そういえば、デジタル『一眼NEX-6』『NEX-5R』の展示レポート
“α99”が出荷になって、Windows8搭載のVAIO Duo 11も発売になって、主なソニーの秋の新製品はこれですべて発売になったかな。あとはサイバーショットのDSC-RX1が11月16日発売で、あのモデルがショールームで触れるようになるのはいつかな。。。とか、思っていたんですが、まだなにか大事なものを忘れている気がします。
そうだ、ヨーロッパで発表になっているデジタル一眼カメラ「NEX-6」「NEX-5R」がまだ日本で発表になっていないんじゃなかったでしたっけ!?
CEATEC JAPANでも展示がありましたが、それどころではないような新製品ラッシュが続いていてすっかりスルーしてしまっていたので、ここでちょっと空き時間ができたので、レポートをしたいと思います。
「NEX-6」がヨーロッパで発表になったのは9月12日のこと。
NEX-7のデザインがほぼそのままに、16メガピクセル(NEX-7は24M)のイメージセンサーを搭載し、そのイメージセンサーに位相差AFを仕込んでいて、通常のコントラストAFと合わせた高速ハイブリッドAFを利用できる機種となっています。
Wi-Fi機能も内蔵しており、画像共有がワイヤレスLANを経由して行えるのと、カメラ内にアプリダウンロードすることができるようになっており、新機能を後からダウンロードしてインストールすることができるとのこと。
忘れていたわけではないんですが、すごいカメラが実は海外で発表になっていたんです。
8月29日には「NEX-5R」というモデルも発表になっています。こちらも高速ハイブリッドAF、Wi-Fi機能を利用したカメラアプリのダウンロードに対応。
NEX-5シリーズは極限までボディサイズを小さくして、少ないボタン操作でいかに使いこなすか、を目指した様なモデルで、VAIOでいうところの505ノートのイメージで私は見ています。このモデルに最新の高速ハイブリッドAF、Wi-Fi機能が搭載されているというのは、かなり楽しみ。
他にも英文でいろいろプレスリリースの案内文は書かれているんですが、なんせ機械翻訳で呼んでいるだけなので、その魅力が正確にわからず、結局、日本でプレスリリースされる日を毎日待っているんですが、まだ出てこないんです。
9月にドイツで開催されたフォトキナでは日本でも年内には発売する、と公言されていますので、海外専用モデルということにはならないと思うんですが、うーん、いつになるんでしょうね。
ということで、こちらは10月に幕張で開催された「CEATEC JAPAN 2012」の様子です。いきなりですが実機を発見したときはデモンストレーションの最中でスマートフォンを使ってNEX-5Rをリモートコントロールしているとこを見ることができました。
イメージはあれです。アクションカム「HDR-AS15」の様な感じで画面にNEX-5Rの画像を見ながら、シャッターチャンスにスマートフォンから撮影ボタンを押してシャッターが切れるという。
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今まで、リモートレリーズがなかったNEXの場合は赤外線リモコンを使うしか無く、リモートコマンダーの「RMT-DSLR2」などを使うしか方法がなかったんですが、これでより正確な、ライブビューを見ながらのレリーズ撮影もどきができるようになりそうです。
背面液晶はNEX-F3譲りの自分撮り180度ターンが出来る仕様になっています。
最近思うんですが、自分撮りの写真って私はあまり撮ることはないんですが、動画撮影のときとかにモニターになるので、それはそれであったらいいなぁ、と思うことがあります。
そして注目はこちらの電動パワーズームレンズ「SELP1650」です。16mmから50mmのズームレンズで、しかもズームが電動による操作が可能。
こちらもCEATEC JAPANでは参考出品ということで展示されていました。そうか、これが新しいカメラでは標準レンズになるんですか。すごい小さいですね。これで35mm換算にして24mm~75mmの焦点距離の撮影ができるズームレンズになるんですか。
すごく欲しい、というかすぐ使ってみたい!
電源を入れるとにょきっと伸びる沈胴ズームレンズになるんですが、そういえばデジタル一眼カメラのレンズで沈胴レンズを使っているモノって今までになかったのでは?
実際に使ってみるとこれがおもしろい。パワーズームのレバーはレンズ根本左側にあり、これでスムーズにズームが動きます。動画撮影時もこれならスムーズでしかも音も入らないんでしょう。
超解像ズーム機能も搭載されており、これで2倍まで引っ張ってくれるので、見かけ上24mm~100mmのズームがシームレスに使えます。まるで感覚的にはサイバーショットの様です。
で、おもしろいのはズームリング。構図を決めるまでは電動レバーでもレンズ先端にあるズームリングでもどちらででもズームができます。ズームリングでも超解像域までのズームができるため、操作感はかなり自然。
で、シャッターを半押しにしてAFを効かせて、その後にズームリングを回すと、今度は役割が変わっていてフォーカスリングになっているという使い方ができます。
これが最高に気持ちよいというか、さっきまでズームに使っていたリングを持ち直すことなく、そのままフォーカス合わせに使えるのって良くないですか!? あ、こんな感じで使えるのか、って、幕張のイベントで一人で感動していました。
NEX-5シリーズの特長は少ないボタンでいかに多機能を使いこなすか、なんですが、それがついにレンズにも及んできた感じがします。
操作系ですが、こちらはあいにく海外モデルの参考展示なのでメニューは英語です。でもアイコンの形は日本国内モデルと共通みたいなので、なんとなくイメージがわかります。
真っ先に言語設定をチェックしたんですが、日本語は入っていなくて、それ以外の項目を見るんですが。。。ま、このあたりは日本国内向けモデルが発表になったときに詳細をチェックする、ということで。
こちらがカメラアプリの画面みたいなんですが、何をどうすれば良いのかわからないのと、こんなところで設定をおかしくして使えなくしてしまったらそれこど大変なので、すぐに退散。
アテンドされている方からいろんなお話をうかがいましたが、なんかまだ話してはいけないような気がする話もあるので、それはまた後日、製品発表されたときにでも。
あとは右肩のところにNEX-7のトライダイヤルもどきのダイヤルがひとつ載っています。NEX-7は肩に2発のっけていましたが、NEX-5Rではこれひとつだけ。シャッターボタンの脇にはFnキー(ファンクションキー)もあります。
トライダイヤルではないダブルダイヤルで、どんな操作ができるようになるんでしょうね。
初代NEX-5から気に入って使い続けているカメラです。最新バージョンの日本語モデル、気になります。
そして、こちらは「NEX-6」です。電子ビューファインダーを搭載しているNEX-7の弟機。。。というよりは型番がいかにも近い数字なので、双子機みたいなイメージでしょうか?
