ワイヤレススピーカー『SRS-X9』製品版実機開梱レポート
明日からソニーストアで出荷になるハイレゾ対応のワイヤレススピーカー「SRS-X9」が店舗向けに今日から出荷になっています。当店にも製品版実機がやってきましたので、早速、開梱して展示しました。
開梱セッティングレポートをお届けします。
すでにソニーストアでオーダーいただいて明日の到着をお待ちになっている方も大勢いらっしゃると思います。おもてなしパッケージの詳細をここでレポートしてしまうのは無粋に思えます。ここではそこはすっとばして同梱品の紹介のみにさせてください。
本体の他に入っているのは上記のもの。取説類とリモコン、リモコン用の単4電池2本、膜ネットスティック、AC電源コード、USBケーブル、クロスとなっています。
スピーカー本体の上面が本物のガラスを使っており、ここを拭き上げるために専用のクロスがついているというのは、ちょっとひと味違うところ。
取説類ですが、これは重宝すると思います。なんせ、このスピーカーは本体だけでは曲再生のボタンなどもなく、リモコン、もしくはコントロール用のスマートフォンがないとなにも出来ない、ちょっと変わった製品ですので。
スピーカー本体のサイズはご覧の通り。ハイレゾオーディオの現在のメイン製品と言えばHDDオーディオプレーヤーの「HAP-S1」とハイレゾ対応スピーカー「SS-HA1」になると思うんですが、それと比べるとだいぶコンパクト。
私もそうなんですがハイレゾオーディオセットを自宅に置こうとすると、これだけのものを置くスペースをどこに置くのか悩んでしまうところですが、SRS-X9だとこれひとつで済むので専用のオーディオスペースなどを必要としません。
カウンターキッチンの上でもいいし、ダイニングテーブルの上でも良いし、フローリングの床に置いても良いわけです。
重量は4.6kgあるので、それなりの重さではありますが、これ別に外出に持ち歩くようなものでもないですしね。
さて、付属品の中にあるこのマグネットスティックなんですが、これ、何に使うかというと。。。
フロントのスピーカーネットを外すときに使います。こうしてスピーカーネットの端にスティックをペトッとくっつけてスティックを手前に引くと。。。
こうしてスピーカーネットが外れるわけです。スピーカーネット自体も本体にマグネットでくっついているんですが、磁力はスティックの方が強いんでしょうね。引っ張ればスティックにくっついてきます。
ネットをはずすとこうして2.1chスピーカーシステムが出現。2.1chのスピーカーシステムになっており、フロントには5つのスピーカーとバスレフが2つ見えますが、本体上面にもトゥイーターが搭載されていて3ウェイ×2+サブウーファー1基という構成になります。
これでスピーカーの瞬間最大出力は150Wになるという、サイズからは考えられないほどの性能を持っています。
こちらはスピーカー本体の背面になります。デザインにチカラを入れたモデルになっていて背面からみてもこれだけすっきりしたデザインになっていますので壁際に設置しないといけない感じもなく、背面が見えるところ、テーブルの上とかでも違和感なくおけます。
これはワイヤレスLANのアンテナ。手前に一度引き出してから回転させることができるようなギミックを搭載。凝っています。
こちらは入出力端子です。有線LANの接続も可能なので設置場所の条件的に有線LANの接続も可能であれば有線接続が可能。USBはA端子とB端子の2種類があります。2系統の端子があるのではなく、USBって親子の関係があって、SRS-X9はどちらにでもなれますよ、ということになっています。
USB-A端子は上流側になる端子で、ウォークマンをウォークマン付属のUSBケーブルで接続するときはこちらに接続。これによりSRS-X9がウォークマンを支配する形になりウォークマンはメディアストレージとして支配されます。
USB-B端子にウォークマンを接続する際はSRS-X9付属のUSBケーブルとハイレゾオーディオ出力用変換ケーブルを使って接続します。
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これにより、ウォークマンがSRS-X9をコントロールする側になり、ウォークマンの外部スピーカー的な動作が可能。コントロール操作はウォークマンで行い、SRS-X9は単にスピーカー出力するだけの動作をします。
なお、USB-B端子に接続した場合はウォークマン本体の充電ができなくなるという制限もあり、通常は外出先で使っていたウォークマンを充電しつつ、メディアに使う、ということをすると思うのでUSB-A端子に接続することになります。
PCをプレーヤーにするときもUSB-B端子を使うんですが、今日はその実験まではしません。ハイレゾファイルの再生に制約があるかと思うですが、それはまた後日試してみます。
ということで今日のところはUSB-A端子にハイレゾ対応のウォークマンZX1を接続して再生してみます。ウォークマンZX1はメディアストレージとして利用して、SRS-X9のコントロールには別途Xperia スマートフォンを用意。
Xperia Aには先日、Google Playで公開された「Songpal」アプリがインストールされているので、これを起動させた状態でSRS-X9のNF
Cタッチをすることでカンタン接続。
USB接続されたウォークマンZX1はUSBストレージとして接続になり、その中をXperia Aからコントロールする、という仕組みになります。
音がなった瞬間に。。。うわ、これハイレゾじゃん!というキラキラとすっきりした音がなります。接続された瞬間に音がなって、どうやらアーティスト別の楽曲でアルファベットの最初にくるaikoの「君の隣」が鳴りました。
