ストリーミング対応のAndroid OS搭載ウォークマン『A100シリーズ』『ZX500』シリーズ登場
本日13時のプレスリリースでWi-Fi搭載、ストリーミング対応の新型ウォークマンA100シリーズとZX500シリーズが日本向けに正式発表されました。ソニーストアでの予約販売も同時にスタートしています。
★ソニープレスリリース「Spotifyなどのストリーミングサービスをハイレゾ相当※1の高音質で楽しめるAIを活用した独自技術DSEE HX対応のウォークマンNW-ZX500・A100シリーズ発売」
こんにちは、店員佐藤です。
2011年、2012年モデルで一時的にAndroid OS搭載のウォークマンがありましたが、7年の時を経て、再びAndroid OSを搭載して登場しました。
7年前はまだ通信料も高くてWi-Fiだけで使えるスマートフォン的な使い方をされている方もいらしたと思いますが、現在はまた違った目的でAndroid OSを採用しています。
今回はストリーミングミュージックサービスの対応が主目的と思われます。
先日、説明を聞いて驚いたんですが、私みたいにCDからのリッピングや、moraからのハイレゾ音源のダウンロード購入よりも、市場全体ではストリーミングサービスを利用している方の方が多いとか。
直近ではamazon music HDで、ハイレゾ音源のストリーミングサービスも行っていて、月額1,980円程度なのでせっせとmoraでハイレゾ音源を購入するよりもおトクに大量の音源を聞くことができることを知ってショックを受けたくらいです。
2018年モデルのウォークマンA50シリーズではスマートフォンとのbluetooth接続により、ストリーミング音源をウォークマンを介してデジタルアンプで再生する、という手法もとっていましたが、2019年モデルのA100シリーズ、ZX500シリーズではウォークマン自体でストリーミングサービスに対応することができるように進化をしました。
Android OS搭載モデルというと音質に影響があるような印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、ウォークマンならではの対策もされていて通常のメディア音量によるボリューム調整ではなく、別途マスターボリュームを設けて120段階での音量設定ができるなどの仕組みも作られています。
音楽データの再生についてもウォークマンA30シリーズから採用されている最新UIのデザインをほぼそのまま踏襲したウォークマンアプリをプレインストール。再生中はカセットテープ画面のスクリーンセーバーに変化させる仕掛けなどを用意しています。
再生している楽曲のフォーマット、ビットレートによりカセットのデザインが変わる凝りようです。
各種音楽設定についてもホーム画面から下にスワイプすることで設定が可能。ストリーミング音楽にアナログアンプやレコードの豊かな響きを加えることができます。
一部のモデルをのぞき独自端子の「WMポート」を採用していたウォークマンですが、A100シリーズ、ZX500シリーズではUSB type-C端子に変更されています。スマートフォンからのおすそ分け充電などもできそうです。
Wi-Fi搭載ということでウォークマン単体でmoraからの楽曲購入&ダウンロードもできますが、さらにスマートフォン対応のCDドライブ「CDレコ」を使えばPCレスでのCDリッピングもできます。
え?それはどこで売っているの?と、言えば、ソニーストアでウォークマンと一緒に購入する事が出来るようになっています。
有線モデルとワイヤレスモデルが用意されていて、それぞれ12,800円(税別)で販売されています。PCをお使いになれない環境にある方は、こうしたオプションを使うことで、本当にPCレスでの音楽環境構築ができてしまいます。
ウォークマンA100シリーズは16GB、32GB、64GBの3種類のメモリー容量で製品がラインナップされていますが、従来モデルと違うのは使える容量が違う点です。
16GBモデルのNW-A105ですが、Android OSのメモリー消費もあるため実際に使えるのは6.29GBとなっています。ここにさらにアプリのインストールなどがあるとさらに音楽データを入れるための空き容量は小さくなります。(そもそもスマートフォンとして考えても16GBメモリーではあまりアプリが入れられません)
スマートフォンとしての使い方もお考えの方は64GBモデルや32GBモデルで検討された方がよいと思います。なお、メモリースロットは今回も用意されています。microSDカードが使えるの音楽データは外部メモリーに入れて使うコトを前提にした方がよさそうです。
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本体メモリーを増やすよりもマイクロSDカードの容量を増やした方が音楽データの持ち歩きにはコストパフォーマンスが高いのですが、Android OSのアプリ置き場として考えるとウォークマン本体のメモリー搭載量も増やしたいし、悩みどころですね。
高音質モデルのZX500シリーズもAndroid OS搭載モデルとして登場しました。キープコンセプトでZX300シリーズのデザインに近い外観になっていますが、こちらもUSB type-C端子を採用するなど最新のストリーミングサービスに対応したモデルとなっています。
先代のZX500からの違いをリストアップするとこんな点になります。
- Wi-Fiネットワーク機能搭載
- ストリーミング音楽サービス対応
- PCレスで楽曲転送
- USB type-C端子搭載
- 3.6インチ大画面化
- 銅の切削加工により容積3.2倍の銅切削ブロックでデジタルGNDを強化
- バランス出力用アンプにDMP-Z1で採用した高分子コンデンサ「FT CAP2」を4基搭載
- アンバランス出力側コンデンサの体積8.2倍 4基のPOS-CAP容量47μF→100μF
- 内部構造改良により振動耐性向上
- 高音質はんだに金を添加しチューニング
- トレータイプ microSDスロット
ZX100などで不評というか、microSDカードスロットの蓋がしまらなくなる、緩くなるという現象がありましたが、それが改善されてスマートフォンのSIMスロットの様なトレータイプになっています。
