新型アクションカム『HDR-AS30V』&ライブビューリモコン ショールーム展示レポート
昨日発表になった新型アクションカムの「HDR-AS30V」と新登場のライブビューリモコン「RM-LVR1」が早速、今日から銀座ソニービルショールームに展示されているとのことで行ってまいりました。
ライブビューリモコン「RM-LVR1」についてはまだ世界に数個しかないそうで、日本では銀座ソニービルショールームにしか展示ができていないんだそうです。
本日現在、日本にひとつだけのライブビューリモコンの実機レポートをお送りします。
展示はいつものサイバーショット、デジタル一眼、ハンディカムのデジタルイメージング製品コーナーの展示になっています。
アクションカム「HDR-AS30V」とライブビューリモコン「RM-LVR1」、それにスマートフォンXperiaが並んで展示されています。
まずはライブビューリモコン「RM-LVR1」です。こちらはショーケースに入っての展示になっているんですが、アテンダントさんに声をかけていただければケースから取り出して操作をさせていただくことができます。
最終品ではありません、という表示が出ていますが、こちらのモデルは12月発売予定ということでまだ出荷する製品版とは作りが違う可能性があるモデル。
ベルトの部分がまだこれから一部変更になる可能性があるそうです。
で、こちらがライブビューリモコン「RM-LVR1」です。今日から展示開始で日本では銀座ソニービルショールームでしか展示を行わないとのことなので、11時の朝一番に触ってきた私は日本で一番最初に触らせてもらった民間人、ということになるのかも!?
ベルト部分はこんな作りになっていますが、ここが仕様が変更になる可能性の高いところです。製品版では形状や素材などに変更があるかもしれませんのでご了承ください。
ライブビューリモコン上部にはメニューボタンとディスプレイボタン。そしてボディ下部には電源ボタンがありました。
ボディサイドにはマイクロUSB端子があり、ここから給電します。端子の周りには防水のためのパッキンもついています。これで防水3mです。
バッテリーは内蔵タイプで自分で交換することはできないとのこと。バッテリーが弱くなってきたらサービスセンター対応になると思います。
ということで、アクションカムとの接続に挑戦。
アテンダントさんがいろいろ試してくださっていたので、私は時間をかけずにその説明を一通りうかがってきて、それで紹介をします。
まずはライブビューリモコンとアクションカムの接続についてですが、ここはNFCでもなんでもなくたんにWi-Fiでの接続になります。
ただ、接続設定は簡素化されていて、パスキーの入力は求められないそうです。ライブビューリモコンで初めて機器と接続すときはカメラの電源を入れて、それでライブビューリモコンを接続モードにします。その後、飛んでいる電波から目的のカメラを選んで選択するだけ。
これだけでカメラとの接続ができるようになります。
お問い合わせで「2台のアクションカムを用意して、その2台に切り替えてアクセスして使うことができますか?」というのをいただいていたんですが、接続できるカメラは1台だけです。2台同時接続で切り替えていったり来たりをすることはできません。
なので2台のカメラをコントロールする際は操作する都度、カメラとの接続を解除してWi-Fiの接続設定をやりなおすことになるので、これを持って2台のアクションカムを切り替えて使う、ということは言えないですね。
なお、接続先のカメラとしてレンズスタイルカメラDSC-QX10の名前も出ています。海外のイベント「IFA」での発表時に後日QX10も接続できるようになる予定というのは出ていますが、日本国内向けにはそのアナウンスは出ていないと思います。
現時点ではQX10の操作はできないそうです。
1.5型ディスプレイの画質はこんな感じです。腕時計サイズの小さな盤面ですしサイズは思いきり小さくて画質がどうこういうレベルではないんですが、超昔にあった出始めの液晶テレビみたいに画素がやたらと大きくて細かいモザイクみたいな画質ではありません。それなりに精細感のある画質になっていて、アクションカムの画角をチェックするだけであればまったく問題なし。
屋外での液晶画面の見やすさまでは確認ができませんが、腕に装着しているので直射日光の下とかで使うときも右手で簡単にひさしが作れるので問題なさそう。
メニューボタンを押すと各種設定の変更をすることができます。画面左にある上下ボタンで移動してRECボタンをENTERキー代わりにして操作をします。
この画面は撮影モードの変更をしているところで動画、インターバル撮影、静止画のどれにするのかを選ぶところになっています。
面白いのはディスプレイボタンでひとつ押すと、こうして時間表示になります。
