『Windows 転送ツール』の話

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そういえば、途中までレポートして尻切れトンボになっていましたが、自宅VAIOのHDD換装はかなり順調に終了しました。現在、快適に動作しています。

 

我が家の自宅デスクトップマシンはVAIO type L 19型の「VGN-LA90S」という機種です。かなりの人気機種で出荷台数もかなり多いはずなんですが、Webで探しても分解記事とかを見つけることができず、結局、自力で分解することに。

購入したときの160GB HDDではデジタル一眼レフαの写真収納がどうにもパンパンで、収納場所がなくなってきていたので、ここで500GB HDDへの換装をしています。HDDの換装自体はそれほど手間でもなかったんですが、それよりも環境移行がとにかく面倒。

以前、使っていたtype Mからtype L 19型への引っ越しの際は別々のマシンとして手元にあったのでブラウザのお気に入りから、メール設定、データコピーを同時進行でやりつつ、type L 19型を実際に使ってみてからみつかった移設していないデータなどをtype Mからまた引っ張り出して設定するということができたんですが、今回はHDD交換です。そういうことができません。

 

というところで、今回も出番が登場したのが、Windows Vistaに搭載されている「Windows 転送ツール」です。先日の「VAIO type S SZ95」のレビューレポート作成の際に、たった1日で仕事PCの引っ越しを済ませることができたため、今回もこの「Windows 転送ツール」のお世話になっています。

 

ご存じ無い方のために説明させていただくと、Windows VistaにはWindows環境をラクに別のマシンに移行するための専用プログラムが付属しているんです。

転送できるのはブラウザ「Internet Explorer」周りの設定や、Windows Mailの設定、メール。それとプログラム設定、ユーザーファイルなどとなっています。実際にやってみるとこれがかなり便利だったモノで、Windows Vistaの引っ越しとかが、これでかなり気が楽になりました。

私は自宅でも会社でもメールアカウントを5個くらいずつ使っていて、さらにメッセージの振り分けルールとかも設定していて、このメールの引っ越しがとにかく面倒なのと、Webでもあちこちにログインする窓とかあるじゃないですか? 自動ログイン機能などを使っていたりするんですが、あれをまた全部設定し直すと思うと気分が相当ブルーになるところなんですけど、それも大丈夫。

このツールはWindows Vista の全エディションに付属しています。転送元になるPCですが、Windows Vista、Windows XP、Windows 2000が対象になります。

私の場合はすでに昨年1月にWindows VistaへアップグレードしているのでVista→Vistaという形になりますが、どうやらWindows XPでも同じような流れで転送作業は可能。

 

では、その転送の流れを紹介していきたいと思います。流れの説明は先日、レビューレポートでご案内したWindows VistaマシンのSZ94からSZ95への引っ越しです。古いPCがSZ94、新しいPCがSZ95です。

さて「Windows 転送ツール」による引っ越し作業ですが、最初は新しいPCのセットアップから始めます。自動でユーザーデータを転送するとはいえ、後から自分でインストールしたアプリケーションなどは引っ越しできません。古いPCと同じ環境で使うためには、同じソフトウェアを新しいPCにもインストールする必要があります。

ここでなるべく古い環境に揃えられるように、ソフトウェアインストールをしっかりとやっていきます。

新しいPCのソフトウェアインストールが終わったら、新しいPC側から「Windows 転送ツール」を起動します。場所はスタートボタンから「すべてのプログラム」>「アクセサリ」>「システムツール」の中にあります。

なんで、もっとわかりやすいところに置かないのか?って話もありますが、これは最初に一度使ったら、もう利用することはあまりありませんからね。

あとは転送ツールと対話形式で作業を進めていくことになります。この場合は新しい転送を開始することになります。

現在、このWindows 転送ツールを使っているのがどちらか聞いてくるので、ここはもちろん「新しいコンピュータ」を選択。

ここがちょっとミソなんですが、古いPCがWindows Vistaなら真ん中の項目。古いPCがWindows XPだと「Windows 転送ツール」がXPにインストールされていないため、ここでインストールするプログラムを用意してくれるわけです。

私の場合はSZ94というVistaマシンからSZ95へVistaマシン同士の引っ越しなので真ん中を選択。引っ越し元がWindows XPなら一番下の項目を選んで「Windows 転送ツール」のインストールプログラムを作成し、Windows XPにインストールしてあげることで、引っ越しを可能にします。

