第2回流し撮り選手権大会開催のお知らせ
当店の次回のフォトイベントのお知らせです。
次回は11月3日(月・祝)に羽田空港にて、第2回テックスタッフ流し撮り選手権大会を開催します。イベント名は大げさですが、昨年の5月に引き続き2回目の「流し撮り」の練習会です。
一部のお客様から望遠ズームレンズ「SEL70200Gを買ったので、また流し撮りをしてみたい」という声がありましたので、リクエストに応えて2度目の流し撮りの練習会を行いたいと思います。
「流し撮り」というのは写真のハウツー本にはたいてい載っていて詳しく解説されています。私がデジタル一眼カメラを使い始めた時はそんなに重要な技だとは思っていませんでした。数あるカメラの技法のひとつで、腕を自慢したいためのものなの?とか思っていたくらい。
↑どうせ写真を撮るならこうして背景まで含めて全部ピタッと止まって写っている方が綺麗に見えるじゃないですか!なんて思っていました。
ですが、違うんですね。
α6000+SEL18200 F6.3 1/80秒 ISO400
ソニーさんが開催する“α”セミナーで、やはり羽田空港で流し撮りセミナーをさせてもらったことがあるんですが、そこで初めてわかりました。
単焦点レンズで絞りを開いて背景をぼかして被写体を浮きだたせるのと同様、流し撮りがびしっと決まると背景ぼかしと同様に、被写体だけが浮き出て見えるのと、「飛行機が空を飛んでいる」という動きを写真で表現できるんです。
一度、技を覚えると動体を撮るときにはやらずにはいられなくなり、わざとシャッター速度を遅くして流し撮りを連写で撮りまくることになります。
で、そのバランスを取るのがまた難しいんです。より背景を流すためにはシャッター速度を遅くする必要があり、そうすると動く被写体を長時間追い続けてピタッと像を合わせないといけないんですが失敗率が上がります。
被写体を間違いなくピタッと止めるためにはシャッター速度を早くした方が有利で、でもそうすると背景が流れないつまらない写真になってしまって。。。
動体をフレームに収めるのも大変なこともあって、そうすると引きの画で撮っておいてあとでトリミングすればいいや、というずるい撮り方もしてしまうんですが、別のセミナーで写真を見ていただいた時に「そういうことをすると写真って上手くならないんだよ。やはりシャッターを切るときにフレーミングできるように練習しないと」とも言われ、ギリギリのフレーミングを心がけつつ、流し撮りをすると、これまた失敗率があがって。。。
というのが私の知る「流し撮り」です。まだまだ私自身も練習中なので、私よりも撮影経験の多い当店のお客様にセミナーを行うなんてことはできないんですが、一緒に撮りに行きませんか?というお誘いです。
私も全面像面位相差AFのα6000+SEL70200G+ロックオンAFでの流し撮りを試してみたいし、α77 II+SAL70400G2の流し撮りもやってみたいし。。。
流し撮りをしつつ、空港でのタイムラプス撮影も楽しいのでタイムラプス撮影を空港でやってみたかった!という方も是非。
予定では羽田空港の第2ターミナル屋上に11月3日の13時30分の現地集合。それから夕暮れまで撮影をしたいと思っています。(詳しい集合場所、スケジュールはお申し込みの方に後日お知らせいたします。なお、日没は16時44分なので終了は17時を予定しています。)
野鳥撮影の様に400mmとか500mmの超望遠は必要なくて、サイズの大きな旅客機が被写体であれば200mm程度の望遠ができれば十分撮影が楽しめます。撮影方法については簡単に現地でレクチャーしますので「流し撮りなんてやったことないんだけど」という方も是非、挑戦してみてください。
参加のお申し込みは当店ホームページからお願いします。レンズのレンタルも行いますが当店で用意ができるレンズには限りがございます。ご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。
★当店ホームページ「11月3日 第2回流し撮り選手権大会 申し込みフォーム」はこちらから
※申し込み受付は終了しました
☆当店blog 13.5.26「羽田空港で流し撮り大会」
※前回の流し撮り大会の様子はこちらから。