お問い合わせで「腕時計のように時間表示をすることができますか?」というものがあったんですが、できました。撮影中に時計表示に切り替えて時間のチェックをすることが可能。
さらにもう一度ディスプレイボタンを押すと画面が消えます。電力消費を少なくするためのモードなんですが、実は水中で利用する際はWi-Fi電波が通らなくなるためカメラとの無線接続が切れるんです。
水中からあがると通信が復活するのですが、その間はモニタープレビューをすることもできないし、操作もできなくなるそうなので、そういう時に画面を消してしまうんでしょうね。
続いてはHDR-AS30V本体の話です。
カメラ本体のサイズはまったく同じなのでアクセサリー類はHDR-AS15のものがそのまま全部流用できます。
GPSやNFCの内蔵という違いがありますが、それ以外にバッテリーにも差がありました。HDR-AS15ではバッテリー装着アダプターがあって、これによりXバッテリーでもGバッテリーでも両方使えていたんですが、新型HDR-AS30VではXバッテリー専用になっています。
余計なアダプターがなくなるので、Xバッテリーをメインで使っている(DSC-RX100などを使っている)方からは喜ばれそう。
防水ケースはやはり差があります。写真左がHDR-AS15付属の60m防水ケース。写真右がHDR-AS30V付属の5m防水ケースです。
こうやって並べてみるとだいぶ大きさが違って見えるんですが、ケース自体の厚さにも差がかなりあります。
5m防水と60m防水だとこんなにも頑丈さが違うものなんですね。
ただ、昨日も案内した通り本体付属の接着マウント、装着バックルなどは共通です。アクセサリーの互換性については問題はないそうです。
スマートフォンXperiaを使ってのNFC接続のデモもしてくださいました。
ぶっちゃけて言いますが、HDR-AS15のWi-Fi接続って大変だったんですよね。パスキーの記載が本体にないため、一度PCにUSB接続してHDR-AS15の内部メモリーにアクセスして、そこに置いてあるテキストファイルでパスキーを確認する必要があります。
それをGmailの下書きメールにしておいて、Xperiaではそのパスキーを確認するようにしています。外出先でつながらなくなってパスキーの入力を求められたときって、もうブルーになってしまうところなんですが、NFCであればそういうこともなくなります。
最初の初期設定もパスキー入力なしでタッチするだけ。
ちなみに、ほかの通常のNFC対応ヘッドホンなどでは電源が切れていても自動で起動してアクセスしてくれますが、カメラ製品はそれがありません。カメラの電源を入れておいて、それからスマートフォンのNFCにタッチすることで機能します。
NFC接続慣れしている方はここだけ注意。
HDR-AS15と比べるとHDR-AS30Vは劇的な簡単さでつながります。
設定できる項目はHDR-AS15と一緒なんですが、HDR-AS30Vに新搭載の静止画撮影モード(HDR-AS15は動画とインターバル撮影のみで静止画モードはありません。)への撮影モード変更ができるところが新しいくらいです。
そして2画面編集ができるソフトウェア「PlayMemories Home」についてなんですが、こちらはちょっと残念なお知らせがあります。
2画面編集に利用できるカメラなんですが、アクションカムではなく「HDR-AS30V」縛りになっているそうで「HDR-AS15」と「HDR-AS30V」を使っての2画面編集はできないそうです。商品情報に「アクションカムを2台使い」という記載になっていたのでてっきりAS15はいけると思っていたんですが。。。
そうか、良く考えてみるとAS30VはGPS機能を搭載しているので、それにより位置情報と一緒に正確な時間情報も得ていたんでした。それを使って動画の撮影をしているのでシンクロする時もぴったり同じ時間軸での編集ができるんですね。
なので、そういうことで行くとハンディカムの場合もAVCHDからMP4に変換すれば編集できるのかな?とかいう期待をしていたりしたんですが、それも無理。HDR-AS30Vのみの2画面動画編集になります。
ま、これは「PlayMemories Home」というWEB配信をしているソフトウェアですので、バージョンアップで「せめてAS15も。。。」という声が届けば、いずれ編集対応をするのでは?なんて期待ができるところでもあります。せっかくAS15を持っているんですから、これも使えるようにしてもらいたいなぁ。。。
その他のアクセサリー類もご紹介したかったのですが、ライブビューリモコン以外はまだ銀座ソニービルショールームには到着していないそうです。近日中に発売になるものもあるので、また追ってすぐに展示が始まると思います。
