先週からソニーストアで発売になったウォークマンWM1シリーズ用のオリジナルケース「ENGAGEMENT」を当店でも店頭展示させていただくことになりました。

実際に通勤時に使わせてもらってきましたので、その試用レポートをお届けします。

こんにちは、店員佐藤です。

ウォークマン「WM1」シリーズ関連のレビュー、久しぶりになります。いつもだと店頭展示しているモデルをたまに持ち帰らせてもらって、実際に使ってみて、その感動をちょこちょことレポートさせてもらっていたりするんですが「NW-WM1」シリーズ、特に「NW-WM1Z」とか、もう特別感満点じゃないですか。

これをレビュー目的とは言え、持ち帰ってなにかキズでも入れたら大変。いつも持ち歩きの時はカバンの中でキズなどがつかないようにクッション材代わりのポーチに入れて持ち歩くんですが、それでも操作するときに手を滑らせてしまったりしたら。。。という、緊張感がこのモデルはハンパありません。

なかなか使う気になれなくて、そっと店頭に展示しておいたのですが、これで持ち出せるようになるかも。

5月31日からソニーストア・オンラインでウォークマン「WM1」シリーズ用にオリジナルケースの販売が始まりました。サイバーショットRX100シリーズ用のケースでもおなじみの「ENGAGEMENT」ブランドのバックです。

『優れた耐水・撥水性を持つ、強靭な オリジナル素材「Engaged Nylon」を使用し、重量のあるWM1シリーズをしっかりと保護。』

形状的に防水性や防塵性は期待できませんが、外装のキズからウォークマンWM1本体を守ってくれるのと、簡単に本体にアクセスできそうなので操作性の良さが感じられそうです。

ソニーストアではケース単品の他に「スターターキット」としてWM1用リモコンと保護シートをセットにしたお得なキット販売も用意しています。単にアクセサリーがセットになっているからオトクではなく、実はこの製品はサードパーティー製品なので本来はMy Sony会員さんがもらえる「AV商品10%オフクーポン」の適用外商品のはずなんですが、スターターキットについてはAV商品10%オフクーポンがもらえるんです。

表にしてそのお得度を計算してみると。。。

	スターターキット	ケース単品
ケース価格	15,800円	15,800円
リモコン価格	4,880円
保護シート価格	1,250円
合計額	21,930円	15,800円
セット価格	21,930円	15,800円
クーポン割引後価格	19,737円	15,800円

表示は全て税別となっています。

ということで、本来は割引がないはずのケースの価格が10%オフになり、1,580円オトクに買えるというわけです。

こういう、お得な話には乗らないともったいない！ということで、当店で展示するのもスターターキットなわけです。

こちらが到着したWM1シリーズのスターターキットになります。ケースの他にリモコンと保護シートが一緒に届きました。

こちらがENGAGEMENTのオリジナルケースになります。実測でベルト無しのケース本体が210g、ベルト付きで264gありました。ウォークマンWM1A本体が265gありますので、ウォークマン本体よりは軽量です。

裏側はご覧の様な作りになっています。上部にフックが2カ所アリ、ここにベルトがつきます。縦方向に1本、横方向に2本のベルトが渡されています。

ベルクロはやや粘着力が弱いタイプで、ツケ外しは楽なんですが貼り合わせには注意をしておいた方が良いかも。ナップザックのショルダーベルトなどに装着することが多いと思うので、それほど外れやすい場所ではありませんし、これくらいの粘着力があれば充分と言えば充分。

縦方向のベルトはボタン留めになります。パンツの腰ベルトなどにこれで装着するわけで、これで3ウェイの使い方ができます。

ウォークマン本体はこうして窓が見えるように収納されます。タッチパネルには普通にアクセスできます。向かって右側にポケットがあり、ここにメモリーカードなどを入れることができる、となっています。ここにも一応ベルクロはついているので落下防止はできていますが、ウォークマンWM1に使えるのはmicroSDカードですよね。そのままケース無しで入れることは考えにくいし、ケースに入れるとちょっとポケットは小さめです。

リモコンを入れるのがベストの様な気がします。

向かって左側のポケットはフラップ裏側全面がメッシュポケットになっています。ソニーストアの商品ページではここにリモコンを入れていましたが、楽々ヘッドホンが入れられるくらいのスペースがあります。

