自分遺産「山崎蒸留所」

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 昨日はメルマガ作るのだけで1日を費やしたというか、撮影してきたハイビジョン・ハンディカムの映像を通勤電車の行き帰りでも見て、そこから静止画を切り出したりしていたので、1日以上費やしているのですが、とにかく金曜日は1日中文章をいじっていました。


かなりの文章量になってしまい、おつきあいくださった読者様には、本当に感謝するばかりなのですが、私としましては、あれでも相当、話を端折っているつもり。


サイバーショットの話については、これから自分のものなわけで、このblogにたびたび登場すると思います。今回はハイビジョンハンディカム「HDR-HC3」の動画から切り出し静止画を見つつ、私の自分遺産登録物件パート2「山崎蒸留所」を振り返ってみたいと思います。


言っておきますが、このエントリーは膨大な写真、文章量となっています。気合いをいれて「続きを読む」リンクを押してくださいませ。





えーと、今回の旅をご案内してくださったというか、私がおともさせていただいたわけですが、日本のアフィリエイト第一人者「わださん」です。


本名は「わだあきこ」と読むので、なんかやたら大柄な女性を想像されるかもしれませんが、そんなことはありません。すんごく小さくて、話し始めると高くて可愛い声で話されます。


お会いして早々、携帯がバンバン鳴って、挨拶もロクにできず、困っている私の映像です。いやぁ、このバリバリやってますぜ感、さすが日本の第一人者です。



まぁ、ここで私の失敗その1が始まるのですが、これからサントリーの山崎蒸留所に行くんだから、サントリーモルツで乾杯しつつ、舌をリザーブウイスキーで慣らしていかないと! って、ことで、ここで飲んだ酒がすっかり昼間から超ハイテンションになってしまう結果に。。。


おまえアホだろ?っていうくらい、ビデオに映る私はここからハイテンションになりまくっています。



ちなみにアフィリエイト第一人者わださんはあらゆる通信手段を持ち歩いています。ホットスポット、PHSなどを駆使してどこででもメールチェック、blogアップに備えているそうで、なんかかっちょいいんですよねぇ。


私も、こんな風にロケ取材が増えてきたら、わださんみたいにかっちょいいモバイラーになってみたい!!


★そんなわださんの方もblogにレポートがエントリーされています




ということで、あっというまに到着。メルマガでも書きましたが、駅名は地名である「山崎」で、駅自体はローカルな感じなんですが、もう至る所に「山崎」の文字と写真があるわけで、このワクワク感に勝てる演出がある駅と言ったら舞浜くらいしかないんじゃないですかね?




駅前のホテルにも「yamazaki」なんて文字が入っていて、ここってもしかしてサントリーさんの直営ホテルなのか!? とさえ思えてしまいますし。。。




JR山崎駅の隣には「デイリーヤマザキストア」があるという演出もスゴイ! まさに山崎づくし!(当たり前の話ですが。。。) ここで、私のテンショングラフが一気にあがったんでしょうねぇ。。。ビデオに入る私の声がうるさい、うるさい。。。またやってしまいました。



山崎駅を降りてから「山崎蒸留所」までですが、歩いて5分くらいの距離なんだそうです。で、駅を降りたところから道順が紹介されているので、なんの予備知識がなくてもたどり着けるようになっています。



でも、途中でこの「近道」標識を見つけたらラッキーです。こっちから行くとちょっと近道できるのと、ちょっと秘境を通っていけます。



秘境というのはこの地下道。水が流れておりその脇をちょっと腰をかがめれば通れるくらいの高さの道がありますので、こんなところを通っていきます。



東京でこういうのがあると、下水道のいかにもくさそうな感じにしかみえませんが、流れているみずは「山崎」のわき水とかなんでしょう。アメンボもいる、綺麗な水です。


なんかクリッターカントリーに入っていくような、盛り上がりをここでも演出してもらえている感じです。



で、山崎幼稚園を通り過ぎていくわけですが。。。う、もしかして、ここの幼稚園だと、ミルクの代わりにウイスキー「山崎」とか、飲ませてたりするんじゃないですか!? ってうるさい! ビデオの中の自分!! おまえ、本当にうるさいぞ。



