AF性能2倍!3分でわかる新型カメラ”α7III”プレスリリース発表
ソニーからフルサイズデジタル一眼カメラの新型モデル”α7III”が発表になりました。
3月23日発売予定、ソニーストアでは3月2日から先行予約販売開始で市場推定価格は23万円前後となっています。
☆ソニープレスリリース『ソニーの最先端カメラ技術を凝縮した“フルサイズミラーレス”ベーシックモデル 一瞬を豊かな表現力で切り取る『α7 III』発売』
こんにちは、店員佐藤です。
α9とα7R3のエッセンスを詰め込んだα最新モデルが登場しました。一昨年発売された”α99II”以降のモデルで新UIが搭載され、昨年夏モデルで登場した”α9”で画像処理回路BIONZ X周りが新世代のモノに載せ替えられ、秋に発売された”α7R3”で、新しい新世代の操作メニューが追加され、2世代前あたりのモデルがかなり陳腐されてきてしまった感じがしていましたが、一番新しい”α”がフルサイズミラーレスのベーシックモデルとして登場しました。
販売価格約50万円の”α9”登場時に「秒20コマもの連写は必要ないから、このAF性能を実現する低価格のカメラが欲しい」という声があり、販売価格37万円の”α7R3”登場時にも4240万画素もいらないから、これのベーシックモデルが欲しい、という声がありましたが、その両方を実現した様なモデルの登場です。
その特長をまとめるとこんな感じです。
- 新開発 35mmフルサイズ2420万画素裏面照射センサー搭載
- ワイドISOレンジ100-51200(拡張50-204800)、低感度時15ストップのワイドダイナミックレンジ
- 像面位相差AFで画像領域93%をカバーする693ポイントの測距点、コントラストAFで425ポイントを実現
- AF/AE追従で最高秒10コマの高速連写撮影がメカニカルシャッター、サイレントシャッターの両方で可能
- 最大5段分の5軸ボディ内手ぶれ補正機能
- 画素加算のない全画素読み出しによる解像力の高い4K動画記録にてHDR記録も対応
- 静止画撮影710枚を実現するスタミナバッテリー「NP-FZ100」採用
- デュアルSDカードスロット、USB type C、ジョイスティック搭載
α7R3とα9の弟分的なモデルに見えますが、細かく見ていくとそれぞれのモデルの良いところ取りをしている部分もあります。AFの測距点だけ見るとα7R3、α9の両機種を超えるポイント数になっていたりします。
主なポイントを見ていきます。
センサーは新開発のセンサーで2400万画素フルサイズセンサーで初めて裏面照射CMOSセンサーが搭載されています。
最新のシャッターチャージユニットの採用に加え画像処理システムも最新世代のもの変更されています。従来モデルのα7II比で2倍となる最高秒10コマの連写が可能。無音・無振動のサイレントシャッター時にもAF・AE追従の高速連写が可能になっています。
α9の693点の像面位相差AFと、α7R3のコントラストAF 425点を同時に搭載するのがα7IIIです。AF速度、追従性能はα7II比で2倍になっているとのこと。
瞳AFは従来モデルではどこかのボタンにアサインして使うモノでしたがα7R3ではAF-Sにしておくことで自動でシャッター半押しで瞳AFで追従する仕様になっています。まだα7IIIの実機詳細はわかりませんが、そういう最新機能はα7R3から引き継いでいる可能性大です。
瞳AF機能とかなにも知らない方でもお子さん撮りをしたときに、プロの技とも言える瞳AFでの撮影が自動でできちゃっている可能性がありますからね。
そして、4K動画ファンに嬉しいのがピクチャープロファイル10の搭載です。
昨年秋に発売されたハンディカムFDR-AX700でようやくHDR動画の撮影が可能になり、αシリーズでもα7R3でHDR撮影ができるようになりました。ただ、HDR撮影をしようとすると37万円か。。。と、萎えてしまっていた方、α7IIIなら約4割引きの23万円で4K HDR撮影が可能になります。
動画メインだから4240万画素も必要なかったのに。。。という方には超朗報です。
最新モデルα7IIIと、その上位機種や先行モデル”α7II”とスペック比較をしてみると。。。
モデル | α7III | α7R3 | α9 | α7II |
発売日 | 2018.3.23 | 2017.11.25 | 2017.5.26 | 2014.12.5 |
ストア価格 | 約23万円 | 369,880円 | 498,880円 | 164,880円 |
搭載センサー | 2420万画素 Exmor R CMOS センサー |
4240万画素 Exmor R CMOS センサー |
2420万画素 Exmor RS 積層型 CMOS センサー |
2430万画素 Exmor CMOS センサー |
像面位相差AF測距点数 | 693点 | 399点 | 693点 | 117点 |
コントラストAF測距点数 | 425点 | 425点 | 25点 | 25点 |
検出輝度範囲 | EV -3~20 | EV -3~20 | EV -3~20 | EV -1~20 |
シャッター速度範囲 | 1/8000-30秒 | 1/8000-30秒 | 1/32000-30秒 | 1/8000-30秒 |
ISO感度 (拡張ISO感度) |
100-51200 (50-204800) |
100-32000 (50-102400) |
メカ100-51200 (メカ50-204800) 電子100-25600 (電子50-25600) |
100-25600 (50-25600) |
静止画撮影可能枚数 (ファインダー撮影) |
約610枚 | 約530枚 | 約480枚 | 約270枚 |
液晶ビューファインダー 総ドット数 |
236万 | 368万 | 368万 | 236万 |
ファインダー倍率 | 0.78倍 | 0.78倍 | 0.78倍 | 0.71倍 |
液晶モニター | 92万ドット タッチパネル |
144万ドット タッチパネル |
144万ドット タッチパネル |
122万ドット 非タッチ |
