フルサイズセンサー搭載サイバーショット『DSC-RX1』発表
☆ソニープレスリリース「世界初、35mmフルサイズCMOSイメージセンサー搭載のコンパクトデジタルスチルカメラ“サイバーショット”最上位機種を発売」
今日のフルサイズセンサー搭載製品の発表で一番衝撃的だったのはこのモデルではないでしょうか? フルサイズセンサーをなんとサイバーショットに搭載してしまった「DSC-RX1」の発表です。
今年の夏にサイバーショット「DSC-RX100」が発表され1インチサイズのセンサー搭載に大喜び。F1.8という明るいカールツァイスレンズの搭載もあり当店でも今年最大のヒットになったのが記憶に新しいんですが、まさかまさかの、RXシリーズの上位機種の登場。
しかもセンサーサイズはAPS-Cを飛び越えて35mmのフルサイズセンサーの搭載です。
こんなサイバーショットが登場するなんて誰が考えたんでしょう!?
センサーサイズも常識破りなら、搭載されるレンズもまさかの単焦点レンズです。サイバーショットで単焦点レンズですよ!
画角は広角レンズ35mmになっていて、それって35mm判相当でどれくらいになるのかというと。。。なんて計算をする必要がなく。35mmは35mmなんです。
他の画角のレンズを搭載するという予定はなかったんですか? たとえば昔は標準レンズと言われた50mmとか。。。って聞いたら、それは全く考えていなかったとのこと。広角でも撮影ができて、寄れば望遠風にも撮れる、この画角がカメラのコンセプトに合っているということなんでしょう。
プレスリリース以外に、今のところ商品ページもスペシャルコンテンツも公開されていません。なので、プレスリリースに掲載されている動画を元に、ちょっとだけご案内すると、レンズにはマクロモードが搭載されています。通常は最短撮影距離が0.3mからとなっているんですが、マクロモードに切り替えると0.2m~0.35mの撮影が可能になります。
デジタル一眼カメラのレンズだと普通にこれくらいの撮影距離はありますが、サイバーショットだと1cmまで寄れてしまったりするので、そういうのとはちょっと感覚が違うかもしれません。
もっとも、感覚が違うと言えば、操作感も価格も段違い。価格はカメラ本体が約25万円予定とのこと。
操作部もクラシカルに見えますが、この二つのダイヤル、ひとつはモードダイヤルなんですが、もうひとつのダイヤルは露出補正になっています。こういうモデルは“α”にもサイバーショットにもなかったので最初は戸惑いそう。
絞りについてもリングでの操作になります。私も電子的なキーで絞りを操作することに慣れているもので、こうしてレンズについている絞りリングをいじるのはSTFレンズを使うときくらい。メカニカルな操作は今までのモデルとはやはり段違い。
同時発表になっているアクセサリーもすごいことになっています。電子ビューファインダーキットが44,100円というのはわかるんですが、光学ビューファインダーが別途用意されていて、こちらがなんと49,350円とEVFよりも高くなっています。
これも独特のアクセサリーですね。
あと、サムグリップの「TGA-1」ですが、これ、多分一見しただけでは使い方がわからないと思います。プレスリリースにある動画にそのヒントがあるんですが。。。
この3枚の写真を見ると意味がわかるでしょうか? アクセサリーシューのビューファインダーと本体の間に装着するパーツになっていて、レバーがスイングする仕組みになっているんです。
液晶画面に向かって左に振るとボディのアールに沿った形状になっているのでひっかかりなく持ち歩くことができて、それを右にスイングすると、ここの部分に親指がかかってボディをしっかりとホールドできるようになっています。
これはファインダーを使わなくても装備すると良い感じに使えそう。ただ、そのグリップが19,950円もするところがすごい。
まるでQUALIA製品みたいなモデルになっています。
DSC-RX1 | DSC-RX100 | |
センサータイプ | フルサイズ 35.8×23.9mm |
1インチ 13.2×8.8mm |
レンズ | 35mm F2.5 |
28~100mm(静止画) F1.8~4.9 |
モニター | 3.0型 122.9万ドット エクストラファイン液晶 |
