夏休みにおすすめ!ソニーのリサイクル工場見学
ソニーグループの一員として、リサイクル事業を行うグリーンサイクル株式会社では、消費者や家電販売店から集められた使用済み家電製品やパソコンが毎日、トラックでグリーンサイクルに運ばれてくるそうです。
運ばれた製品は計量後、倉庫に積み上げて保管し、コンテナ約150基を1日で処理するそう。コンテナの150基とはなかなかの量ですね。
それらは処理工程に運ばれ、手作業で一つ一つ解体されます。一台一台ていねいに解体することで、プラスチック部品や基板などをより質の高い状態で回収できるのだそう。
また、手解体のもう一つの目的が、化学物質の適正処理になります。家電製品に含まれる、フロン、鉛、水銀などの化学物質を、確実に回収し、漏洩がないように厳重に管理されます。
手解体で部品や化学物質を回収した後は、巨大なフードカッターのような大型の破砕機で、数センチ程度まで細かく砕きます。
工場見学では大型破砕機の中をリアルタイムでモニターに表示。投入された大容量冷蔵庫などが数十秒で粉々になる大迫力な様子を見ることが出来ます。
施設は安全に見学できる見学デッキやバリアフリーになっており、誰でも工場見学に参加できます。見学時間はおよそ90分ほど。開催日程は平日火曜~木曜の間で、見学時間は10:00~12:00もしくは13:00~15:00、見学料は無料です。
完全予約制なのでグリーンサイクル株式会社の公式ページから見学の申し込みが必要になります。
見学の流れは、オリエンテーションで会社概要やリサイクルの仕組みについて知ってから、手解体ラインで解体の様子を見学したのち、モニタリングで使用済み家電製品が実際に破砕される様子をリアルタイムに見学、そして展示室で基板などの部品や鉄、銅、アルミニウムの素材を見学、という感じになります。
夏休みは夏休みは家族や友人とリサイクルの現場へ足を運んでみるのはいかがでしょう。(なお、工場は愛知県の名古屋市にあります。)