ゲーミングギア『INZONE』の新ジャンル製品 ゲーミングキーボードとゲーミングマウスってどんなの? 普通のPCに使えるの?
今朝、プレスリリースがあったINZONEの新製品ですが、INZONE製品として初めてラインナップされる製品が登場しています。ゲーミングキーボードと、ゲーミングマウス、ゲーミングマウスパッドで、これでモニター、ヘッドホンと合わせて5つの製品群で「INZONE」ブランドがフルラインナップで立ち上がることになります。
ちなみにキーボードとか、マウスは普通にパソコンを使っている方なら馴染みのあるデバイスですが「ゲーミング」製品になると、どういうところが違うんでしょう? イチソニーファンとしてはVAIOと合わせて使ってメリットがあるならゲーミングキーボードとかゲーミングマウスとか使ってみたいんだけど?という方も多いと思いますので、その辺りの話をピックアップして紹介したいと思います。
ちなみに、当店ではまだ実機などは触っていませんので、プレスリリース内容からピックアップして紹介します。
こんにちは、店員佐藤です。
お盆休みに明けにいきなり新製品が登場するというのは、昔はデフォルトだったんですけど、ここ数年はそういうことがなくて9月になってから年末向けの新製品が発表されていくという流れだったんですけど、今回はいきなり来ましたね。
さて「INZONE」ブランドですが立ち上がったのは2022年7月でした。ヘッドホンとモニターのラインナップから始まっていて、当時のセールスさんからは「これはすぐに消えてしまうようなブランドではないですよ。ソニーが本気で新ブランドの立ち上げをするので期待しててください」という熱い話をうかがっています。
ブランドの立ち上げからすぐにプロチームの「Fnatic」との提携が発表されていたのですが、当時はまだ提携が始まったばかりで製品に提携を活かす段階まではいけず、イコライザー調整などでFnaticの監修を入れるくらいしかできなかったのですが、それから3年経っています。今回発表になっている製品はすべて、選手からのフィードバックを受けながら一緒に開発した製品群となっていて、ゲーミングギアとしての完成度が一気に上がっている印象があります。
スペシャルコンテンツを見てもFnaticのメンバーが前面に出ていて、彼らの感覚で製品開発が進められている様子がヒシヒシと伝わってきます。
eスポーツをされている方々からすると、これらの製品のスペックを見るだけでもゲーミングギアとしての完成度、性能の高さに注目されていると思いますが、それほど、ゲームの世界に明るくない私や、当店にお越しになるお客様の大半にはなんのことやら、というスペックが並んでいると思います。
久々に登場するソニー製品のキーボードやマウスなので、自分で使っているPCにも利用ができるのかな?と、興味をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、そういう方向けに一緒に製品の様子を見ていきたいと思います。
まずはゲーミングキーボード「INZONE KBD-H75」から。ソニーストア価格が39,600円と安くはない価格設定になっていますが、その分の価値が織り込まれているわけで、どんな機能が搭載されているのか知りたいところ。
ムチャクチャキー入力がしやすくなって、これで仕事がはかどるというのなら買ってもいいかも!とか思ってしまいます。
では、どんな機能がゲーミングキーボードに織り込まれているのか見ていってみます。
まずは特徴的なのが「アクチュエーションポイント」というものが自分で設定できること。これはキー入力が判定される押し込みの深さを自分で設定できるという機能。0.1mmから3.4mmの範囲で設定ができて、少し触れたくらいの沈み込みだけでキー入力判定させたり、深く押し込んだときに判定させたり、というのが自分で設定できるようになります。
