【プレスリリース】F2.8通しで使える新型標準ズームレンズ『SEL2450G』が20万円を切った価格で登場!
ソニーから新レンズ「SEL2450G」が発表になりました。
ソニーストアでは2月29日(木)10時から予約販売開始で発売は5月17日(金)となっています。F2.8通しで使えるズームレンズで、市場想定価格は18万円前後と、なんと30万円出さなくても、G Masterレンズを買わなくても、全域単焦点レンズみたいなズームレンスが使える様になります♪

こんにちは、店員佐藤です。
日本時間の2月22日0時に新レンズが発表になりました。今日はパシフィコ横浜で開催される「CP+2024」開幕当日です。イベントに合わせて新レンズが発表になりました。
標準域をカバーするズームレンズとしてはフルサイズ対応ズームレンズだけで、これで8本も揃ってしまうソニーの”α”レンズですが、今回の「SEL2450G」はなかなか個性的なズームレンズになっています。
従来、G Masterレンズでなければ開放F値「F2.8」はラインナップされなかったのですが、今回のモデル「SEL2450G」はGレンズとして初めてF2.8通しで使えるズームレンズとして登場。価格も20万円を切った価格で発売になっています。
ざっくりですが、キットレンズ以外のフルサイズEマウントの標準域のズームレンズを6本、仕様比較すると下記の通りとなります。
| 型名 | SEL2470Z | SEL2070G | SEL24105G | SEL2450G | SEL2470GM2 | SEL2470GM |
| ストア価格 | 119,900円 | 184,800円 | 164,593円 | 18万円前後 | 308,000円 | 253,000円 |
| 発売日 | 2014.1.24 | 2023.2.10 | 2017.11.25 | 2024.5.17 | 2022.6.10 | 2016.4.28 |
| 名称 | FE 24-70mm F4 ZA OSS |
FE 20-70 mm F4 G |
FE 24-105mm F4 G OSS |
FE 24-50mm F2.8 G |
FE 24-70mm 2.8 GM II |
FE 24-70mm F2.8 GM |
| 焦点距離 | 24-70 | 20-70 | 24-105 | 24-50 | 24-70 | 24-70 |
| レンズ構成 | 10月12日 | 13-16 | 14-17 | 13-16 | 15-20 | 13-18 |
| 開放絞り | 4 | 4 | 4 | 2.8 | 2.8 | 2.8 |
| 最小絞り | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 |
| 絞り羽根 (枚) | 7 | 9 | 9 | 11 | 11 | 9 |
| 円形絞り | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 最短撮影距離 (m) | 0.4 | 0.3(W)-0.25(T) | 0.38 | 0.19(W)-0.3(T) | 0.21(W)-0.3(T) | 0.38 |
| 最大撮影倍率 | 0.2 | 0.39 | 0.31 | 0.3 | 0.32 | 0.24 |
| フィルター径 | 67 | 72 | 77 | 67 | 82 | 82 |
| フォーカシング モーター |
リニアモーター×1 | XDリニア×2 | DDSSM | リニアモーター×2 | XDリニア×2 | DDSSM |
| フォーカス モードスイッチ |
× | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 絞りリング | × | ○ | × | ○ | ○ | × |
| 絞りクリック | × | ○ | × | ○ | ○ | × |
| アイリスロック | × | ○ | × | × | ○ | × |
| 手ブレ補正 | レンズ内手 ブレ補正方式 |
– (ボディ側対応) |
レンズ内 手ブレ補正方式 |
– (ボディ側対応) |
– (ボディ側対応) |
– (ボディ側対応) |
| α9III連写対応 | 15コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 | 120コマ秒 |
| 外形寸法(mm) | 73 x 94.5 | 78.7 x 99 | 83.4 x 113.3 | 74.8 x 92.3 | 87.8 x 119.9 | 87.6 x 136 |
| 質量(g) | 426 | 488 | 663 | 440 | 695 | 886 |
.
注目はやはり価格で、ソニー純正レンズでF2.8 のズームレンズが20万円を切った価格、そして小型軽量になっているのが魅力。
絞り羽根も11枚とG Master IIと同等。望遠域が70mmまでいかず50mmまでとなっていますが、その分で小型軽量化、また無理の無い設計をして画質を担保しているモノと思われます。
フィルター径67mmというのはSEL2470Zと共通です。G MasterレンズのII型が発売された時に気がついたんですが、レンズの後継モデルが登場するときはフィルター径を合わせておき、プロテクターやPLフィルター、NDフィルターがそのまま使い回せるように、という気遣いをメーカーがしています。なので「10年使ったSEL2470Zから乗り換えるのにいかがですか? このレンズなら開放F値 F2.8の画が楽しめますよ」というメッセージが伝わってきているような気がします。

