26年後の夢『海の森 見学会』

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今日のメインイベント「海の森」見学会の様子をレポートします。

 

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本当は朝一番でここにやって来る予定だったんですが雨が強かったので先に「船の科学館」を見学。その後15時頃になってやっとやってくることができました。

普段は「関係者以外立ち入り禁止」になっている「海の森」の見学会へ参加してきました。

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場所はこちら。地方の方だとおわかりにならないかもしれませんが、東京の方でしたらこれで大体おわかりいただけるでしょうか? お台場よりももっと沖合になる埋め立て地で東京ゲートブリッジの若洲公園から見たときの対岸にある場所になります。

昨年の夏にゲートブリッジ見学に来たときにも対岸からの風景を見たくてアクセスをチャレンジしてみたことがあるんですが、関係者以外は通行できないエリアになっていて断念したことがあります。

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ですが、今回はぎりぎりのタイミングで都のイベントを発見。8月18日~20日までの3日間は「海の森」と呼ばれる造成中の新しい公園の中を歩いて見学することができて、予約無しで入場が可能。

天気が悪いんですが、これは行ってみるしかない! ということでやってきました。昨年も開催されていたそうで、調べてみると今回で2回目のイベントになるようです。来年もおそらく開催されるでしょうし、そのときのためにイベントを簡単にレポートします。

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まずは駐車場ですが、ごらんの様な場所に臨時で用意されます。約50台分の駐車場となっていましたが、見るとまだ空きスペースはたくさんあるし、よほどの事がなければ満車になることはないと思います。ただ砂利道で段差が比較的大きめなので車高の低いクルマだとどこかすってしまう可能性があるかも。

誘導の方も要所にたくさん配置されているので、クルマで来ても迷うことはまずないと思います。(カーナビで案内をしてもらうと、周りの道が通行できない道と認識するみたいでスマートなルート案内はしてくれないかもしれません。自力で道を調べてたどり着きましょう。)

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受付に行くと場内の地図をもらえます。これに従って歩いていきたいと思います。

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さて、その前に「海の森」って何だ?という話からしていきましょう。

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海の森というのはパンフレットの緑色の部分の場所を指します。昭和48年~昭和62年まで東京23区から出たゴミを埋めて作った埋め立て地で、ここを公園にしようということで造成が始まった土地なんだそうです。

2007年から植樹を開始しているそうでWikipediaによると完成まで30年を予定しているとのこと。完成が2037年ってすごい先の話なんですが、公園自体は2016年くらいから一部で公開が始まるみたいです。というのも2016年に東京オリンピックが開催されるようになったらここは馬術競技場として使う予定だったとのことで、2016年のオリンピックはなくなってしまったものの公園の一部開業は5年後。

わりと近い未来の話になります。

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ゴミ処分場としての埋め立て地ではなくなっていて、現在は土を持って、さらに堆肥による土作りをしているところ。23区内の街路樹の剪定で出た切り落とした枝などをここに集めてきて、それで表層土をもっているところなんだそうです。

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これはWebでは見ることができなかった、完成予定図。受付でいただいたパンフレットで初めてその姿を知ることができました。公園は全体で3つの森で構成されるそうです。

広さは約88haで、日比谷公園の5.5倍にあたるそうです。あのだだっ広い新宿御苑でも58haだそうですので、これは相当広い公園になります。

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今回の一般公開で歩けるところは、赤い線でマークしたエリアだけ。歩いて5~6分のエリアだけなんですが、まぁ、なんせほとんど知られていないイベントです。どんな景色が見られるのか、行ってみましょう。

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完成まで30年かかるとのことですが、こうして一般公開をするくらいだからある程度、見栄えのよいところを見せてくれるのかな?と、思っていたんですが、さすが30年計画です。まだ、ほとんどのエリアが盛り土している最中、もしくは雑草ゾーンでした。

イメージはなんでもない空き地を見に行っただけみたいな。。。

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ただ、一部エリアでは植樹が始まっていて平成20年~平成22年の植樹地エリアを見ることができました。