試してみると、それほど無理もかからずにキンバーケーブルの「MUC-M12SB1（23,880円）」を装着した、ソニーでは最大級のイヤホン「XBA-Z5（64,750円）」が入りました。

これが入るなら、よほど長いコードがついているインナーイヤホンで無い限り収納はもんだいなくできそうです。

ポケットにリモコンと、ヘッドホンを入れたままでこうしてケースに収納することが可能。留めておくための外装のベルトは写真が一番伸びきった状態になります。ベストの長さになっています。

さて、本体をケースに収納して、実際に使ってみようとするわけですが、本体の収納部のポケットが、向かって右サイドをすべて覆ってしまっています。電源ボタンだけはアクセスできるのですが、それ以外のボタンはすべて革で覆われてしまいます。

ここに何があるのかというと、ボリュームと再生停止、そして早送り、戻しボタンです。頻繁に使うであろうハードウェアキーが使えなくなってしまうのが惜しい、と言うところですが、ま、リモコンがあればこれらの操作は全部できます。

純正リモコンの「RMT-NWS20」はBluetooth接続で使う専用リモコンです。省電力無線技術を使っているため、ボタン電池仕様で充電不要で使えます。HOLDボタンもついているので、使っていないときはHOLDボタンを使うことで誤操作も防げます。

音量調整と曲送り、曲戻し、再生停止ができるので、本体サイドのハードウェアキーはこれですべてカバーできます。

やっぱりスターターキットでセットで購入するべきアイテムです。

また、ウォークマンWM1本体の仕様で画面上部のボリューム表示部分をタップすると画面にボリューム調整画面が表示されます。ボリュームの調整についてはこうしてタッチパネルを使ってアナログチックに操作することもできます。

高級オーディオではレベルの変化にすぐに対応できるようにボタン式ではなくダイヤル式のボリュームがついているイメージがある（ヘッドホンアンプなどもそうですね）のですが、ウォークマンWM1シリーズも画面タッチではありますが、こうしてアナログな操作方法が用意されているところが、なんかにくいんですよね。

ウォークマンポートへのアクセスは確保されています。なので、ケースに入れたままで充電したり、楽曲転送をすることは可能です。

やや大事になりますが、こんな感じでPCと接続します。

こんな感じで自宅で曲転送をしていたら、これは目立ちますよね。妻に「なになに？それ？　買ったの！？」と、聞かれまくりました。

さて、実際の使用に関してですが、このケース一つで音楽機器が全て完結しているというのは良いですね。移動中も通勤バッグとは別にポーチをぶら下げている感じで、いざ、電車に乗り込んでからも通勤バッグを開かずに、ENGAGEMENTのケースだけを開いて、ヘッドホンとリモコンを取り出せば良いわけです。

いろいろ開かずに済むし、あれ？リモコンをどこにやったっけ？もやらずに済みます。

ウォークマン「NW-WM1A」本体が119,880円で、ヘッドホンが64,750円、ケーブルが23,880円、リモコンが4,880円します。ここに256GBのmicroSDカードでも入れようモノなら+2万円で、合計金額23万円オーバーの持ち物になるんです。（NW-WM1Zだと約41万円）

これだけの一財産を持ち歩くんですからバッグも立派でないと、という気になってきます。一式23万円の機材を持ち歩く覚悟ができますね。

腰のベルトに装着してみました。この状態で開くと自分からはウォークマンの表示窓が完全に反対側を向きます。操作しにくくなります。本体を反対側にして頭を下にしてくれると操作は楽そうなんですが、そうするとヘッドホンジャックが下に行ってしまうので、それもよくないか。

この装着方法はある程度ウォークマンWM1を使ってきて、画面を見なくてもいい人向けですね。

なんせ、WM1を購入したて＆私みたいにまだ使い慣れていない人は再生時のスペクトラムアナライザーの表示とか、アナログレベルメーターの動きが面白くて、再生中もずーっと画面を見ていたいんです。これが終わるまではこういう装着はできそうもありません。

ザックのベルトに通してみました。いつもはここにアクションカムだったり、デジタル一眼”α”がぶら下がる定位置なんですが、普段、重たいモノをぶらさげているせいか、ウォークマン程度だとまったく気にならないですね。