3.0型 122.9万ドット エクストラファイン液晶 |
手ぶれ補正 | 動画撮影時のみ電子式 | 静止画は光学式 動画は光学+電子(回転軸補正) |
バッテリー | NP-BX1 | NP-BX1 |
外形寸法(mm) 幅×高さ×奥行き |
113.3×65.4×69.6 | 101.6×58.1×35.9 |
本体質量 バッテリー類含む |
約482g | 約240g |
発売日 | 2012年11月16日 | 2012年6月15日 |
販売価格 | 約25万円予定 | 69,800円 |
なにもかもがずば抜けてしまい比較するカメラが思い当たらないんですが、一応シリーズでそろうDSC-RX100と比較すると上記の様になります。
質量がRX100の倍くらいになっていますが、サイズってそれほど大きな違いはなく、奥行きが倍くらいになってはいるもののDSC-RX100は沈胴レンズですからね。サイズ感はDSC-RX100と大きく違わないかも。DSC-RX100より一回り大きなボディでセンサーはフルサイズになっていると思うとちょっとすごすぎ。
こちらのモデルもいろいろとコンテンツページが用意されているのかと思いきや、今日のところはまだプレスリリースのみで、商品情報ページの用意もなく、スペシャルコンテンツもないようです。
唯一、ソニーストアの商品情報ページに商品案内がちょびっと掲載されているだけ。
発売が11月16日からとなっているので、まだこちらのモデルはこれから紹介コンテンツが開示されていくんでしょう。
ちなみに今週末の銀座ソニービルショールームでの“α99”特別先行体験会でも動作するDSC-RX1の展示はないそうです。展示されるのは外観がわかるモックアップだけになるみたいですのでご注意を。
まずは、ソニーストアでメール登録です。このモデルは価格も価格だけに、ソニーストアさんで1%ローンとか今回は特別にやってくれると購入できる人も増えますかね!?
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☆ソニープレスリリース「世界初、35mmフルサイズCMOSイメージセンサー搭載のコンパクトデジタルスチルカメラ“サイバーショット”最上位機種を発売」
比較検討中の者
2012年9月12日 @ PM 9:47
これはまたとてつもなくユーザーを選ぶ、真の道楽カメラと表現したくなる製品ですね。作り手に相当の遊び心がないと、こんな製品(これは褒め言葉です)は企画すら出せないでしょう。
私としては全くの検討対象外のアイテムになりますが、こう言うものを作って出してきたことに対しては敬意を表します。
店員佐藤
2012年9月12日 @ PM 11:59
♪比較検討中の者さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
さすがにこのカメラを万人にお勧めするようなことは
私でもできません。カメラの好きな人にしか手が出せない
でしょうし、同じ価格を出すならNEXシリーズを購入した
方が勉強にもなると思います。
それでも、こういう究極の姿を見せてくれるところが
さすがソニーさん。
これ、クルマで行ったらHONDAさんのNSXとかbeat、S2000
みたいなモデルになるんでしょうから、こういう夢を見せてくれる
ラインナップになったところがソニーショップとしても誇らしいです。
しかし、これ当店経由で何台売れるんでしょうね!?
購入された方にインタビューをさせていただきたいです。(^^)/
ひろ
2012年9月13日 @ AM 12:03
ちょっとびっくりしました。35mm単焦点レンズ+フルサイズのサイズを考えたら、これ以上にコンパクトなものはないですね。そのうち、欲しいです。
店員佐藤
2012年9月13日 @ PM 8:11
♪ひろさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
普通に考えたらNEX-7にSEL24F18Zを装着すると
36mm相当のF1.8レンズになるので、それで使う事を
おすすめするところなんですが、このカメラはそういう
モデルではないですからね。
あこがれの1台がラインナップに加わりました。
私も今は買えませんが、いつか欲しいです♪