こちらにもレンズは「SELP1650」が装着されているんですが、よく見るとレンズがブラックです。レンズは今回は2色展開されるんでしょうか?
なお、レンズ先端を見るとフィルター径が記載されていて、このレンズは40.5mm径になるようです。今までの“α”レンズにこの径はないので、MCプロテクターとかに新製品が出るかもしれませんね。
それとSEL16F28用のフィッシュアイコンバーター、ワイドコンバーターレンズの装着もできないことになります。
背面からみた「NEX-6」です。ほぼそのまんまNEX-7なんですが、よく見ると右肩のダイヤルがモードダイヤルに変更されていて、今更写真をみて気がついたんですが、2段階の別のダイヤルがついているんでしょうか?
フラッシュも内蔵していて、これでNEX-7とどうやって棲み分けをするのかなぁ。。。きっと国内発表の時には答えを出してくれるんでしょうけど、あれかな。
NEX-7は24Mピクセルの高画素モデルで主に風景撮影など向け、NEX-6は高速ハイブリッドAFシステムを使う動く被写体、スポーツ撮影向けとか。そんな感じになるんですかね?
そういう風に考えるとNEX-7のトライダイヤルは設定を追い込むための機能で、NEX-6のモードダイヤルは普通の一眼カメラみたいにシャッターチャンスに間に合うようにすぐに操作ができる、というのを狙っている感じがしてきます。
ということで、相変わらずカメラに対する知識がとぼしく、ボキャブラリーの少ないレポートになってしまいましたが、このカメラもまだ今年は出て来ます。
昨年、NEX-5Nの登場時に「レンズ補正機能」を見て思わず買い換えそうになったところを踏みとどまった方も、今年はもう良いでしょう。
電動パワーズームレンズと一緒にステップアップしちゃって良いんじゃないですか!?
☆ソニーヨーロッパ「Made for photographers: The NEX-6 compact system camera from Sony puts DSLR power in your pocket」
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バトルホーク
2012年10月29日 @ PM 11:09
NEX-5に飛びつきNEX-5Nの登場時は踏みとどまった方ですので、高速ハイブリッドAFが良ければNEX-5Rとパワーズームとセットで一緒に欲しいですね。NEX-VG10も使っていますので、パワーズームはこちらで使いたいと思っています。
N
2012年10月29日 @ PM 11:14
パナソニックさんの交換レンズでは
沈動式ズームってのはありますよ。
ただし35ミリ換算で24ミリスタートでは無いですが。
ネットからアプリをダウンロードなんて
面白いですね。
発売時に搭載していないクリエイティブフィルターのような
画像加工の新効果をあとで追加とかできたら良いですね。
NEX7の「バシャ」ってシャッター音が好きですが
同じような感じだと良いなぁ。
やっぱ、耳に残る心地よさも大事だと思います。
iTaLiA
2012年10月30日 @ PM 12:09
先ほど、書き忘れましたが、上に説明されている同様の電動ズームの沈胴レンズはパナソニックが1年くらい前から出してます。コンパクトでその性能がよいので、ソニーもまねてという感じです。
旧ミノルタの特にレンズの神業を持った職人がパナソニックにもいるので、こういうところでミノルタの遺伝子が継承されて切磋琢磨してもらいたいですね。
店員佐藤
2012年10月30日 @ PM 11:26
♪バトルホークさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
NEX-VG10でパワーズームを使いたいですねぇ。
それだけで、かなり普通のハンディカムとして
使えるようになりそうです。
店員佐藤
2012年10月30日 @ PM 11:29
♪Nさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
レンズ交換式カメラ初ではなかったんですね。
今日になって正式に日本向け製品の発表がありました。
アプリは当初6種類ほど乗るそうです。発売時には
用意されていないアプリもすでに2種類ほど情報が
あるみたいです。
成長するカメラがついに登場ですね。
店員佐藤
2012年10月31日 @ AM 12:02
♪iTaLiAさん、こんにちは。
こういう場合は「APS-Cサイズでは初の」とかに
すれば問題ないと。
コメントありがとうございました。
バトルホーク
2012年10月31日 @ PM 9:05
店員佐藤さん、コメントありがとうございます。
NEX-VG10+トランスルーセントアダプタ+αレンズの組み合わせが、AFも速くて最高なんですが、重くなるので一脚が必須です。
NEX-VG10に今回のパワーズームの組み合わせなら、おっしゃる様に普通のハンディカムの感覚で使えるようになりそうで、期待しております。