ということで、やっとつきました「山崎蒸留所」。この看板を見つけたら到着です。意外と民家から近いところにあって、もっと人里離れたところにあるかと思っていたんですけど、見上げればすぐに後ろは山。


1926年にここの場所で日本のウイスキー作りを始めたとのことですが、その当時は大変な秘境だったのかもしれませんね。



で、蒸留所内に入っていくとこんな受付があります。まずはここで入場の手続きをするんでしょうか? 全部、引率の先生にやっていただいたもので、遠足気分の私は全然、手続きとかさせずに入れていただきました。


なお、この受付の裏にコインロッカーが用意されていて、100円でロッカーを使えます。(100円は後で返ってきます。)ここで、VAIOノートとか使いそうもないモノは全部預けてしまい、カメラだけの身軽なカッコで、いざ出発!



受付の前のところにはウイスキー樽で作った花壇などもあり、花の名前をわすれましたが、サントリーさんで品種改良した花とかが咲いています。


うう、押し花ウォークマンをしたい。。。とか思うんですが、さすがにこういう花を引っこ抜くのはルール違反。落ちている花とかがあれば良かったんですが、見つからずに断念です。



で、まずはウイスキー館へレッツゴー。なんか歴史を感じる作りになっているというか、ここはどこも工場っていうよりも、ホテルみたいな感じになっているんですよね。 



中に入ってもこんな感じで、歴史を感じさせる作りになっているのと、ふと足下を見てみると、なんか変わった木材が使われています。



おそらく使い終わったウイスキー樽をばらして再利用しているんでしょうね。こんな焼きを入れた木材なんて普通つかいませんもんね。




で、最初はこんなウイスキーの博物館的スペースへ通されます。懐かしく感じる方ってかなり少ないんだろうなぁ、と思えるくらい昔からのライブラリーになっており、なんかまさに博物館チック。


ここを通り抜けると、最初の見所「ウイスキーライブラリー」に到着です。



 今まで山崎蒸留所から出荷された樽のサンプルなのかな?7,000本の標本ライブラリーだそうです。こうして出荷済みのものについてもサンプルをとっておき、品質管理しているんだそうです。



ということは、ここに、私が今まで飲んだ山崎とか響と同じモノがどこかにあるんですよね。ラベルを見ると小さな文字で「yamazaki」とか「HIBIKI」とか書いてあります。なんか感慨深いモノがあるなぁ。


それと、これがスンゴイ綺麗なんですよね。実物を見ないとこれは伝わらないと思うんですが、こんなところで記念写真とか撮りたかったです。


 


で、ここの2Fにあがると、ようやくそこが見学ツアーコースのスタート地点。なんだ今までのところはアトラクションに乗るのを待つための待合いスペース的なものだったんですね!


これは期待度が盛り上がりますよ!!



ツアーを出発すると創業者の銅像がある広場へまずは通されます。創業者を紹介する、というよりは日本ウイスキーの創始者としての紹介される感じに好感。



で、お手元にはこうしてしっかり「山崎」のラベルがついたボトルをもってらっしゃいます。25年ものだそうです。



すてきな景色の中でグラスを傾けてらっしゃる姿はなんかとてもうらやましいです。



後ろ姿だけですが、今回、行程をご案内くださったのがこちらの方。この時は普通のコンパニオンさん的に見ていたんですが、ものすごい専門的知識を身につけてらっしゃるスペシャリストだということが後々、わかってきて、今や私の尊敬する人物リストに記載されています。


フジテレビアナウンサーのコジマナッチャンを超若くした感じの綺麗な方でした。



さぁ、ここからは製造工程ツアーのスタート。



そもそも、ウイスキーの作り方とか全然知らないんですが、それでも全然大丈夫。まるっきり最初から教えてくださいます。


「蒸留」って言葉も知りませんでしたが、このツアーへ参加すれば全部説明してくださいます。



一番驚くのはこの見学コースですが、見学用の偽物とかではなくて、本物の製造過程を見せてくれていること。



本当にこの中でウイスキー「山崎」が生まれてきているんです。山崎の誕生の瞬間をその場でライブで感じられるなんて、ちょっとこの見学ツアーはすごすぎるぞ!!



