『SAL70400G2』ショールーム展示レポート
今週お邪魔してきた銀座ソニービルショールームで見させてもらってきた新型“α”レンズのレポートです。まずはAマウントの「SAL70400G」レンズから。
こちらのレンズは2カ所で展示があります。1本は2Fにあるサイバーショット・“α”コーナーの奥にあるカウンター。そしてもう1本は4Fのソニーストア銀座の上にある「αコミュニティ銀座」です。
私が見てきたのは4Fのαコミュニティ銀座でした。
ショーケースに入っているんですが、この時はお願いして出していただきました。なんと、ここには販売がすでに終了している初代「SAL70400G」(写真右)もあるんです。写真左が新製品の「SAL70400G2」です。
レンズボディのカラーがシルバーからホワイトに変更になっています。
「SAL70400G」が登場したときはこれからのGレンズはすべてシルバーになる、という話だったんですが、どういう方向転換があったんでしょう。聞くところに寄ると、こういうレンズのボディが白いのは熱による膨張を防ぐために光を反射しやすいカラーにしているとのことでした。両方ともその目的に沿った物なんでしょうけど、個人的にはホワイトの方が、いかにも「Gレンズ」という雰囲気で好きです。
お客様と話していてもホワイトの方が人気があったようなので、それも影響しているのかな。
レンズのコーティングもG2は「ナノARコーティング」という反射の少ないものを新採用しています。
これはCP+で展示されていたナノARコーティングのデモ展示です。黒いボックスの中に2枚のガラスが入っていて、それぞれコーティングを変えています。そこに蛍光灯と思われる光源を反射させて、その反射の具合を見る、ということができたんですが、これ、カメラの写り具合とかではなく肉眼でもこれくらいの差が出るものでした。
反射の差が出やすい光源を探してきているとはいえ、ものすごい差です。
これだけ違うとMTF曲線なども大きく影響してきそうなんですが、メーカーさんのホームページを見る限りは大きな差がないのがちょっと不思議です。
そして、AF速度も4倍に速くなったとのことで、これは幸いにも2本のSAL70400Gがあるので、両方を試させてもらったんですが。。。確かにこれは4倍違うかもしれません。
試しに使ったのはα77だったんですが、初代SAL70400Gでは「ゴーガッガッガッ」という感じでフォーカスをあわせにいくところが、SAL70400G2では迷いなくスッとAFが合う感じ。
違いが私にもわかるかな?とかいうレベルではなく、サイバーショットとデジタル一眼αみたいな差があることにびっくりでした。これは確かに4倍の差と、言われても大げさではないように思えます。
AFのアルゴリズムの改善でこんなにAF性能ってあがっちゃうんですか。まるでレンズが軽くなった様な錯覚を覚えるくらいのAF性能の向上でした。
ということで良いことずくめの2世代目SAL70400G2なんですが、販売価格については若干先行機種よりも値段があがっています。当店の記録によると先代のシルバーカラーのレンズの時は236,250円(税込)で販売されていました。
マイナーチェンジしたSAL70400G2のソニーストアでの販売予定価格は251,801円となっていました。差額15,551円がナノARコーティングと新AFシステム代ですね。
ソニーストアでは3年ワイド保証が無償でついてくるのと、5年ワイドのアップグレードが推定25,001円で可能になると思います。
3月8日発売予定になっています。このレンズも明日、11時から先行予約販売開始になると思われます。要チェックです。
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そして、こちらは5月発売のカールツァイス50mm Planarです。こちらのレンズはまだ銀座ソニービルショールームにデモレンズがやってきていません。
置いてあるのはダミーのガラスが入ったモックアップだけでした。まだ発売が先と言うことと、試用できるレンズの本数が少ないそうでショールーム展示に間に合っていないそうです。
5月発売予定ということなので、実物をさわることができるようになるのは4月中旬とかゴールデンウィークの頃になるのかも。これも明日発売だったら良かったのに♪
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