デジタル一眼カメラ『α6700』で撮る「大島」日帰り旅
夏休みの写真日記です。
当店の夏休み初日の8月9日に台風7号が迫る中、大島へ日帰り旅に行ってきましたのでそのレポートです。撮影はほぼすべてα6700で撮ってきています。
こんにちは、店員佐藤です。
夢と希望にあふれる夏休み初日の8月9日に時を戻して、大島への日帰り旅行をふり返ってみたいと思います。
ちなみに大島への日帰り旅ですが、今年は家族の都合がつかず夏休みに家族旅行とかができず、一人での休日になってしまう日が多いため、それでどこか1日だけですが一人旅に出たいぞ。できれば新製品の「WF-1000XM5」のノイズキャンセリング性能を試すことができるような旅にしたい、ということで、当初はPeach航空でどこかに日帰りをしようと思っていました。
いつもなら5,000円ちょっとくらいで飛行機に乗れるので、それを当てにしていたのですがさすがにお盆時期だとどこも全部満席だし価格も数万円になっています。とても日帰り旅で出せるような航空運賃ではなくなっていて、他になにか騒音環境に入れるような旅の手段がないかと探していたら、そうだ、これがあるじゃないか!と、白羽の矢がたったのが高速ジェット船でした。
うちのお店から歩いて15分ほどの所にある竹芝桟橋から大島まで1時間半ほどの旅。運賃も8千円ちょっととさほど高くはなく手軽に日帰り旅ができそう。ということで、大島への日帰り旅をしてきました。
WF-1000XM5の試用レビューも無事にこちらで行っていますが、その他の島内の様子などを今回は紹介したいと思います。大島、すごく良いところです。
ちなみに、旅に出る8月9日ですが台風6号が九州地方で猛威を振るっていたのと、台風7号が小笠原諸島沖で発生して、お盆時期に関東直撃か!?と、やっていたときです。
船は出るのか!?というと、大島までは出ていて、そこから先の島は全部欠航という状況でした。大島まではギリギリ行けそう、という状況です。
高速ジェット船というのはこういう船で、水中翼があり出航してスピードを出すと船体は全部浮き上がって船底にある水中翼だけで航行するという船です。時速80kmほどのスピードで船自体は海上から浮き上がって航行します。
何度か航行している姿を外から見かけることはあったのですが、いかにもうるさそうだしスピードも出しているし、騒音ノイズが出るモノと期待して乗船します。
そして、ここで奇跡が起こるんですが、インターネット予約して朝の7時すぎに乗船券を窓口で受け取ったら座席番号が「A-001番」というもっとも若いと思われる番号をゲットしてしまいました。
インターネット予約をした時点では座席は決まっていなかったので、出発当日に予約番号を伝えて乗船券をもらうところで座席が決まるんだと思いますが、もしかして乗船券受付をしたのが私が最初だったのかも。
A-001番席がどんなところなのか、期待がかかります。
乗船は飛行機と違って、本当にギリギリまで行われません。私が乗った船は8時00分出発ですが、乗船がはじまったのは7時50分過ぎでした。たった10分で全員乗船できるの?というところですが、全然大丈夫。乗船率はたぶん20%前後くらいなんじゃないかと思うんですが、ガラガラ状態であっという間に乗船して出港できました。
A-001番席というのは本当に一番前の列の一番端でした。船は2階建てでA席番は1階、B席番は2階という振り分け。
1階の最前列窓際席は飛行機で言えばファーストクラスなんですが、ジェット飛行船ではご覧の様な視界です。おかげでシューティンググリップを使ってワイヤレスイヤホン試用の動画撮影などもできました(ボツにしましたが)
なんせ、飛行機と同じで最前列はエンジンから遠く、あまり騒音がしません。帰りはエンジンに近い席だったので、そちらでも撮影収録していて、騒音が大きかったので復路での撮影バージョンを採用することになりました。
だったら、もっと往路はノンビリとしてればよかったなー。
なお、高速ジェットの走行ですが、とても滑らかでした。ゆっくりと飛ぶ飛行機という感じで竹芝桟橋を離れたら数分ですぐにテイクオフ。外を見ていると水面からすぐに浮き上がるので高速航行に移行したのがすぐにわかる感じ。
高速航行中は海上から浮き上がっていることもあり船体の揺れはあまりありません。
大島に近づくと途中で、海洋動物との接触を避けるためスピードを落とすのですが、そこがやや揺れるくらい。
出港して40分くらいは外の景色を楽しんでいて、最後の20分くらいは大島の景色が楽しめるので海だけをみている時間というのは30分もなかったかも。すごい快適で、すぐに大島に到着するので、これはまた乗りたいですね。
予定通り9時40分に大島の岡田港に到着。
三宅島のときもそうでしたが、着岸する港は複数あって、その日の風向きによって利用する港が決まるそうです。