さらに「ラピッドトリガー」も搭載。これは押し込んだキーを離すときにどれくらいキーが移動したときにONとOFFの切替をするのかが設定できるというもの。
Tactical FPS(VALORANTなど)のゲームタイトルでは移動しながら射撃をすると弾がまっすぐ飛ばないようになっているため、射撃の瞬間だけ止まること(ストッピング)が必要でその際に瞬間的に止まれるようにするのに必要なんだとか。移動方向とは丹内のキーを押したり移動キーを離すことでストッピングを行うのですが、それを正確に行うのに必要な機能なんだそうです。
なるほど、ラピッドトリガーは一般的なパソコン操作ではあまり必要そうではない機能なんですが、可変アクチュエーションポイントは設定次第ではキー入力全体が快適になりそうな気もします。
これらの押し込みの反応の調整は磁気スイッチを採用していることで実現しているとのことです。物理的な接触がなくても磁場の変化によってキーストロークを検出しているそうで、一般的なキーボードとは作りが違っているみたいです。
さらに強固なスタビライザーによりグラつきはほぼないらしく「安定したタイピング」をもたらしてくれるとなっていますね。ガスケットマウントという打鍵時の衝撃を吸収し、メタルフレームの採用により打鍵感や静音性の向上も図られているそうです。
デバイスへのキー入力の反応速度を速くすべく、8,000Hzのポーリングレートを実現しているそうですが、一般的なキーボードのポーリングレートがどれくらいなものなのか調べて見ると。。
ポーリングレート | 反応速度 | |
一般的なキーボード | 125Hz | 普通 |
一般的なゲーミングキーボード | 1000Hz | 速い |
INZONE KBD-H75 | 8000Hz | かなり速い |
ポーリングレートは1秒間にキーボードからPCへ情報伝達する回数なので、桁違いの反応速度になっているというのがこれでわかります。
一般的なキー入力でも違いが感じられるものなのか気になるところです。
キーボードのサイズに「75%」という記述があり、一般のキーボードよりもキーのサイズが小さいのか!?と、心配になるところがありますが、これはそういうことではありません。
一般的なテンキーが付いたフルサイズキーボードが100%で、そこからテンキーを省いたものが80%、さらにカーソルキーなども省いたモノが60%キーボードという全体のサイズを表しています。
ゲーミングキーボードの世界ではキーボードが大きいとマウスの可動範囲が狭くなるという考え方があり、キーが少なすぎると日常使いがしにくくなる、というのがあるそうです。
「INZONE-H75」は75%サイズなので、テンキーを省いたキー数で、それをさらに小型化しているという目安になります。
キーボードにボリュームコントロールがついているのも珍しいポイントです。FPSでのゲームシーンでは音も重要な情報源になるため、シーンによって、細かく音量を調整したりすることができるのと、設定により、他の機能を割り当てることもできるそうです。
ゲーミングキーボードといえば、キーボードのライティングもありますよねー。あのレインボーなライティングはかえって気がそがれる様な気がしないでもないんですが、これも自分で設定が可能。
これらの設定は「INZONE Hub」というソニーのオリジナルアプリで行うわけですが、このアプリはモニター設定もヘッドホンの設定もすべて行えます。INZONE製品でゲーミングギアを揃えると、すべて「INZONE Hub」で調整を行うことができるわけで環境設定が一極集中でやりやすくなりますね。
ゲーミングギアに続いては、こちらも新カテゴリーの製品で「INZONE Mouse-A」というゲーミングマウスになります。以前はVAIOブランドのマウスに加えてソニーブランドでもPCマウスの製品販売をしていました。VAIO(株)でVAIOマウスの販売を再開していますが、ソニーでマウス販売を行うのは一体何年ぶりになるでしょう?
