電子書籍『PRS-350』開梱レポート
ついに出荷の始まったソニーの電子書籍「Reader」の5型モデル「PRS-350」の開梱レポートです。
ソニーディーラーコンベンションで展示されているのを見て、ソニーフェスタで再び出会い、ソニービルショールームでついに日本語版のReaderを先日見てきたばかりなんですが、どれも自分の持っているファイルを自由に見られるモノではありませんでした。
ようやく、本当にやっと自由に使えるReader端末がやってきました。
と、言っても特別なことをするわけではありません。普通の開梱レポートですが、書籍購入まで一気に試してみたいと思います。
さて、今回購入したのはソニーストアの3年保証ワイドをつけてもらっています。ソニーのメーカー直販サイトで購入するメリットのひとつがこれです。通常のメーカー保証や量販店の有料延長保証などは通常使用での状態で修理が必要になったときにカバーしてくれる保証になりますが、ソニーストアのワイド保証は落下や水没などの事故でも、メーカー保証と同じように無料で修理をしてくれます。
通常、本体価格の10%位に設定される3年ワイド保証。10%も取られるの?という方もいらっしゃるかもしれませんが、一度お世話になるとこの保証のありがたさが身にしみるんです。「壊したらまずいから持って行くの辞めよう」という様な気持ちになれずに積極的に使うことができるようになる安心感がでかいんです。
これ、絶対に加入した方がオトクだと思うんですよねぇ。今回は5型モデルなら+1,000円で加入できます。ワイド保証があるから、安心してこれから3年間、持ち歩きたいと思います。3年経ったら。。。この手のモノは減価償却が終わったと思って、さらに積極的に持ち歩けるようになるかと。(^_^)v
それと、ソニーストアのもうひとつの特典である、ソニーストアオリジナルの吉田カバン製ブックカバーなんですが、こちらは1月下旬以降のお届けになる案内が入っていました。
約75%の方がオーダーしている吉田カバン製ブックカバー。到着が待ち遠しいですねぇ。
ということで、本体パッケージを開いていきたいと思います。表紙を開くようにパッケージをあけると、おっと、すぐにReader本体がありました。
こちらがReaderの同梱物一覧。取説はなく薄いスタートブックがはいっているだけなので、すごくあっさりしています。
パッケージの底には専用USBケーブルがあります。通常のミニUSB端子ではなく、マイクロUSB足しになっています。4月に登場したスマートフォンのXperiaもマイクロUSB端子を採用しているんですが、まだそれほど普及率のあがっていない端子です。
普通の方はこの専用USBケーブルを使うことになります。(厳密に専用USBケーブルを使う様に記載があります。試して見たところ、私の手持ちのXperiaで使っているケーブルでも利用はできましたが、当店で保証するわけではありません。)
そして、こちらが今回購入した5型モデルのブルーボディです。
メッセージ刻印もお願いしていましたが、はい、ちゃんと間違いなく刻印されていました。なんせ、5型のブルーボディはシリーズ中、もっとも人気のある大量出荷されているモデルです。
メッセージ刻印しておけば他の方のReaderと間違えることもありません。まだ、ソニーのReaderの普及台数は全然少ないんですが、化けに化けて、ものすごい超大ブレイクをしてしまって、みんな持っている、という状況にならないとも限りません。
無料でメッセージを入れられるんですから、やはりReaderを買うならソニーストアで♪
スタートブックを開いて説明を読みます。何はともあれPCに接続して充電してください、となってます。
ですが、このReaderはもともと電力をほとんど消費しないモデル。そのまま電源を入れてもしばらく使えるんじゃないですかね?
電源は本体の左肩にあります。このスライドスイッチを入れると。。。
なるほど、最初はプログラムを展開するのか起動に時間がかかるものなんですね。
しばらく待つと、ショールームで見たおなじみのホーム画面が登場。バッテリーマークもほら、半分以上あることになっているので、この状態で1週間くらいは使えるんですよ。きっと。
で、何をするのかスタートブックをめくっていくと。。。なるほど、ソフトウェアをインストールして、専用ソフトをとにかくPCにインストールする必要があると。
eBookストアからの書籍購入もファイル転送も専用ソフトの「eBook Transfer for Reader」を使うことになるそうです。そうか、そこはドラッグ&ドロップではないんですね。
ということで、VAIO ZにReaderをUSB接続します。使っているのは量販店で売っていたマイクロUSBケーブル。普段はXperiaの充電に使っているものですが、これでも使えました。
開くと中にはドライブが2つ見えて、こちらの「SETTING」という方のドライブにインストールプログラムがあります。
インストーラーを使ってインストール。
これが起動した「eBook Transfer for Reader」の画面になります。基本はe-Bookストアの「Reader Store」へジャンプしやすい様な作りになっています。
確かに1400冊もデータが入るなら初期のネットワークウォークマンみたいに曲を入れたり出したりするような作業はなくて、新刊を見つけてはダウンロード購入して転送するばかり、という使い方になりますよね。
これがReaderの中身。左列がエクスプロラーのフォルダー階層風になっていて、ここでデータの管理をすることになります。上がReaderで、下がPCのアーカイブ。
PC側には当初、なにも入っていないのでReaderの中身を移すようであれば、画面内のドラッグ&ドロップでPC側にコピーをすることになります。
