【レポート】木曽駒ヶ岳 星空キャンプ撮影会 2023
毎年恒例?の当店の夏キャンプ大会を今年も開催出来ました。今回は長野県にある中央アルプスの木曽駒ヶ岳でペルセウス座流星群を絡めて標高2900mでの星空撮影会です。
旅の様子をレポートします。
こんにちは、店員佐藤です。
昨年は日光白根山狙いだったのですが悪天候のため房総半島半周コース、一昨年は富士山の麓で天気に合わせて日程を前倒ししてのキャンプ大会でした。今年も台風6号と7号が来ていたため開催が危ぶまれていたのですが、お盆休み初日の8月11日、山の日に木曽駒ヶ岳へ無事に出発できました。
10日の夜に都内を出発したのですがすでに帰省ラッシュが夜から始まっていて時間がかかり、現地駐車場で仮眠を取る予定が、完全徹夜状態で「菅の台バスセンター」に到着した朝の4時にはチケット購入列が出来ていて到着してそのままチケット購入&バス乗車になりました。
名古屋からお越しの伊藤ファミリーがバス列を抑えてくれて、東京組のkozyさん、k-tuneさんがチケット列にダッシュで並んでくれたおかげで5:15発の始発バスにて千畳敷カールへ迎えました。
本当は高度に慣れるため1時間くらいは休憩するところだったのですが子供たちもいることだし時間がかかるからということで30分の休憩で出発。これが裏目にでて初日はみんな高山病になってしまいます。寝不足もあったし、ここは焦らずに1時間の高度順応をしてから登るべきでした。反省点第一。
それでも、みなさん、重たい荷物を持って頑張ります。星の準ソムリエ資格をお取りになったk-tuneさんはソムリエになってから案内するイベントの第1号です。気合いを入れて20kg以上の機材を持ってきたとのこと。
今やYouTuberさんになってしまったkozyさんも参加。標高3000m近いところでの天の川撮影目的で参加されています。
名古屋から参加の吉孝さんは、なんとドローンを持ってきてくださっていて、飛行申請も事前にされて正々堂々と空中撮影が出来るとのこと。飛行補助者をおくなど正式なドローン飛行の方法なども見せていただき勉強になりました。
千畳敷カールを登って、中岳を経由して頂上山荘まで約2時間。さすが始発バスできただけあって、テント場にはまだ10張くらいのテントしかありません。ここのキャンプ場は朝8時にチェックアウトなので、前日から泊まっている方々くらいしかいないのでは? ここが夜になると80張くらいの賑わいになるのですが、山岳地帯なので広い砂地はあまりありません。早着したおかげで広い場所でキャンプができました。
無事にテントの設営が出来て、そこで前日夜からの睡眠不足を解消するため昼寝。朝ご飯を食べたらそのまま昼寝して、お昼ご飯作りを連続でしている感じ。
キャンプ場から木曽駒ヶ岳山頂までは歩いて15分ほどです。よくニュースで「サンダル&軽装で登山している人がいる」という映像がすっぱ抜かれていたりしますが、ここはそれがあってもおかしくないというか、キャンプ場に荷物を降ろして半袖半ズボンで山頂まで行くことができます。昼間は気温も20度近くまであったと思います。
ということで、お昼を食べたら山頂まで出かけて、絶景を堪能。ユウキ君もついてきてくれてガッツポーズ。
山頂からドローン飛行をして、山の撮影なども。
なお、飛行申請をしたところで日本テレビさんからも飛行申請が出ていたそうです。山の日ということで毎年恒例で山の山頂からの生中継をしているそうで、そういえば中岳を登っているときに一緒に登っている方々が日本テレビの人達でした。
新橋&汐留でおなじみの日本テレビさんとこんなところで出くわすなんて。ついてます。
こちらが日本テレビさんの山頂からの中継の様子。リハーサルをしている様子は見ていたのですが、あいにく私たちは映っていません。
その後、キャンプ地まで下山して夕飯を食べたら、次は夕暮れを見るために再度、山頂まで登山。あいにく曇ってきてしまい、夕暮れもちょっとだけしか見られず、星空も諦めるしかないのかな?と、酒盛りを始めたところで雲が取れて、天の川が見られる様になりました。
急いでカメラをセッティングして、標高2900mのキャンプ場で天の川撮影開始! ZV-E1+SEL14F18GMでタイムラプス撮影をしつつ、”α6700″+SEL11F18で静止画撮影を楽しんできました。
ずっと晴れ間が続くわけでもなく、曇ったり晴れたりを繰り返すので晴れ間をみてはシャッターチャンスに撮影をしていきます。
こちらは新型スマートフォン「Xperia 1 V」で撮影した天の川です。フォーカスはさすがにマニュアルにするんですが無限遠にしてもフォーカスが甘いので撮影しながら適当な遠目のフォーカスポイントにして撮っています。
なんとか、それなりに撮影ができました。
