Qrioサービスがソニーネットワークコミュニケーションズへ事業承継
ソニーストアの取り扱い製品ではありませんが、ソニー製の「QRIO」サービスについて、QRIO株式会社からソニーネットワークコミュニケーションズへ事業継承されることが発表になりました。
こんにちは、店員佐藤です。
「Qrio」サービスというのは、ベンチャー企業と組んでソニーが製品販売を行う「スマートロック」です。自宅のカギに取り付けて、スマートフォンなどで操作をする製品で私も自宅で使っています。
ちなみに「QRIO」と聞いて、こちらを思い出す方はかなりのソニー通。2006年までは商品化開発が進められていたのですがAIBOと一緒に事業終了して、その姿を消しています。ブランドとしての「Qrio」はその後、スマートロックのブランドとして「Qrio Lock」として展開をしていました。
私が購入したのは3年前で、2つ購入して自宅の玄関ドアのダブルロックに使っています。ひさしぶりにamazonの販売ページを見てみたら、新色としてブラウンカラーのモデルが増えていました。
こちらは3年前に購入したときの写真になります。2個購入して連動して動作するように設定しました。
付属品はいろいろ付いてきていますが、これらはすべて自宅玄関ドアに取り付けるためのキットです。全部を使うわけではありません。
取り付けの際は玄関ドアを中性洗剤で洗うところからスタート。取り付け部分をきれいにしておかないとqrioが後日はがれてしまうことがあるそうです。しっかりと洗浄してから取り付けたおかげで3年経っても、今のところ不具合はなにもありません。
続いてはサムターンの形状を見て、付属の3種類のアタッチメントから最適なものを選ぶ作業。
サムターン形状にあったアダプターをQrio Lockに付けたら、これでまずは仮で玄関ドアにあててうまく動作するかチェックをします。
サムターンの高さが合わなかったら、これもQrio Lockの土台になる部分に装着するアダプターで厚みを調整するそうですが、我が家のドアではこれらのアダプターは必要なく、そのまま装着ができそうです。
続いて、本体に専用電池を入れます。電池は2本で動作するのですが、予備の電池を2本あとから追加して入れることができるようになっていて、合計4本を装着できます。2本の電池が空になったら予備の2本の電池の使用に移り、その間に電池交換してくださいね、というシステムになっています。
使うのはリチウム電池「CR123A」です。
そして付属の両面テープを貼って、先ほどの仮設置の場所に装着します。
貼ったら、そのまま2分間抑えて、テープの中にある空気を追い出すそうです。2分間は長い。。。
最後にサムターン部分についている青いテープをはがせば、これで設置完了です。簡単ではありますが、私は写真を撮りながらの作業なので、ここまで30分くらいかかってしまったかも。集中して作業すれば10分ですね。
Qrio Lock本体は割と大きなサイズで、とりあえず上側だけにつけましたが、こんな感じです。で、まだ作業は終了ではありません。
「開閉センサー」というのをQrio Lock本体の近くのドア枠(ドアではない壁側のほう)に貼り付けます。
これで設置完了になります。
続いてはスマートフォンとの連携設定です。AndroidとiPhone両方に対応しています。
基本的な流れとしてはアプリのインストール→Qrio Lockのユーザーアカウント設定→Qrio Lockの設定です。
Qrio Lockの設定をしてみると、なるほど、よく考えられているなーというか、解錠の位置、施錠の位置などを細かく設定していて、どんなドアにでも対応ができるように工夫されていることに感心してしまいました。我が家は90度でロックするサムターンですが、180度とかそれ以外の角度のものでも対応できるようになっています。
スマートフォン画面から解錠、施錠するだけではなく「ハンズフリー解錠」と言って、スマートフォンがドアに近づくだけで解錠させる設定があったり、ドアを閉めたら自動で施錠されるようにすることも可能。
ひとまず、設定が終わったものをスマートフォンで解錠、施錠ができることを確認。
反応はリアルタイムだし、ふむふむ、これはなかなかいい感じで動作します。
続いては、我が家ならではの事情で1ドア2ロックになっているので、2台設置する必要があるんですが、それがうまく設定できるかどうかなんですが。。。なんと、最初から1ドア2ロックの場合の設定項目があって、これを選んで設定すれば、2ロックの連動動作は可能になっていました。
一つ目のQrio Lockを設定してうまく動作したら、2個目を設置して「1ドア2ロックを設定する」というのを選ぶだけです。
2個目のQrio Lockはいとも簡単に貼り付け終了。これからすでに3年経ちました。
基本的な使い方としては「ハンズフリー解錠」を設定することで、スマートフォンを持って玄関に近づくだけで解錠します。
設定時はスマートフォンのGPS機能を使い、GPSで自宅に近づいたところでBluetoothがQrio Lockを探しに行き、解錠する、という動作をしているんだと思います。
一度だけ、まだ慣れていないときに家族がスマートフォンもカギも持たずに玄関の外に出てしまい、オートロックがかかり、セコムさんを呼んだことがあるのですが、それ以外は今のところ一度も事故はありません。
スマートフォンの動作がうまくいかず、解錠しないときは念のため持ち歩いているカギで解錠します。
日常のメンテナンスも特に必要なく、半年~1年に一度、電池交換を促されるので、赤くなって電池切れになったものだけ交換をしています。
ソニーのスマートウォッチ「wena 3」との連動もできるので、wena 3での解錠もできます。ただ、スマートフォンでの「ハンズフリー解錠」があるので、あまりwena 3の出番はないかも。
3年使ってみて、鍵穴を使わなくなったので、鍵の痛みがないんではないか、というのは精神的にかなり良い感じです。なんとか、玄関の鍵は次の引越まで交換せず持たせてやる!というつもりで使えます。
「Qrio Lock」の生産は大分にある「ソニー太陽」で行われています。3年前に購入して自宅で毎日使っているQrio Lockの生産現場を見られて感動して帰ってきました。
自宅で一番身近にあるソニー製品かもしれません。
スマートフォンがあれば、どなたでも設定ができます。この機会にお試しになってみてはいかがでしょうか?
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