特にコピーガードがあるわけでもなさそうで、簡単にコピー可能。今のところ、これらの書籍データをPCで読むことができないですし、これで特に問題もおこらないんでしょう。
さて、まずはやってみたかったこと。その1。Readerのスタンバイ画面を自分の写真にしてみたかったんです。「写真」フォルダを見れば画像の解像度が1200×1534ドットということがわかったので、同じサイズのモノクロファイルを自分で作ります。
あとは「eBook Transfer for Reader」ウインドウのメニューバーのところにある「ファイルをReaderに転送」で本体にコピーしてもらうだけ。
同様に自分で作った自炊PDFファイルもファイルを選んで転送すれば、これでReaderの中にコピーされました。
簡単、簡単。このソフトウェアを扱うのは初めてですが、見れば使い方が自然にわかるようになっています。
さて、トップページには「Reader Store」へというボタンがあるので、これを試しに押してみると。。。
あれ? Reader Storeがもうオープンしてます。12月10日オープン予定だったはずなのに。。。ソニーストアさんからの連絡によると今日からユーザーさんの手に渡っているので1日早く、プレオープンさせましたとのことでした。
わーい、ラッキー。
早速、サイトをいろいろ見てみるんですが、テーマがあったり特集があったり、いろんな手で本の紹介をしてくれています。楽しいですねぇ。2万冊のライブラリーがあるとのことですが、とても数え切れないくらいの量だというのを実感。
本当は「1Q84」とか読んでみたかったんですが、それは見つかりませんでした。新刊がどれくらいそろっているのかわからないんですが。。。
むむむ、なんか、これ、欲しくなっちゃいました。「寝台特急カシオペアを追え」ですって。上野から札幌までいく豪華寝台特急。いつか乗ってみたいなぁ、と、言いつつ、よし、これも何かの縁です。買ってみましょう。
で、本の購入前にまずは製品登録です。
購入宣言とは関係なく、今ならReaderの製品登録をするだけでソニーポイントが500円分、速攻でプレゼントされます。私も製品登録をしてみたら大体3分くらいでポイントが反映されました。
製品登録をすれば、とりあえずすぐに500ポイントを使える様になるので、最初はこれを使って本を購入してみます。
先ほどの書籍をカートに入れて購入画面に進みます。
Reader Storeの利用は「My Sony ID」で行います。ソニーを普段から利用している人にはなんの手間もなく利用できる一方、電子書籍からソニー製品の世界に入ってくる方には。。。あ、そういう人も普通に書籍サイトの会員登録する感じでIDが作れるから良いのか。
なるほど、これは誰も損をしないし、良いですねぇ。
で、購入前には本体機器との認証が必要となっています。
先ほどからReaderはVAIOに接続しっぱなしなので、ここで認証を取って、はい、これでOK。多分、これは最初の一回だけのことなんでしょう。
そのまま支払い画面を進んでいくんですが、ソニーポイントを利用して購入すると、すればクレジットカードの入力の必要もなくダウンロード購入が可能でした。なるほど、ソニーポイントが貯まったら本を買う、というお金のかからない読書生活もできそうですよ。
最終的な金額確認画面を経て。。。
購入終了~。で、その後にデータをダウンロードする仕組みになってます。
ダウンロードが終了するとそれはReaderに直接入れられます。PCにダウンロードしてそこからReaderにコピーするのとは違うみたいで、こういうところがウォークマンと違うんですね。
そうなんです。PC自体で本の内容を読めないのでバックアップする必要がないのと、再ダウンロードが自由に出来るんでしょう。PCにコピーをする必要性が薄いようです。
さぁ、データの転送が終わったのでReaderをUSB接続からはずしてみましょう。
書籍欄に今買った「寝台特急カシオペアを追え」が乗っているのと、その隣には自炊した「法律事務所」も見えます。わーい、ついに自分のオリジナルデータがReaderで見られますよ。
まずはダウンロード購入したデータから。記念すべき1冊目の購入データはこれです。
文字サイズはこんな感じですか。早く読みたいなぁ。。。帰りの通勤電車が楽しみ。
そして、自炊した「法律事務所」も表紙はこんなにキレイにでました!やった!なんか感動!
ただし、余白の切り落としをしていないグレー取り込みだとこんなに文字が小さくなります。あらら、これは読めないことはないけど、全部注釈みたいだなぁ。
そして、昨日実験した白黒取り込みの余白切り落としファイルがこちら。
やや文字は小さいんですが、なんだ、白黒取り込みの方が文字がハッキリしていて読みやすいです。やや文字が太めなんですが、これは濃度の調整でどうにかなりそう。
決まりました。自炊PDFファイルですが、取り込みは白黒で、余白切り落とし前提。文庫本オンリーで濃度をやや薄めにして、また作ってみます。
そして写真ファイルの方も試してみます。写真表示をして、ここでスタンバイ画面を選択。
どうやら順番にスタンバイ画面を入れ替えてくれるらしいので、ここで自分の入れた写真もローテーションに入ってもらいます。
これが私のReaderのスタンバイ画面です。そうか、ここに文字を入れてもいいなぁ。メッセージ刻印とともに、個性を出せるオプションです。
ということで、次の自炊ファイル作成ですが、もう用意しました。カシオペアと来たら、次はトワイライトエキスプレスです。次はこれを自炊してみたいと思います。
で、ここでいつもなら開梱レポートは終了するところなんですが、まだソニーさんから展示用の貸出機が来ているので、開梱レポートはまだ続きます。
続いては6型モデルを開いてみましょう!
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