大島の場合は元町港と岡田港の2つがあり、この日は岡田港の発着となります。これに合わせてバスの時刻表なども変わり、岡田港バージョンのバス時刻表に切り替わるなど、すべてはその日に発着する港を中心に交通網が動くようになっています。
バスの時刻表に合わせたモデルコースが多数あるので、どれを利用すれば良いのかわからなかったのですが、これで岡田港バージョンのモデルコースだけに絞って選ぶことができます。
あ、そうそう、大島には鉄道はありません。路線バス、タクシー、レンタカー、レンタバイク、レンタサイクルなどを使って移動することになります。島は1周で約40kmほどあるそうで、頑張れば自転車でもどうにかなりそうな気がするんですけど,火山島は起伏がはげしく海岸線の道路でもかなりのアップダウンがあります。
今回は様子見で全部バス移動にしています。到着は10時40分で帰りは16時50分の予定。約6時間の滞在で大島をできるだけたくさん移動したいと思います。
まずはモデルコースに従って岡田港から三原山山頂口へバスで移動。10時10分に岡田港を出発して10時35分に三原山山頂口へ到着する予定。
乗車したバスですが、ものすごいスピードで島内を走ります。運転が荒いわけではなく、逆でものすごく丁寧。超絶運転上手なバスドライバーさんが「路線バスってこんなにスピードが出るモノなの!?」というスピードで山道をかっ飛ばしてくれます。これは見物です。
予定より2分ほど早く、10時33分に山頂バス停に到着。天気予報によると午前中は雨で午後から曇りになるとのことで、本当であれば午後になってから三原山山頂アタックをしたかったのですが、この日は岡田港から出るバスが10時10分で帰りの岡田港行きが12時30分に1本あるだけという、この時間でしかこられない時間割になっていたので仕方なくやってきました。
まー、今回はノイズキャンセリングイヤホンのテストが主目的で大島観光はついでです。下見のつもりで行けるところまで行ってみましょう。
山頂口には小さな海の家みたいな売店があるのと、おとなしめのビジターセンター的な待合所があり、ここで資料集めができます。
三原山の火口口までは40分の遊歩道の往復で行けるので、そこまで行って帰ってくる予定ですが、他にも多数のルートがあります。遊歩道往復以外はすべて泊まりか、自分でレンタカーなどを借りて交通手段を用意しないと制覇するのは難しそう。バスルートの途中に「大島温泉ホテル」というところがあったのですが、そこに宿泊する手はずを整えておければ、1日歩き回って、ゴールを温泉ホテルにすることができるので、それが一番楽しそうですかね。
霧は出ていますが雨は止んでいるので、では、いけるところまで行ってみます。
ガイドブックで見た同じ景色が見られるのですが、三原山だけがなにも見えません。あの丘を登ればみられるのかな?
行程を2/3くらいまで来たところで台風みたいな土砂降りになり、噴火の際の避難所に逃げ込みました。12時30分のバスに乗らないとタクシーを呼ぶことになります。許される時間を計算しながらここで雨が止むのを待つのですが、これは全然ダメそうです。
途中で帰還することに。
(何組か一緒のバスで来られて、同じ様に噴火口の展望所まで歩いた方がいらっしゃいましたが、なにも見えなかったそうです。)
帰り道に「パホイホイ溶岩」の案内があったので寄り道してみます。
パホイホイ溶岩はハワイ島が有名ですがゆっくりと溶けて固まった溶岩です。岩がとんがっていなくて丸く滑らかになっているのをみるのはこれが初めてかも。富士山や三宅島とは違った溶岩がみられました。
12時30分発のバスが三原山山頂口へやってきました。ここで一路、岡田港へ移動し、そこで乗り継ぎ時間8分で、今度は元町港行きのバスに乗り換えて島内半周ルートを目指します。
13時20分に元町港に到着。風向きが違っているときのもうひとつの着岸港で、こちらの方が施設はやや古いかも。ここで20分の乗り換え時間があるので、港を少しだけ見学します。
なるほど、波が高く桟橋に波がかかっています。ここよりは岡田港の方が波がおとなしいですね。
さて、これが大島の観光案内に掲載されている大島観光のモデルコースです。何種類もあるのですが、私が使っているのは三原山&波浮港コースです。午前中に山に登って、午後は大島の一番南にある波浮港まで行って帰ってくる、というコースです。
途中にある元町港でのバスの乗り換えがあり、すべて10~20分の乗り換え時間で移動していくため、ランチ休憩などがありません。ずっとバスに乗っているコースです。
このコースを普通にバス代として支払うと3,820円になるそうで、結構な金額になります。
