マクロレンズとSTFレンズで桜を撮ってきました。

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昨日は四谷の土手まで、お花見散歩に行って参りました。

そういえば、先日の写真家馬場さんのαセミナーの時に「マクロレンズは3月が一番売れるんだよねぇ。」なんて話を思い出し、今回は。。。

50mmマクロレンズ「SAL50M28」と100mmマクロレンズ「SAL100M28」、それとSTFレンズの「SAL135F28」の3本を持って出動!!

まだ、満開という感じでもなく、日の当たっているところは咲いているけど陰りやすいところはまだ咲いていません。マクロレンズで桜の花を撮るのにはちょうど良い練習台になりそうです。

ちなみに、この四谷の土手はギリギリ千代田区になるんですね。千代田区の花が「桜」に指定されているそうで、ここの整備にはチカラをいれているようです。

では、早速マクロレンズを使って桜を撮ってみましょう。

ちなみに「マクロレンズ」と聞くと、こういう写真しか撮れないレンズなの?とか思う方もいらっしゃるかも。

というのも、よく聞かれるんです。「α100ってマクロ付いてるの?」って。そう、サイバーショットには「マクロモード」というのが搭載されていて、接写するときにはマクロ機能を入れるという感覚で使っているので、マクロモードという特殊な装置がついていると、思われている方もいらっしゃるのでは?

 

実は、マクロモードというのは接写に使うような、レンズに非常に近いところまでピントを合わせられるように「制限」を解除するための機能なんです。サイバーショットでマクロモードを搭載している機種は元々、マクロで接写するところまでフォーカスを合わせられるレンズを搭載しているんですが、日常の使用シーンでそれを常用してしまうとピントを探す範囲が広がってフォーカスが合うまでの時間が長くかかってしまうため、近いところにはフォーカスあわせをしないように制限をかけているだけなんです。

なので、マクロモードでも普通に風景とか撮れますよね?(スーパーマクロとも言える拡大鏡モードは別。あれは中でレンズの仕組みを入れ替えています。)

ということで、αにはそういうマクロモードは搭載されていません。どこまで接写できるかはレンズ性能によってきます。デジタル一眼のα100のレンズで「マクロレンズ」というのは、そういう接写性能があがっているレンズなんです。このマクロレンズでも風景は撮れるし、普通に単焦点レンズとして使うことができます。

ただ、そのフォーカスレンジが広いので、そのまま使うとピント合わせに時間がかかるのは一緒。なので、マクロレンズには上の写真の様なリミット機能が搭載されており、これで近距離、遠距離のフォーカス域しか動かないような仕組みが搭載されています。

詳しい話はこちらのblogエントリーでご案内しています。

 

そんなわけでマクロレンズはマクロしか撮れないわけではなく、マクロも撮れるレンズ。

50mmと100mmのマクロレンズ、それとSTFレンズというちょっと特殊なレンズもあるので、これを使って撮り比べてみました。

ここからの写真はSo-net Photoに掲載していますので、写真をクリックしていただくと撮影データなどもご覧になれます。

 


SAL50M28」 1/80 F5 マクロモード撮影


SAL100M28」 1/200秒 F7.1 マクロモード撮影


SAL135F28」 1/800秒 F4.5 プログラムモード撮影

なんか偉そうな事を言っている私ですが、これらの写真、特に難しい設定をしているわけでもなく、ほぼ全部カメラ任せです。(^_^;)

サイバーショット同様にモード変更のダイヤルがα100にも搭載されており、シーンセレクションにマクロ撮影モードがあるので、そこにダイヤルを合わせてただシャッターを切っただけ。

それでも、ね! サイバーショットとは全然違う写真が撮れちゃうんですよ。

ちなみにレンズの特長とかもちゃんとあって「SAL50M28」という50mmのマクロレンズは画角が広めのレンズ。サイバーショットで言うと大体2倍ズームくらいにしたときの状態で、撮れるレンズ。