それ以外の音質にかかわる部分も細かく手を入れており、販売店向けの内覧会で聴かせてもらったときの印象としては低域の締まりとパワフルさ、これが初代ZX1を彷彿させる感じがしました。
A100シリーズとは違い、4.4mmのバランス接続に対応し出力ジャックが2本あるのですが、それぞれで別のアンプを用意しているので1台でふたつの音質を楽しめる、というのも特徴。
バランス接続ではDSDのネイティブ再生ができるので、最高音質を手軽に持ち出したい!ということであればZX500も魅力的なモデルに見えると思います。
比較表を作る時間がなかったので、本日、店頭に到着したカタログの写真で各モデルの比較を簡単にご案内。Android OSを採用してかスタミナ性能がやや落ちていてウォークマンA50「最大45時間」→ウォークマンA100「最大26時間」となっています。ウォークマンZX300が「最大30時間」→ZX500「最大20時間」となっています。
スタミナ性能はやや不利になっていますが、ZX500もA100もAndroid OSを搭載しています。「Video & TV SideView」などが使えるのでウォークマンで動画再生ができるようになります。
ウォークマンとしての自由度はかなり上がっているかもしれません。
実機の展示は明日10月17日よりソニーショールーム/ソニーストア銀座をはじめとするソニーストア店舗にてスタートします。
発売は11月2日となっています。
ウォークマンA100シリーズには40周年記念モデルも用意されています。こちらは12月15日までの期間限定での販売になります。通常モデルよりも1万円アップで、初代ウォークマンの「TPS-L2」デザインのソフトケースが付属するのと、スペシャルカートンとステッカーがセットになった限定モデルの販売になります。
数量限定ではありませんが、当初、数量限定でプロジェクトが進んでいたようで、初回出荷分が完売すると納期は数ヶ月のびるものと予想されます。
ウォークマンの限定モデルに目がない方は超速攻でオーダーされることをオススメします。
実機レビューについては明日以降、お届けしたいと思います。
★ソニーストア ストリーミングWALKMAN×完全ワイヤレスキャンペーンで5,000円をもれなくキャッシュバック!
なお、今夏発売になり大ブレイクしている完全ワイヤレスヘッドホン「WF-1000XM3」とのセット購入キャンペーンも発表になりました。新型ウォークマンA100シリーズ、ZX500シリーズのいずれかと「WF-1000XM3」をセットで購入してキャンペーン応募すると5,000円のキャッシュバックが受けられます。
25,880円のWF-1000XM3が約2万円で買えてしまうチャンスです。こちらも一緒に検討されてみてはいかがでしょうか!?
ウォークマンAシリーズ NW-A100 シリーズ |
ソニーストア価格: 32,000 円+税~ |
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発売日 | 2019年11月2日 | メーカー商品情報 ページはこちら |
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延長保証 | 3年ワイド:4,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 12回分割払手数料0%キャンペーン ストリーミングWALKMAN×完全ワイヤレスキャンペーン |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典 |
ウォークマンZXシリーズ NW-ZX507 |
ソニーストア価格: 80,000 円+税~ |
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発売日 | 2019年11月2日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:8,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:4,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 12回分割払手数料0%キャンペーン ストリーミングWALKMAN×完全ワイヤレスキャンペーン |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典 |
ウォークマンAシリーズ NW-A100TPS |
ソニーストア価格: 42,000 円+税~ |
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発売日 | 2019年11月14日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:5,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:3,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 12回分割払手数料0%キャンペーン |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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まこと
2019年10月16日 @ PM 10:33
いつも拝見させていただいております。
今回の新型ウォークマンですが、対応フォーマットにATRACが入っていないのが
気になります。。。
ずっとATRACで聞いてたものですから・・・。
やはり非対応なのでしょうか・・・?仕様の誤りを祈るばかりです。
tecstaff
2019年10月16日 @ PM 11:16
blogのご愛読ありがとうございます。
確かに仕様を見るとATRACがA50シリーズまでは対応していましたが、A100シリーズではドロップしていますね。
残念ですがMP3、もしくはAACなどに変換して転送する必要があるかと思います。
私もPCのライブラリーにはまだATRACが残っているのですが変換してからの転送にすることになりそうです。