比較表に記載が多くなってしまうので割愛してしまっていますが、最短撮影距離はAF時のものとなっていてMF使用時はさらに短い撮影距離が使えます。ワイド端で0.17m、撮影倍率も0.33倍まで拡大出来ます。
このあたりもカールツァイス「SEL2470Z」と比較すると使いやすい点になるかと思います。

便利なだけではなく描写力も今時のソニー”α”レンズとして開発されています。MTF曲線を比較するとレンズ中央部分の解像度はG Masterレンズにはかなわないモノの、レンズ周辺部の解像度はG Masterレンズ並みの解像度となっています。

それをアピールする作例がこちらで、レンズ周辺部の解像度には自信があるようです。

開放F値 2.8のズームレンズだと、ほぼ全域で単焦点レンズの様なボケを楽しめるレンズになります。24mmと35mm、50mmの単焦点レンズがこれだけコンパクトなボディで1本で使えると思うとお買い得。
この画質を得るには今までG Masterレンズを購入するしかなかったものが、手頃なGレンズとして選べる様になります。

F2.8のズームレンズはサードパーティ製レンズにラインナップがありますが、ソニー純正レンズとして差別化はあり、”α9 III”の様な高速機の場合、秒120コマ連写に対応したり、ブリージング補正、手振れ補正アクティブ対応などのメリットも多数あります。
そして、サイズ、価格帯的にライバルになるのは、おそらくソニーの純正レンズで下記の2本との検討になるかと思います。

キットレンズ、もしくは10年前に発売されたカールツァイス「SEL2470Z」からの乗り換えで、ランクアップしたズームレンズとして「SEL2070G」「SEL24105G」などと比較検討するレンズになります。
それぞれ特徴のあるレンズになりますが「F2.8」が使えるズームレンズとして考えると、この「SEL2450G」は写真撮影を主体に使う方のためのレンズになるかと思います。
| 価格 | 焦点距離 | 解放絞り | 重量 | 特徴 | |
| SEL2450G | 18万円前後 | 24-50 | 2.8 | 440g | 軽量コンパクトなF2.8 写真向けレンズ |
| SEL2070G | 184,800 円 | 20-70 | 4 | 488g | 超広角20mmが使える 動画向けレンズ |
| SEL24105G | 164,593 円 | 24-105 | 4 | 663g | 望遠105mmまで レンズ交換無し |
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動画撮影をメインで考えた場合は手振れ補正アクティブなどで画角がやや狭まることを考えて一回り広角なレンズが使いたくなるので、そういう方は「SEL2070G」
そしてオールマイティに望遠域まで1本のレンズで済ませたい、と言う方は「SEL24105G」です。レンズに手振れ補正機構が搭載されており、”α9 III”や”α7R V”、”α7C II”、ZV-E1という最新モデルではボディ内手振れ補正と協調同左させることができます。より強力な手振れ補正撮影が楽しめます。
開放絞りF2.8 を使った大きなボケ、さらに暗所でもシャッタースピードを上げられる明るいレンズとなると、やはり写真主体で考えられるレンズになるかと思います。

★ソニーニュースリリース「開放F値2.8通しならではの大きく美しいぼけと高解像を小型軽量で実現 大口径標準ズーム Gレンズ™ 『FE 24-50mm F2.8 G』を発売」
「SEL2450G」の発売日は5月17日と3ヶ月ほど先の日程となっています。予約販売の開始は来週、2月29日(木)10時からソニーストアでスタート。
先行展示については本日からパシフィコ横浜で開催される「CP+2024」で展示される他、2月24日(土)からは全国のソニーストア店舗にて先行展示されます。

ズームレンズ「SEL2070G」が発売されてからはVlog全盛期と言うこともあり、すっかりメインのズームレンズとしては「SEL2070G」をオススメするばかりになっていたんですけど、ここでF2.8 での撮影ができるズームレンズが出てくると、これは選択しがいのある強力なライバル登場、という感じになります。
作品作りとしての撮影ならF2.8は憧れてしまいます。
本日から開催の「CP+2024」にて、まずは試用ができますので、ご来場になる方は是非お試しになってみてください。
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| G レンズ 標準ズームレンズ SEL2450G |
ソニーストア価格: 180,400円 |
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| 発売日 | 2024年5月17日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 長期保証 サービス |
5年ワイド:18,700 円 3年ワイド/5年ベーシック: 9,900 円 3年ベーシック: 無償 |
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| ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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| テックスタッフ 店頭入特典 |
発売後、実機を当店店頭にて展示予定 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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