AVCHDの5Mbpsのハイビジョン画質の話

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今日は朝からソニーさんのお勉強会へお邪魔してきました。午前中はトップシークレットな話で写真撮影も不可だったんですが、午後はちょっと面白いモノを拝見してきて、これは公開OK。


お土産話を久々に披露できます。(^_^)v





お土産で披露できるのは、この新発売のDVDハイビジョンハンディカム「HDR-UX1」のお話です。先日のエントリーで、銀座ソニービルショールームで実機を触りつつ、新規格である「AVCHD」の話とかさせていただきましたが、ショールームで用意されていた撮影済みディスクは「HQ+」という12Mbpsの最高画質の映像でした。


DVDハイビジョンハンディカムには「HQ+」の他にHQ、SP、LPモードなんてのがあって最長時間を記録するLPモードでは5Mbpsというトンデモないビットレートになっています。


8mmビデオの時から、LPモードとか聞くと、かなりの画質劣化をするようなイメージがあって、とても使い物にはならない(個人差がありますので、一概にはそんなコトを言ってはいけないんですけど、少なくとも私が思うところでは。。って、話です。)モードというイメージがあります。


現状のBSデジタル放送で約24Mbps、地上デジタルで約17Mbpsとかなので、それがMPEG2からAVCフォーマットになったからと言っても、5Mbpsですよ! BSデジタル放送やHDVのMPEG2の1/5くらいのデータ量ではどうにもならないでしょう!!


 


って思いつつ、今回用意してくれていたデモ映像っていうのが、同じようなシチュエーションのカットを各モード毎に4回続けて撮影をしてくれていて、それで見比べをさせてもらえたんです。


ディスプレイもBRAVIAのXシリーズを用意してくれているし、これなら、私の様なド素人にも違いがわかるでしょう!! ってことで、拝見するんですが。。。


 LPモード


 SPモード


 HQ+モード


えーと、こんなリサイズした写真を見せられても比較にならないじゃん!って思う方、ごもっともです。ですが、これ、その場で実際にご覧になられても、はっきり言ってほとんど違いがわかりません。


微妙にモデルさんの女性の髪の部分を見てみると、その質感が違うような気もするんですが、8mmビデオやDVテープの時のLPモードの様な輪郭が全体に甘くなってしまうような感じは全然ありません。っていうか、私には見分けがつきません。



このDVDハイビジョンハンディカムのパネルを見て撮影モードを見ないと、こういう静止した映像だと、普通、見分けがつかないんじゃないですかね!? ちょっとAVCフォーマットの実力の高さというか、圧縮効率の良さにかなり驚かせてもらいました。


5Mbpsのハイビジョン映像なんて、話にならないでしょう!なんて思っていたのが全部すっ飛びます。これはスゴイ!!



で、この次のカットではパンニングするという、動画圧縮には厳しい条件でのテスト映像も用意してくださっています。ここも、パンしているときのバックの木々とか見ても各モードにそれほど大きな遜色がないんですよねぇ。


唯一差が出るのはこの女性の輪郭のところで、輪郭にそってモヤモヤした感じが出てしまっていて、それがモードによってはやはり派手に出ます。見慣れてくると、こういう映像ならどのモードで撮影したのかが見分けられるかも。


LPモードではジワァッと感じになり、SPモードではかなり抑えられた感じになり、HQモード、HQ+モードではもうほとんどないって感じに見えます。


 


最後にまたこうして静止したカットになっていて、背景にある木々が風に揺れていたりするんですが、このカットでも私には差があまりわかりません。ビルの映像を見ても、LPモードだから輪郭がぼけるということもありません。


モデルさんのお顔に注目していると、ややLPモードだとスムーズさが失われる感じなんですが、これも言われなければわからないレベルかも。。。



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8cmDVDにハイビジョン映像を記録してしまう新しい規格なため、今のところ再生するときはHDR-UX1を使うか、スペックを満たすVAIOかになってしまいますが、PS3や、今後登場するであろうソニー製のブルーレイディスクのレコーダー、プレーヤーでは再生ができる予定なんだそうで(って、この辺りの話はまたシークレット部分)、確かにパソコンを使わないで「スゴ録」みたいな機械だけで編集できるようになるメリットは大きいですよね。


AVCHDのハイビジョン映像を編集するソフトがない、という泣き所もありましたが、それも「VAIO Edit Components Ver.6.1」というPremiere用のプラグインソフトが登場しましたので、すでに問題解決しているんですよねぇ。



この「HDR-UX1」をはじめとする、ソニーの新型ハンディカムの話の後は、3部構成の最後のパートで、VAIO type Aを使ったハイビジョン編集の実際を、いろんなトピックスを交えつつ、お話いただいてきました。


 


うーん、なんか、かなりマジメに欲しくなってきましたよぉ。。。今回の「HDR-UX1」ではなくて、ハードディスク搭載の「HDR-SR1」が!!


DVD記録も魅力的ですが、5Mbpsで11時間の記録が可能なハードディスクハイビジョンハンディカムって、もしかして、かなり使えるマシンかもしれません。



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