ソチ五輪の時のTVCMのおかげで、この曲を聴くと浅田真央選手しか思い浮かばないんですが、moraで購入したハイレゾ音源のおかげでこれがばっちりとハイレゾで鳴ります。
聞き慣れたHAP-S1+SS-HA1のセットに非常に近い音で鳴ってくれて、このサイズで!?と、軽くびっくり。スピーカーセットの間隔を広げられないので、音の広がりはSS-HA1の様にはいかない、ということですが、視聴距離が近ければそれは感じないし、それにボディ上面についたトゥイーターのおかげで音が広がる感じがして、ボディサイズ以上に音が広がった感覚が得られます。
以前、ショールームで聞いたとき以上にクリアに聞こえます。
ボディサイズが小さいのでそれに合わせてボリュームもちょっと控えめにして鳴らす感じなんですが、これも家庭向けかも。
ハイレゾ音源だとひろいダイナミックレンジを生かしたくて、ついついボリュームを大きめにしてしまうんですが、昨日お客様にご指摘いただいたんですが、こんなに大きな音では自宅で鳴らせないよ、なんて言われてしまって、あ、そうか。。。なんて反省もしてしまっていました。
ですが、このSRS-X9だったら音量を抑えめにして鳴らしてもハイレゾを十分に感じさせてくれる感じ。サイズに合わせた音量で、この方が使いやすいかも。
他の曲もいろいろ聴いてみるんですが、ふむふむ、SongPalを使ってウォークマンをコントロールするときって、再生曲をこういてフォルダ、ファイルでのぞいて指定するみたいです。Media Goを使ってmoraでダウンロード購入した楽曲とかオリジナルファイルはこうして数字だけのファイル名になっており、これだとどれがなんの曲だかわかりません。
ウォークマンアプリで音を鳴らすのとはちょっとイメージが違うみたいです。
それとウォークマンの再生アプリみたいにハイレゾ楽曲で「HR」ロゴが表示されてハイレゾ曲なのかCD音質なのか、はたまたMP3なのかなどのビットレート情報などの表示もありません。
これはちょっとわかりにくいかな。このあたりの操作性を向上させたいなら、USB-B端子を使う様にした方がよさそうです。
ハイレゾオーディオ出力用変換ケーブル「WMC-NWH10」を早速、オーダーしてみました。
それと、これは以前、誰かから言われていたんですが、USB-A端子に接続したウォークマン本体それ自体にSongPalアプリを入れて、自分で自分をコントロールするってことはできないとのことだったんですが、実際にウォークマンA880で試してみたら出来ました。
ウォークマンA880をUSB-A端子に接続してメモリーストレージにしているんですが、そのままの状態でSongPalアプリを起動してUSB-A入力のコントロールを試したら再生ができます。
メーカーさんが保証する使い方ではないかもしれませんし、当店でも動作を保証するものではないんですが、こうしてウォークマン本体だけでも使えてしまいましたよ。
そして、一番簡単な再生方法はこれかなぁ。。。USBメモリーにハイレゾ楽曲をコピーして、これを再生すると一番安定して動作します。
こういうことを言うとあれなんですが、Android OSのネットワーク機能を私はいまいち信用していないというか安定しないときがあって、メモリーストレージとして使っても認識まで時間がかかったり、データが途切れたりすることがあるんですけど、USBメモリーを使うと認識は早いしデータが途切れることもなさそう。
今回はmoraでダウンロード購入したFLACファイルだけで試していますが、これで快適に音が鳴らせています。
ちなみにハイレゾ楽曲以外のものをSRS-X9で再生しても、これがまた非常に高音質に聞こえます。HAP-S1の時はハイレゾ曲を鳴らさないともったいないというか、音を鳴らし切れていない!的な感じがするんですが、SRS-X9だともっとカジュアルな気分で聞けるのか、あれ?CD楽曲でもハイレゾみたいに聞こえる!感があります。
聞き慣れた曲だとフワッとした感じでハイレゾ感が味わえるというDSEE HXですが、その効果の現れなのかも!?
この雨の中、たまたまお越しになったお客様と比較試聴大会をしていて、並べて聞き比べてしまうとHAP-S1のコンポセットに軍配はあがるんだけど、もっとリラックスしてカジュアルに音楽を楽しみたい、ハイレゾにこだわらずワイヤレススピーカーとして気軽に使うんだったらSRS-X9の方が良いよね、なんて話をしていました。
それと、この手のワイヤレススピーカーを初体験されるお客様って自分のスマートフォンの音を鳴らすのが快感みたいで、しばらくその操作を楽しまれます。スマートフォン、ウォークマンとBluetooth接続して外部スピーカーとして使うことももちろん出来るんですが、そういう体験をしたことがない方だと、大体その操作にはまるんです。
Bluetoothヘッドホンとかをお使いの方の場合、単にその音がスピーカーから鳴るだけの話なんですが、それでも面白いんですよね。手元のスマートフォンの音が目の前のスピーカーセットから流れるのって。私も最初はそうでしたから。
今日から当店店頭でSRS-X9の試聴ができます。
聞き慣れたハイレゾ曲をUSBメモリーに入れてお持ちいただければ、カンタンに音を鳴らすことができます。スマートフォンとの接続もNFC搭載機種でしたらワンタッチです。
是非、試聴したい曲をお持ちの上、ご来店ください。
3月いっぱいで消費税があっぷするのと、それとストアメンバーさんの場合は3月いっぱいで切れてしま
う3年ワイド保証の無料クーポンなどもあると思います。このSRS-X9はワイド保証対象製品です。3年ワイド保証をつけて購入できる今がチャンスです。
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