また、銀座ソニービルショールームさんへお邪魔した際は気を付けて見ておいて、展示がありましたらいろいろ試してきたいと思います。
以上、銀座ソニービルショールームで始まったアクションカム「HDR-AS30V」の展示レポートでした。
日本で1台だけしか展示されていないライブビューリモコンですが、昔見た映画やドラマのスパイグッズみたいで面白いですよ。声をかけるとデモを見せてもらうことができますので、是非、銀座へ行って触ってみてください。
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memorycam3D
2013年9月18日 @ PM 3:58
Gのバッテリーたくさん持っているのにショックです・・・。
でも涙をのんでAS30に買い換えます。ああ、チャージャーもか・・・。
k-tune
2013年9月18日 @ PM 5:38
編集のAS15は、対応しないんですね…。
残念だなぁ~。
ソニービルに行く度にブツブツ言ってみようっと(笑)
akki_moebile
2013年9月18日 @ PM 9:07
レビューありがとうございます。
2台のカメラを接続できないとなると2台カメラでの使い勝手は
悪くなりますね。時計表示は出来るのはGood!
2台カメラの編集はPremiereでインポーズの機能があったと思うので
編集は出来るかなと思います(GPSデータ使ってのは無理ですけど)
DAI
2013年9月19日 @ AM 11:48
先日、映画館で「タイムスクープハンター」を見てきたのですけど、主人公が手首にスマホのような脱着型モニターを装着していて、複数のアクションカム(?)で撮影した映像を見るシーンがありました!
最近のスマホは防水・防塵型も多いので、いっその事上記のような手首につけるアタッチメントをSONYが出してくれると嬉しい(*^^)v
http://timescoop.jp/about.html
(↑どうやらアブソリュート・タイム・ウォッチというらしい)
店員佐藤
2013年9月20日 @ PM 7:04
♪memorycam3Dさん、こんにちは。
コメント&ご検討ありがとうございます。
チャージャーはカーチャージャーのキットを
購入すると1個ついてきます。マイクロUSBで
充電できるのであのチャージャーだけ別売りに
なるといいんですけどね。
(あと、お気遣いありがとうございます。
訂正させていただきました。)
店員佐藤
2013年9月20日 @ PM 7:06
♪k-tuneさん、こんにちは。
今、確認とれるところではそういうお話なんですが
でも、こういうのってフタを開けてみると話が違って
いた、ということはよくあるわけで、それにまずは
期待を(^^)/
どうしてもだめでしたらAS30を2個買って、3カメ体制に
していきましょう!?
店員佐藤
2013年9月20日 @ PM 7:10
♪akki_mobileさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
2台のカメラの同時接続はできませんが切り替えて接続するとか
もしくはスマートフォンも動員することで利用するしかないですかね。
こういう製品の使いこなしって、結局、そういう創意工夫でカバーを
していく楽しみでもありますから♪ 編集はタイムラインに2本並べて
ばっつんばっつん切っていくのも楽しそう。
AS30を持って早く遊びに行きたいです。
店員佐藤
2013年9月20日 @ PM 7:14
♪DAIさん、こんにちは。
ソニーのアクションカムアクセサリーにも一応
リストマウントストラップというのがあります。
http://pur.store.sony.jp/Qnavi/Purchase/AKA-WM1/
使いどころが思いつかないんですが、その映画をみると
参考になりますかね!?「タイムスクープハンター」見に行きたいです~
RA夢マスター
2013年9月23日 @ PM 2:08
GPS-CS3kのログ使って、マップビューで追加したら?
な~んて、テストしてみたものの、
ログファイルが存在しません。
と、残念な結果に・・・
後加工のログも使えるようにならないかな~と、独り言
店員佐藤
2013年9月26日 @ PM 4:12
♪RA夢マスターさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
PlayMemories HomeはHDR-AS30Vの発売と
ともにまたアップデートされるでしょうから、その時に
期待ですね!
なお、HDR-AS30Vの取説を読むと、GPS機能の
入切ができるみたいなのでGPS信号によって
編集の可否が決定される、というものでもないかも
しれません。