ここもやはり本体画面を見ながらの操作ができないので、リモコン必須です。

ま、新しいアルバムを購入して、全部通しで聴きたい、という時には別にアルバムやプレイリストをいじることもないので、そういうときは、これらの3WAYスタイルから好みのものを選んで気分に合わせて装着すればいいですね。

ということで、普段はウォークマンの2015年モデル「NW-A20」シリーズを通勤で使っている私なんですが、久々にWM1シリーズをXBA-Z5、キンバーケーブルで楽しませてもらってきました。

昨年の秋にソニーストア大阪で味わったあの最初の感動が蘇ってきました。

こんな小さなウォークマンで、同じデータをデジタルで再生しているだけなのに、なんでこんなに音が違うんでしょうね。音の解像度が違っていて、まるで2400万画素と4240万画素の写真の違いみたいな感じがします。

音の全体を聴いてしまうと気がつきにくいかもしれませんが、気になる部分の音を注意して聴くと、どれもひとつひとつの音の質が違います。写真もそうですが、クローズアップして注目してみると部分部分の解像度が違ってきますが、音でもそれがあるんですね。

普段聴いている楽曲のどれを聴いても違って聞こえます。大げさに言うと別バージョンの曲を演奏してもらっている気持ちになるくらいで、あらためてウォークマンWM1シリーズのすごさを思い知りました。

操作性も当初はやや重たい感じでレスポンスが悪いことがあったのですが、今年の2月に本体ソフトウェアのアップデートプログラムが公開になり、それをインストールしてからは嘘みたいに動作が軽くなりました。

発売時に商品担当の方に、このUIの操作性の重さはプロセッサーに依存するのでどうにもならない、と、聞いていたのですが、今は全然問題なし。スクロールさせたときにワンテンポ遅れて表示されていたのも、今は指にちゃんとついてきてくれます。

ソフトウェアのアップデートだけで動きはこんなによくなるんですね。ウォークマンWM1シリーズのオーナーさんもこのアップデートは皆さん、喜んでらっしゃるでしょうね。

さて、電車の中で聞いてもその音の良さはちゃんと耳に届きます。NW-A20HNシリーズのノイズキャンセリングヘッドホンのおかげ大音量にせずともノイズレスで音楽を楽しめるのも魅力ですが、音そのものの質が良いと、周りの騒音もBGMです。

山手線の電車のノイズもいつもより愛しいモノに聞こえてきます。

でも、できればこんなところで、ウォークマンを使いたいんですよね。

お気に入りで年に1回～2回、一人でキャンプしに行く尾瀬ですが、ここで静かに音楽を楽しんでみたいんです。昨年の夏にはウォークマンA20を持っていって陽が暮れていく尾瀬ヶ原を見ながら音楽を楽しんでいたんですが、今度いくときは是非、ウォークマンWM1シリーズを持っていきたいところ。

キャンプ道具にウォークマンWM1を混ぜていく、なんて今までは考えられませんでしたが、このケースがあれば緩衝材を兼ねてくれるので袋で防水パックして持っていく分には問題なさそう。

尾瀬に着くまでのバスや電車の中でも最上クラスの音楽が楽しめます。自分にとっての一番特別な時間にウォークマンWM1シリーズがあれば最高じゃないですか。

ウォークマンWM1シリーズ用ケースはウォークマン本体と同時購入すると、さらに3,000円オトクに購入する事ができます。

このケースと一緒に使うならリモコンは必須です。スターターキットとセットで購入するのがお勧め。当店テックスタッフ店頭では、ウォークマンWM1ZもWM1Aも店頭展示を行っています。本日からオリジナルケースの展示もしていますので、実際に使用感を確かめてみたい、と言う方は是非ご来店ください。

サマーフェア開催中のソニーショップテックスタッフにてご来店をお待ちしています。

 

 

 

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■ウォークマンフラグシップモデル『WM1シリーズ』

ウォークマンWM1シリーズ ゴールド NW-WM1Z		ソニーストア価格： 299,880円+税
発売日	2016年10月29日	メーカー商品情報ページこちら
延長保証	5年ワイド：30,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック：15,000円+税 3年ベーシック：無償
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