新型アクションカム『HDR-AS50R』開梱レポート

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こんにちは、店員佐藤です。

全国のアクションカムファンの皆様、お待たせいたしました。

新世代のプラットフォームに入れ替わった新型アクションカム「HDR-AS50R」の開梱レポートを遅ればせながらお届けします。

3月4日発売の新製品だったのですが、今月はとにかくイベント続きでつい、後回しにしてしまいました。メニュー画面やライブビューリモコンなども一新された新世代のモデルになっています。今回は試し撮りまでいけなくて開梱の様子だけをレポートします。

 

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製品は本体ボディだけの「HDR-AS50」(ソニーストア価格:24,880円)と、ライブビューリモコンがセットになった「HDR-AS50R」(同:39,880円)の2種類が発売になっています。

当店で展示するのはライブビューリモコンがセットになった「HDR-AS50R」で、同梱物は上記のものになります。

カメラ本体の他に専用のウォータープルーフケース、バッテリー、マイクロUSBケーブルがついてきて、アタッチメントはあるものの、従来モデルについてきていた接着マウントはついてきません。

ライブビューリモコンの方も本体の他に3つのアタッチメントが付属します。

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従来型のライブビューリモコンと比較。サイズは30%減になっているとのこと。以前はリモコンを腕時計の形にしたイメージでしたが、今度のは腕時計にリモコンを詰め込んだ感じになっています。

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これが以前のライブビューリモコン。手首を曲げると腕に干渉してしまってました。あと、これは右腕にはつけられません。

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新型のライブビューリモコンはご覧の感じで腕の左右につけられそうだし、メニューボタン、電源ボタン、送りボタンなどもすべて時計のサイドに配置されているので、普通の腕時計の感覚で操作ができます。

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ベルトの長さも、決して細くはない私の手首でこんなにあまります。

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シャツとセーターの上から巻いてもまだあまります。グローブの上から、というと長さが足りるかわかりませんが、服の上からでも大丈夫そう。

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そのライブビューリモコンにはバンド型のアタッチメントの他になにやら二つのパーツがついてきます。

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一つはクレードルで、ここにリモコンをはめて充電を行います。PC経由で2時間25分ほど充電時間がかかるとのこと。連続動作時間は155分となっています。

また、カメラ本体は防水機能がついていないのですが、ライブビューリモコンは防水機能があり、使用温度も-10度~40度と結構タフなんです。

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こちらは何に使うのかと思ったら裏に三脚穴があるのと、ストラップホールがあるので、リモコンを首からぶら下げたり、三脚固定するのに使う様です。

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腕時計にして画角を見ながらカメラの向きを調整しようとすると両手を結局使うことになるので調整しながら画面が見られない、というジレンマがあったりするんです。我が家の手すり接地では。(^_-)

これでクリップアームとかに装着すると安定して使えそうです。

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シューティンググリップ「VCT-STG1」もどうやら、この新しいライブビューリモコン「RM-LVR3」に合わせて設計されているようで、リモコン部はアタッチメント無しで装着ができるようになっています。

こういうのを見ると、アクションカムがここで大きな世代交代をするんだなー、という気がしてきます。

 

さて、ここからはカメラ本体を見ていきます。

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現時点で当社にあるアクションカムを集めて並べてみました。左から4K対応のFDR-X1000V、生産終了になった最小サイズのHDR-AZ1、そして3世代前のHDR-AS30Vと新型のHDR-AS50です。

HDR-AS50はクラス的にはシリーズでベーシックな位置づけになり、サイズは違いますが機能的にはAZ1の後継モデルになる形でラインナップされます。

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サイズはHDR-AS30VやHDR-AS200Vと同様。ソニーアクションカムのスタンダードサイズになりますが、底面の処理がちがいます。

HDR-AS30は写真では立っていますが、これ、テープで留めて立たせているんです。後継のAS100V、AS200Vでは底にわずかなフラット面を作って自立させられるようになりましたが、新型AS50ではようやく普通のフラットな底面形状になっています。

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三脚穴も本体についてます。以前はアクションカムを三脚に装着するためだけにアタッチメントが必要だったのですが、これは助かります。

