2014年9月26日

ハイレゾ対応イヤホンがBluetoothイヤホンに早変わり！『MUC-M1BT1』レポート

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今回発売になったハイレゾオーディオ製品の中で飛び道具と言えばこれでしょうね。

XBA-A2、A3、Z5、そして昨年モデルのXBA-H2、H3に使えるBluetoothのワイヤレスレシーバー「MUC-M1BT1」です。ハイレゾ対応の最上位モデルのインナーイヤーがケーブルを付け替えるだけでBluetoothヘッドホンに変身してしまうという、ぶっ飛ぶような製品が登場しました。

昨年発売されたXBA-H2とH3では2種類のケーブルが同梱されていて、そのケーブルを自分で交換することが可能。イヤホンとケーブルを分離することができたのですが、それと同じ端子を新製品のXBA-A2、XBA-A3、XBA-Z5も採用しています。

ケーブルの融通が自分でできるんですが、そこにBluetoothユニットを仕込んだケーブルを用意して、まさかハイレゾ対応の最高級イヤホンをBluetoothヘッドホンにしてしまおうなんて、誰が考えつくんでしょう。

すごいものを出してきました。いつもであれば今年の2014年モデルだけ対応とかになるはずのところが昨年モデルまでもカバーして正式対応してしまうところもひと味違います。こういうユーザーにフレンドリーなところって勢いのある製品にはあるんですよね。

ということで、ここではあえて、時前で持ち込んだ昨年モデルの「XBA-H3」を装着してみました。当然、ジャストフィットで使うことができます。

接続はNFC搭載ウォークマン、スマートフォンならタッチするだけでOK。すぐに使い始めることができます。

音質もそこそこ良い、というとだいぶ上から目線での言い方になっちゃいますが、それはそうですよ、XBA-H3を使っているんですよ。bluetoothによる圧縮された音声であろうが素性の良いイヤホンを使っているんですからしっかりとした音を聞かせてくれます。

もちろんハイレゾではないので、このイヤホンで聞き慣れているハイレゾの音ほどの密度はないにしても、音楽CD音質並でスカッと聞かせてくれる感じ。

で、これで良いんですよ。ハイレゾの音をがっつり聞きたかったらハイレゾ対応ウォークマンと有線接続にして聞くわけで、Bluetooth接続で手軽に使いたい時って、私の場合はスマートフォンやウォークマンに入れているテレビ番組の再生時だったりするわけです。

そういうときはメリハリのある音が聞こえればいいわけで、それがXBA-H3の音声で聞けるなんて極上体験じゃないですか。

ちなみにケーブルはやや長めです。これは首の後ろに回さずに耳からそのまま下にだらんと垂らしたところですが、こうしてプレス証のストラップくらいまで降りてきます。実際に首の後ろに回してしまうと気にはならないんですけどね。

プレスリリースをみて、ご質問をいただいている件もあって「充電ってどうするの？」という話ですが、マイクロUSBで充電をします。小さな円筒が二つついていますが、一つがバッテリー、ひとつがスイッチ類になっている様子。そのスイッチ類が入っている方にマイクロUSB端子がついていて、フタをあけると顔を出します。

充電に2時間かかって、使用時間は約4時間半とのこと。私は通勤に片道1時間半くらいかかっているので往復したところで毎日充電することになるんですが、これも潔いですよね。

必要にして十分な最低量のバッテリーを搭載するだけで、余計な重量を加えていません。これを設計した人は本当に自分で欲しかったモノを作られたんだろうなぁ。