まずは原料の説明から。これが山崎というかモルトウイスキーの元になる二条大麦なんだそうです。うーん、お米からご飯になるとかは想像がつきますが、この麦がウイスキーになるってのがどうも想像つきません。



つぎにこれを乾燥させたものがこれ。香りとかかがせてくれます。



このピートを使って乾燥だか薫製にするんだかすると。。。



おお! なんか香ばしい感じになりましたね。こんなに細かく製造過程を公開しちゃっていいんですか!?って思うとともに言葉だけでなく、こうやって実物でわからせてくれるってところがさすが工場見学って感じです。



で、これを砕いて水と混ぜることで、先ほどの二条大麦が液体になっていくんですね。で、ここで使う水が重要でウイスキー「山崎」の味を出すためには、ここ「山崎」の水が必要になると。ふむふむ、わかりやすいですね。


仕込みが終わると、今度は隣の施設。



発酵に移ります。こうやって、本物の製造ラインに見学者が入っていくとなると衛生面が気になるところでしょうけど、完全に空気的にふれることもないようになていて、この発酵エリアなど直接空気に触れてしまう可能性があるところはガラスで分離され、見学者が入ることはできなくなっています。ご安心のほどを。



これはガラス越しにのぞいた発酵漕の様子。建物の外にいるんですが、ここら辺からなんか香ってくるんですよ。まだお酒っぽい感じはなく、ご飯を炊いたようなにおいが。。。



次は「蒸留室」です。蒸留って何?って感じでしたが、ここにくればわかります。かなりの熱気でムッとしているんですが、この独特の形をしたお釜の下で火をたいて加熱しているんですから、それはそのはず。


2基1組で使うそうでここには6組の蒸留のパターンができるんだそうです。



つい最近、蒸留釜の半分を新しいモノに入れ替えたそうで、サントリーの刻印というかまだロゴなどの彫り込みがないものが新しい釜なんだそうです。



これは蒸留されて、完成した「ニューポット」が出てきているところ。ガラスケースで囲まれていて、空気接触もありません。



で、その中にはジョロジョロと生まれたばかりのウイスキー原酒がわき出てきていて、ここでもウイスキー「山崎」が生まれた瞬間を目撃することができます。


この後、樽に詰められて10年くらい寝かされた後に、ブレンドされて出荷されるわけで、ここで出会った、透明な液体と、また10年後くらいに再開する可能性があることを考えると、なんかしらないけど感動するんですよねぇ。



で、その蒸留されて出てきた液体を「ニューポット」と呼び、ここでも実物を飲むことはできませんが、香りをかがせてもらうことができます。



実際に香りをかがせてもらいましたが、ふむふむ、焼酎に近いにおいがするかも。ようやくここでアルコールっぽい感じになってきましたよ。



ここは樽詰のライン作業をするところ。残念ながら今日はお休みのようで、なんにもない空間でした。


先ほどのニューポットはここでウイスキー樽に充填されるんですね。



さぁ、次はいよいよメインイベントとも言える「貯蔵庫」見学です。



先ほどの透明な液体はこの樽の中で長期間熟成することで、あの琥珀色の液体にゆっくりと生まれ変わっていくんだそうです。


上のスケルトンモデルは樽の中を見えるようにしてくれている見学用の見本。左が12年、右が4年寝かせたもので、液体が12年の方が濃くなっています。


また12年のモノの方が量が少なくなっていますが、これは木の表面からウイスキーが蒸発してしまうために減ってしまう現象なんだそうです。



ウイスキー樽の説明などもここで行っており、樽の最終工程ではこうして内面を焼くということもするんだそうです。こうしないと木の香りがそのまま移ってしまうから、とのことでしたが、確かにこの樽の質によっても味が変わって来そうですね。


ちなみに、この樽の寿命も80~100年ほどはもつそうで、人間の一生よりも長い期間、この倉庫で繰り返し、ウイスキーを作っていくんですね。



こちらはオーナーズカスクというウイスキー樽の販売コーナー。樽ごと購入することができるそうで、下は50万円から上はウン千万円まで用意したそうです。今は最低価格が70万円のものから、と、なっているそうです。 