静止画撮影可能枚数 (液晶モニター撮影) |
約710枚 | 約650枚 | 約650枚 | 約350枚 |
実動画撮影時間 (ファインダー撮影) |
約115分 | 約100分 | 約105分 | 約60分 |
実動画撮影時間 (液晶モニター撮影) |
約125分 | 約115分 | 約120分 | 約65分 |
JPEG連写可能枚数 (スタンダード画質) |
約177枚 (10コマ秒) |
約76枚 (8コマ秒) |
約362枚 (20コマ秒) |
約77枚 (5コマ秒) |
サイレント撮影 | ○(入/切) | ○(入/切) | ○ (電子シャッター) |
× |
手ぶれ補正効果 | 5.0段 | 5.5段 | 5.0段 | 4.5段 |
ピクチャー エフェクト |
8種類 | 8種類 | 8種類 | 13種類 |
Camera App対応 | × | × | × | ○ |
4K動画撮影 | ○ | ○ | ○ | × |
ピクチャー プロファイル |
切/PP1-PP10 | 切/PP1-PP10 | 非搭載 | 切/PP1-PP7 |
メモリーカードスロット | デュアル UHS-II対応 |
デュアル UHS-II対応 |
デュアル UHS-II対応 |
シングル UHS-I対応 |
USB給電 | type Cで可能 | type Cで可能 | ○ | × |
撮影時質量 | 約650g | 約657g | 約673g | 約599g |
現時点で当店でわかる仕様比較をしたものになります。ホームページにはスペック詳細の記述はありませんが、パンフレットのdpfファイルで確認ができます。(付属品は現時点では不明)
こうして比較するとEVFや液晶モニターのドット数が上位機種とは違いがあるのもわかります。”α7II”と比較すると発売が3年以上も違うこともあり、大きな進化があったことがわかります。
”α7II”も登場した時には世界初のボディ内手ぶれ補正搭載カメラ(フルサイズミラーレス機として)で大きな話題になっていたんですけどね。
バッテリーや縦位置グリップ、モニター保護ガラスなどはα9、α7R3と共通になっています。さすがに”α7III″というスタンダードモデル台数も相当出るだろうと見込まれるモデルの登場ですからアクセサリーもたっぷりと在庫を用意してあるだろう、と、思いきや、本体とアクセサリーは生産数がいつもリンクしていないので、今回も”α7R3″本体の販売が始まると一気にアクセサリー製品の在庫がなくなっていく可能性があります。
“α7III″本体の購入を心に決めている方は縦位置グリップやバッテリー、それと何よりも液晶保護ガラスは本体より先に、今のうちにオーダーしておいた方が良いかもしれませんね。(”α9″の時も発売後1ヶ月くらい経ってからバッテリーが品薄になっていたりしていました。)
α7IIIは3月2日10時よりソニーストアにて先行発売がスタートします。3月2日は当店も朝9時半から特別営業をします。初回出荷分が即日完売になることはないと思いますが、いや、わからないんですよね。ソニー”α”のニューモデル発売は予想を裏切る品薄になることが多々ありますので。
3月1日からパシフィコ横浜で開催される「CP+2018」で展示される他、3月2日からはソニーショールーム/ソニーストア店舗でも実機展示がスタートします。
当店も3月1日はCP+2018の取材を予定しています。詳細が判明しましたらまた追ってblogエントリーにてレポートしたいと思います。※3月1日夜に記事を公開しました。下記リンクでご覧いただけます。
☆当店blog 2018.3.1「CP+2018で触ってきました ”α7III”実機レビューレポート 」
デジタル一眼カメラ 『α7III』 ILCE-7M3 |
ソニーストア価格: 229,880円~+税 |
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発売日 | 2018年3月23日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 |
5年ワイド:23,000円+税
3年ワイド/5年ベーシック:12,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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金利0% クレジット |
24回分割手数料0%+10%オフクーポン 月々-円 残価設定24回分割+10%オフクーポン 月々6,400円(初回のみ9,170円) |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン(~4/16) 残価設定24回クレジットキャンペーン(~4/16) αあんしんプログラム1年無料キャンペーン(~4/16) |
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My Sony ID 新規登録 特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中
店頭にて実機展示予定 開店4周年記念品プレゼント中 スプリングフェア特典あります!(~3/31) |
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☆ソニープレスリリース『ソニーの最先端カメラ技術を凝縮した“フルサイズミラーレス”ベーシックモデル 一瞬を豊かな表現力で切り取る『α7 III』発売』
☆ソニー商品情報 ”α7III”スペック詳細はこちらから(PDF)
☆ソニーショールーム 新商品”α7III”発売前先行体験展示について(3/2より)
☆ソニー報道資料 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)2018」出展のご案内 新商品のフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7 III』を展示