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とはいえ、まだ植えてある木はどれも腰の高さほどもありません。みんな木の赤ちゃんばっかりです。こんな小さな木から公園を育てていくってすごいですね。

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道ばたにはこうした枯れ枝がやたら多いんですが、そうか、これが都内で剪定してきた枝を堆肥にしているシーンですね。

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さて、マップ上の最東端まできてみました。砂利道の遊歩道以外はまだなにも見えません。

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場所的にはこんなところです。

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振り返ると東京ゲートブリッジを見ることができます。反対側からは若洲海浜公園より見ることができますが、反対からこんなに間近に見ることができるのは、一般の方だと、このイベントに参加できた方しかいないのでは?

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望遠レンズで見てみると、若洲海浜公園から延びている防波堤(釣り人さんがいっぱいいらっしゃるところ)やテトラポッド越しに見られる芝生ゾーンがうっすらと見えます。

あいにくの天候でこんな写真しか見られませんが、天気が良かったらこれはおもしろかっただろうなぁ。

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2月にゲートブリッジが全線つながった瞬間を見に来ていましたが、そのときに遠くに見えていた大きな船の姿をちょっと気にしていました。それが間近に見られるんですが、間近に見ても、結局これがなんの船なのかはわかりませんでした。

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道を戻って受付を通り、さらに今度は見学コースの最南端を目指します。途中には平成20年植樹地の看板も。正直言って、あまり20年でも21年でも22年でも木々の大きさに差がないような。。。

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これが一般開放コースの最南端になります。特に目新しいモノもありません。さっきの所の方が高さがある分、遠くが見渡せるんですが、こちらはあまり景色もよくなくて、単に通路の途中という感じ。

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これで見学コースの散歩は終了です。予想以上にコースが短かったんですが、まだ植樹も始まったばかりで、公園としての造成はこれからというところ。ここからどうやって公園になっていくのか定点観測していきたいです。

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受付のテントに戻ると、体験イベントが二つありました。一つは苗の移し替え体験。

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植樹している木はドングリを使って芽を出すところからやっているそうで、ここではドングリから出てきた芽を移し替える作業をさせてもらえます。妻と一緒に1本ずつ植え替えをさせてもらいました。

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駐車場の上の所にはなにやらテントがあり、そこで3年間苗を育てて大きくなった苗を、さっき見てきたように植樹地に植えるんだそうです。なるほど、苗を買ってきているのではなくて、ここで育てているそうで、これは時間がかかりそう。

ドングリの芽だしは都内の小学生によるもの。また海の森募金を受け付けていて、それで苗木を購入しているそうです。都民、企業、行政が力を合わせて森を作っていこう、というプロジェクトになっているそうです。

都民ではないんですが、わーい、1本だけですが苗木作りに協力ができました。海の森に植えられる木の少なくとも1本は私がお手伝いした木になります。公園がオープンしたときには見に来たいですねぇ。

30年後の完成した姿もまた夫婦で見に来ることができるかなぁ。

 

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今回のお土産の品々。海上公園ガイドは他でも配っているんですが、他に東京港のタオルハンカチ、ハーブの種、これは貴重な「海の森ポストカード」をいただいてきました。これ、大事にして置こうと思います。

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こういう、まだ未完成の公園で道もできていないときの写真記録に絶対必要なのがGPSユニットです。今回ももちろん「GPS-CS3K」を持って行きました。途中でGPS-CS3Kの時間表示を写真でとっておいたので、今回も例の技を使ってカメラの時間補正をしっかりしておきましたので、位置情報はより正確になっているはずです。

これから毎年参加したいんですが。。。この土日は全国各地でイベントが開催されているんですよね。横田基地ではいつもの友好祭があったみたいだし、日本テレビさんでは24時間テレビもやっていたし。とりあえず、目標は来年もくるぞ!というところで、5年後の開業と26年後の完成を楽しみにしたいと思います。

 

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