会社の創立記念日に、創立した年に作った樽のウイスキーを、とか、結婚記念日に結婚した年のウイスキー樽を購入して、それを瓶詰めにして記念品にするとかできそうですね。


ここだけ鉄格子になって区分けされており、なんか、ギャング映画の一こまに紛れ込んできてしまった感じです。



あとは見学コースの出口に向かって、年代がだんだん古くなるように樽が並べてある演出とかもしてあったりします。


なんかタイムマシンに乗っているみたいで、社会人になった年、結婚した年の樽とかを見つけると、ついつい足を止めてしまいます。君たちはあのときからずーっとここで、時間を過ごしているんだね。その間に私の身におきた事件などを考えれば、どれだけの時間が過ぎているモノか実感しやすいですね。


ウイスキー目当てで来たはずの「山崎蒸留所」なんですけど、時間の流れをこうして実感することができる副作用もあるみたいです。ついつい感傷的になってしまうのは、ウイスキー樽から蒸発しているであろうかすかなアルコールのせいなんでしょうか!?



さて、倉庫の出口へ向かうと。。。



パッと日本庭園が目の前に広がり、わださんいわく、映画館からでてきたみたい、って感じ。たしかにそこは別世界って感じですよね。



関東ではすっかり終わってしまった桜シーズンですが、京都ではまださきのこっているところが所々あり、この山崎蒸留所でもお花見をすることができました。見事な桜が私たちのゴールを見守ってくれている感じ。



その日本庭園に注ぐ水なんですが、これ飲めるんですか?って聞いたんですが、それよりもあちらでウイスキーの試飲ができますよ、ってことで、いよいよウイスキーを楽しませていただける事になります。


さぁ、ここからが、今回のメインイベントです!!



こちらが本日のメインイベント会場の試飲ブースです。工場見学最後はこんな素敵な場所が待っているわけで、ここでちょっとだけ、山崎で作ったウイスキーを飲ませてただけます。



この日、いただけたのは「山崎12年」と「響17年」です。山崎12年なんてミニボトルでしか飲んだことがないんですけど。。。


 


まずは「山崎12年」から。このグラスはサントリーさんのオリジナルで作った独特の形なんですけど、ちょっと口のところがすぼんでいますよね。


ウイスキーの香りを集めるようになっているそうで、確かにここに口を持っていくとちょうど鼻のところに香りが集まってくる感じ。


リクエストにあわせて水割り、ロック、ストレートなどでワンフィンガー弱楽しませてくださいます。



ここでは「ハーフロック」をオススメいただき、試しています。ハーフロックというのはウイスキーと同量の水を入れてそこに氷をいれたもの。


プロのテイスティングも、こうして水で薄めるそうで、この方が香り立ちもよくなるし、味もわかりやすくなるんだそうです。へぇ~、通はストレートで飲むものと思っていたんですが、そうではないんですねぇ。



お酒を試飲しながら、いろんなウイスキーの説明をしてくださるというか、説明していただく中でわからない話があると、またそこから説明の話が広がっていってしまう感じなんですが、その中で「ちょっとわかりかねます」みたいな話が一切なく、全部に自信をもって答えてくださり、ここで、この案内の方のプロフェッショナル魂みたいなのを感じまくってしまいました。



グラスの事とかの話をしているときも、実際にテイスターの方が使われるグラスとか持ってきてくださり、この足がついているグラスでされているんだとか。。。


で、このウイスキーの味の違いとかも、どういう風に違うモノなのか説明していただいてから、試飲してみると自分の味覚を呼び出している感じ。


なるほど、こうやってウイスキーの味の違いを楽しむものなんだぁ、って、非常に勉強になります。まるでソニーさんのオーディオ講習会とかで、スピーカーによる音の違いの聞き分けを勉強しているときみたいです。


そういえば、映像関連の製品ってレビューしやすいっていうか、目で見てわかるものであれば、写真で示すことができるので、説明しやすいんですよ。音の製品ってイメージだけで伝える必要があり、私は毎回とても苦労しているんですが、この味の世界も同じで、映像で示すことができない分、とても大変なはずなんですよね。説明するのって。


わぁ、なんか音楽を楽しむのと同じ感で楽しいですよ。



 サントリーさんが扱っている洋酒の紹介などもしてくださったんですが、それらの味の説明とかってどうやるのかなぁ、と思ったら



こういう飲み比べはどうでしょうとのことで、山崎12年とMacallan 12年を持ち出し、山崎は武士の国の酒、Macallanは騎士(ナイト)の国の酒。味も近いモノがあるし、こういう楽しみ方がありますよ、と。


