NEX-5Rに『タイムラプス・シネマフォト』の新アプリ
昨日夕方ソニーさんから公開になったNEX-6、NEX-5Rのカメラアプリケーションの新作「タイムラプス」「シネマフォト」を早速試してきました。
まだNEX-5Rのアプリケーションについての解説をしていませんが、新しいアプリの様子を速攻でレポートします。
まずは「タイムラプス」です。Playmemories Camera Appsでの販売価格は1,000円でした。今までのアプリが500円だったモノが、これだけ1,000円です。高いなぁ、でも使用頻度はこれが一番高そうだし、仕方ないから買うか。というところだったんですが、効果を考えるとこれが一番割安なアプリかもしれません。
これはよく作り込まれています。
なにが作り込まれているって、単にインターバル撮影をするだけではなく、あらかじめテーマを用意してあって、初めてインターバル撮影をする人でも迷わず設定ができるようになっているんです。
私もHDR-AS15の時に思ったというかいろいろ試行錯誤をしているんですが、どのくらいの間隔で撮影をしてどういうカメラ設定で撮影をすれば良いのか迷うんですよ。
これだったら、とりあえず初回はテーマだけ選んで撮影をして、あとから調整をしていく、というのが楽にできます。
まずは夜明けというのがあるのと。。。
夜明けとは別に夕暮れもあるんですか? 夕焼けだとインターバルが10秒に1枚になるんですね。
ミニチュアというのもあります。そうか、NEX-5Rのピクチャーエフェクト効果を使いながらの撮影もできるんですか。
さらにこうして細かく撮影間隔、撮影枚数が操作できて、これで撮影時間と写真枚数についての目処も表示されます。
撮影したデータを動画データにしてくれたり、もしくは全部静止画に記録しておく、ということも選択可能。
至れり尽くせり。
と言うことで、やってみましょう。まずは夜明けの東京スカイツリーです。うちからスカイツリーまで30kmくらい離れていると思うんですが、ベランダから見えるんです。で、この時期は朝日がスカイツリーにかかる「ダイヤモンドスカイツリー」状態になるんです。この10日前後だけのお楽しみなんですが、これに間に合いました。
NEX-5Rにマウントアダプターを装着して、さらに500mmの超望遠レンズを装着。35mm換算で750mm相当の望遠鏡状態での撮影をしてみました。
で、先に問題を行ってしまうんですが、タイムラプスの撮影が始まるとシャッタースピード、絞り、ISO感度が固定されてしまい、露出が変わらなくなってしまうんです。夜明けだとだんだん空が明るくなっていくわけで、それに追従してくれないとだんだん画面が真っ白になっていくんです。
モニターしながら撮影をしていたので、私は時たまタイムラプスの撮影を止めて、再度露出を取り直して撮影を続けるということをしています。
なので、撮影した静止画を並べてみるとこんな感じになります。これはなにか手当してもらえたらなぁ。。。もっと広角で撮影すると問題はないのかもしれなくて、望遠レンズで利用しているから起こる問題かもしれないんですが。
というのを心にとめていただいて、ご覧ください。
500mmだとやや望遠しすぎみたいなので、300mmくらいの方が良いみたいです。まだチャンスはありますのでこれからまた試してみようと思います。
なお、撮影した静止画ですが、NEX-5Rの中ではこうしてデータをまとめてくれます。これを開くとコマをやや飛ばすんですが、どんな内容の静止画が撮れているのかをアニメーションでちゃんと表示してくれます。
タイムラプスカメラとしてこれなら使えそう。
夜明けのワンシーンだけ試そうと思っていたんですが、もうちょっと試して見たくてミニチュアの方もテストしてみました。それがこちら。
これもなかなか面白い! ターゲットは陸橋を走るクルマにしたつもりだったんですが、2秒間隔ではやや時間をとりすぎ。もっと短いインターバルにしないと電車やクルマは動きが見えないようです。その代わり人の動きが面白い!
ミニチュア写真よりもタイムラプスの方が受けるかも!
あと、ついでの紹介になってしまいますが「シネマフォト」もテスト。
あまり良いテスト環境ではありませんが、電車の窓で撮影してみました。走行中の電車の中で1秒ちょっと連写での撮影を行います。
その後、画像エリアの選択画面になり、動かしたい部分だけを指でぬっていきます。オレンジに塗ったその部分だけ映像を動かして、それ以外は静止画像を使う動画を作ります。
それでできた動画がこちらです。
もっと動かす部分を小さくしないといけない(もしくは片方の窓だけ動かせばよかったと、ちょっと後悔しています)みたいですが、これもアイデア次第。
しばらくはこの2つのアプリの撮りどころを探す旅になりそうです。
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Noir
2012年12月21日 @ PM 12:02
オモシロイですね!
タイムラプスの露出固定は昼間や星空にはいいと思うのですが、露出がコロコロ変わる朝日、夕陽には辛いところですね。
すぐに対応版がリリースされそうな気がします。
しかし、スカイツリーがベランダから見られる環境はうらやましいです。。。
店員佐藤
2012年12月21日 @ PM 1:52
♪Noirさん、こんにちは。
さすがに明暗差が大きくて最初は1.6秒だったシャッター速度が
最後は1/4000秒になっていました。
スカイツリーがベランダから見えるのは嬉しいんですが
しかし、すごい遠いです。(^_^;)
add9
2012年12月21日 @ PM 7:09
いつも製品のレポートを楽しませてもらっています。
もしかしてタイムラプスで露出が追随しないのは、Aマウントレンズをアダプター経由で使用したからじゃないですかね。
Aマウントレンズでは、動画でも露出固定だったはずなので怪しいと思います。
店員佐藤
2012年12月26日 @ AM 11:34
♪add9さん、こんにちは。
その後、Eマウントレンズを使っての撮影も
行っているんですが、やはり露出は固定された
ままでした。
こまめに自分で撮影を止めて露出を計り直して
撮影するしかなさそうです。
これだけはなんとかアプリのアップグレードで
どうにかしていただけないかと。。。(もしくは
設定操作で、どこかにそういうのがないか
もうちょっと探してみます。)