100mmのマクロレンズ「SAL100M28」は大体ですが4倍ズームくらいにして撮っている状態のちょっと望遠気味のレンズになります。最短距離で35cmくらいまで寄れるそうです。

ちょっと望遠気味ということで、離れているところにある花などを大きく撮りたい!というときには100mmマクロの方が便利に使えます。ただ、望遠状態になっているので、私みたいな超初心者には手ブレしやすくなりますので、ちょっと扱いが大変かなぁ、というのが正直なところ。

ただ、馬場先生いわく、これからマクロレンズを買うなら100mmの方がオススメ! ただ50mmを持っている人は別に買い替える必要もなく、そのまま頑張りましょう!って話をされていました。腕を上げるのにも100mmマクロの方が良いんですかね!?

ちなみに、この2本のレンズ、画角によってどういう違いが出るかというと。。。


SAL50M28」 1/2000秒 F2.8 露出優先


SAL100M28」 1/1250秒 F2.8 露出優先

あんまり良い作例ではないんですが、100mmの方が望遠レンズになっているので、背景を切りやすいんだそうです。花を中心にして、うるさくない背景をつくるなら100mmの方が良いって話なんですね。

 

それと、ちょっと説明を省いていたSTFレンズの「SAL135F28」ですが、これも映りの違いを見てみます。


SAL50M28」 1/800秒 F2.8 絞り優先モード


SAL100M28」 1/160秒 F5.6 絞り優先モード


SAL135F28」 1/250秒 F4.5 絞り優先モード

違いはおわかりになるでしょうか? そうです。背景のぼけ方が全然違うんです。マクロレンズではぼけているところに丸い円がいくつか見えると思うのですが、STFレンズの「SAL135F28」では、それがなく、ジワッとぼけています。

説明によると、これは特殊なフィルターを内蔵しているレンズで、コニカミノルタ、ソニーのαレンズだけの特徴的なレンズなんだそうです。

仕組みはともかく、この水彩画調というか、独特のぼけ方が面白くて、これはマクロレンズではありませんが、花の撮影には持ってこい!って感じ。

あまりにも面白くて、このレンズが到着したばかりの時はこんなコトして遊んでいたりしました。まぁ、とにかくぼけるんです。

「ぼけ」とか言うと、あんまり良い感じがしないかもしれませんが、写真の世界では「良いぼけ」とか言うみたいで、なんかセミナーとかで話を聞いていると、この瞬間だけ話を聞いた人は漫才のセミナーかな?とか思うんだろうなぁ。。。とか、くだらないことを考えていたりします。(^_^;)


SAL100M28」 1/160秒 F8 絞り優先モード


SAL135F28」 1/250秒 F4.5 絞り優先モード

ね、背景のボケが面白いですよね。STFレンズはマクロレンズではないので、思い切り接写することはできないんですが、このぼけは花の撮影向きです。

ちなみに、レンズというのは「前ぼけ」と「後ぼけ」というのがあるそうで、どちらかのボケが良いと、反対のボケはあまり良くなくなる、らしいのですが、このSTFレンズはその両方とも、良いボケが出るように設計されているとか。

被写体の手前と、後ろと両方にボケがあるような写真も撮りたかったんですが、私が挑戦してもそれがなかなか上手く行かなくて。。。なんか写真がうるさくなってしまうんです。

そういうのも、なんとか勉強して、うまく撮れるようになりたいですねぇ。

 

ということで、デジタル一眼初心者店員がサイバーショットユーザーに送る? αレンズのプチ紹介レビューでした。これから、花の季節ですし、お持ちのαにマクロレンズ、STFレンズを加えて、こんな花の撮影で遊んでみてはいかがですか?

 

 
マクロレンズ(50mm F2.8 Macro)「SAL50M28」販売価格50,400円


マクロレンズ(100mm F2.8 Macro)「SAL100M28」販売価格73,920円


STFレンズ(135mm F2.8 [T4.5] STF)「SAL135F28」販売価格147,000円


デジタル一眼「α100」の最新情報はこちらから

 

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