 


一方の「白州」であれば森のウイスキー対海のウイスキーということで「Bowmore」を紹介。貯蔵庫が森の中にある「白州」に対し、「Bowmore」では貯蔵庫が海に面していることもあり、磯の香りが感じられるかも。


なるほど、こうやって楽しむウイスキーってのもありなんですねぇ。


 


えーと、これは私の完全な偏見なんですが、女性はお酒が大体弱いモノという思いこみがあったのと、それとお酒に対して知識のある人って、結構目上の方に多かったモノで、こんなに若い女性が、これだけウイスキーに対しての豊富な知識を持たれていることに、かなり違和感を覚えつつ、こういう知識を持たれている方って、それだけで人生にゆとりを感じられるような気がして、そういうところに妙に感動してしまいました。


いやぁ、新しい発見ばかりです。


 



で、お次はおみやげ売り場へ。さすがにウイスキーの蒸留所です。当然お酒ばっかり売っているわけですが、珍しい、ここでしか売っていないモノとかもちらほらと見つかります。



コレ。私は見たことがないんですが「響 50.5」というラベル。業界ではゴーマルゴと呼ばれているんだそうですが、かなりこだわったお酒の出し方をするお店向けに、業務用で販売されているブランドなんだそうです。


これを出しているお店も少ないし、一般向けに販売されているお酒ではないので、普通には買えませんよ、とのことだったので、これ買って帰りたかったなぁ。。。



これはいかにもおみやげ用に向いていそうな限定販売の山崎の300ml瓶。ショットグラスもセットになって2,000円というのは、かなりお買い得な価格じゃないですか。



さらにおみやげに向いているのは響とかのミニチュアボトルですね。私もこういうので最初に響の味を一口だけ味わって、本体が買いたくなってしまったんですよねぇ。。。



こんな、ウイスキーグラスもいっぱい売っています。お酒が飲めない方へのおみやげだったら、こういうおしゃれなグラスとかにしてもよいかも。



私が探し回って、ようやく買った大きな丸い氷作成器も販売していました。これ、なかなか売っているところが見つかりませんでしたから、こういうのもおみやげに良いですよねぇ。



このステンレスショットセットとかも欲しかったんですが、今月はちょっと出費が多すぎて、これすらも買えない自分が悲しい。。。


おみやげ売り場の閉店時間が迫っていたため、大急ぎでの見物になってしまいました。


実際に遊びにくるのなら、もっと早くお昼くらいに来て、1日過ごすつもりで見学し、ここで買い物を楽しみながら酔いをさましたりすると良いかもしれませんね。


 



さぁ、ここからは特別コースです。ウイスキー館に戻ってテイスティングカウンターへ。ここで、プレス向けの「山崎と食」の発表会の開始を待つんですが、まだちょっと時間がありますね。


本当は時間外なんだそうですが、今回だけ特別に、ということで、ウイスキーリストを拝見して、ちょっとだけ、またウイスキーを愉しませていただくことに。



 ここでも先ほど工場を案内くださった女性がアドバイスをしてくださいました。二条大麦を原料としたモルトウイスキーと、トウモロコシを原料にしたグレンウイスキーという対比をするウイスキーの飲み比べをしたいんですが。。。とお願いしてみたら、モルトウイスキーには山崎蒸留所の秘蔵モルトウイスキーがあり、それを選んでいただき、グレンウイスキーとしては知多蒸留所の特製グレンウイスキーと比べてみてはいかがですか?とのこと。


モルトウイスキーばかりなので、ちょっと対比をなすウイスキーってどんな味だったっけ?ってつもりだったんですが、これ、山崎蒸留所の秘蔵モルトウイスキーが300円、知多蒸留所の特製グレンウイスキーが200円。ワンショットのみとはいえ、激安すぎません!?


