2025年1月7日

AFEELAの価格発表！『Sony@CES 2025 プレカンファレンス』店員レポート

今朝10時からラスベガスにてCES2025に出展するソニーのプレカンファレンスがありました。2025年に向けてのソニーの所信表明みたいなイベントなんですが、簡単に当店目線でのレポートをお届けします。

こんにちは、店員佐藤です。

数年前までは「絶対に来年は英語の聞き取りができるように、今年は英語の勉強をしよう！」と、心に誓うイベントだった「Internatinal CES」のソニープレカンファレンスだったんですが、近年は同時通訳の日本語字幕が出るようになり、私の向上心が和らげられるようになり、今年もとても感謝をするイベントになっていました。

大体の意味はわかるんですが、発表されている内容はアメリカ国内向けのものになっているので日本でのサービスの紹介には限らないところが少し注意の必要なところ。見逃してしまったり意味を取り違えてしまった部分もあるかもしれませんが、現時点での私の理解の範囲で発表の様子を要約して紹介したいと思います。

まずは大きな発表が2つありますとのことでしたが、その直後に紹介されたのがこちらの映像。日本では9月に東京での「世界陸上2025」がありますが、それを含めてワールドアスレティックスのパートナーシップについての発表が紹介されます。

それに合わせてアメリカンフットボールの「NFL」との技術パートナーの発表がひとつめの発表だったようです。

ソニーのカメラを使って撮影された試合の様子はすぐにデジタル化されてトイストーリーの世界でのゲーム画面みたいな映像で再現されるとのこと。

アメリカでのNFLは一番人気のスポーツだそうですので、私たちとは受け止め方が違うんでしょうけどビッグニュースなんでしょうね。できれば、NFLよりもメジャーリーグペースボールで提携してもらって大谷翔平選手とかが観られる、となると日本人的には嬉しいんですけど。

そして2つ目の発表がこちら、ソニーホンダモビリティのEVカーの最終モデルの発表で、ネーミングも「AFEELA 1（アフィーラワン）」として紹介されました。

詳しく「AFEELA」を追っていないので、こうしたディスプレイ画面とかが初公開のものなのかわからないのですが、横スクロールで複数の画面が表示されるなどの映像が観られます。中には昨年秋に登場した「アストロボット」の画面もあり、PlayStationのゲーム画面も2025年版に入れ替えられているのはわかりました。

搭載されるアプリなどの紹介があるのはまるで新型のタブレットかBRAVIAみたいです。なかには「KARAOKE」もありますが、なるほど、ドライブ中にカラオケが使えるのはいいなー。歌詞を観てしまうと前方不注意運転になってしまいそうですが、そこはAFEELAの自動運転機能がカバーしてくれるんでしょうか？

そして、ついに価格が正式に発表されます。バージョンの違いがわからないのですがOriginモデルで89,900ドル、日本円を本日時点で1ドル158円で計算すると約1420万円、Signatureモデルの102,900ドルを1ドル158円で計算すると約1626万円という計算になります。価格には3年間のサブスクリプション料金も含まれているとのことです。

発表される前は車両価格が1000万円くらいにはなるだろうな、とかいう話を店頭でしていましたが、現在の日本円で単純計算するとそれを大きく超えることになります。

日本では補助金とかって出るんでしたっけ？(^^;)　今年の後半には日本での販売も始まるそうですが、どれくらいの価格設定になるでしょうね。2026年からの納車を目指すそうで、日本の道路で見かけるのも2026年以降になるようです。

近所でAFEELAが走行しているのを観られるまでもう少し時間がかかりそうです。（あと、どこかでレンタカーとして借りることができたりしますかねー）

当初はカリフォルニアでのみの販売になり、徐々に他州へ拡大していくとのこと。今日から予約受付を行い、予約金は200ドルとのことです。（返金可能とのこと）

東京モーターショーみたいなステージを観ることができました。

さて、ここからはソニーの10年後に感動で満ちた未来を描いた長期ビジョン「Creative Entertainment Vision」についての紹介が始まります。

ソニーミュージック、ソニーピクチャーズのアニメ、そしてソニーピクチャーズの方々が登場してクリエイターの夢を実現するソニーの技術について紹介。

ここ最近はAIを使った映像制作などばかり話題になっていますが、ここでは人間の手でイメージを創造していくという真逆の技術についての発表になります。

AIに逆行するようなことではなく、クリエイトの場面でPCの力を使うのは同じで方向性が違うんだ、というのを感じます。どこまでコンピュータ技術を使って良いのか、という線引きがこれから始まりそうですね。