で、引っ越し方法なんですが、これまた便利。

ホームネットワークで接続しているようでしたら、それが一番簡単なんですけどネットワーク越しにすべてのファイルを転送することができます。また、専用のUSBケーブルを買ってくる必要があるんですが、USB端子同士を接続しての転送も可能。

また、CD-R、DVD-R、またはメモリースティックやUSBメモリを媒体にして引っ越しをすることもできます。保存しているデータが少ないPCであれば、ここでDVD-Rを利用しての引っ越しにすることでバックアップデータの作成をすることもできます。ネットワーク内にファイルサーバーなどがあるようであれば、そのネットワークドライブを利用しての引っ越しも可能。

まさになんでもあり! 自分の用意できる方法で引っ越し方法を選択できるんです。

一番時間がかからないのは当然、ネットワーク経由での引っ越しになります。ここではネットワーク上でファイル転送をするのを選択。

そして、これが引っ越しする新しいPCでの最後の作業。ネットワーク越しの引っ越しの場合は、引っ越しする新しいPC側から転送するための「キー」とよぶパスワードを発行してもらいます。この「キー」を利用することで、誤って違うPCに引っ越しすることを防ぐわけです。

古いPCからキーを発行してしまうと、それを見た別の人がデータを引っ越しさせてしまうことができるんですけど、新しいPC側でキーを発行するなら、まずそういうミスも起こりません。よく考えられています。

と、これで新しいPCの引っ越し準備は完了です。古いPCになるSZ94側をこれから操作します。

「Windows 転送ツール」はウェルカムセンターにも記載があります。これを選択して古いPC側でも「Windows 転送ツール」を起動します。Windows XPの場合は、インストールしたWindows 転送ツールを起動させることになります。

さて、また先ほどと同じ画面がスタートするわけですけど、今回はこちらが「古いコンピュータ」になるように選択。続いて転送方法を選択。

ネットワーク接続を利用する場合も直接転送するのか、どこかネットワーク上のドライブなどを利用して一時ファイルを作って転送するのか、などを細かく決めることが可能。ここでは直接転送を選択していきます。

転送ツールキーが出てきたら、ここで先ほどの新しいPCから発行された「キー」を入力します。転送先のPCをネットワークから探し出して、これでペアリングしてくれます。

ここからは古いPCならではの操作になります。転送するユーザーアカウントですが、PCに入っているユーザーアカウントをそっくりそのまま移すことができます。家族で共有しているPCの場合。「お父さん」「お母さん」「私」「僕」くらいはあるかもしれませんが、家族全員で引っ越しをすることもできるし、「僕」だけが新しいPCに引っ越しをすることも可能。

我が家の自宅VAIOの場合も私と妻で別々のアカウントを使ってログオンしていますが、これもまとめて転送するオプションを選択しました。

その後、転送するためのファイルのリストアップ作業を始めます。しばらく時間がかかります。

なお、この「Windows 転送ツール」ですが、起動中は全画面表示になり、バックグランドで別の作業をするとか、別のアプリケーションを利用するとかってことはできません。転送中は何もPCで作業をできないので注意。

さて、転送するファイルを選択してきてくれました。ここで引っ越しには必要がない不要なファイルなども選択できます。言い忘れましたがメールソフトの転送では捨てていないゴミ箱のメールまで転送されてしまうので、古いPCは古いPCで余計なファイルは全部消しておくと、転送時間が短くなって効率的です。

あと、SonicStageで音楽管理をしている場合は、SonicStageの専用バックアップソフトを使いましょう。

 

さぁ、これで転送ツールの設定はすべて終わりました。あとは転送開始してデータの転送が終わるのを待つばかりです。

で、無事転送が終わるとそれで古いPC側は作業は終了。ネットワーク転送ではなく、DVD-R、メモリースティックなどを使った転送の場合はここでメディア書き出しをして終わります。

 

そして今度は新しいPC側の作業になります。

転送するユーザーのアカウントを選択可能。今まで「ソニー太郎」で使ってきたユーザーアカウントですが、今度は「ソニー次郎」がいいなぁ、という場合はここでユーザーのアカウントネームを変更することもできます。

一応、一部ソフトウェアではエラーが起こりやすいと聞きますので、ユーザーアカウントは半角の英数字でつけるんが、Windows と上手につきあうコツです。移行するユーザーアカウントが決まったらあとは転送実行です。

