駅からハイキング「入笠山編」その1

LINEで送る
Pocket

突然ですが「青春18きっぷ」ってご存じですか?

 

私は別に鉄道オタクでも、鉄ちゃんでもないんですが、鉄道というかJRって調べると調べるほど、おもしろい制度が見つかります。

最初のウチは高尾山に行くのに、普通は直通列車がないウチの最寄り駅からのルートで、土日に臨時列車が出ていて、貨物線のルートなどを使って直通で高尾までいける電車があったりして大騒ぎしていたんですが、この青春18切符ってのもすごい制度になっている切符でした。

価格は11,500円で普通列車に5日間(人)乗り放題という切符です。

名前に「青春18」なんて書いてありますが、別に年齢制限があるわけでもなく(この書き出しは青春18切符関連の雑誌、サイトに絶対記載されているので、多くの方が勘違いしているんだと思います。私もそうでした)、誰でも購入ができて使い方もかなり自由。1年に3シーズン発売されていて、今回は夏バージョンで7/20~9/10まで利用可能。

この期間中なら普通電車に5日間乗り放題。連続していなくてもよいし、二人で同時に利用することも可能で、たとえば私と妻が二人で使えば2日分を1日で消費した、という計算をしてくれます。

特急や新幹線など、特別料金のかかる列車の場合は区間ごと対象外になってしまい、特急料金だけ追加すれば乗れるとかではなく、その料金区間の運賃も対象外になってしまう、ちょっと厳しいルールがあるものの、とにかく快速と普通列車だけであれば、基本的にどこまででも行けるのが「青春18切符」なんです。

5日券で11,500円。ということは1日2,300円でJRが乗り放題! 一度使ってみたいなぁ、とは思っていたんですが。。。

そこに登場するのがこれ。「駅からハイキング」というJRのイベント。駅の構内で無料配布されているパンフレットなんですが、これ、なにをしているのかというとJRさんが企画を立ててくれて、特定の駅からハイキングコースを設定。みなさん参加してくださぁい!もちろんそこまでは電車で来てくださいね!というもの。

以前、私も地元でやっている近いコースを体験したことがあって、ポイント制になっているもので、何回か行って、まずはゴールドカードをゲットしたいねぇ、なんて話をしていたんです。で、今週末、特に予定もなかったので、思い出したようにこのパンフレットを引っ張り出してきて、のぞいてみたんですが、ふむふむ、今週末は「入笠山」ハイキングというのがあるんですね。ほかにも奥多摩コースもあるんですが、奥多摩はこの前遊びに行ってきたばかりだし。。。で、その入笠山ってどこにあるの?

で、早速、プロアトラスSV3で調べてみるんですが、おお、これは結構遠いですよ。

プロアトラスSV3には時刻表対応にまではなっていないものの、鉄道ルート検索機能も搭載しています。オフライン状態でもこうして鉄道ルートだけはスパッと出すことができます。

スタート駅の富士見駅までは我が家の最寄りのJR駅から約3時間程度、片道料金も6,000円近くなります。しかも、これって「特急あずさ」に乗ったときの時間と料金。かなりの距離です。

で、ここからはジョルダンとかを使って、詳しく時刻表から算出するんですけど、受付時間の9時~10時に富士見駅にたどり着くのに、ウチを始発に近い電車に乗っていくことで、なんとか乗り継いで行けることが判明! しかも片道3,000円程度!! しかも、普通列車だけで行けることも判明!!

つ、使えます!! 青春18切符が!!

計算してみると、今回、片道3,000円でしょ。往復で6,000円。夫婦二人で12,000円。

ということは、そうなんです。今回の旅に1回行くだけで、青春18切符の11,500円の元が取れてしまうんですよ。これは行くしかないでしょう!!