あと、ついでで、先ほど蒸留したてで、まだ貯蔵庫に行く前の無色透明だったウイスキーの赤ちゃん「ニューポット」もここでは特別に100円で試飲可能。


味見用とはいえ、もんのすごい安さで試せます。



ちなみにウイスキーリストにはものすごい数のウイスキーが並んでおり、ビンテージウイスキーとしては1960年蒸留の原酒なども、一口3,000円とかで用意されています。


これは楽しいですねぇ。



ということで、まずはニューポットの味を試してみます。まぁ、香りは焼酎みたいなものだし、軽くクイッと一口。。。



飲んだ直後。。。ん?なんか想像していたのと味が違うぞ。



うわ、なんだこりゃ!! 熱いモノがこみ上げるというか。。。



むせかえりまくりでした。


香りにだまされていましたが、アルコール度数は70度ほどあるんだそうで、ものすごく強烈なお酒だったのでした。


しかも、先ほどテイストの際は水で倍に薄めた方が味がわかりやすいって話をしていたばかりなのに、それも忘れています。


ニューポットの味ですが、まぁ、これ、ちょっとずつ飲む分にはなんかこれはこれでいけてしまうような味だったりもしました。



その後にモルトウイスキーとグレーンウイスキーの味比べ。わださんと一緒にああでもない。こうでもないと。。。味覚音痴の私には味のボキャブラリーが少なすぎて、説明がつかないんですが、私がウイスキーを初めておいしい!って思ったときの、あの味はモルトウイスキーの中にあったんだな、ってのを再確認した感じでした。


こうやって、味覚を磨いていくのって、なんかとても楽しい作業かも。これだけの数のウイスキーが用意されていて、しかもこの少量を低価格に楽しめるなんて、ウイスキー初心者には最高の場所です。ここに毎週来たい!!


 



そして、本日の本当の目的にここから参加。本日4月22日からスタートする「山崎と食」という期間限定イベントのプレス発表の席に参加させてもらったんです。



最初に企画された意図、経緯等をご案内くださったのですが、ここで食事メニューを出すのは初めてのことなんだそうです。


メーカーさんが考える自社ウイスキーに一番合う料理だなんて、なんか漫画の「美味しんぼ」でやってた「究極の料理」って感じですね。



用意されたのはウイスキー2品とオードブル4品です。記念に今回レビューのために持っていったサイバーショット「DSC-T30」も並べて記念撮影です。



ウイスキーは山崎12年と山崎18年の2つが出るんですが、山崎18年は私も初めて!! うわぁ、これだけでも楽しみだったりします。


オードブル4品はそれぞれ2品ずつ山崎12年、山崎18年にターゲットを絞って用意されているんだそうです。ではここからは私がいただいた順に紹介してみたいと思います。



「蓮根とスモークイクラのミルフィーユ」。。。山崎12年向けのオードブル。蓮根のチップとスモークイクラのマッチングも良いんですが、このスモークイクラというのが、初めての味。イクラをスモークするとこんなに香ばしい感じになってしまうんですね。


それと、ピーマンなのかな?このシャクシャクとした食感も良い感じで、さらにハーブが香りをピリッと効かせてくれている感じ。



いつもならクラッカーにチーズくらいしか載せない私なので、これだけ複雑な味になると、一言「うまい!」だけでは済まないですね。


しかし、確かにこれはウイスキーに合うというか、結構見ての通り、味が強烈なものばかりで、こういう個性的な料理がウイスキーにはあうんだな、という感じ。



「蒸し穴子の赤ワイン風味タルタルソース」。。。続いては、山崎18年に合うモノということで、これ。なんか全体的にイタリアンな感じ思えるんですが、これもかなりタルタルソースの味が濃厚。


これもハーブを使っていますが、このハーブがイタリアンな感じにしてくれているんですかね? 山崎12年と18年の違いですが、より18年の方が個性的な味になるので、料理の味も強めになっているとのこと。



うーん、でもなんか食べるのがもったいない感じですねぇ。見た目も綺麗だし、ずーっと取っておきたい。。。



「ガーリック風味のチーズブルスケッタ」。。。このガーリック風味のチーズが激ウマでこのチーズだけでも良いかも! 私もウイスキーのおつまみにチーズを用意するのが好きなんですけど、これならより強烈な味になってウイスキーと合いそうですね! っていうか実際、すごく合うし。



最後は「西京味噌漬けのフォアグラのポアレ」。。。私フォアグラって初めて食べます。感想は。。。うーん、なんか食べたことがあるような。ないような。。。味付けがみそ漬けなので、これは全体に和風な感じになっています。ハーブもそれほど強い味ではなかったし。


ふむふむ、お味噌とも合うのか、山崎は!!



