ループハンガーヘッドホン『MDR-AS200』試用レポート

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小物のレポートになりますが、今年の2月10日に発売になったアクティブスタイルのヘッドホン「MDR-AS200」の試用レポートをお届けしたいと思います。

 

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普段はBluetoothヘッドホンの「MDR-AS700BT」(9,980円)とスマートフォンのXperiaを使ってジョギングしているんですが、ウォークマンを使ってもっと手軽に使えるものがないかなぁ、と試してみたのがこちらでした。

まだラン歴1年くらいの初心者ランナーなんですが、走るときに音楽を聞きながら、というのが楽しくて、音楽を聞くために走っている、という感じだったりもするときがあります。

ジョギングというと苦しそうに思えるかもしれませんが、確かに最初のうちは息も切れてつらく私も5分くらい走ると息が切れて歩いてしまって、落ち着いてからまた走り出して、というのを繰り返していました。それが何回か繰り返しているうちに5分が10分になり、15分になり、30分になり、1時間休まずに走れるようになり、と、なって最終的には歩いているのと同じ感じで走り続けることができるようになります。

そうなると歩きながら音楽を聞いているのと同じ感覚になり、さらに同じテンポでずっと走っているので、そのビートと合わせた曲探しとかがはじまり、歩きながら聞くよりも体をしっかりと動かしている分、ダンスをしている様な感覚で、よりミュージックを楽しんでいる様になれるんです。

 

最初はウォークマンのレビューのためにジョギングで使ってみただけだったんですが、今ではすっかり虜になっています。

ジョギング用に揃えている音楽もだいぶレパートリーが増えてきました。初心者には160BPM前後の曲が合うそうですが、ちょっとずつ走るのに慣れてくるとより遅いビートの曲が合う様で、そういう曲探しも楽しみのひとつになってきます。

で、そうなるとヘッドホンもちょっと変わったものを使ってみたくなります。ソニーさんからはスポーツ向けのヘッドホンがいくつか発売されていて、上位ものから選んでみようとしていたんですが、どうも良さそうなのが一番価格の安い「MDR-AS200」なのかな?という結論に。

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このモデル以外はすべてインナーイヤータイプになっていて耳の穴をすべてふさぐタイプ。MDR-AS200だけは写真で見ての通りドライバーユニットが直立になっていて耳をふさがずに縦になって耳に刺さる仕組みになります。

当然耳の穴の半分をふさぐ感じで全部はふさがらないんですが、これが重要。

通常のヘッドホンはしっかりと音を耳に入れるのと外界の音を耳に入れないようにするため音を遮断しようとしますが、ジョギング中に音楽を聞く際は周りの音が聞こえてくれた方がよいわけです。

公道をジョギングするときはもちろんですが、遊歩道やラインニングコースを走るときも後ろから速い人がやってきたり、自転車が来たりしたときにその気配を感じるのはやはり音なんですよね。

BluetoothヘッドホンのMDR-AS700BTは耳を完全に覆うタイプに見えますが、スカスカのスポンジのおかげで遮音性がそれほどではなく、周りの音もよく聞こえるんです。それを打ち消すような大音量で鳴らしてしまうと意味がありませんが、ボリュームのコントロールで適度に外界の音を聞くことが可能。

今回のMDR-AS200もそれができそう、ということで、昔懐かしい(大昔のウォークマンOヘッドホンで、こういうドライバーを立てる使い方をしたモデルがありました)、このスタイルのヘッドホンを試用。

先に結論を言ってしまうと、このモデルもMDR-AS700BT同様に周りの音が聞きやすいヘッドホンだと思います。価格は1,980円と、Bluetoothヘッドホンの1/5ほど。激安ヘッドホンなんです。

そんなわけでパッケージを開梱。

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パッケージの中にあるのはご覧のものです。ヘッドホン本体にクリップがひとつ付属。

ヘッドホンについているケーブルがやや長めに見えますが、かなり長いです。プラグの根元からヘッドホンの付け根までのケーブル長で120cmちょっと。

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アームバンドを使ってウォークマンを装着するとしたら相当コードがあまります。こういう使い方ならケーブルは50cmもあればいいんです。