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販売が終了したAZ1とのサイズ比較がこちら。

サイズは一回り大きくなりますが重量はAZ1の48gに対して、AS50は58gと大差ありません。

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こちらは4K対応のFDR-X1000Vとの比較。大きさはわずかに違うくらいですが重量は89gあります。ヘッドマウントにして使ったり、不安定な場所に装着すると、この本体重量が原因で揺れやすくなります。

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底面の比較です。1世代前のモデルでは三脚穴の他にアクションカム専用の小さなネジが切られていて、ここにソニーアクションカム用の一部アクセサリーがそのまま装着できる、という仕組みも用意されていました。

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クリップヘッドマウントのBLT-CHM1などがそうで、AS50ではこうした装着方法のアクセサリーは利用ができなくなります。普通に三脚穴を利用するアクセサリーは流用ができるので、そこだけ注意してアクセサリー選びをすることになります。

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ウォータープルーフケースはかなり立派なモノが付属(写真左)されるようになりました。カメラ本体の防水機能がなくなった代わりに60m対応の防水ハウジングになっています。(従来は5m対応)

本格的にダイビングに使おうと言う方にはお得なセットになります。

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レンズ部も特別設計のフラットレンズにしており、水中で威力を発揮するんだとか。また、ハウジングに入れてもカメラの全ての操作が利用できるようになっています。

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バッテリーはXバッテリーを採用。AZ1同様にボディサイドを開いて、ここにバッテリーを装着します。見ての通り、ここのフラップなどが防水仕様にはなっていないため、それで軽量化されているというのもあるんでしょうね。

メモリーカードは底面のフラップを開いてスロットに挿します。

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背面にもフラップがあり、ここはマイクロUSB端子のみ。給電しながらの撮影も可能なのですが、マイクロHDMI出力端子が省略されているため、カメラからテレビに直接映像出力をすることはできません。

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本体の電源を入れるとまずは時刻設定から始めます。日本で使う場合はGMTは+9.0に設定します。

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デフォルト状態だと、カメラ脇の上下ボタンで撮影モードを変更できます。入れているのは32GBのマイクロSDHCカードで画質はHQモードにしています。4時間22分の撮影が可能。

4K画質の撮影はできませんが、60p撮影がこのモデルはできるので、高画質に撮影するなら60pにしても良いかも。32GBで2時間48分撮影ができます。

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次は静止画撮影モードです。

画角はワイドとナローが選べて、ワイドで撮影すると11.9Mサイズ、ナローだと7Mサイズの撮影になります。つまり全画素を使って撮影してワイドは全部使って、ナローは一部をトリミングして記録する感じ。

ワイドは35mm換算で18.4mm、ナローが21.8mmで画角は16:9の固定になります。

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続いては「タイムラプス撮影」です。従来はインターバル撮影と呼ばれていたものが、この機種からはタイムラプス撮影となっています。等間隔で設定した時間間隔にて静止画撮影を行い、あとからPCにインストールしたPlayMemoires Homeや、タブレット、スマートフォンにインストールしたAction Cam Appを使って動画にします。

AS50からはじめて4K解像度の写真での記録ができるようになりました。設定項目も見させてもらいましたが、撮影枚数「無限」という設定があるのはすごい。32GBのカードで10605枚の撮影ができるそうです。128GBとか200GBのカードを使えば、4万枚、6万枚のタイムラプスができます。30pの動画を作ったら。。。わお、30分モノ超大作タイムラプス動画が作れますね!

露出もロックと追従が選べるので夕景や日の出シーンでも利用ができます。

これはタイムラプスマニアにはたまりません。

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あとはおなじみライブモード。これはUstreamに無線LANを介して配信するモード。

東京マラソンの時に私もアクションカムで挑戦したんですが、モバイルルーターの電波状況があまりにも悪くて、数十秒ごとに切れてしまい、とてもライブ中継とかできる感じではありませんでした。

そういう使い方ではなく、自宅の無線LANなど、通信が安定している状況で使うのが良いみたいです。

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そして、最後はループ撮影。5分の設定になっていますが、これは1分ごとに動画を当たらしファイルとして記録していき、6分目の撮影ができたら最初の1分を消して、常時、5分のストックを作っておく、という撮影の仕方になります。