転送が終わるまでひたすら待って、転送が終わったら、新しいPCを再起動です。

 

再起動しました。ユーザーアカウントのパスワードの入力を求められますが、これは以前の古いPCで使っていたIDとパスワード。ここでも不正にPCのバックアップが取られないように工夫されていることがわかります。

で、壁紙をみての通りなんですが、これは新しいSZ95側のデスクトップなんですけど、古いPCと同じ壁紙になっています。デスクトップに並んでいるアイコンも以前のSZ94のものがほぼそのまま移ってきています。おお、結構やるじゃん!!

で、まずは転送がうまくできているかどうかの確認をしていきます。まず、メールソフトを起動してみるのですが、うーん、Outlook ExpressからVista付属のWindows Mailへ引っ越したところ、まったく全部完璧でした。メールアカウントの設定はもちろん、保存していたフォルダの中に細かく分けられたメールも引っ越ししてくれているし、メールの振り分けのルールも全部バッチリ!(雑誌に載っていた説明書にはメールのパスワードは移行できないので、パスワードは自分で入力、とあったんですけど、我が家の場合はその必要もなく、引っ越しはそのままできていました。)

ブラウザについてもお気に入りフォルダの中身はもちろん、順番まで守って移行してくれています。さらに言うと、証明書が必要なサイトもいくつか業務で使っているんですが、その証明書の引っ越しまで完璧にやってくれています。これにも感動でした。

なお、自宅VAIOでの引っ越しですが、自宅ではメールソフトに「Windows Live Mail」を使っていたんです。ですが、このWindows Live Mailについては全自動ではないようで、引っ越しをしてくれていませんでした。Window
s Mailと併用していたので、特に害はなかったんですが、ちょっと注意です。

それと、ソフトウェアの設定は基本的にやりませんってことになっていますが、マイクロソフトオフィスは別。エクセルで数値入力後、次のセルにジャンプせず、そのままとどまる、という設定をしているんですが、それはそのまま引き継いでいて新しいPCでもそのままの環境で使えていました。

自宅VAIOでのその他のソフトウェアの移行状況ですが。。。PetaMapスポットビューワのデータが移行できていたのが嬉しかったりしました。ちょうど、このPCのHDD引っ越しをしているときに、オービスデータを作成していて、ここでHDDを入れ替えたら古いデータは引き継げないなぁ、なんてがっかりしていたところ、これがなぜかデータを引き継いで利用することが可能。

Windows Vistaって、ユーザーアカウントのフォルダを用意して、なんでもかんでもそこに保存するという方法をとるんですけど、それが幸いして、こうして引っ越しのときに全データをまとめて、ということができちゃうんですね。

 

なお、転送ツールの実用例として、会社で行ったtype S同士のネットワーク越しの引っ越しを例として説明しましたが、自宅VAIOのHDD引っ越しはこうして外付けのUSB HDDを使って行っています。まずは「古いコンピュータ」としてWindows 転送ツールを使い、USB HDDにデータを転送します。

この場合は、転送するとき、あとで新しいPCになってデータを書き戻すときに使う、共通のパスワードを自分で設定します。

Windows Vista全体に言えることですが、こうしたセキュリティに対する仕掛けは徹底しています。そういえば、昔はたまにコンピュータウィルスが流行!とか言ってニュースになったことがありますが、今はそういうニュースはほとんど聞くことがないですね。

あるとしたらファイル共有でデータが漏洩したとかいう話ばかり。ファイル共有を介してのデータ漏洩はさすがに個人の責任になりますし、そういう意味でのPCのセキュリティ機能ってほんと高まってきているんだなぁ。。。

ちなみに、昨年2月にアップグレードインストールした自宅VAIOですが、その時と比べるとやけに今の自宅VAIOのWindows Vistaって快適操作になっています。

私がVistaに慣れたというよりも、アップデートパッチで動作自体が速くなっているのか、あ、それとも今回買ってきたHITACHI製の500GB HDDの動作が速くなっているってことなのかな?(^o^)

 

今まで外付けHDDに待避させていたデータを戻して、全写真データを入れても、まだ200GB以上のゆとりがあります。さぁ、これで昨年末、挑戦しようとして挫折していた、あることをこれから挑戦したいと思います。

 

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