ただ、こうしたアームバンドを使わずにポケットにウォークマンを入れるとしたら、話は別。ズボンのポケットにウォークマンを入れてそこからコードを耳まで引っ張ると、ややケーブルが余るくらい。

ケーブルがブラブラすると走行中に何かに引っかかったりする危険があるので、それを嫌ってBluetoothヘッドホンにしていたこともあり、このケーブルの長さは。。。と、思うところですが、そういうのって工夫次第なんです。

冬場ということもあり、上着に何枚か来て走っているんですが、シャツの上、ジャージの下にくぐらせてしまうとコードが表にでないのであまり気になりません。

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付属のクリップがあるので、これをパンツに装着。ポケットからおなかのところまで引っ張ってきて、このクリップでコードを止めて、あとはシャツなりジャージの首のところからヘッドホンを外に出せばコードレス感覚です。

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こうしたループハンガータイプのヘッドホンを使うのは、初めてだったんですが、る0プハンガーにはこうして溝が切られていて、ここの部分でハンガーの長さを調節することが可能。ハンガーの穴のところに耳をくぐらせてハンガーの長さをちょうど良いところに合わせてあげると、ドライバーユニットの位置微調整もできます。

なかなか快適でした。

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さて、ジョギングにウォークマンを使うことのメリットは音楽を聞くことだけではありません。Android OS 搭載のウォークマンF880シリーズなら数多く出ているランニング支援アプリをインストールして使うことができます。

今回は「NIKE+」というアプリを使ってみました。

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ランニングアプリの主な機能はGPS機能を使って走った距離、スピード、ルートなどを記録して、トレーニング後に速度やペースなどを見返して自分なりにデータ分析をすることにあります。

スマートフォンとウォークマンの一番大きな違いはモバイル通信機能をもっているかどうか。各キャリアの通信回線を使って外出先でも通信できるスマートフォンと違って、ウォークマンは自宅内の無線LAN環境でないと地図データのダウンロードすらできませんが、GPSでの記録については問題なくできます。

最初の使い始めだけGPS信号を受信できないみたいでそのままだとルート記録などができないみたいですが、自宅の周辺で一度Wi-Fiが使えるところでGPS信号を受信できると、そのあとは問題なくGPS記録ができます。

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こちらの画面はスマートフォンXperia Aでキャプチャーしたものになりますが、ウォークマンF886でも同様に記録を取ることができました。

毎回、こうして走り始めるときにランニングアプリを起動して記録スタートとしてジョギング。ランニングが終わったところで記録を止めると、走行ルートとタイムを記録。スプリットタイムと言って1kmごとの区間タイムも取ってくれて、1kmあたり何分で走ったのかも分析することができます。

また、ジョギング中にアナウンスしてもらう設定もあって、1kmごとに男性の声で走行ペースを教えてくれる、ということもできます。音楽も大事なんですが、まるで専属トレーナーがついてきてくれていろいろ教えてくれているみたいで、これらのランニングアプリもすごく助かります。

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「nike+」アプリの面白い点はその後にトロフィー機能でどれだけ頑張ってトレーニングしているのかを目に見える形で記録してくれるところ。

プロフィールを見ると一番長く走ったときの時間、1km区間を一番早く走った時の記録、5km、10km、ハーフマラソンの最速記録などを残してくれているところ。ありとあらゆる手を使ってモチベーションをあげてくれます。

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さらにPCのブラウザ用画面も用意してくれていてPC上でこれらの記録にアクセスすることもできます。

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こちらは「ヒートマップ」と言って「nike+」ユーザーさんが記録したマラソンルートを色濃くして表示してくれるマップです。私のホームグランド、荒川にある彩湖のルートもこうしてオレンジになっていました。

ほかのルートを見てみると皇居の周辺が真っ赤になっていて、皇居ランをしている方の中にも多くのnike+ユーザーさんがいることがわかりました。

「nike+」アプリは特にナイキのシューズを持っていないと使えないとかいうことはありません。無料でどなたでもダウンロードして利用をすることが可能。こうしたランニングアプリは他にも多数あります。ウォーキングに使えるものなどもありますので、是非、ハイレゾ音楽を聞くだけではなく、こうしたアクティブな使い方もしてみましょう!

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