ですが、ネットで買える大島バス1日乗車件というのがあり、これを利用すると1日2,070円でバス乗り放題になります。これを使うことで安価に安心してバスの利用をすることができます。
バスはすべて前乗り前降りで料金後払いです。降車時に1日バス券をスマホで見せればOKなんですが、この元町港の前だけ楽天モバイルの通信ができず、少し焦りました。(irumoに切り替えて事なきを得ています)
13時40分発の元町港→波浮港でまたまた30分のドライブ。これで4本目のバス乗りです。途中で有名な地層断面も車窓からみられるのですが、降りるのはまた今度。ここで降りてしまうと元町港行きのバスは最後の1本に乗らなくてはいけなくなります。
14時10分に波浮港に到着。ここが今回の旅の最終目的地?でした。
一応、バスの時間を確認しますが、モデルルートに掲載がある14時39分発を逃すと、帰りの船には乗れなくなってしまいます。ここでの自由時間は29分です。緊張の最終観光です。
ここの港は溶岩のおかげで港になったとの話なんですが、なるほど、1方向を除いて3方が高い岩で囲まれたことで風の影響を受けにくい入江ができ、そこを港にしています。
それならば、その3方が囲まれている図を写真に収めたいところ。29分でそれが見つけられるでしょうか? 地図によると展望台があるみたいなので、底を目指していそいそと。
グルッと回ってきましたが、なるほど高い岩壁に囲まれた要塞みたいな港です。
ただ、絶壁過ぎて上にあるという展望台への道がみつかりません。時間もないので、すぐに断念してバス停まで戻ります。
戻ってきて地図をチェックしてみると、あーそうか、途中に崖を登る道があったのか。見逃していました。一つ前のバス停まで歩く感じで観光すると29分の滞在時間でもいくつか見学することは出来たようです。
次に来たときはこのルートを使います。
さぁ、あとは帰路につくために岡田港までバスを乗り継いで戻ります。窓越しですが海が綺麗だなー。
元町港で乗り継いで、この日、6本目のバスにのって岡田港に到着。時間は15時37分です。出港が16時50分なので、なんと、ここで1時間も時間があります。
これも狙いというか、なんせ、ランチ抜きで観光してきているので、ここで島ご飯をガッツリといただきたいところ。岡田港のビルの3階にレストランがあるというので行ってみると。。。毎週水曜日は定休日だそうです。
ま、そういうのは平日旅だとよくあることです。岡田港の前にはお土産屋さんもあるし、そこの2階が食事処になっています。
名物料理が用意されていました。大島名物の「べっこう丼」とか、超美味しそうですね。
これにビールをつけて、今日の打ち上げだなー、と、お店に入ると、そうかもう16時になるし営業は終了していました。がっかり。
ということで、売店でカレーパンとビールで乾杯してきました。いつものパターンです。
帰りの高速ジェット船がこちら「友」という名前だそうです。
ここからまた安定した走行で「ゆっくりと飛ぶ飛行機」という感じで帰ってきました。
こちらは今回の移動軌跡です。島の北にあるのが岡田港で、そこから三原山に行き、岡田港に戻ってから西岸を一番南まで行って帰ってくる、というルート。本当は島を1周するルートにしたかったんですけど、季節によってしか?バスの1周ルートはないみたいで、次回はレンタカーで挑戦したいところ。
三原山の東には、東京で唯一の砂漠があるそうですので、本当はそこも行きたかったんですけど日帰りでは無理です。
先月から使っている楽天モバイルはほぼ全域で使えていたんですが、ほぼ全部がauローミングでband18での通信でした。元町港と波浮港の一部でだけ楽天の自社回線の電波が飛んでいたので、全部をauローミングに任せているという訳ではない様子。
近くてすぐに行ける島、大島でした。
撮影はほぼすべてα6700を使っています。AI被写体認識とかα6700ならではの機能を何一つ使っていないのですが、実はすべてホワイトバランスを「AWB」のままにして使っています。α7R Vからの進化点でAI被写体認識をホワイトバランスの補正にも利用するようになっているそうで、確かに変な色に転ぶことがなかったかも。
良い写真がなにも撮れず申し訳ないのですが、久々に写真主体でシャッターをたくさん切って楽しく過ごさせてもらってきました。島遊び、楽しいなー。
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2023年8月17日 @ PM 2:40
すみません、もうちょっと読み進めやすい文章にしていただければ長くても読めます
tecstaff
2023年8月17日 @ PM 6:46
大変申し訳ありません。
具体的にどのようにすれば良いか、アドバイスいただけると助かります。
可能な限り対応したいと思いますのでよろしくお願いします。