ソニーでは推奨していませんが、ドライブレコーダー的な使い方をする場合に有効かと思います。ただ、アクションカムは40度までの動作保証と60度までの保存を目安にしているため、夏場の車内など、それ以上の温度になる危険があると思いますのでご注意ください。

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操作はこれらのアイコンメニューでできるようになってます。ほぼ全部、見れば意味がわかるようなものばかりですので、操作は本当に簡単になったと思います。

唯一謎だったのが「Wi-Fi Hiパワー設定」というもので、ヘルプガイドで調べてみました。

『Wi-Fiのパワーモードを切り替えると、本機とWi-Fi接続したライブビューリモコンとの通信距離を約2倍に伸ばすことができ、離れた位置からライブビューリモコンで本機を操作できます。この設定は、一部の国/地域でのみ使用可能です。』

と、なっています。

日本でも規格でWi-Fiの出力は規制されているため、そんなすごい電波は出せないはず。なので、もしかするとデフォルトが出力半分に制限されていてスタミナ性能を伸ばしていて、これを使うことでやや電力消費が多くなる、代わりに接続が安定する、ということなのかも。

この切替でどれくらい、電波到達距離が変わるモノなのか、いつかテストしてみようと思います。

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Wi-Fiの他に、bluetoothも搭載しているのがこのモデルの特徴。電源オフの際にもBluetooth通信を行うことができて、リモコンか
らカメラの電源を入れたり切ったりすることができます。

リモコンの電源を入れると5秒くらいしてからカメラの電源が入って起動が始まります。撮影可能になるまでの時間を計測してみると。。。

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これが結構、ばらつきがあります。平均すると20秒台前半くらいになると思うんですが、早いと17秒くらい。遅いと26秒くらいと言う感じです。実験するたびに大幅に時間が変わるので、電波状況によってばらつきがでるのかもしれません。

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スマートフォン、タブレットからでも電源起動はできます。一度、Wi-Fiで接続してPlayMemories Mobileの設定をすると電源項目が出てくるので、あとはライブビューリモコン同様にタブレットからもカメラの電源操作ができるようになります。

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新機能としては電子ズームも搭載されています。メニューからズーム機能をオンにすると、さっきまではモード切替をするボタンだった上下キーがズームキーになります。ボタンの上下で電子ズームの倍率が変更できます。

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ちなみにこれがワイド画角の時のワイド端です。これで約170度の画角で焦点距離18.4mm相当になります。

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これが3倍ズームの図です。55.2mm相当になる計算です。

あ、そうそう。今、当店店頭ではVAIOのアウトレットセールを行っています。Office Home & Business搭載の展示VAIOが特価でご購入いただけます。

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こちらはナロー画角です。21.8mm相当になります。動画撮影時に手振れ補正を利用する際はナロー画角を利用することになります。

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ナロー画角のテレ端3倍ズームです。65.4mm相当になります。

VAIOの展示機は早い者勝ちです。是非、店頭までどうぞ。

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新型ライブビューリモコン「RM-LVR3」は昔のアクションカムにも対応しますか?というご質問もいただいてますが、手元にあるもので試してみると、従来機種でも利用ができました。

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レンズスタイルカメラのQX1もリストに表示されます。あいにくサイバーショットDSC-RX100M4は今までも、新型でもだめみたい。

マルチ撮影のコントロール機能も搭載されていますので、そういう互換性は保たれています。

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以上、新型アクションカムの開梱レポートでした。本来は撮影した動画なども紹介したいところなのですが、今回のところはここまで。この週末にいろいろ試してきます。

 

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☆当店blog 16.2.18「新型アクションカム『HDR-AS50』ショールーム展示レポート」
☆当店blog 16.2.17「電源のリモートコントールが可能な新型アクションカム『HDR-AS50』発表」 

☆ソニープレスリリース「スポーツやレジャーで、ブレを抑えた高画質撮影が手軽に楽しめるアクションカム発売 新小型ライブビューリモコンで、シーンに合わせた様々な装着スタイルを実現」

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