あーあ、食べ終わってしまいました。しかし、見事なショーでした。これでたったの1,000円だなんて、ちょっとサービスしすぎではないですか!?


この料理しか合わないってわけではなく、こんなのはいかがですか?という趣旨なんでしょうね、この一皿でいろんな味を経験することができて、結論としては山崎はどんな料理にも合いますよ!と言わんとしている様な気がしました。



会場にはブレンダーの藤井さんもゲストでこられており、いろんなお話を披露してくださっていました。この人がブレンダーさんなのかぁ。。。職人の雰囲気がありつつも、非常に気さくな方で、プレスではない私たちにも、わかりやすく説明してくださり、そのハーブがウイスキー、特に山崎には合うと力説されてました。


シソなんかも合いますよ、なんて本職のブレンダーさんが言うんですから説得力がありますよね。



そういえば、我が家のベランダでシソを作っていて、いつかシソの天ぷらで一杯!なんてたくらんでいましたが、シソの天ぷらはウイスキーにかなり合うかも!って教わってきたので、我が家の「シソの天ぷらで一杯!」作戦の際は山崎12年あたりで愉しんでみたいですね!


 



と、いうことで「山崎蒸留所」の見学ツアー、「山崎と食」イベントは終了。これから帰宅したわけですが、スゴイですよねぇ。


京都まで来ているのに、清水寺にも金閣寺にも行っていません。「山崎蒸留所」だけで日帰りです。



冗談はさておき、私にとってはとても貴重な体験で、ここに来て、ウイスキーの味を教わったおかげで、ウイスキーの味の見分け方がちょっとわかった感じ。


子供の頃は「音楽」って気持ちの良い音の固まり、ってイメージだったんですが、それが小学校、中学校でいくつかの楽器演奏を習い、そうした音の成分を習ったおかげで音楽がより楽しく聞けるようになりましたよね。


それと同じ事が、今日は「ウイスキー」で起こった感じです。


普段はお酒を飲む時に、私は大量に食事もするんですが、考えてみたら今日はオードブルをいただくまでは、おつまみに一切手をつけず、ウイスキー「山崎」だけで楽しめました。こんなお酒の飲み方は私も初めて。


なんかウイスキーを飲みに来た、っていうよりは「ウイスキー」という食事を楽しみに来たというイメージです。楽しい経験をさせていただいた「山崎蒸留所」ですが、これ死ぬまでに一度とかではなく、いつか機会を作って、必ずまたやってきます。


次はもっと時間を作って、テイスティングカウンターでもっとたくさんの貴重なモルトウイスキーを愉しんでみたいですね!


 


期間限定イベントの「山崎と食」は5/28まで、土日祝の16:45~で開催しています。詳しくは「山崎蒸留所」のホームページで案内されていますので、そちらをご覧ください。


関西方面に在住の方、この期間限定イベントをやっているウチに、遊びに行かれることを強くオススメです!!


 


★ サントリー「山崎蒸留所」のオフィシャルページはこちら


★ 特別イベント「山崎と食」のご案内はこちら


★ 山崎蒸留所blog「日本のウイスキーのふるさとを訪ねて」



 


もちろん、貯蔵庫での記念撮影など、悪条件がいっぱいあります。写真に収めるなら高感度ISO1000対応のサイバーショット「DSC-T30」がオススメです!


★サイバーショット「DSC-T30」のご案内はこちら


 


なお、このblogエントリーの映像はすべてハイビジョン・ハンディカム「HDR-HC3」の映像です。動画撮影を行った後、再生しながら静止画をメモリースティックDuoに切り出しました。


旅の思い出をハイビジョンで残しつつ、こんな活用方法ができるのも楽しいですよね!


★ハイビジョンハンディカム「HDR-HC3」のご案内はこちら


 


あと日本のアフィリエイト第一人者わださんのblogでも今回の旅をレポートエントリーされています。私の姿がいっぱい掲載されていますので、こちらとの読み比べも楽しいかも!?


★ WADA-blog「山崎蒸留所『山崎と食』」はこちら


 


 


おしまいです。


超長文エントリーをご覧いただき、ありがとうございました。m(_ _)m


 


 

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