ちなみに、これはプロアトラスSV3に「機能拡張データパッケージ」を追加インストールして、標高データを加えたもの。先ほどの鉄道検索ルートから標高変化を算出させると、こんな移動ルートの標高が表示できます。たぐってみると大月のあたりで標高1200mくらいのところをトンネルで移動するみたいです。

機能拡張データパッケージはまだ買ったばかりなのですが、こういう使い方をするみたいですね。

それと、これが目的地の入笠山周辺の地図。プロアトラスSV3本体に最初から入っている全国地図では50万縮小が最大サイズの様子。これではどこに山があるのかわかる程度で、山のルートなんてさっぱりわかりません。

ということで、早速、ソニースタイルさんから詳細地域版のデータを追加購入します。こうやって旅行に行くたびにデータを追加購入していくと、1地域がが1,050円とかなので、ついつい買い足していってしまうことになります。

これが甲信越・静岡の地域詳細版です。これで山の様子というかゴンドラから山頂までのルートもばっちり。

旅行の
楽しみは、出発するまでの計画段階が1/3、旅行中が1/3、帰ってきてからの写真整理が1/3。これをフルに堪能しないと、せっかく遠出するのにもったいない気がしてしまうんですよね。道中、かなり長い旅が予想されますので、これくらいの前準備は当然必要。盛り上がっていってみましょう!!

ちなみに、これらの話は全部、前日の話です。

長い前置きでした。

話は昨日の朝の話です。起床は朝4時半。自宅出発は朝の5時。

これがその話題の「青春18切符」です。左下部に5ヶ所の日付記入欄がありますが、ここに大人二人で!って言いながら有人改札を抜けて駅構内に入ります。

始発ではありませんが、ほぼそれに近い電車。さぁ、ここから遙か14万8千光年の彼方にある、イスカンダルまでの旅に出ましょう。

すぐに乗り換え。まだ朝6時前です。

そして昨年は何回やってきたのかわからない、高尾駅で、中央本線に乗り換え。これが松本までいく電車です。そういえば高尾駅で、この不思議な色の電車をよくみかけましたが、そっち方向に行く電車だったんですね。

そして、この列車。乗ってみるとこういう対面シート装備の電車。やった! なんか旅気分満載の電車です。

日によるんでしょうけど、この日は結構すいていて、対面シートもほとんどのところがカップルが座って、それでもあいている席があるくらい。(途中から人が増えてきて、相乗りになりますが。)

GPS-CS1KでGPSログをとりつつ、VAIOのGPSレシーバー「VGP-BGU1」でVAIOにもGPS信号をとばします。

プロアトラスSV3を使えば、そのGPS信号で現在地をナビゲートすることも可能。自動車の場合はカーナビがあって、やはり運転しながらだったらカーナビの方が便利なんですけど、こういう電車の旅だと、どっさりと周辺情報が超高解像度表示できる、PCでのナビの方が楽しいですよね。

ほかに、昔の写真データの整理をしたりしながらVAIO type Tを使いながら時間が過ぎていきます。たまにプロアトラスを開くと、今、どの辺を走っているのかわかるのが、なんか昔やった、深夜バスの旅を思い出します。

途中駅で特急とのすれ違いがあり、最大で10分くらい待たされることがあります。その都度、お客さんがホームに出てきて、休憩をしています。足を伸ばしたり、歩き回ったり。なんか新幹線や特急列車よりも自由度が高くて楽しいかも。

夢の、どんこう電車の旅を妻も堪能しています。(道中の3/4位は寝て過ごしていました。シートが全然倒れないので寝るのがつらいって言ってました。)

ちなみに、今回の道中。ジョルダンによると移動時間3時間半、総移動時間が約4時間という旅。移動時間自体は特急と比べて30分しか違っていなくて、要はこういう待ち時間、乗り継ぎ時間で差がついていくってことなんですね。

ということで、長い長いどんこう列車の4時間の旅もようやく終了。朝ご飯もしっかり電車の中でいただいて、いよいよ、目的地からの駅からハイキングです。

富士見駅で降りてみると、乗っていた方はほとんどが、この駅からハイキング目的の方たち。ってことは、この電車、普段はもっと空いているんですね。

話がちょっと長くなってきたので、また続きは別エントリーで!!

★続き「第2話」はこちらから

 


★ソニースタイル「VAIO type T」のご案内はこちらから


★ソニースタイル「プロアトラスSV3」のご案内はこちらから

 

LINEで送る
Pocket