そのまま雲の中に入ってしまったので、そこで私は諦めてテントの中へ。k-tuneさんは3時前から再び始動して、ペルセウス座流星群撮影を再開し、流れ星をいくつかと大きな火球の撮影に成功したとのこと。
4時くらいに私もノコノコとテントから出てきて日の出撮影をしています。
さて、ここで”α6700″の星景撮影時の事前準備の話などを。
ソニーの”α”には「ブライトモニタリング」という機能が搭載されています。メニューボタンから呼び出す機能ではなく事前にどこかのキーに機能を割り当てておく必要があり、私はゴミ箱ボタンに配置しています。
これだけ明るいシーンだとあまり効果がないのですが、真っ暗なシーンで画角を決めるときにプライとモニタリング機能を使うと増感したみたいに画面全体が明るくなり、映り込んでいるシーンの確認ができるようになります。
今回は人工衛星の奇跡が見える様になったり、いろいろ邪魔なモノが入った時にそれが確認できるなどのメリットもあることがわかりました。
これは事前に機能を知っていて、機能をどこかのキーにアサインしておかないと使えないので事前準備が必須です。あるとすごい便利。
それともうひとつは「ピント拡大」です。これもシャッターボタンの近くのキーに割り当てておくと便利です。
ピント拡大を押すと選択したシーンのエリアを拡大するので、そこでMFで星にフォーカスを合わせる、という作業を行います。シャッターを切る度に毎回フォーカスをチェックする必要はないのですが、なにかの拍子にフォーカスリングを触ってしまい、その後、全部のフォーカスが外れていた、という事故を経験したことがある方は、数枚ごとにフォーカスチェックをするはず。
これも事前に設定しておいて使い方を練習しておくと安心です。
この二つは星景撮影の時の必須テクニックでした。
「山の日」に木曽駒ヶ岳山頂の直下にお泊まりする幸せな夜を過ごし、翌12日に下山。テント場も山小屋も朝8時にチェックアウトなので、そのまま2時間かけて下山していきます。ちょうど登りの人達も同じ時間に千畳敷カールへやってくるので大渋滞。
新聞によると2000人くらいの方が11日にロープウェイを利用していたとのことなのですが、それくらいの人数規模でかなりの渋滞になるようです。
朝~午前中は晴れて、午後は曇るというのが夏の山の標準的な天気だそうで、下山してきたら山には雲がかかり始めました。木曽駒ヶ岳には3回来ていますが、大体3回とも同じ様な天気でした。
下山してきたら、そのままロープウェイと乗合バスを乗り継ぎ、菅の台バスセンターの駐車場まで一気に戻ってきます。
知らなかったんですがバスセンターのすぐ隣に温泉「こまくさの湯」というところがあり700円で入浴することができます。すごい嬉しい♪
食事処もあるので、ここで「こまくさスペシャル定食(1,800円)」をオーダー! Wどんぶりに大盛りそばという最強セットで名物の「ソースカツ丼」も「ローストホース丼」も堪能。最高だぜ!
そしてトドメは、これまた近所にあることに気づかなかった道の駅的な「駒ヶ根ファームス」にあるすずらんソフトで締め。
こんな天国がバスセンサーの隣にあるなんて、全然知りませんでした。やはり旅は仲間とするとたくさんの発見をさせてもらえます。
そして、ここからもドラマチックなんですが、帰宅後、参加者さんで共有フォルダを作って、お互いに撮影してきた素材をアップロードし、お互いに自由に素材を加工して良いよ、という流れを作りました。
というのも、やはり吉孝さんが撮られているドローンの映像を見たいのと、星のソムリエk-tuneさんの動画をみたかったんですよねー。ということで、共有素材を使って編集したVlogがこちら。
私よりも先に根性出してYouTuberのkozyさんが作品を完成させてくれたので、そちらから紹介。
kozyさんは道中、これでもか!というくらい”α7 IV”とXperia 1 Vで撮影をしまくっていて、細かくそれをつないで旅日記を作ってくださっています。勝手に物語を作っているところなどさすが!
kozyさんは”α7 IV”を使ってVlog撮影にドハマリ中です。たくさんのソニー製品が登場するYouTube動画を公開しています。チャンネル登録を是非!
ということで、私が作ったVlogはkozyさんのダイジェスト版にしかならないんですが、正直、ドローンの映像があると編集はすごい楽しいですね。4人で撮影した素材を使いまくるとこんなことができます。これはまたどこかでまたやってみたいですねー。
お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。また来年と言わず、今年も次に機会が作れたら是非一緒に遊んでくださいませー!
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