様々なクリエイティブ方法があり、車、バイクを台車に乗せて撮影を行うという技術も紹介されます。

映画「グランツーリスモ」でもおそらくこれらの技術が使われているんでしょうけど、もう実写とCGの境目がまったくわからなくなってきていて、すべてCGにするのではなく矛盾の内容に実写映像も取り込むことをされているのがわかり、もう完成作品からソースを見分けるのは素人にはわからなくなってきています。

そして空間コンテンツ制作を支援するシステムとして「XYN（ジン）」が紹介されます。同時に日本でも報道発表があったようです。

☆ソニー報道資料「空間コンテンツ制作支援を行うソフト・ハードが統合されたソリューション「XYN」を展開開始」

☆ソニー報道資料「モーションデータのクリエイティブ制作における活用を加速するアプリ『XYN Motion Studio』の提供を開始」

物体の撮影をミラーレスカメラで行いデータ化して、それを仮想空間に置いてコンテンツ制作を行うとのこと。

すでに製品として出荷されているモーションキャプチャー「mocopi」を使って人物の動きをコンテンツ化するのですが、あれ？「mocopi」のこんな使い方ってできたんだっけ？　mocopiは6個だけしか使えないはずですが、上半身だけで7つ使っています。

報道資料に詳しく解説がありますが、PCを使ったプロフェッショナルモードを使うことでmocopiを2セット12個使ってキャプチャすることができるようになるそうで、より正確なモーションキャプチャーが可能になるようです。

具体的な製品としての発表はこれが唯一でした。

なお「mocopi」については当店ソニーショップや家電量販店での取り扱いはありません。ソニーストアでの直販のみとなっています。ご了承ください。

その後は具体的な今年公開されるであろうコンテンツが続々と登場。「鬼滅の刃無限城編」の特報第2弾がここで上映されます。英語版でしたが内容は日本で公開されているモノと同じです。

公開時期はまだ未定ですが映画として3部作での公開になると聞いています。公開が楽しみです。

人気ゲーム「Horizon」がレゴとコラボしたゲームが発表になっていましたが、さらにミュージシャンとコラボしてミュージックビデオの制作が行われる、ということで合っているのかな？

コロナ禍で、期間限定で無料配信された「Horizon」は私もPS4で楽しませてもらいました。その後のシリーズものも購入していますが、レゴバージョンは手を出していません。向こうではヒットしているんですかね？

そしてこちらも人気ゲームの「LAST OF US」が実写映画化されるとのこと。これも以前、ディスク版で購入してきてプレイしたことがあるんですが、あまりの迫力にすぐに手放してしまいました。(^^;)　内容が衝撃的すぎてついていけなかったんですが、これ、映画になるって大丈夫！？という気がするんですが、そこはソニーさん、きっと受け入れやすく演出してくれるんでしょうね。

ということで、今年も製品発表はなくコンテンツ紹介が中心のソニープレカンファレンスでした。

スピーチの前後にはイメージビデオが流れて、その中では多数のソニー製品が登場します。

数多く製品が展開しているワイヤレスヘッドホンでは昨年秋に発売された「LinkBuds Fit」が登場していました。私も年末に購入して使い始めていますが、耳の奥に押し込まない、耳に蓋をするだけみたいな新しい装着感が気に入っています。音ロトキャンペーンはまだ来週までやっているので「LinkBuds Open」も買ってしまおうかと画策中です。

新製品の発表はこのタイミングではないだろうと思っていた「Xperia」ですが、どんな使われ方をするのか楽しみにしていたんですけど、今回はカメラ撮影のシーンにだけ登場。

こじつけですが、もしかして今年登場する新製品ではカメラ機能のさらなるアップグレードがあるかもしれないですね。

店員よねっちが注目しているPlayStationの携帯端末についても注意してみていましたがチラ見せなどはなく、登場したのはPlayStation 5 Proと、PlayStation Portalでした。PlayStation Portalにメモリを搭載してオフラインでPlayStation 4なり5なりのゲームがプレイ出来れば、すぐにでも製品化できそうな気がしますが、この形だと持ち歩きは厳しいですしね。

続報を期待しています。