブルーレイレコーダーに搭載されている「おでかけ転送」とかの機能がなくても「MSVR-A10」があれば、PSPでデジタル放送の録画番組が楽しめちゃうんですよ! すげぇ良いなぁ!!

ってことで、購入したのが今年の5月8日。自宅に今まで置いてありました。

ただ、録画方法に関してはちょっとやっかいな問題がありまして、自宅ではハイビジョン・スゴ録「RDZ-D5」を使っているんですが、これが再生予約とかの機能がなくて、運用はちょっと大変なんです。

詳しくは「メモリースティックビデオレコーダー『MSVR-A10』開梱レビュー」なんて見てもらえればご理解いただけると思うんですが、結局、スゴ録は年中電源いれっぱなしで、スゴ録と「MSVR-A10」の両方に予約を入れなければいけないというのがネックになっていて、あまり頻繁に使っていません。

とにかく予約操作が大変なんです。(たまにWOWOWの映画とかは録画して楽しんでいましたが。)

で、その「MSVR-A10」を今回は会社に持ち込んでいます。(最近、思うんですが会社購入の展示機と、自腹購入のものの違いって、箱がどっちに置いてあるかだけになってきている様な気がします。。。)

なぜって、今度のBRAVIA A2500シリーズにはシンクロ録画の機能が新搭載されているからなんです!!!

昨日、ちょっと試してみました。

 

ちなみに、シンクロ録画というのは放送時間になると、送出側の機械が勝手に起動して映像・音声信号を流し始めて、受け側の機械がそれを探知して起動して録画を始める、という機能。

スゴ録の録画予約を使っても、RDZ-D5は見かけ上スタンバイ状態のままで起動し、HDDに録画。その際に外部出力に映像も音声も出してくれないため、このシンクロ録画機能が使えなかったわけです。

ブラビアA2500には強力な録画機能がついています。(って、言ってもブラビア本体内に録画機能があるわけではありませんので、お間違いのないように。)

 

まずはその様子をレポートしてみましょう。

ブラビアA2500の初期設定というか普通にテレビを視聴している状態から設定を行います。

まずは「シンクロ録画」をできる状態にします。この作業は最初の1回だけです。

メニューボタンから「テレビの設定をする」に入ります。

※蛇足ながらブラビアA2500にはクロスメディアバーとか派手な操作機能は搭載されていませんが、スゴ録などをチューナー代わりに使うなら、この方が使いやすいです。ブラビアにXMBがついていて、スゴ録もそこにつなげると、どっちのXMBを操作しているのかわからなくなってしまうんです。

テレビ設定メニューに入ったら、次はデジタル放送設定に入り、さらにその中にある「録画設定」へ入ります。上記の画面がその録画設定画面。

ここに「録画方法」という項目があるので、「シンクロ録画」と「AVマウス」の2つの中から「シンクロ録画」を選びます。

もう、これでブラビアはシンクロ録画モードに入っています。リアパネルにビデオ出力1があるのですが、ここから映像信号も音声信号も出なくなります。信号が出力されるのは録画予約設定をしたデジタル放送のみ。

こうしておかないと「MSVR-A10」がなんでもかんでも録画してしまうので、ここをきちんと設定する必要があるわけですね。

あとはシンクロ録画の開始時間というのもありますが、MSVR-A10はすぐに起動録画してくれるみたいなので、30秒とかの設定でよいでしょう。VHSデッキだったりDVDレコーダーだったり、起動に時間がかかる機種を接続する場合はここを長めに、最大240秒だから4分前から信号出力をさせることができるみたいですね。

二重音声の場合の設定も可能。主音声にするのか主/副両方にするのか選択できます。

ブラビア側の設定はこれだけです。

 

続いては「MSVR-A10」の設定になります。

まずはメモリースティック PRO Duo 4GBを挿入。

で、実は設定項目なんてなにひとつありません。

唯一、録画モードだけ選択しておく必要があるだけ。

録画はAVCフォーマットになり、768kbpsで約9時間55分、384kbpsで約17時間19分という相当な録画時間を記録できます。

あとは本体右にある「シンクロ録画」のボタンを押すだけで待機状態に入ります。これだけです。

 

あとは、ブラビアに戻って実際の番組予約をするだけです。

希望の番組を選択して、番組内容をチェック。コピーコントロールの欄には「アナログ録画可」「デジタル録画一回可」「光デジタル録音一回可」という文字があります。

今回の「MSVR-A10」での録画もデジタル録画に相当します。

録画予約ボタンを押しましょう。カーソルを右に動かして決定!と。

録画予約の最終確認画面です。シンクロ録画の場合は待機状態にするように書いてありますね。

ここで予約確定すれば、予約操作も終了です。

ね、カンタンですよね。

これが昨日の夕方に予約を入れまくってみた一覧。ブラビア側は単に映像・音声信号を時間になったら出力するだけなので「MSVR-A10」の録画容量とかは一切関与しません。

自分で録画時間とかは管理することになります。

ちなみに、今見ている番組を速攻で録画したい!!って場合はリモコンのツールボタンから「いますぐ録画」を選択します。

すると先ほどの予約確定画面が出てきて、予約操作をすることで録画がすぐに開始されます。

なんか面倒そうに見えますが、ブラビアの設定をシンクロ録画にした瞬間から映像出力も音声出力も止まっていますので、この操作をしないと外部出力をしてくれないんですよ。

で、あとはテレビの電源をリモコンで切ると。主電源を落としてしまうと時間になっても映像出力・音声出力がされなくなってしまうので、注意が必要です。

で、翌日、録画できているメモリースティックPRO DuoをPSPで再生することができると。

ハイビジョン・スゴ録のおでかけ転送と比べて、デメリットがあるとしたら、番組名とかが表示されず、全部録画日時だけのファイルになってしまうことがあります。

メリットとしては、スゴ録のおでかけ転送の場合、出力に使ったPSPでしか映像が再生できないので、友達に「おい、このドラマ、すっげーいいぜ!」とか言って貸してあげるときはPSPごと貸してあげる必要があるんですが、「MSVR-A10」ならどのPSPででも、再生を行うことができます。

本当はおでかけ転送機能がついているスゴ録を買った方が便利なのはわかっているんですけど、私の様に旧型のスゴ録を持っていて、これからブラビアA2500を購入するなら、一緒にあると便利かなと。

また家族が複数で利用する場合も、この方法でもう1台別にデジタル録画ができるメリットがあるかもしれませんね。

 

なお、このブラビアのシンクロ録画機能ですが、利用できるのは地上デジタル、BSデジタルなどのデジタル放送のみ。アナログ地上波には対応していませんのでご注意ください。

またシンクロ録画中はチャンネルを変えることができなくなります。外部入力は使えるようなので、ハイビジョン・スゴ録とかが別途あると、裏番組録画ができます。

うーん、まさに私に「ブルーレイレコーダーよりもブラビアを買いなさい!」って言っているようなものですねぇ。カタログには載っていないような機能の説明でした。

 

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