「INZONE Mouse-A」は見ての通り、INZONEブランドを前面に出すべく、ソニーロゴではなくてINZONEロゴが目に付くところにアピールされているのも印象的です。
さて、このマウスもFnaticの選手と共に共同開発されていて、重量の48.4gにこだわりがあるとのこと。これよりも軽いと思ったところに止められない、これより思いと動作が遅くなる、というのを繰り返していて、単に軽量化するだけならもっと軽く作れるところですが、それをこの重量設定にしたところにゲーミングマウスのノウハウがあるそうです。
マウスはモデルによって形状が大きく違いがありますが、個人の好みによるところが大きく、ベストの形の追求は難しそう。その中でFnaticの選手達の声を元に、誰でもフィットしやすい形状で、長時間使用でも疲れにくいデザインで設計されたとのことで、これは通常のPC作業にも力を発揮しそうです。
機械式よりも最大80%の高速反応ができるという赤外線利用の光学式マウススイッチはダブルクリックの誤作動も起こりにくく耐久性も高くなるとのこと。
ポーリングレート8,000Hzを実現し高い反応速度を実現。これはグラフィック系などでマウスを多用する方にも使いやすさを感じられるかも。当店のお客様でも大量写真のRAW現像が快適にできるかも。
設定はやはり「INZONE Hub」で行えます。
ソニーストア価格は22,000円でそれほど高い物でもなく、さらに3年ワイド、5年ワイド保証をつけることも可能。これは通常のPC作業用に買ってもよいかも。(私も安いマウスを1年で1個ずつ使っている感じなので、耐久性を考えたら良いかも。)
新製品でゲーミングマウスパッドも登場しました。これはゲーミングマウス「INZONE Mouse-A」の専用マウスパッドとかではなく、一般のマウスでも利用が可能。ゲーミング使用を前提に開発されたマウスパッドとなります。
ゲーミングマウスパッドは「INZONE Mat-F(8,250円)」と「INZONE Mat-D(4,950円)」の2種類が用意されています。違いはピタリと止められるマウスパッドか、初動の力が最小限で済む滑るマウスパッドか、という違いになっています。
しっかりと正確が分けられている2種類のマウスパッドですが、どちらが優れているとかではなく、ゲームタイトルによって嗜好が変わると言うことのようです。
INZONE Mat-F | INZONE Mat-D | |
ソニーストア価格 | 8,250円 | 4,950円 |
ゲームタイトル | コントロール系 タクティカル系Shooting VALORANT/CS2 マップ:狭い 移動頻度:少ない |
スピード系 バトロワ系Shooting Apex/OW/Fortnite マップ:広い 移動頻度:多い |
メリット | マウスを止めやすい フリックエイムが安定する |
素早くマウスを動かせる 微細なマウスの動きを行える |
デメリット | 細かいコントロールが苦手 抵抗感が強く、力が必要 |
ストップが効きにくい 少しの力でマウスが動く |
.
違いを簡単にまとめると上記の様になります。やや厚めのブレーキがかかりやすいマウスパッドが「INZONE Mat-F」で、ツルツルの滑りやすいマウスパッドが「INZONE Mat-D」になります。
グラフィック系で細かいポイントを追っていく様な使い方だと「INZONE Mat-F」の方が良さそうな気がします。広い範囲をマウス移動する使い方をされるようでしたら「INZONE Mat-D」がオススメ、ということになりそうです。いずれにせよ、体験してみないとなんとも言えないとは思いますが、そういう方はソニーストア店舗にて今日から展示されているので見に行ってみられると良いと思います。
裏地は滑りにくいようにグリップする素材を使っていて「INZONE Mat-F」がSlimFlexという吸盤の様に密着する素材。「INZONE Mat-D」は天然ゴム素材を使っています。
がっちり固定された感じで使えると思います。というのも。。。
このゲーミングマウスパッドなんですけど、かなり大きいんです。480✕400mmというと相当なサイズになります。
身近なもので試してみました。
サイズ感はこんな感じです。中央にあるのはVAIO SX14です。モバイルノートがまるまる置けて、その余ったスペースでマウス操作ができるくらい。一般的なPCの使い方をされている方には少し大きすぎるマウスパッドになりそうですね。(^^;)
逆にこれくらいの広いマウスパッドが必要というシーンがある方にはなかなか購入できる製品がないと思いますので、INZONE製品を購入検討するチャンスかもしれません。
INZONE製品の新カテゴリープロダクツの紹介でした。
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ゲーミングキーボード INZONE KBD-H75 |
ソニーストア価格: 39,600 円 税込 |
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発売日 | 2025年9月5日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:4,400円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
5年ベーシック半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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ワイヤレス ゲーミングマウス INZONE Mouse-A |
ソニーストア価格: 22,000 円 税込 |
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発売日 | 2025年9月5日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:2,200円 3年ワイド/5年ベーシック:1,100円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
5年ベーシック半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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ゲーミングマウスパッド INZONE Mat-D |
ソニーストア価格: 8,250 円 税込 |
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発売日 | 2025年9月5日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
5年ベーシック半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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ゲーミングマウスパッド INZONE Mat-F |
ソニーストア価格: 4,950 円 税込 |
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発売日 | 2025年9月5日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
5年ベーシック半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
★ソニー ゲーミングギア『INZONE』シリーズ スペシャルコンテンツ「それは、勝利の感覚」
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